日本中国友好協会本部は2月27日、ロシアによるウクライナ侵攻に対する理事長談話を発出し、在日ロシア連邦大使館に送付しました。
ロシアによるウクライナ侵攻を断じて許さず、紛争を平和的に解決し、武力に訴えないことを強く求める
ロシアによるウクライナ侵攻に心からの怒りと悲しみを禁じ得ません。いかなる戦争も、その犠牲になるのは一般市民であることを忘れてはなりません。日中国交正常化50周年にあたる今年、日本中国友好協会はあらためて、日中国交を正常化した1972の日中共同声明の精神に立ち返ることを訴えています。
日中両政府が平和5原則と国連憲章の原則に基づいて「すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する」と宣言した日中共同声明の精神は、日中両国のみならず、国際社会が共有すべき規範となるべきものと考えます。いかなる理由があろうとも、戦争と核兵器を含む武力による威嚇を許すことは断じてできません。ロシアがウクライナに対する武力の行使を直ちに停止するために、日本と中国をはじめとした国際社会が共同して、平和的な話し合いによる解決をはかるためにあらん限りの力を注ぐことを心から求めるものです。
2022年2月27日
日本中国友好協会 理事長 松尾武蔵