春節の大移動を越えて ― 中国東北で味わった雪と氷の世界
スポーツは何でも好きで、冬になれば必ずスキーを楽しんでいました。 しかし中国に赴任してからは広州暮らし。 「中国にはスキー場なんてないだろう」と思い込み、スキーとは縁遠くなっていました。
ところが、2007年に吉林省長春で冬のアジア大会が開催されたことを知り、 「中国にも本格的なスキー場があるのか」と驚きました。 そこで2009年、春節の休みを利用して、黒龍江省の哈尔滨(ハルビン)から南へ約200km、 列車で3時間の場所にある亜布力(ヤブリ)へ向かうことにしました。
■ 春節の列車は“地獄の3時間”
春節の移動が大変なことは分かっていましたが、 「今しかチャンスはない」と思い切って旅立ちました。
しかし、哈尔滨から亜布力までの3時間は、まさに地獄でした。
荷物を抱えたまま、身動きできないほどの満員状態。 直立不動で息をするのも苦しいほど。 ただただ耐えるしかない3時間でした。
亜布力は2009年にユニバーシアード冬季大会が開催される予定で、 本格的なスキー場が整備されていました。 宿で朝食をとり、朝一番でスキー場へ。 貸しスキーを借り、久しぶりのスキーを思い切り楽しみました。
何年ぶりかのスキーだったため、 「一本でも多く滑ろう」と一日中頑張り続け、 宿に戻った頃には足がガタガタ。 翌日も滑る予定でしたが、とても無理だと判断し、 宿泊をキャンセルして翌朝哈尔滨へ戻ることにしました。
春節3日目だったため、帰りの列車は行きほどの混雑はなく、 中国東北地方の雪に覆われた集落をゆっくり眺めることができました。 哈尔滨に着くと、まず宿泊場所を探して予約しました。
■ ロシアの香り漂う街 ― 聖ソフィア大聖堂
哈尔滨の街を散策すると、まず目を引くのが 聖ソフィア大聖堂です。
緑色のドームに金色の十字架が輝く、ロシア正教会の聖堂。 日露戦争終結後の1907年、帝政ロシアの兵士の軍用教会として建てられました。 現在はハルビン建築芸術館として一般公開されています。
ステンドグラスは一切使われていませんが、 派手さのない重厚な趣があり、 ロシア文化が色濃く残る哈尔滨らしい建物でした。
公園には氷のモニュメントが並び、 昼間でも氷点下のため溶けることなく、 作られたままの姿で保存されています。 北国ならではの光景です。
■ 予定外の“ご褒美” ― ハルビン氷雪大世界へ
スキーを1日で切り上げたことで、1日の余裕が生まれました。 そこで今晩は、哈尔滨名物の氷雪大世界へ行くことにしました。
まさに「人間万事塞翁が馬」。 苦しい春節移動の末に、思いがけず素晴らし
い夜が待っていました。
次回は、その氷雪大世界の幻想的な夜をご紹介します。



写真や短い動画、テキストでライフスタイルや商品のレビューを発信する人気アプリ「小紅書(RED)」では、このフレーズがハッシュタグ付きでトレンド入りし、30日間で閲覧数は6億近くに達したといいます。まさに爆発的な広がりです。
思い返せば、いまから5年ほど前、中国では「躺平族(寝そべり族)」という言葉がメディアを賑わせました。
そしてたどり着いたのが、 「社会の既存のルールには従わないけれど、自分の人生を肯定して楽しむ」 という自己救済の境地です。
2026年9月23日午前、秋の気配が深まりつつある京都・嵐山。渡月橋のほど近く、中之島公園の一角に静かに佇む「日中不再戦碑」前で、今年も建立記念のつどいが開かれました。 川面を渡る風が心地よく、観光客のざわめきから少し離れたこの場所には、約80名の参加者が集まり、穏やかな雰囲気の中で式典が始まりました。
「日中不再戦碑建立記念のつどい」は、半世紀以上にわたり続けられてきた京都の大切な平和行事です。 歴史を振り返り、平和の意味を確かめ合うこの集いは、参加者一人ひとりの胸に静かな灯をともすような、そんな時間となりました。
今回ご紹介する中国の特徴的な住宅は、 広東省中央南部・開平(カイピン)市に建つ碉楼(ディアオロウ)です。
碉楼は2007年に世界遺産に登録されました。 20世紀初めに建てられた鉄筋コンクリート製の住宅は、 当時としては非常に珍しく、貴重な建築だったことも登録理由の一つです。
海外で財を成した華僑たちは、 故郷に錦を飾るために碉楼を建てました。 しかし、ただ豪華な住宅というだけではありません。
どの村落を訪れても、 田園の中にポツンと立つ碉楼はどれも雰囲気があり、 散策していてとても気持ちが良かったです。
静かに深まる秋の気配のなか、心を落ち着けて漢詩の世界を味わうひとときをご一緒しませんか。 日中友好協会兵庫県連合会では、毎回ご好評をいただいている「漢詩を読む会」を下記の通り開催いたします。
歴史に詳しくない方でも、気軽に参加できる雰囲気の学習会です。 「中国の近現代史を少し知ってみたい」「ニュースの背景を理解したい」――そんな気持ちがあれば十分です。 皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
9月13日の午後、西宮支部では恒例となった「中国茶を楽しむ会」が開かれました。 この日は8名が参加し、会議室にはゆったりとした空気が流れ、湯気とともに立ちのぼるお茶の香りが心地よく広がっていました。
福建省南端、広東省に隣接する永定という町には、 客家の人々が13世紀頃から建て始めた土楼が点在しています。 永定には46ヶ所の土楼群があり、建物は長方形や円形をしていて、 壁の厚さは1〜2m、3〜5階建て。 数十家族から、最大では200家族が共同生活を営んでいます。
入り口は一つだけ。 外敵から身を守るための“要塞住宅”としての役割も果たしていました。
しかし今回は、 「土楼に泊まれる」という情報があったものの、どうしても予約が取れず、 「とにかく行ってみよう」と永定へ向かいました。
まず昼食をとろうと食堂に入ると、客は私一人。 壁には手書きの土楼群の地図が貼られており、 それをじっと見ていると、店主が「旅行者か?」と声をかけてきました。
翌朝、食堂前からバイクタクシーに乗り、 手書きの地図にあった有名な土楼群へ向かいました。
例年9月に行われている「追悼のつどい」が、今年は9月6日、兵庫区の宝地院にて開かれました。 午後1時30分より中川住職の読経があり、参加者全員が焼香を行い、強制連行によって命を落とした中国人犠牲者の冥福を静かに祈りました。