13面27線!大型高速鉄道ハブ駅、まもなく開業へ!

5月7日、西安東駅が駅舎および関連工事の静態検査(静的验收)を正式に開始しました。 これは、西北地域の特大型鉄道総合交通ハブが竣工検査の最終段階へ全面的に移行したことを示し、今後の開業に向けて重要な一歩となります。

■ 静態検査とは

静態検査は、新設鉄道の竣工検査における重要工程で、 工務・通信・信号・電力・牽引供電・建築・環境保全など、 多くの専門分野にわたる現地検査とシステム総合検査を含みます。

■ 西安東駅の概要

西安東駅は、陝西省西安市灞橋区の「高鉄東城」核心エリアに位置し、 東に白鹿原、西に浐河を望みます。 デザインコンセプトは「秦山渭水・シルクロード長安」。

  • 駅規模:13面27線

  • 交通結節点:高速鉄道・在来線・地下鉄・バスなどが一体化

  • 国家「八縦八横」高速鉄道網の重要ノード

■ 静態検査の実施期間と範囲

第一段階の静態検査は5月7日〜9日に実施。 対象は駅舎建築、「四電」設備(通信・信号・電力・牽引供電)、 および付帯する生産・生活施設など。 駅舎・駅構内・設備・付帯工事を全方位で確認します。

■ 周辺路線の進捗

同時に、

  • 西十高鉄(西安〜十堰)

  • 西延高鉄(西安〜延安)耿鎮〜西安東駅区間

  • 西安鉄道ハブ郭北連絡線

などの連調連試(試運転・総合試験)も順調に進行中。 これらは西安東駅と同時に開業予定です。

■ 開業後の所要時間(予定)

  • 西安 → 十堰:1時間で直達

  • 西安 → 武漢:3時間で到達

  • 西安 → 延安:1時間以内に短縮

地域間移動が大幅に効率化されます。

■ 西安東駅の意義

西安東駅が開業すれば、

  • 西安鉄道ハブの旅客流動を大幅に緩和

  • 全国鉄道網における西安の拠点性がさらに強化

  • 内陸部の改革開放の新たな高地づくりを支援

  • 西部大開発の新たな局面形成に寄与

  • 「一帯一路」高品質発展の重要な支点に

といった多方面で大きな効果が期待されます。

 

供稿:《人民鉄道》報業有限公司 陝西記者站(西安局グループ会社 融媒体センター) 文字:申琦・李弢・黄鹏・柯航・刘盼利・牛欣 写真:刘翔・黄鹏・郝凯航 編集:段星佚 校閲:高珊

第20回記念講演「台湾有事と存立危機事態を考える」

こんにちは、日中友好協会姫路支部です。
当支部は今年、大きな節目となる「第20回支部総会」を迎えます。

この記念すべき日に、総会に引き続き「第20回総会 記念講演会」を執り行います。
講師には、日中友好協会兵庫県連会長の前田清さんをお迎えします。

ニュースで耳にする「台湾有事」や「存立危機事態」といった言葉。それらが私たちの平和にどう関わるのか。単なる学習会ではなく、20回目の総会を記念し、日本の歩むべき道を共に考える特別な場です。
どなたでもご参加いただけます。節目の会へぜひ足をお運びください。

🗓 開催概要
    • 日時: 2026年6月27日(土) 14:30 ~ 16:30
    • 会場: 兵庫県立姫路労働会館 第5会議室(1階)
    • 演題: 第20回支部総会 記念講演会

      「台湾有事とは、存立危機事態とは?」
    • 講師: 前田 清 氏(日本中国友好協会 兵庫県連合会 会長)
    • 会費: 500円(資料代) ※協会会員は無料 

📞 お申し込み・お問い合わせ
    • 河野:090-8528-8374
    • 澤野:090-3494-0247

主催: 日中友好協会姫路支部 
 
📍 会場アクセス(地図)
JR姫路駅南口から徒歩約11分です。お車の方は会館の駐車場をご利用いただけます(満車時は近隣の有料パーキングをご利用ください)。

青海湖駅の物語

🚉全国的に有名なのに、守るのはたった一人の駅——青海湖駅の物語

2月27日の早朝、標高3260メートルに位置する青海湖駅は気温マイナス9度。刺すような寒風が、がらんとしたホームを容赦なく吹き抜けていた。

夜明け前、51歳の駅値班員・趙磊(ジャオ・レイ)はすでに一日の仕事を始めている。コンピューター画面に向かい、構内の線路使用状況や刻々と変わる信号を注視しながら、通過列車の運転士とリアルタイムで連絡を取り合う。

青海湖駅は青海省の省都・西寧から約130キロ、最寄りの海北チベット族自治州・海晏県の中心部から39キロ離れた場所にある。青蔵鉄道の五等駅で、列車の行き違いや臨時停車の確保を担う。毎日160本以上の列車がここを通過する。

駅には待合室も旅客もいない。ぽつんと建つ駅舎を守るのは、趙磊と孟青雲(モン・チンユン)の2人だけ。1週間交代で、昼夜を問わず勤務にあたっている。

「普段は調度員が遠隔で駅を管理しますが、工事や“天窓”と呼ばれる保守作業の際には、駅での手動管理に切り替わり、値班員が列車運行の組織、設備監視、各部署との調整をすべて担当します」と趙磊は説明する。

高原の冬春は厳しい寒さと雪に見舞われ、ポイント(道岔)は雪や氷で固まりやすい。そのため、ポイントの状態を常に監視し、必要に応じて保線部門へ除雪・除氷を連絡することが、冬春の重要な業務となる。

駅は町から遠く離れているため、休勤日は上下それぞれ1日1本だけの通勤列車に乗るしかない。2本の列車が青海湖駅に停車する間隔は50分。この50分が、2人が顔を合わせられる最も長い時間だ。

交代時には、引き継ぎ事項を事前にノートへ書き込み、一つひとつ丁寧に確認する。引き継ぎが終わると、互いに家から持ってきた食べ物を分け合う。列車が去れば、またどちらか一人が静かな駅を守る。

暇な時間、趙磊は行車室で軽いストレッチをして体をほぐす。ひとりの時間、駅に響くのは連絡機器の音と、時折通過する列車の「ガタン」という音だけ。あとは、ただ静寂が広がる。

行車室の窓辺には数鉢の観葉植物が置かれ、外の枯れた景色と対照的な緑を添えている。「普段はあまりに静かなので、植物を育てていると気持ちが和むんです」と趙磊は笑う。

今年は趙磊が青海湖駅を守って4年目、鉄道員としては30年目の節目。そして青蔵鉄道全線開通から20周年でもある。見届けてきた年月を思い返し、感慨深いという。

「20年で青蔵鉄道は“通る”だけの路線から、“優れた”路線へと大きく進化しました。設備はどんどん良くなり、勤務環境も整ってきました。新しい年も、孟青雲と一緒にしっかり駅を守りたいですね」と語る。

駅名は「青海湖」だが、趙磊が実際に湖を見る機会はほとんどない。多くの友人は「毎日青海湖が見られるんでしょ」と言うが、駅から湖までは直線で10キロ。ほとんどの季節、彼の目に映るのは荒涼とした風景だけだ。

2025年の夏、休勤日に友人と二郎剣景区を訪れ、ようやく青海湖を間近に見ることができた。湖畔を走る列車を眺めながら、「自分はその旅を支える側にいるんだ」と実感し、仕事の意義を改めて感じたという。

日が沈み、月が昇る。遠く離れた青海湖駅には、今日もひとり、静かに駅を守り続ける人がいる——。

非核「神戸方式」51周年記念集会が開催

― 神戸港の現状と安全保障をめぐる課題が共有される

3月22日、神戸市内で 非核「神戸方式」決議51周年を記念する集会 が開かれ、会場とオンラインを合わせて約350人が参加しました。 市民や関係団体が集まり、神戸港の平和利用を守るための現状確認と意見交換が行われました。

🔍 神戸港の軍事利用への懸念が報告

主催者あいさつでは、兵庫県原水協の梶本修史事務局長が、

  • 昨年のアメリカ艦船の神戸港入港

  • 今年3月18日の自衛隊艦船3隻のポートアイランド西岸壁への入港と市民見学会

といった動きを紹介し、「神戸港の軍事利用が進められているのではないか」 と強い警戒感を示しました。

神戸方式は、核兵器を積んだ艦船の入港を認めないという神戸市の独自方針として知られています。 その歴史を踏まえ、参加者からは「市民の監視と声がますます重要になる」との声も上がりました。

🎤 記念講演:半田滋氏が語る「大軍拡の危うさ」

記念講演には、元東京新聞記者で軍事ジャーナリストの 半田滋氏 が登壇。 現在の政権が進める防衛費増額や軍備拡張について、

  • どのような問題点があるのか

  • 日本社会にどんな影響を及ぼすのか を、具体的な事例を交えながら解説しました。

参加者からは「現状を知る貴重な機会だった」「神戸方式の意義を改めて感じた」といった感想が寄せられました。

柳絮が舞う中国の春

幻想的でありながら、悩みも多い季節

日本の春といえば、まず思い浮かぶのはサクラです。近畿地方では3月下旬に開花し、数日を経て満開に。やがて花びらがひらひらと舞い、サクラ吹雪となって街を彩ります。川面や池に浮かぶ花筏もまた、春の風情として人々の心を癒してくれます。

一方、中国ではサクラの名所はそれほど多くありません。そのため、サクラが春の象徴になることはあまりありません。代わって春を代表するものといえば――私は「柳絮(りゅうじょ)」だと思います。柳やポプラの綿毛のことで、華北・西北の街々では4月中頃になると、まるで吹雪のように白い綿毛が舞い散ります。

柳と楊 ― 春に綿毛を飛ばす樹木

柳(しだれ柳)も楊(ポプラ)もヤナギ科の樹木です。どちらも春になると綿毛を飛ばします。 唐代の詩人・杜甫や女流詩人・薛涛も、柳絮の幻想的な姿や儚さを詠んでおり、古くから人々の心を捉えてきました。

しかし、この柳絮。見た目は美しいものの、実はなかなかの“厄介者”でもあります。

幻想的だが、実は困りもの

柳絮が舞う季節、街を歩いたり自転車に乗ったりすると、髪や衣服に綿毛がくっつきます。目や鼻に入りやすく、アレルギー体質の人は鼻水やくしゃみ、呼吸が苦しくなることもあります。そのため、この時期の中国の街では、ゴーグルやマスクを着けて外出する人が多く、日本の花粉症の光景とよく似ています。

さらに、綿毛が最盛期を迎えると、通りは落ちた柳絮で白く覆われます。清掃員が毎朝竹箒で掃き集めても、軽い綿毛は風が吹けばすぐに散らばり、元の状態に逆戻り。まさに清掃員泣かせです。

また、柳絮には脂分が多く含まれており、非常に燃えやすい性質があります。火のついたタバコの吸い殻が落ちると燃え上がることもあるそうです。洗濯物や網戸に付着したり、排水溝や空調機の室外機に詰まったりと、扱いづらく危険な面もあります。

なぜ中国の街には柳や楊が多いのか

柳絮が多いということは、街路樹や公園に柳や楊が多いということです。では、なぜこれほど多く植えられたのでしょうか。

理由は「成長の早さ」と「利用価値」にあります。 中国では建国当時、とくに華北・西北地方の森林率が低く、砂嵐に悩まされていました。そこで政府は、成長が早く建築資材としても使える柳や楊に注目し、1960年代から70年代にかけて積極的に植樹を進めました。

とりわけ文化大革命期(1960年代後半〜70年代後半)は大衆動員が容易で、「農業発展」「生活環境の改善」といったスローガンのもと、農民や労働者、市民が大量に柳・楊を植えました。

古代には人々に愛された柳・楊ですが、現代では経済的価値を期待されて大量に植えられ、その結果として柳絮の問題が生まれ、厄介者扱いされるようになったのです。 少し気の毒な気もしますし、後先を考えずに植え続けた人間側の問題とも言えるでしょう。

現在の対策と、少しの寂しさ

もちろん、現在の中国の行政も手をこまねいているわけではありません。

  • 綿毛がついた枝に注水して飛散を抑える

  • 綿毛の発生を抑える薬剤を樹木に注入する

  • 道路に堆積した柳絮をこまめに清掃する

  • 将来的には、柳絮の出ない樹木への植え替えも検討

こうした対策が進められています。 やがて北京や西安でも、柳絮が飛ばない春が訪れるかもしれません。

しかし、そうなるとまた少し寂しい気もします。 あの幻想的な光景が見られなくなるのは、どこか惜しい――そんな気持ちも湧いてきます。 これは、ただの感傷にすぎないのでしょうか。

参考資料

① japanesebeijing.gov.cn(2026.04.08) ② CGTN(2026.04.07) ③ 西部ネット(2025.04.12) ④ 北京人民政府ネット(2026.04) ⑤ 人民ネット日本語版(2025.05.17)