全国最小級?蒲城駅が話題に

全国で一番小さな駅に迷い込んだ?
「待合室が家より小さい。出口も家の玄関より小さい」
先日、
ある陝西省のネットユーザーが
春運(旧正月の帰省ラッシュ)で列車に乗った際の写真を投稿し、
その何気ない一言が大きな話題を呼びました。
コメント欄は一気に
“最小の鉄道駅”をめぐる投稿大会のような盛り上がりに。

■ 話題の「全国最小駅」はどこ?
投稿者が言う“全国最小の駅”とは、
陝西省渭南市蒲城(ほじょう)県にある 蒲城駅 のこと。
この駅は中国鉄路西安局集団有限公司・韓城車務段に属する
四等の客貨扱い駅で、
待合室の広さは わずか133.5平方メートル しかありません。

麻雀は小さくても、五臓六腑はそろっている
蒲城駅は決して広くはありませんが、
サービスは必要十分に整っています。
・安検(手荷物検査)エリア
・サービスカウンター
・待合スペース
・公共充電コーナー
といった設備がきちんと備わり、
乗降の動線もスムーズです。
待合室は 同時に100人が利用可能。
冬は暖房、夏は冷房がしっかり稼働し、
お湯も24時間利用できます。
老眼鏡、裁縫セット、充電器などが入った
「便利サービス箱」も用意され、
細やかな心配りが感じられます。

小さな駅でも、担う役目は重い
50年以上の歴史を持つ蒲城駅は、
甘鐘(かんしょう)鉄路の途中に位置し、
関中平原と陝北の黄土高原を結ぶ
重要な交通の結節点です。
駅では毎日、
公益性の“慢火車(スロートレイン)”
7005/7006列車 の旅客業務を担当。
さらに、
列車の行き違い、貨物列車の編成・解体など
多くの運行作業を担い、
路線の安全と円滑な運行を守っています。
駅の客運スタッフは わずか4名。
切符販売、安検などを分担しながら、
駅の日常運営をしっかり支えています。

小さな駅でも、地域の暮らしをつなぐ大きな存在
蒲城駅に停車する7005/7006次“慢火車”は、
西安と榆林を結び、
綏徳、延安、臨潼など 12駅に必ず停車。
料金も非常に良心的です。
・蒲城 → 西安:12.5元
・蒲城 → 延安:30.5元
沿線の住民からは
「家の前を走る便利なバス」
と親しみを込めて呼ばれています。
駅長の陳小虎さんはこう話します。
「周りのお年寄り、学生、果樹農家の方々は、
みんなこの列車が大好き。
気軽に街へ行けるんです。」
甘鐘鉄路には、蒲城駅のような四等駅がまだ多くあります。
大きな駅のような華やかさはなくても、
日々の変わらぬ支えが、
沿線住民にとって最も頼れる足となっています。

■ 旅客の声
「入ってみて驚きました。
こんなに小さい駅だとは思わなかったけれど、
設備はそろっていて、とても清潔でした。」
—— 旅客・韓さん
「駅は小さいけれど、
沿線に住む私たちにとっては欠かせない交通手段です。」
—— 旅客・安さん

小さな駅は、鉄道の“神経末梢”
列車は速くなくても、
そこには確かな生活の支えがある
あなたの知っている
“物語のある小さな駅”はありますか。
ぜひコメントで教えてください。

出典:
《人民鉄道》報業有限公司 陝西記者站(西安局集団公司 融媒体センター)
文章:申琦・柯航
写真/動画:王少華・孟浩・王晓剛
編集:謝琦
校閲:高珊

盲人マッサージ師・孫伍飛さん──「全国を旅したい」

福建省・寧徳市は三方を山に囲まれ、一方は海に面した土地。険しい自然環境は、地元の人々に外へ挑む気概を育んできました。
その地で生まれ育った盲人マッサージ師・孫伍飛(スン・ウーフェイ)さんは、鉄道開通をきっかけに故郷へ戻り、3台のベッドから始めた小さな店を、いまでは4店舗にまで拡大。30人以上の視覚障害者に働く場を提供しています。
「見えなくても、人生は輝ける」
孫さんは、サンダルと白杖、スマートフォンを頼りに、これまで29の省を鉄道で旅してきました。「世界は見えなくても、世界に自分を見てもらいたい」と語ります。

鉄道が変えた故郷と人生
かつての寧徳は、山が険しく交通が不便で、貧しい地域でした。福州へ行くにも半日、浙江省へ向かうにも山が壁となり、移動は困難でした。
2009年、温福鉄道が開通。人の流れが生まれ、経済が動き出しました。孫さんはそのタイミングで帰郷し、起業を決意します。
• 自宅の20㎡を改装し、3台のベッドで開業
• 障害者の起業支援制度により、手続きの優遇や所得税免除を受ける
• 技術が評判を呼び、2013年・2018年に新店舗をオープン
その後も鉄道網は拡大し、寧徳はリチウム電池やステンレス産業の一大拠点へと成長。地域の所得が上がり、健康志向の高まりとともに孫さんの店も繁盛しています。
孫さんはこれまでに20人以上の弟子を育て、「障害があっても社会に貢献できる」と胸を張ります。

「温かい世界だから、思い立ったら旅に出られる」
朝7時半、孫さんは白杖を頼りにバス停へ向かい、スマホの音声案内で路線を確認しながら福鼎駅へ。駅では、10年来の友人である駅員・葉耀君さんが必ず迎えてくれます。
葉さんは、豪雨の日に困っていた孫さんを助けて以来、「来る時は必ず連絡を」と約束し、10年間守り続けています。
鉄道沿線の駅員たちは「温福鉄道・愛心サービスグループ」を結成し、視覚障害者の移動を連携してサポート。孫さんは年間50回以上鉄道で移動し、「どこへ行っても温かい」と語ります。

旅と食を愛する人生
孫さんの趣味は旅とグルメ。
• 本場の蘭州牛肉麺を求めて30時間以上かけて蘭州へ
• 鍋包肉や鉄鍋炖大鹅を食べに黒竜江・ハルビンへ
• 2025年には浙江・台州の音楽フェスにも参加
これまで集めた乗車券は300枚以上。どの地でも、駅員やボランティアが自然に手を差し伸べてくれたといいます。
大連の海洋館では、職員が特別に海亀に触れさせてくれたことが忘れられない思い出だそうです。

「路は足元にある。全国を歩きたい」
孫さんのこれからの夢は、
• 子どもの日(6月1日)に杭州・西湖で舟を漕ぐこと
• 川藏鉄道が開通したら、布達拉宮を訪れること
そして何より、「障害があっても外の世界はどんどん良くなっている。勇気を出して外へ出て、人生を楽しんでほしい」と、仲間たちに伝えたいと語ります。

2月1日から鉄道部門が「静音車両」サービスを拡大

旅客の移動体験をさらに向上させ、文明的で温かく、静かな旅行環境を共に築くため、鉄道部門は「静音車両」サービスの導入を積極的に進めています。
2月1日からは、動寝台列車を除く「D」字頭・「G」字頭の動力分散式高速列車にもサービス対象を拡大し、全国で「静音車両」を提供する列車は8,000本を超える見込みです。これにより、より多くの旅客の快適な旅へのニーズに応えていきます。

■ 「静音車両」とは
「静音車両」は、車内放送や映像の音量調整、旅客への静粛行動の案内などを通じて、より静かな乗車環境を提供するための車両です。
統一された静音マークや案内カードが設置され、乗務員は声を抑えたサービスを行い、希望者には使い捨て耳栓も配布されます。
運用にあたっては
• 自主的な遵守
• みんなで維持
• 必要に応じた適度な声かけ
という方針が取られ、旅客は自由に静音車両を選択できます。

■ 購入方法と静音ルール
静音車両を提供する列車は、鉄道12306の購入画面に「静」のマークが表示されます。購入時には静音に関する約束事項への同意が必要です。
静音約束には次の内容が含まれます。
1. 車内では静かに過ごし、物音を立てないよう配慮する
2. 携帯電話などの電子機器はマナーモードまたは振動に設定する
3. 通話や会話をする際は静音車両の外へ移動する
4. 動画・音楽などはイヤホンを使用し、外部スピーカーは使わない
5. 子ども連れの場合は、騒ぎや泣き声が出ないよう見守る
もし静音ルールに反する行為があった場合、乗務員が適切な方法でやさしく注意し、静かな環境を維持します。

■ サービス拡大の背景
「静音車両」は2020年12月に京沪(北京〜上海)、成渝(成都〜重慶)高速鉄道で試験導入され、その後、京広、郑渝、京哈、沪昆、西成、贵南などの高速鉄道、さらに香港との跨境高速列車へと拡大され、多くの旅客から好評を得てきました。
今回の拡大では、動寝台列車を除く「D」「G」字頭の動力分散式高速列車が対象となり、
• 8両・16両編成の単独編成列車:1両を静音車両に設定
• 17両編成の長編成「復興号」:2両を静音車両に設定
• 連結運転(重連)の場合:前後それぞれの編成に1両ずつ設定
より多くの旅客が静かな車内環境を選べるようになります。

■ 利用方法
旅客は、鉄道12306(ウェブサイト・アプリ)や自動券売機で、
「静音車両を優先的に割り当てる」
という項目にチェックを入れることで、静音車両の座席を優先的に取得できます。
静音車両を利用する際は、静音ルールを守り、心地よく静かな旅行環境をみんなで作り上げていきましょう。

スーツケースに“身分証”をつける理由とは?

電車や高速鉄道で移動するとき、到着後に人の流れとともに荷物棚へ向かうと、
ずらりと並んだ似たようなスーツケースの中から自分の荷物を見つけるのは意外と大変です。
そんなとき役に立つのが、スーツケースにつけた “身分証” のような目印。
一目で自分の荷物だと分かり、取り違え防止にもなります。

個性豊かなタグやステッカーが大活躍
最近では、スーツケースに オリジナルのキーホルダーやステッカー をつける旅行者が増えています。
一見すると飾りのようですが、実はこれが“スーツケースの身分証”。
• 自分の荷物をすぐに識別できる
• 他の人が見ても「これは違う」と気づきやすい
• 混雑時の取り違え防止に効果的
旅の安心感を高める、小さな工夫です。

高速鉄道・列車利用時に気をつけたいポイント
タグやステッカー以外にも、荷物の紛失や取り違えを防ぐために
知っておきたい “乗車時の小さなコツ” をまとめました。
1. 安検(セキュリティチェック)では丁寧に確認
• 持ち込み荷物の 個数をしっかり把握
• 平らに置き、散乱しないようにする
• 小物や貴重品は 専用の小物ケース にまとめる
• すべての荷物が通過したら 一つずつ再確認
置き忘れ防止の基本です。

2. 貴重品は必ず手元に
車内で荷物を置く際は、
• 上着は座席横のフックへ
• 財布・スマホなどの貴重品は 常に手元か視界の届く場所 に
移動中は特に注意したいポイントです。

3. 荷物棚の使い方に注意
高速鉄道の車内では、
座席上の荷物棚は 中型・小型のスーツケースやリュック向け。
• 棚の端からはみ出さないように
• 接続部分を避けて置く
安全のための大切なマナーです。

4. 大型荷物は専用スペースへ
車両には 大型荷物置き場 が設置されています。
ただし、
• ドア付近に置かない(開閉の妨げになるため)
周囲の安全にも配慮しましょう。

5. 小テーブルの使い方
座席前のテーブルには、
スマホや軽い荷物を置くことができますが、
• 熱い飲み物は フタをしっかり閉める
• テーブルの耐荷重を超える物は置かない
揺れによる事故防止のためにも大切です。

無料で持ち込める荷物のルール
• 子ども(無料乗車の子ども含む):10kg
• 外交官:35kg
• その他の旅客:20kg
荷物のサイズは
• 外寸(縦+横+高さ)が 160cm以内
• 棒状の物は 200cm以内(高速鉄道は130cm以内)
• 重さは 20kg以内
折りたたみ式の車いすなど、
障がい者の移動補助具は無料で持ち込み可能で、上記の制限には含まれません。

“身分証のある荷物” は “安心できる旅” につながる
スーツケースに小さなタグをつけるだけで、
旅の安心感がぐっと高まります。
次の旅には、
お気に入りのキーホルダーと、この小さな心得 を一緒に連れていってください。
あなたの旅が、もっと軽やかで、もっと心地よいものになりますように。

中国鉄路、1月26日から新ダイヤを実施

旅客・貨物列車ともに本数増加、輸送能力が大幅向上
1月26日0時より、中国全土の鉄道で新しい列車運行図(ダイヤ)が実施されました。
今回のダイヤ改正では、旅客列車は12,130本(+243本)、貨物列車は**23,748本(+177本)**に増加。
これにより、鉄道の輸送能力と効率がさらに高まり、経済・社会の高品質な発展を支える体制が強化されます。

🔧 ダイヤ改正の背景
今回の改正は、鉄道部門が「人を中心とした発展」を掲げ、市場ニーズに合わせて輸送供給を最適化する取り組みの一環です。
新たに開通した路線や駅、車両を最大限に活用し、全国規模で運行計画を見直すことで、鉄道ネットワーク全体の効率が大きく向上しました。

🗺️ 1. 中西部の新線活用で地域連携を強化
包銀高鉄(包頭〜銀川)、西延高鉄(西安〜延安)、沿江高鉄(武漢〜宜昌)などの新線を活用し、中西部の交通利便性が大幅に向上。
• 銀川〜北京北:最速6時間22分(従来より1時間14分短縮)
• 延安〜北京西:最速5時間42分(従来より4時間37分短縮)
• 呼和浩特〜銀川/蘭州西/西寧:大幅短縮
• 宜昌北〜北京西・上海虹橋など:新たに16本運行
• 南寧〜憑祥、盤州〜興義などの新線でも多数の列車が新規運行
地域間の移動がよりスムーズになり、西部大開発や中部地域の発展を後押しします。

🌊 2. 華南沿海のダイヤ最適化で湾岸エリアを強化
広湛高鉄(広州〜湛江)、汕汕高鉄(汕頭〜汕頭南)などの開通により、粤東・粤西と広州・深圳のアクセスが大幅改善。
• 湛江北〜広州白雲:最速1時間32分
• 汕頭〜広州新塘:最速1時間26分
• 香港西九龍〜上海虹橋間の動卧列車(夜行高速)は毎日運行に拡大
• 香港から到達可能な内地の駅は100駅超え

🏙️ 3. 京津冀・長三角・東北の輸送力を強化
京津冀
• 北京西〜天津西の列車を増発
• 雄安新区〜北京の通勤利便性が向上
長三角
• 合肥西駅の開業に伴い、運行区間を最適化
• 杭州〜衢州高鉄の開通で、長三角と各地の連携がさらに密に
東北
• 長白山〜北京朝陽の高速列車を増発
• スキー需要に合わせ、亚布力西・横道河子東の停車本数を増加
• 普通列車の電化牽引化で所要時間を大幅短縮

🚄 4. 京沪・広深港など主要幹線の高速化
運行管理技術の高度化により、京沪高鉄・広深港高鉄の追い越し間隔を短縮。
これにより、運行本数が増え、所要時間も短縮。
• 京沪高鉄ではG列車18本増発
• 時速350kmの「標杆列車」は87本に増加
• 上海虹橋〜長春西:最速9時間03分(2時間短縮)
• 広深港高鉄では387本運行(+34本)

🛏️ 5. 夜行高速や普速列車の質向上
• 成都〜珠海・深圳間の夜行高速(動卧)を増発
• 52本の普速列車を高速化・格上げ(D/Z/T列車へ)
• 「慢火車」など公益性列車は継続運行

🎒 6. サービス品質の向上
• 需要に応じた柔軟な切符販売
• 学生・子ども・障害者などへの優待を継続
• 親子列車・紅色観光列車・シルバー向け列車など特色ある観光列車を運行
• 車内サービスの充実(静音車両、ネット注文、ペット輸送試行など)

🚛 7. 貨物輸送の強化
• 跨局貨物列車は473本(+20本)
• 石炭・穀物・鉄鉱石など重点物資の輸送力を強化
• 中欧班列は新たに7路線追加
• 中老鉄路経由の中亜班列も3路線新設

📢 きっぷ販売と情報確認
新ダイヤのきっぷはすでに発売中。
運行情報は 12306/95306 のウェブサイト・アプリ・微信(WeChat)などで確認できます。

鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています

没入型の感動体験!鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています
中国鉄道博物館・東郊展館では、近ごろ
没入型情景劇《紅色機車の世紀回響》
が上演され、来館者の間で話題になっています。
単なる展示見学では味わえない、
「歴史の中に入り込むような体験」
ができると評判です。

■ 百年鉄路の物語が“目の前で動き出す”
会場となるのは、蒸気機関車から最新の高速列車までが並ぶ、広々とした機関車車両ホール。
その中心に、ひときわ存在感を放つ 「毛沢東号」蒸気機関車 が静かに佇んでいます。
解説員が語り始めると、照明が落ち、俳優たちが登場。
観客はいつの間にか、
戦火の中を走り抜けた鉄路の時代へと引き込まれていきます。
・解放戦争の緊迫した空気
・社会主義建設の熱気
・蒸気から電気へ、そして高速鉄道へ――
中国鉄路の100年が、
音・光・語り・演技 を通して立体的に再現されます。
展示物を“見る”だけでなく、
歴史を“感じる”展示 へと進化しているのが、この劇の大きな魅力です。

■ 15分の短編劇に込められた、鉄道人の誇り
上演時間は約15分とコンパクトですが、内容は非常に濃密。
10名の出演者が次々と役を演じ分け、時代の移り変わりをテンポよく描きます。
興味深いのは、出演者の半数が博物館スタッフ、残り半数が大学生や社会ボランティアであること。
鉄道を愛する人々が世代を超えて協力し、
“鉄路の精神”を伝えようとしている姿 が印象的です。
大学生ボランティアの韓増煦さんは、準備期間を振り返りこう語ります。

若い世代が鉄道文化を受け継ごうとする姿は、観客の心にも強く響きます。

■ 「毛沢東号」五度の進化が象徴するもの
劇のクライマックスでは、出演者全員が「毛沢東号」の 五度にわたるモデルチェンジ を紹介します。
これは単なる機関車の変遷ではなく、
中国鉄道が世界の先頭へと駆け上がっていく歩みそのもの。
・追いつく
・並走する
・そして、世界をリードする
その過程を象徴する存在として、「毛沢東号」は今も多くの人に愛されています。
最後に「復興号」到着のアナウンスが流れると、
先輩鉄道人の努力と、新しい世代の情熱が重なり合い、
“赤い鉄道精神”が未来へと受け継がれていく瞬間 を感じられます。

■ 冬休みも公演予定、訪れるなら今がチャンス
博物館によると、冬休み期間も来館予約状況に応じて公演を随時実施予定。
展示と劇を同時に楽しめる貴重な機会です。
鉄道好きの方はもちろん、歴史に興味がある方、
そして「最近ちょっと刺激がほしい」という方にもおすすめです。

■ 観客の声から見える“新しい博物館の形”
● 劉さん(来館者)
「『毛沢東号』の役割を深く知ることができました。紹介方法がとても新鮮でした。」
● 陳さん(来館者)
「出演者の熱意が伝わってきて、胸が熱くなりました。」
● 姚望さん(博物館スタッフ)
「物語を伝えるだけでなく、鉄道文化を未来へつなぐ活動として続けていきたいです。」
観客の声からも、
“展示を見せるだけではない博物館”
へと進化していることがよく分かります。

■ 百年の時を旅し、鉄路の鼓動を感じる場所へ
中国鉄道博物館・東郊展館は、
ただの鉄道展示施設ではありません。
・歴史を知り
・人の思いに触れ
・未来への希望を感じる
そんな“物語のある場所”として、多くの人を魅了しています。
鉄道が好きな方も、そうでない方も、
一度足を運べばきっと何かを持ち帰れるはずです。

16.5万キロ!

2025年、鉄道「十四五」計画がついに完了

2025年、中国の鉄道「十四五(第14次五カ年計画)」が無事に最終年度を迎え、全国の鉄道営業距離は 16.5万キロ に到達しました。
そのうち 高速鉄道は5万キロを突破。世界最大規模で、かつ高度に発達した高速鉄道ネットワークが完成しました。

「十四五」期間の主な成果
• 鉄道営業距離:14.63万キロ → 16.5万キロ(12.8%増)
• 高速鉄道:3.79万キロ → 5.04万キロ(32.98%増)
• 企業の経営効率が大幅に向上
• 旅客・貨物輸送量が大きく伸長
• 旅客輸送:162億人(「十三五」比 8.7%増)
• 貨物輸送:196億トン(同 24.1%増)
→ 鉄道輸送は「ボトルネックからの脱却」を果たし、需要に応えられる体制へと歴史的に転換。
• 鉄道技術・イノベーションが飛躍的に進化
• 代表例:復興号高速列車などの革新的成果
• 高速鉄道技術は国際的な標準をリード
• 中国の鉄道技術全体が世界トップレベルに到達
• 国鉄企業の現代的な経営体制が整備
• 市場化・法治化の改革が着実に進展
• ガバナンス能力が現代化へ前進
• 党による国鉄企業への指導が強化され、鉄道の高品質な発展が安定的に推進

青と白のY999号、期間限定で運行開始!

青と白のY999号、期間限定で運行開始!
年越しを走る“氷雪の旅列車”が話題に**

12月28日、青と白の塗装が印象的な Y999次・氷雪観光列車 が、冬の名物「氷城」ハルビンを出発し、6日間の年越しツアーへと走り出しました。
SNSでは
「この列車に乗れば、新年の幸運が“久久(長く長く)”続きそう!」
と話題になっています。

■ 氷雪観光ブームに応える特別列車
中国鉄路ハルビン局は、冬の旅行需要の高まりに合わせ、
・漠河
・アブリ(亜布力)
・横道河子
など人気の雪景色スポットへ向かう列車を増発。
その中でも注目を集めているのが、今回の Y999次「悠享黒竜江・銀旅号」。
ハルビン、アブリ、アリ河、漠河という黒竜江省の代表的な雪の名所をぐるりと巡る、同省初の“氷雪環状観光列車”です。
全国各地から集まった約240名の旅客が、年末年始をまたぐ特別な旅を楽しんでいます。

■ シニアに優しい“適老化サービス”が充実
「銀旅号」は、シニア世代も安心して旅を楽しめるよう設計された観光列車です。
• 車内には滑りにくい手すりや注意表示
• 書籍コーナーや簡易KTVなどの憩いスペース
• 低糖・低塩の健康志向メニュー
• 荷物運搬サービス
• 健康相談、常備薬、AI健康チェック機器の搭載
乗客の平均年齢は60歳。
“安心して楽しめる旅”を支える工夫が随所に見られます。

■ 新年をまたぐ特別行程
―「Y999=悠久久(ゆうきゅうきゅう)」の縁起の良さも人気
列車は漠河に到着後、2026年元旦に折り返し、1月2日にハルビンへ戻る行程。
年越しを車内で迎えるという特別感が、旅の思い出をより深いものにしています。
列車番号の「999」は中国語で“久久(長く続く)”と同じ発音。
「幸せが長く続きますように」という願いが込められ、乗客からも好評です。

■ 旅を彩る多彩なイベント
車内では文化体験も盛りだくさん。
• 「我在黒竜江等你」など黒竜江ゆかりの名曲が流れる文芸車両
• 扇子踊り(秧歌)や切り絵などの民俗文化体験
• 凍梨、花紅果、凍柿子など東北名物のおやつ
移動時間そのものが“旅の楽しみ”になるよう工夫されています。

■ 氷雪の絶景を一気に巡る環状ルート
● アブリ(亜布力)
アジア冬季競技大会の会場にもなった本格スキーリゾート。
● 中国雪郷(スノータウン)
牡丹江市南西部に位置し、豪雪で知られる冬の人気観光地。
● アリ河(阿里河)
興安嶺の深い森に囲まれ、オロチョン族の文化や冬の森の風景が楽しめる地域。
● 漠河
中国最北端の都市。
北極沙洲、最北郵便局など“最北スポット”巡りが人気で、「水を撒くと一瞬で凍る」体験もできます。
そして旅の起点となるハルビンは、
・氷雪大世界
・中央大街
・巨大な“雪だるま”のフォトスポット
など、冬の観光地として国内外から注目を集めています。

■ 氷雪は“金山銀山”
シニア旅行は“温かい経済”
Y999号が運ぶのは、長く続く幸せの願い
冬の旅が盛り上がる中、シニア世代の旅行需要も大きな力になっています。
「悠久久」の名を持つこの列車が、乗客一人ひとりの“幸せな目的地”へ向かって走り続けます。
この冬、あなたはどこへ旅したいですか。

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破
──「高鉄がつくる豊かな暮らし」が現実に

2025年12月26日、西安〜延安間の高速鉄道が開業し、中国の高速鉄道(高鉄)の営業距離はついに5万キロを超えました。「高鉄が豊かな生活をつくる」「高鉄に乗って中国を旅する」という言葉が、いまや広く共有されるようになっています。
「十四五」期間(2021〜2025年)には、高鉄ネットワークの規模や品質、設備の近代化が大きく進み、技術力は世界の標準をリード。旅客サービスの向上や産業への波及効果も顕著で、中国式現代化を支える重要な基盤となりました。

1. 世界最大規模の高速鉄道網が完成
この5年間で、中国は1万2千キロの新線を開業し、全国の高鉄総延長は5万キロを突破。
2020年末と比べて約32%増加しました。
• 128の県が新たに「高鉄時代」へ
• 「八縦八横」ネットワークがさらに充実
• 500km圏は1〜2時間、1000km圏は4時間、2000km圏は8時間で移動可能に
都市間の人・モノ・情報の流れが加速し、地域経済の一体化が進んでいます。現在、高鉄は**人口50万以上の都市の97%**をカバーし、営業距離は世界1位です。

2. 輸送力とサービスが大幅に向上
高鉄は今や中国の旅客輸送の主力です。
• 動車組(高速列車)5233編成
• うち「復興号」2248.75編成(大幅増)
• 旅客の**80%**を高鉄が輸送
• 1日平均9346本運行、936万人が利用
• ピーク時は1日1600万人が移動
また、12306オンラインチケットシステムの強化、電子チケットの普及、定期券・回数券の導入、ネット注文の車内受け取り、ペット輸送、シニア向けサービスなど、利便性が大きく向上しました。
さらに、高鉄のネットワークを活かした高速宅配サービスも拡大し、最短4時間の「高鉄急送」は182都市に広がっています。

3. 高鉄技術は世界の新基準に
中国は産学研の連携を強化し、独自の高鉄技術体系を構築しました。
• 「復興号」をはじめとする多くの技術成果
• CR450試験車が登場(2024年)
• 走行性能・省エネ・静粛性などで世界トップ
• 試験で時速896kmの相対交会速度を記録
• 国際標準化にも積極参加(UIC・ISO・IECで300件以上)
これにより、中国の高鉄技術は世界的な影響力を高めています。

4. 国家戦略と地域発展を強力に後押し
高鉄は、国家の主要戦略を支える重要インフラとして機能しています。
• 京津冀、長三角、粤港澳大湾区などの一体化を促進
• 西部開発、東北振興、中部崛起などを支援
• 辺境・少数民族地域・旧革命区の交通改善
• 産業チェーンの拡大で経済を牽引
環境面でも効果は大きく、同距離の移動で
• エネルギー消費は飛行機の約18%
• CO₂排出は飛行機の6%、自動車の11%
「十四五」期間のCO₂削減効果は約1444万トンと試算されています。

5. 世界の高速鉄道発展に中国の知恵を提供
中国は「一帯一路」を通じて高鉄技術を海外にも展開しています。
• インドネシア・ジャカルタ〜バンドン高鉄
• 所要時間が3時間→46分
• 旅客1300万人超
• 匈塞鉄道(セルビア区間)
• EU規格と接続し、バルカンで初の高鉄に
• チケットシステムはインドネシア、ラオス、セルビア、スリランカでも活用
高鉄は国際協力の象徴となり、多くの国の移動を変えつつあります。

今後の展望
中国国家鉄路集団は、今後も世界一流の鉄道企業をめざし、
• より安全
• より高速
• よりスマート
• より快適
• より環境に優しい
高鉄ネットワークの構築を進める方針です。

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”
12月11日、北京駅第八待合室の「文化驛站」展示スペースで、
「中華の至宝——民族文化宮所蔵 文物・古籍 精選写真展」
が正式にスタートしました。
南北から訪れる旅客に、気軽に楽しめる文化のひとときを届けています。
今回の写真展は、北京駅と民族文化宮が共同で企画したもので、展示期間は半年。今後は旅客の声を参考にしながら、内容を随時更新していく予定です。
展示されているのは、民族文化宮が所蔵する貴重な文物の写真。民族衣装、工芸品、楽器など多彩なジャンルが並び、各写真には丁寧な解説が添えられています。待ち時間に、さまざまな民族文化の魅力に触れられるのが特徴です。
待合室は、教育的で文化的な雰囲気あふれる空間へと変身。
旅客からは
「これまではスマホを見るだけだったけれど、こんな展示があると楽しいし勉強にもなる」
「民族衣装の写真がとてもきれいで、つい撮影してしまった」
と好評の声が上がっています。
北京駅の担当者は、
「サービスに文化要素を取り入れ、駅を伝統文化発信の窓口にしたい」
と語り、従来の美術館という枠を超え、質の高い展示を旅客のすぐそばに届ける取り組みだと説明しています。

“文化駅”づくりの象徴として
北京駅は、駅舎そのものが国家級の重要文化財であり、都市文化を象徴する存在です。
建物の一つひとつに歴史が宿り、現代的な設備と調和しながら、旅客を魅了しています。
一階の待合ホールに入ると、まず目に入るのが水色の巨大なクラシック調ドーム天井。
12基のクリスタルシャンデリアが輝き、柱の壁灯は花のように、あるいは聖火のように光を放ちます。
どこを見ても優雅な雰囲気が漂います。
昨年からは「アートホール再生プロジェクト」が始まり、李苦禅《盛夏図》、王子武《春風着意》、王雪涛《松鶴図》、霍春陽《梅花》など、修復を終えた名家の作品複製25点を、待合室ごとにテーマを変えて展示。
駅の空間に自然に溶け込み、旅客が中国伝統美術の魅力を感じられるよう工夫されています。

第八待合室の新しい魅力
第八待合室は、花園風の座席や多様な観葉植物が配置され、落ち着きと活気が共存する空間に。
カフェの香りが漂い、商業スペースと駅舎の美学が調和しています。
さらに、待合室の奥からは明城壁遺跡を望むことができ、旅の質を一段と高めています。
また、「文化驛站」展に加え、「時光列車」展示スペースも設置。
毛沢東主席が書いた駅名の手稿写真をはじめ、貴重な写真資料や古い鉄道グッズが並びます。
古い切符、模型、写真などを通して、中国鉄道の歩みを間近に感じられるコーナーです。

文創グッズも人気
北京駅は「鉄道×北京文化」をテーマに、都市の記憶と鉄道の情緒を融合させた文創商品も展開。
旅客から高い人気を集めています。

北京駅に立ち寄る機会があれば
待ち時間を利用して
展示を眺め、名画に触れ、
旅の途中で文化の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。