協会創立69周年記念講演会にご参加を!

大陸における「万人坑」を形成する主要な原因

かつて「満州国」として日本に占領支配された東北部から亜熱帯の南洋に浮かぶ海南島にまで至る広大な中国の各地に、中国人が万人坑(まんにんこう)と呼ぶ特異な場所・「人捨て場」が数えきれないほど現存している。主にアジア太平洋戦争期(1931年~1945年)の日本による中国侵略の下で日本の侵略犯罪の犠牲となった中国人の遺体(遺骨)が埋められている。

2000年~2018年までの19年間に42ヵ所の万人坑を訪ね調査、記録を続けている青木茂さん(平和を考え行動する会)は、「多くのことを見聞して分かったことの一つは、埋められた犠牲者の人数が多くの万人坑で文字通りの万人の単位になること。もう一つは、営利(金儲け)を目的とする日本の民間企業が関与(経営)する鉱山や土建工事現場における強制労働が大量の犠牲者を生み、「人捨て場」である万人坑を形成する主要な原因となっている」と指摘します。

侵略加害の史実を消し去ることは極めて罪深いこと

さらに「今回の講演会・学習会を通して、侵略者の日本が中国に残した加害事実としての万人坑と中国人強制連行について、現在を生きる皆さんに理解して頂ければと思います。併せて、中国やアジア各国に対する日本の侵略加害の史実を安倍晋三首相ら歴史改竄主義者が消し去ろうとすることがどれほど罪深いことであるかを実感して頂ければ幸いです」と語っています。今回の講演会では訪ねた地を詳しい説明資料や映像、図で紹介して頂きます。どなたでも参加できますのでお誘い合わせてお越し下さい。

「日本中国友好協会創立69周年記念講演会」

●日時:2019年10月27日(日)午後2時開演(1:30開場)

●会場:神戸市立兵庫勤労市民センター第3会議室(JR兵庫駅北)

講師:青木  茂  氏(平和を考え行動する会会員)

「中国人強制連行・強制労働と万人坑(人捨て場)」

著書「華南と華中の万人坑~中国人強制連行・強制労働を知る旅」など多数

参加協力費:一般1,000円 会員・協力券800円(高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

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