安倍首相による靖国神社への玉串料奉納に抗議する

日本中国友好協会は安倍首相による靖国神社への玉串料奉納と国会議員の同神社への参拝に強く抗議!

終戦記念日の15日、安倍晋三首相が稲田朋美総裁特別補佐を代理人として靖国神社に玉串料を奉納したと報道された。同記念日の玉串料の奉納は第2次安倍内閣発足以来7年連続であり、同神社の春秋の例大祭と終戦記念日の供物の奉納が常態化していることに強く抗議する。

靖国神社は侵略戦争に国民を駆り立てる中心的な役割を担い、いまもなお、侵略戦争を美化し宣伝する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、首相をはじめとした国会議員が、侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを内外に示すとともに、日本が侵略戦争に対する反省もないままに戦前回帰の動きを強め、再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な懸念を生じさせるものである。

日本中国友好協会は、安倍首相の靖国神社への玉串料の奉納、国会議員の同神社参拝に強く抗議するとともに、安倍首相が侵略戦争の反省から不戦を誓った平和憲法の理念を踏まえ、国際社会が共有する歴史認識に立ち、アジアと世界の平和と安定のために力を注ぐことを強く求めるものである。

2019年8月15日     日本中国友好協会(会長 井上久士)

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