3月16日午後、長田区文化センター大会議室を会場に、オンラインを含め550人が参加する「記念のつどい」が開かれました。被爆者代表の来賓あいさつ、神戸市長をはじめ、アメリカ、フィリピン、韓国からはビデオメッセージが紹介されました。
基調報告で、梶本修史県原水協事務局長は、非核「神戸方式」は、日本の国是である「非核3原則」を確実に実践する自治体の役割を示したものです。50年間もアメリカ艦船の入港を許さない処置は、戦争国家づくりが進められる今、改めて決議の持つ意味を確認したいと述べました。
パネルディスカッションには、日本共産党平和運動局長の川田忠明さん、韓国フォーラム平和共感研究員のイ・ジュンキュさん、県原水協筆頭理事の津川知久さんが登壇、コーディネーターは、原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏冶関学大教授が務めました。討論では、トランプ政権の一方的な振る舞いに対し、欧州では同盟見直し議論があり、中国は是々非々の対応を行っている。日本も独自の外交努力をするべきではないか?被爆80年を前にした日本被団協がノーベル平和賞を受賞したこと、核兵器禁止条約第3回締約国会議で示された核兵器廃絶の展望を力に平和構築の努力を進めていきたいとの表明がありました。討論には、フランスの平和活動家のロラン・ニベさんからのメッセージも紹介されました。
最後に「記念のつどいアピール」を採択、非核神戸のテーマソング「波よひろがれ」を兵庫の合唱団合同が会場と一緒に歌い上げ、集会を終えました。