犠牲者追悼と戦争の実態学ぶ学習講演会
戦争末期、日本国内の労働力不足を補うため、当時の日本政府、大企業、軍は一体となり中国大陸から38,939人の中国人労働者を強制連行し国内135事業所で劣悪な環境の下、強制労働に使役しました。その結果、全国で6,834人が亡くなりました。兵庫県内では、神戸港と相生市の造船所で合わせて45人が亡くなっています。この事実を語り伝えるために私たちは、中国人犠牲者を追悼する慰霊の集いを毎年「宝地院」で開催しています。
慰霊の集いでは毎回、戦争の実態を知り、学ぶ学習会も行っています。今回は、中国を侵略する日本軍に対し、非道な戦争は即刻止めろと訴え、祖国日本の侵略責任を追及し、ラジオ放送を通じ、日本及び日本軍兵士に対し、「戦争止めろ!」と叫んだ日本人女性・長谷川テルについて、今年4月の加古川での講演に続き神戸でも学習講演会を開催します。どなたでもご参加頂けますので多数ご来場下さい。(写真は長谷川テルと夫・劉仁 Wikipediaより)
日時:2019年9月8日(日)13:30~16:00
会場:宝地院(神戸市兵庫区荒田町3丁目、神大病院を西へ二筋目角)
◇犠牲者追悼 13:30開始 2階本堂 読経・焼香・住職講和
◇学習講演会 14:00~ 地階集会室
テーマ:「長谷川テルの生涯から学ぶ」
お話し:平松悦雄さん 協会大阪府連合会常任理事
参加協力費:500円(高校生以下無料)
主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228