誰が、この戦争を引きおこしたのか 何を裁き、何が裁かれなかったのかを 君は知っているか
1945年8月に降伏した日本の戦後の運命を決定づけた極東国際軍事裁判の全貌を描く
アメリカ国防総省が撮影していた50万フィートに及ぶ膨大な裁判記録のフィルムをもとに、『壁あつき部屋』(56)や『人間の條件』シリーズ(59~61)などで戦争の非を訴えた、反骨の名匠・小林正樹監督が5年の歳月をかけて編集、制作した。客観的視点と多角的分析を施しながら「時代の証言者」としての❛映画❜を完成させたのである。83年に公開され、単に裁判の記録といった域を越え、日本の軍国主義の歩みと激動の世界情勢を照らし合わせながら、戦後38年当時の日本人に人類がもたらす最大の愚行「戦争」の本質を巧みに訴え得た本作は、第35回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞をはじめ国の内外で絶賛された。
巨匠、小林正樹が遺したかった戦後日本への重い問いかけ
8月15日 昭和天皇の玉音放送詔書全文を完全字幕化
いま歴史の瞬間に立ち会う
誰もが法廷に立ち会っているかのような生々しい臨場感と緊迫感
●上映日程:2019年8月10日(土)~16日(金)
●場所:元町映画館(元町商店街、元町通4丁目)
上映時間:午後3:00~ 一日一回上映(途中休憩あり)
監督:小林正樹 音楽:武満徹 ナレーター:佐藤慶
4Kデジタルリマスター版 277分(4時間37分)
入場料:一般2,500円 シニア、学生、障害者1,800円
前売券:2,000円(元町映画館窓口にて発売)
お問い合わせ:元町映画館 ☎078-366-2636