孫文記念館がブックレットを発行
明石海峡を目の前に望み、海峡大橋のすぐ東側に建つ孫文記念館は「移情閣」と呼ばれ神戸の人々に親しまれています。孫文が1924年(大正13年)11月28日に県立神戸高等女学校講堂で「大アジア主義」講演を行ったことは有名です。来年は講演から100年目を迎えます。
この度、孫文記念館は「孫文と神戸を歩こう」というブックレット(44ページ)を発行しました。神戸での孫文の足跡や神戸の華僑について豊富な写真、新聞記事、地図、年表などをわかりやすい解説で紹介しています。巻末には「孫文・神戸・華僑」の地図があり、4ルートのおすすめ見学コースの紹介もあります。歩いて見学するためのガイドブックとして便利です。ブックレット巻頭に書かれた言葉を紹介します。
中国の革命家孫文が18回も神戸に来ています。日清戦争(1894ー95)から大正の終わりまでのおよそ30年の間のことです。
―ある時は準“国賓”として―革命の“元勲”の孫文
―ある時は清朝や袁世凱のお尋ね者として―“落人姿”の孫文
孫文だけではありません。
思想家として、政治家として、ジャーナリストとして、当時とても大きな影響力を発揮していた梁啓超は約6年間も須磨に滞在しながら活動していました。その師、康有為も辛亥革命の前後、須磨に居を構えていたのです。
彼らの神戸訪問、滞在には神戸の華僑、呉錦堂や王敬祥らが大きな役割を果たしていました。孫文らを迎えた当時の神戸の姿はどうだったのでしょうか?さあ、孫文と一緒に、歩きながら彼らの足跡と当時の神戸の街並みを確かめてみましょう。
ご希望の方は下記へご連絡下さい
「孫文と神戸を歩こう」頒価 300円(送料〒180円)
日中友好協会兵庫県連合会 Tel&Fax:078 -412 – 2228
孫文記念館 Tel.078- 783-7172 Fax.078- 785-3440