岡本は「摂津名所図会」に紹介された梅の名所
岡本梅林公園の梅が見ごろを迎え、多くの人が観梅に訪れています。「岡本梅林」は1796年頃「摂津名所図会」に紹介されるほど、有名な梅の名所でした。大正時代末期まで西摂津の梅の名所として、「梅は岡本、櫻は吉野、蜜柑紀ノ國、栗丹波」と謳われていました。(上図は摂津名所図会)
昭和13年の阪神大水害で大半を喪失し、昭和20年の神戸大空襲で焼失、その後の宅地化でほとんどの梅を失ってしまいました。神戸市は、昭和46年の渦が森三角公園、昭和50年に保久良梅林、昭和57年に岡本梅林公園を開園、その後、梅まつり実行委員会が阪神淡路大震災の復活を願って「梅まつり」を開催し現在に至っています。今年はコロナ拡大で梅まつりは中止となっていますが季節は日一日と春に向かっています。(写真は2月12日撮影)