普洱茶には生茶と熟茶がある
2月20日の「中国茶講座」は普洱茶(プーアル茶)について、講師の神田貴子高級茶芸師から、茶の入れ方、普洱茶の効能、保存方法などの話を聞き、経典厳品・氷島老塞古樹茶・把子茶・土林鳳凰沱茶・王霞御の5種類の普洱茶を試飲しました。
普洱茶(プーアル茶)は中国茶六大分類中の黒茶の一種類で、さらに生茶と熟茶に分けられます。雲南省標準計量局が定める普洱茶の定義は「雲南省の特定区域内に生育する雲南大葉種で作られる晒青毛茶を原料とし、後発酵(自然発酵、人工発酵を含む)加工された散茶及び緊圧茶」とされています。
生茶と熟茶の違いは発酵方法の違いにあります。生茶は製品完成後に酸化酵素の働きで時間経過と共に徐々に発酵が進むのに対し、熟茶は麹カビ等による微生物発酵を人為的に促し、短期間で発酵させています。
写真上:氷島老塞古樹茶(生茶の散茶)下:土林鳳凰沱茶(熟茶の沱茶)
「中国茶講座」3月は休み、次回は4月17日(水)開催予定