盧溝橋事件83周年

事件を契機に侵略戦争を中国全土へ拡大

1937年7月7日、中国・北京(当時は北平)の中心地から南西へ約15kmにある永定河にかかる全長260mの盧溝橋付近で夜間軍事演習を行っていた日本軍の部隊へ中国軍の陣地から数発の銃弾が撃たれたとして、これを不遜な「不法射撃」ととらえた日本軍は「膺懲」(征伐してこらしめる)と称して中国軍の陣地を攻撃、中国軍も抗戦し盧溝橋付近で日中両軍の戦闘が繰り返された。これが盧溝橋事件(7・7事変)です。

この事件をきっかけにして日本は1945年の敗戦まで中国全土への侵略戦争をおしすすめ、第2次上海事変、南京事件、731部隊の細菌戦、戦時性暴力、燼滅掃討作戦(三光作戦)、強制連行・強制労働事件、重慶などへの無差別爆撃、遺棄毒ガス事件をはじめとした加害行為を重ねてきました。今年は事件から83年になります。

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