電子決済サービスに押されて少々マイナーな存在になってしまった銀聯カードですが、日本国内のクレジットカード会社などで発行しています。現地での使い道はどうなっているかを紹介したいと思います。
できる事
- 銀聯ステッカーの貼ってある銀聯取り扱い店での買い物には使えます。(海外の銀聯はダメといわれる事もありますが、『中国と同じカード』と押し通すことでほぼ使えます)ただスマホによる電子決済サービスの気軽さと手数料の安さのせいか少額の決済では断られる事があります。
- 中国の携帯電話料金のチャージ(充値)ですが、たいていの営業所には「自助服務機」というセルフマシンが設置されています。カード挿入口に「银行卡」と書かれているので使えなさそうな気がしますが、ズバリ銀聯カードの事ですから問題なく使えます。
- 上海に限りますが公共交通カードの「自助服務機」でも同様に使えます。(「自助服務機」系は他の所でも使えると思います)
できない事
- 現地ATMでの現金引き出し(キャッシング)はできません。もっともATMによってはVISAなど国際クレジットカードでのキャッシングができます。
- 高速鉄道などの鉄道きっぷはシステムの関係上、現地銀行発行のカードに限られています。窓口に「銀聯」ステッカーが貼っていても現段階では使えません。
- 電子決済サービスの紐づけ用カードとしても使えません、あくまでも現地銀行発行のカードに限ります。
大別するとこのようになります。特段メリットはありませんが、持っておいてもいいかもしれません。そのあたりは自己判断で。
あと中国系銀行(中国銀行-Bank of China、中国工商銀行など)の日本支店発行のデビットカードやネオ・マネー発行のプリペイドカードもあります。ショッピングに併せATMでの現金引き出しもできます。(こちらも鉄道きっぷの購入・電子決済サービスの紐づけ用としては使えません)ご参考までに