井手啓二教授「中国の今とこれから」を語る

コロナ、人権、民主主義、環境問題などに多くの質問

日中友好協会東神戸支部は、6月5日(土)午後、神戸市東灘区で「現代中国学習講演会」を開催し、市民26人が参加しました。井手啓二長崎大学・立命館大学名誉教授が「中国の夢―経済、人権、民主主義・中国の今とこれから」と題し講演しました。

井手教授は、コロナ禍を克服した中国は、経済回復も早く、第1四半期のGDPの伸びは14.6%で順調に推移している。コロナ感染症については、徹底した検査と都市封鎖も含め強い処置でゼロコロナを推進し、スマホの普及を情報管理と提供に積極的に活用している。

中国は、2020年を「小康社会の全面的実現」を目標としていたが、それをほぼ達成している。今年3月の全国人民代表大会では、次の中期、長期目標を掲げ、先進国への展望を示しているが、解決しなければならない問題も抱えているので注目している。特に労働人口の急激な減少や香港、ウイグル問題、人権、民主主義に関することは大きな課題であると語りました。

参加者からは、中国はレーニン主義を取り入れているか?・習近平主席の任期を無期限としたがどうか?・コロナで失業や営業損失に対する補填はどうなっているのか?・環境問題への対応は?・香港の民主派弾圧は?などの質問が出て、わかる範囲でと質問に応えていました。(H)

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