“丸太(まるた)”という言葉について

  1.  日本で最初にノーベル賞(物理学)を受賞した人は、湯川秀樹博士で、彼の受賞論文は{「二中間子論」について}ですが、実はこの論文は第1論文から第3論文まであって、湯川博士が第1論文、第2論文は坂田省一博士、第3論文は武谷三男博士です。第2論文の著者坂田博士が唱えた「進歩を阻む3つの法則」というのがあります。
  2.  ところで話は変わりますが、皆さんは”丸太“という言葉を聞いて、何を想い浮かべられますか?
  3.  実はこの言葉は、(旧)満州(現在の中国東北部)にあった日本帝国の731研究所で日常的に使われていた言葉です。この研究所では、現地の人達を被験者として、(実質は)細菌兵器の研究が行われていました。それでその人達を指して呼ぶ略称が”丸太“でした。
  4.  そしてこの”丸太“という言葉は、当時日本の同盟国であったナチス・ドイツでも、ヨーロッパ在住のユダヤ人の人達を一番最初に、大量処刑する時の呼び名として使われていました。

(出典;クロード・ランズマン制作のフィルム『ショアSHOAH』)

記述者 ミャアちゃん

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