東アジア「平和の枠組み」日本が広げる役割を

周辺国が軍事力強化、日本の安全どう守る?

軍事に対して軍事で対応すれば相手国は更に強大な軍事力を持とうとして悪循環に陥ります。これが戦争へのリスクを高め最も危険です。一たび戦争になれば多大な犠牲が発生します。大事なことは戦争を起こさせないための外交に知恵と力を尽くすこと、これが政治の責任として求められています。

日本、中国、米国も包み込む包摂的な平和の、枠組み作る「外交ビジョン」が必要です。東南アジア諸国連合(ASEAN=10ヵ国で構成)は互いに友好協力条約を結び、徹底した対話により東南アジアを«平和と協力»の地域に作り変えてきました。ASEANはいま、プラス日米中ロなど8ヵ国を含む「東アジア首脳会議」という現在ある「平和の枠組み」を強化し、友好協力条約を東アジア規模に拡大し戦争の心配ない地域にしようという大構想「ASEANインド太平洋構想」(AOIP)を示しています。日本も米国も中国もこの構想に支持を表明しています。憲法9条をもつ日本がこの方向を強力に推進していけば一番の安全保障になるのではないでしょうか。

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