小高い丘に登り一日を楽しむ晩秋の行事
高い建物の屋上に登っても「登高」とは言わない。九月九日、菊の節句に、家族そろってご馳走や酒をぶら下げ、小高い丘に登って一日を楽しむ、そういう晩秋の行事を「登高」という。流浪の旅に出ていた杜甫は、五十五歳の九月九日、たったひとりで丘に登ります(故・一海知義著「漢詩入門」より)。 上図は百度百科「登高」
晩年の杜甫の境遇が窺われ、七言律詩の最高傑作とされる詩です。望郷・老境・貧困・多病の杜甫が詠まれていますが、この様な逆境の中で、いかに詩が詠まれたのでしょうか。
―第14回「漢詩を読む会」
日時:2018年12月8日(土)午後2時~4時
会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急「岡本」駅南を西へ徒歩約1分、1Fに「鳥貴族」が入る建物の3Fです。
講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授
テーマ:杜甫「登高」
資料代:1,000円 事前に参加ご予約お願いします。
主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」
Tel&Fax(078)412-2228 E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net