今回の県連主催の中国ツアーで私的に最大の目玉と思っているのは上海-黄山間の往復を高速鉄道で移動することだと思っています。ここでは簡単にレポートしたいと思います。
今回乗った列車は最新の復興号(CR400BF型)でした。最高営業速度350km/hを出し、車内サービスにも定評のある列車です。せいぜい従来の和諧号と思っていた私にとってホームに復興号が停まっているのを見た時は思わず興奮しました(笑)
以前も書いたと思いますが、中国鉄路では「きっぷ実名制」を採用しており、きっぷの購入、乗車時にはパスポートなどの身分証明書が必要です。また空港並に荷物検査もあります。
乗った車両は日本の新幹線の普通席にあたる二等座で、2+3人掛けのシートとなっています。もちろんリクライニングもでき席の間隔もゆったりしています。帰りの列車で気づいたのですが、シート間に電源がついています。なおこの列車は3クラス制でグリーン車にあたる一等座と最上級の商務座(ビジネス席)が連結されています。特に商務座は1+2配列の革張り調シートで座席がフルフラットにリクライニングします。
上海虹橋-杭州東間は最高速度300km/hの路線(杭州東-黄山北間は250km/h)で、最高速度まで出ていましたが、揺れもほとんどなく安定した走行です。ビールを飲みながらゆったりと列車旅を過ごせました。車内販売もありそこでビールを買いましたが15元と少々高い上に冷えてなかったです。ただ私たちの乗った5号車には売店が併設されており、そこでは同じ値段で冷えたビールがあることを帰りに知りました。この売店では弁当なども売っています。トイレは1両おきに設置されています。身障者対応トイレもあり、清掃も行き届いています。
高速列車はきっぷも比較的入手しやすいので皆さんも中国に行かれた時は是非とも乗ってみてください。