緑皮車が図書館に変身

🚂 緑の列車が図書館に変身!広州に新たな文化スポット誕生
2025年8月28日、広州・白鵝潭にある広州鉄道博物館の屋外展示エリアがにぎわいました。広州図書館と広州鉄道博物館が共同で設立した新しい分館「広州図書館・鉄道博物館分館」が正式にオープンしました。
このユニークな図書館は、退役した緑色の硬座列車(通称「緑皮車」)の車両を改装して作られました。懐かしい雰囲気の中で、鉄道の記憶と読書空間が融合し、市民や観光客に特別な文化体験を提供しています。

🛠️ 古き良きものを活かした改装
鉄道博物館は「古きを守り、新たな命を吹き込む」という理念のもと、蒸気機関車と22型客車を丁寧に改装。車内には当時の硬座席、回転式の天井扇、荷物棚などがそのまま残され、さらにエアコンや充電設備、図書棚、自動貸出機なども新設されました。

📚 本との出会いもレールの上で
館内には22のジャンル、約3700冊の蔵書が並び、今後も利用者のニーズに応じて定期的に入れ替えが行われる予定です。初めて訪れた子どもたちも「列車の中の図書館なんて初めて!好きな本がたくさんあって、また来たい」と笑顔を見せていました。

👥 市民の声と文化の願い
8月18日の試験開館以来、多くの市民が訪れ、「緑皮火車の中で読書するのは不思議な感覚。昔の汽笛が聞こえてくるようで、今の静けさも心地よい」と感想を語っています。
鉄道博物館の担当者は「緑皮火車は世代を超えた記憶の象徴。遠くへの旅、出会い、物語を思い起こさせます。この空間を通じて、静かな読書に動きを、重厚な歴史に命を吹き込み、若者たちが鉄道文化に触れ、読書習慣を育むきっかけになれば」と話しています。

🕘 利用案内
• 住所:広州市荔湾区誉江路5号(広州鉄道博物館内)
• 開館時間:火曜〜日曜 9:00〜17:00(祝日を除く)
• 利用方法:広州市の公共図書館ネットワークに統合されており、無料で貸出・返却・相談が可能。市内1200以上の図書館・サービス拠点と共通利用できます。

📖 本を開けば、歴史の響きが聞こえる
🚶 展示を歩けば、時代の痕跡に触れられる
午後のひととき、列車の中の図書館で
一冊の本と、川の流れを眺めながら
特別な文学のロマンを感じてみませんか?