甦れ歴史の記憶―中国人強制連行写真展

平和への祈りを込めて撮った写真

1942年11月戦争中、当時の日本政府は「華人労務者内地移入に関する件」を閣議決定し、約4万人もの中国人が甘言や強制的手段で日本に連行され、炭鉱や建設現場など135ヵ所の事業所で、賃金も支払われず、長時間の奴隷労働を強いられました。命を落とした人もありました。こうした問題は、戦後、日中国交正常化を経て90年代にようやく裁判などで明らかになりました。(写真上:鉱山乾燥場跡に残るの3本の煙突と手前中央は中華人病没供養塔)

京都でも、大江山のニッケル鉱山に200人の中国人が連行されており、1998年、被害者のうち6人が、日本冶金と日本政府を提訴しました。裁判所は被害を認定し、日本冶金との和解が成立しています。しかし、大半の被害者とその遺族にとり、戦争の傷はいまだ癒えることはありません。どんな歴史があったのか、被害者や遺族を支えてきた日本の支援者たちが、平和への祈りを込めて撮った写真をぜひごらん下さい。(写真は大江山ニッケル鉱山跡に建つ「中華人病没者供養」塔)

日程:7月10日(金)~14日(火)10:00~17:00

※7月10日は13:00から、14日は15:00まで

会場:ひとまち交流館 京都1F展示スペース

(河原町通五条下ル東側) 入場無料

主催:中国人戦争被害者の要求を支える京都の会

電話:075-642-3152(桐畑)

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