中国の大地を生きてきた人々の歴史を学ぼう
日中友好協会兵庫県連合会は中国百科検定実施を機に、「中国を正しく知る講座」を9月から連続開催しています。これまで、地理・政治、経済を学びました。10月14日は中国の歴史について学びます。講座は検定の受験に関係なくどなたでも参加できます。
かつて中国文明とは、黄河流域の文明「黄河文明」と同義語に理解されてきましたが、中国考古学の目覚ましい発展により、今や長江下流域の東南部や四川盆地を中心とする西南部、長城地帯の北方など多元的に文明の起源はとらえられています。
夏・殷(商)・周の三代、そして秦・漢は同一線上にあるのではなく、それぞれのルーツをもっています。春秋時代末期の孔子もまた自分たちの世界の多様性を認識していたし、前漢中期の司馬遷も『史記』の中で匈奴や朝鮮、東・南越などに列伝を立て、さまざまな人々の歩みを叙述しています。
新石器文化以来の文明の展開は秦漢統一国家の成立にひとつ結実するが、魏晋南北朝時代に入り、中国の歴史は再び400年の大きな分裂を経験します。しかし、この時代は漢族と非漢族、胡漢入り交じる新たな胎動が見られた時代です。仏教や道教などが盛んになり、文学・書画も花開き、国際色豊かな隋唐を準備した時期でもあります。(中国百科検定問題集、古代文明~唐代より)
「学習会日程」
日時:2020年10月14日(水)午後2時~4時
会場:日中友好協会兵庫県連合会会議室
テーマ:中国の歴史
資料代:200円 ※マスク着用でご参加下さい!
連絡先:日中友好協会兵庫県連合会
Tel&Fax(078)412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net