新年のごあいさつ

兵庫県連合会、支部の諸活動にご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。いま世界は、コロナウイルス感染症から如何に脱出するか模索しています。さらに温暖化など地球環境の激変でかつてない規模の自然災害が未経験の事態を引き起こしています。コロナ感染抑止への対応が進む一方で、偏見や差別が貧困とも結びつき改めて表面化しています。今こそ国際的な協働が重要となっています。菅義偉新政権は「学術会議会員任命拒否」問題やコロナ対応で、その本質が露呈し一挙に国民の支持を失いつつあります。

昨年は日中友好協会創立70年の節目の年でした。協会は「日中不再戦」の原点に立つ民間の平和友好団体として1950年10月に創立しました。この間、様々な妨害や干渉を乗り越え、草の根の相互交流、相互理解のために運動を続けて参りました。歴史を学びさらに前進を目指しています。大国となった中国には、話し合いでの解決が求められる尖閣問題などの領土問題や、民族自決、人権問題、香港問題など世界の厳しい目が注がれ、役割と責任が求められます。

日中友好協会は、いまこそ国際連帯の立場と「日中不再戦・平和友好運動」を基本に、「中国を知る」「中国百科検定への挑戦」などの学習活動、楽しい多彩な文化活動を継続させ、日中友好新聞購読者と会員を増やす「仲間づくり活動」に大いに取り組んで参ります。本年も一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2021年1月吉日   

日本中国友好協会兵庫県連合会 会長 前田 清

写真は芦屋川河口近くの河畔に立つ「日中友好平和の塔」(1973年7月7日建立)

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