講演「河野村開拓団と祖父と私」~胡桃澤伸氏
長野県河野村の村長であった胡桃澤盛の孫、胡桃沢伸は、大勢の村人を死に追いやった祖父、自責の念に苦しみ自殺した祖父のことを、どう受け止めていいかわからずにいた。手がかりになるのは10代の終わりから死の直前まで書いていた日記、青春時代は大正デモクラシーに触れ、自由主義に理想を求め、30代半ばで村長となり村のために奔走する日々の心情が、生々しく綴られている。家族のため、村のため、社会のために行きたい、常に正しくありたいと願っていた祖父は、気がつけば国のため、戦争遂行のために邁進していた・・・。
日時:2021年11月20日(土)午後1時~4時30分
会場:尼崎市中央北生涯学習プラザ1F大ホール
「尼崎医療センター」バス停から西へ徒歩約3分
入場無料(予約不要)三密を避けて椅子を配置します
●ドキュメンタリー「決壊~祖父が見た満州の夢」(信越放送)
戦争中、長野県河野村で村長を務めた胡桃澤盛は国策に従い、村人を満蒙開拓団として、満州へ送り出した。しかし、ソ連軍の侵攻で戦場と化した満州で、73人が集団自決。後に、盛は、罪の意識に苛まれ、42歳で自らの命を絶った。
●講演「河野村開拓団と祖父と私」~胡桃沢伸(精神科医・劇作家)
●対談交流:胡桃澤伸氏と大兵庫開拓団2世の皆さん
写真と資料で辿る「満州・移民」撮影・編集構成:宗景正
1Fロビー(大ホール前)
期間:11月17日(水)~20日(土)9:00~20:00(20日は17時迄)
主催:尼崎市(委託事業団体:コスモスの会尼崎日本語教室)
後援:尼崎市教育委員会
協賛:近畿中国帰国者支援・交流センター・大阪中国帰国者センター
問い合わせ:コスモスの会 090-7489-7091(石打)