素晴らしい景観の安徽省南部古村落

9月に県連企画ツアーで訪問する黄山市の見どころ

世界文化遺産「明・清時代の古民居集落」

中国安徽省南部の黄山市には、多くの明・清時代の古民居群があります。その一つに、黟(ィ)県の西逓村があります。11世紀、宋朝の元祐年間にある河川の西岸にでき、物資輸送の駅として使用されたため西逓と呼ばれるようになったと言われています。

この村を支えていたのが胡氏で、10世紀、唐の昭宗の子が変乱から逃れこの地に隠れ住み胡姓を称し、1465年に商売を始めで成功し、土木、建築、修祠、道路整備、架橋などを行い、18世紀から19世紀にかけて西逓の繁栄は頂点を極め600もの豪邸が作られたと伝えられています。(ウイキぺディア)

現在も明清時代に建てられた124棟が観光用に保全されて一般に公開されています。2000年11月に世界文化遺産に登録された貴重な古建築群として知られています。西逓村にある建物や道路には大理石が、建物の窓枠には黒大理石が使われており美しい庭や花鳥デザインが景観を彩り世界で最も美しい村とも呼ばれているようです。

中国鉄路2019年春運終了

中国鉄路総公司は3月1日に40日にもわたる春節特別輸送(春運)が問題なく終わりました。輸送した人員はのべ4.1億人になります。(前年比6.7%アップ)史上初となる4億人を超える輸送は安全・平穏に幕を閉じました。40日のうち動車組列車による輸送は2.4億人になり昨年より16.2%の伸びでした。1日あたりの利用者が1000万人越えになった日は23日間、最高は2月23日の1316.9万人でした。

春運期間に鉄道部門は新規開通路線・新造列車を活用し、1日平均は過去最高の8671本の旅客列車を運行しました。

これらの大量輸送を支えているものにインターネット購入システムがあります。春運期間のきっぷ発売数が1100万枚を超えた日が19日間、2019年1月4日は1282万枚のきっぷが公式サイトやスマートフォンアプリで発券されました。(中国鉄路総公司サイトより抜粋及び要約)

中国鉄路2019年4月ダイヤ改定

中国鉄路では2019年4月10日0時より運行ダイヤを改定します。高速鉄道の運行をより良くし北京~青島、北京~蘭州、蘭州~成都などの動車組列車の運行時間を更に短縮します。また在来線列車を減らすこと無く貨物列車の輸送能力を増やします。

  1. 青島-北京間を3時間運行圏とします。北京南~青島北のノンストップ復興号動車組列車を1往復運行し,北京南~青島北間を3時間以内に到着します。改定前のダイヤより49分短縮し、北京と青島を往復する旅客の便利で速い移動を図ります。
  2. 北京~蘭州間の高鉄の運行時間を短縮させます。改定後、北京西-蘭州西間のG427/8次の途中停車駅を西安北、鄭州東、石家庄のみとし,北京西から兰州西方面の運行時間を7時間23分、兰州西から北京西方面を7時間22分とします。
  3. 蘭州-成都間の動車組列車を初めて運行します。蘭州-成都のD762/3とD764/1次復興号動車組动车组,兰州~成都間の運行時間を6時間50分と6時間52分とし、現行列車より5時間短縮させます。
  4. 一部の旅客列車のダイヤを見直し更に良くします。瀋陽~佳木斯、大連~斉斉哈爾の動車組列車を各1往復増やします。雄安新区のサービス向上のため、白洋淀駅の停車列車を39本から、,新たに10本増やします。
  5. 貨物列車の輸送能力を増加させます。37本の複数鉄路局集団公司間の直通大型貨物列車を増やし、合計284本になります。呼和浩特~ 唐山鉄路の万トン級列車を39往復に増やし、貨物の運行能力を増加させます。

高速列車を増やし旅客の利便を図るとともに、在来線列車の運行規模は現状の規模を残しつつ更なるサービスの向上を図り、在来線列車を1203往復、公益性の高い鈍行列車81往復は継続して運行し旅客の様々なニーズに応えます。

2019労働節は4連休に

中国国務院は3月22日に労働節(メーデー)の休日を当初の1日(5月1日)から5月1日~4日の4連休にすると発表しました。日本も最大10連休と重なりますので渡航される方は交通機関の混雑などにご注意下さい。なお4月28日と5月5日の日曜日は通常の平日扱いとなります。

中国の場合、連休が急遽決まることは時々あるようです。ちなみに日本の消費税にあたる増値税の税率がが4月1日から引き下げられます。(発表されたのは3月のようです)

2019「上海桜花節」始まる

顧村公園「桜花節」3月15日~4月15日

中国・上海には花見を楽しめる公園が沢山あります。中でも有名な上海市宝山区の顧村公園では今年も2019上海桜花節が始まりました。見頃は3月下旬~4月上旬とのことですが多くの種類の桜があり期間中花見が楽しめるようです。

桜で有名な顧村公園には五大観桜区「郊野森林園賞桜区」「児童森林嘉年華賞桜区」「森林運動園賞桜区」「森林漫歩園賞桜区」「三号門賞桜区」があり、郊野森林園園は総面積が13万平方米に28種の桜樹4千本、児童森林嘉年華賞桜区は2万5千平方米の広大なエリアに観桜区があります。公園へは地下鉄7号線「顧村公園駅」下車、入園料は大人20元、学生(大・中・小)10元、シルバー(60~64歳)16元、65歳以上、身障者、軍人は無料。

「北京首都新空港」9月開港めざす

首都国際空港の飽和状態解消図る新空港建設

北京首都国際空港の飽和状態解消を図るため、2014年11月に中国政府が承認し、北京市の中心から南へ46Kmの北京市大興区・廊坊で新空港の建設工事が進められています。首都第2空港となる北京大興国際空港が今年6月30日までに空港本体、付帯設備工事が終了し、引き取り検査後、建国70周年を迎える9月30日までに空港運営開始が予定されています。新空港は滑走路4本と268駐機スポットを有し当面は年間7,200万人程度の利用者を想定していると言われています。

新空港開業と同時に北京地下鉄新空港線や空港専用の高速道路が開通する予定となっています。2025年頃の最終完成時には、ヒトデ形ターミナルと7本の滑走路を有し、1億人以上の収容能力を備える世界最大の空港となり、北京首都国際空港・北京大興国際空港の2空港体制で急増する航空需要に対応することになります。総事業費は140億ドルを見込んでいるという。(完成図、地図は百度百科より)

続・滴滴出行は便利

前にも紹介しましたが、中国の配車アプリ「滴滴出行」は非常に便利です。ついに日本上陸もはたし大阪府と東京都の一部地域で営業を開始しました。それに伴いアプリのインストールなどの留意点を紹介したいと思います。

中国で利用する場合

中国国内用と日本用ではアプリが異なります。中国国内用は従来からある「滴滴出行」、日本用は「DiDi」となります。iOSの場合は日本向けのAPP Storeで扱っています。Androidの場合GoogleのPlay Storeでは中国用の「滴滴出行」アプリはインストールできません。(「DiDi」アプリはインストールできます)少々マニアックな方法ですが、中国の百度などのアプリストアから入手できます。中国用アプリの利用方法は今回は省略しますが、国際クレジットカード決済や海外携帯電話番号でのアカウント作成にも対応しているので、一時滞在の旅行者も利用することができます。

日本で利用する場合

アプリは前述の「DiDi」をインストールして利用します。支払いは登録したクレジットカードからのアプリ決済とタクシー車内で支払う方法の二種類があります。注意したいのは中国用「滴滴出行」でも利用できますが、決済方法に支付宝と微信支付が選択できます。しかし日本人などパスポートで登録した外国人アカウントは日本円建ての決済はできませんので気をつけましょう。(その場での現金払いは可)国際クレジットカード決済ができる日本用アプリの利用をオススメします。

2019.1中国鉄路ダイヤ改正

中国鉄路総公司は2019年1月5日0時にダイヤ改正を行います。内容は下記の通りです。

2018年末に、京哈高鉄承徳至瀋陽段、新民至通遼高鉄、哈爾浜至牡丹江高鉄、済南至青島高鉄、青島至塩城鉄路、杭昌高鉄杭州至黄山段、南平至龍岩铁路、懐化至衡陽鉄路、銅仁至玉屏鉄路、成都至雅安鉄路の10路線が開業し、新たな高鉄営業距離は約2500キロ増加します。これにより阜新、朝陽、承德、通遼、牡丹江、日照、連運港、塩城、雅安、麗江等多くの都市が動車組(D・G列車)で結ばれます。新たに増加する動車組は276.5往復となり、中国高鉄の輸送能力は増え、より旅客のニーズに応えられるようになります。ダイヤ改正後、動車組列車は通常ダイヤ2847.5往復、週末ダイヤ3069往復、ピーク時ダイヤ3451.5往復となり、改正前に比べ約9%増加します。

所要時間も一部都市間で更なる短縮があります。哈爾浜至牡丹江間3時間、北京至牡丹江間8時間57分,牡丹江至北京间で6時間57分,通遼至瀋陽間2時間21分,瀋陽至承徳間8時間23分,北京南至青島間58分の短縮となります。(中国鉄路総公司サイトより抜粋)

2019中国の休日

2019年の中国の休日をお知らせします。春節と国慶節の連休中は中国国内の交通機関が非常に混み合います。渡航の参考になればと思います。

  • 元旦(1/1)…12/30~1/1(3日間)
  • 春節(2/5)…2/4~2/10(7日間)
  • 清明節(4/5)…4/5~4/7(3日間)
  • 労働節(5/1)…5/1(1日間・連休なし)
  • 端午節(6/7)…6/7~6/9(3日間)
  • 中秋節(9/13)…9/13~9/15(3日間)
  • 国慶節(10/1)…10/1~10/7(7日間)

海南環島高鉄で電子チケット運用開始

2018年11月22日より海南環島高鉄において電子チケットの試験運用を開始しました。中国鉄路総公司ではこのシステムの導入により更なる旅客サービスの向上を図るとのことです。

従来のきっぷは赤地の非磁気化券または青地の磁気化券で実名制を導入しています。これらが輸送契約書、乗車証明書、購入証明書を兼ねておりきっぷに集約されています。また乗車の際はきっぷが必要でした。電子チケット導入によりこれらの証明が電子的に保存されるようになり輸送契約書と乗車証明書がペーパーレス化し、購入証明書も逐次ペーパーレス化しつつあります。

きっぷ購入時はネット購入の場合は、購入成功後ウェブサイトから購入証明を自分で印字またはダウンロードでき、また海南省内の駅の窓口、自動券売機でも印字することができます。窓口や自動券売機で購入した際は購入証明をもらうことができます。

乗車時は二代身分証、外国人永久居留証、港澳台居民居住証、港澳居民来往内地通行証、台湾居民 来往大陸通行証を持っている乗客は直接自動改札機を通過することができます。それ以外(パスポートなど)で乗車する際は専用の身分確認窓口で係員に購入証明の二次元バーコードを読んでもらうか身分証明書番号を確認してもらい構内に入場します。

また中国鉄路サイト(12306.cn)で身分証確認を済んでいる人は、スマートフォンアプリにて二次元バーコードを表示させることができるのでそのまま自動改札機を通過することができます。(以下略)