「人間らしく生きたい」と署名活動に取り組む
2008年4月、「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の改正法(新・支援法)」が施行され、老齢基礎年金の満額給付や、支援給付制度の創設等新たな支援策が実施されました。
ところが、帰国者2世については一切適用されず、2世の生活は経済的に困窮し、多くが生活保護に頼らざるを得ない状況です。これは、国が1世と国費同伴帰国できる2世を未婚の20歳未満に限定したこと、これまで2世に対する有効な支援策を全く講じてこなかったことに起因するものです。
福岡県中国帰国者2世の会会長の小島北天さん(72歳)は、1947年、奉天(現在の瀋陽)で生まれ、1996年49歳で帰国、支援交流センターで8か月日本語教育を受けましたが日本語がうまく話せず転職を余儀なくされ、正社員で働けたのは僅か4年間だけ、現在受け取っている年金は1か月1万9000円で今も働かないと生活できませんと話しています。帰国者2世は「人間らしく生きたい」と帰国者2世にも「新・支援法」の適用を訴え署名活動を続けています。(日中友好新聞より・福岡市内での署名行動、写真提供:日中友好協会福岡県連合会)
署名にご協力お願いします。用紙はダウンロードの上、署名は下記へお送り下さい。
〒658-0072神戸市東灘区岡本1丁目14-10 岡本住宅ビル3F
日本中国友好協会兵庫県連合会