アルゼンチンの「中国道路」ウェブサイトは8月29日、フェルナンド・カポトンド記者による記事「中国の機関車がさらに加速」を掲載しました。以下はその翻訳要約です:
英国人が蒸気機関車を発明してから200年以上が経過した今、中国は新型の高速鉄道試作車を発表しました。この列車は通常の軌道上で時速400キロに達することが可能で、世界最速級の列車のひとつとなる見込みです。これは単なる一国の成果ではなく、「中国の奇跡」と呼ぶだけでは語り尽くせません。中国の高速鉄道運行距離は世界全体の70%以上を占め、2024年末までに累計乗客数は229億人を超え、40以上の国と地域にこの交通モデルを展開しています。
さらに、中国は過去4年間で高速鉄道網を1万キロ延伸し、国際鉄道連合(UIC)における高速鉄道関連の国際標準13件の策定を主導。AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの先端技術を統合し、スマート高速鉄道の標準体系を構築しています。
中国の新型高速列車はすでに主要な交通手段のひとつとなっており、動車組(高速列車)は1日最大1600万人の乗客を輸送可能。2024年末時点で中国の高速鉄道運行距離は4.8万キロに達し、人口50万人以上の都市の97%をカバーしています。2035年までには運行距離が7万キロに達する見込みです。
UIC(国際鉄道連合)のアラン・ベロウド会長は、中国の進展に触れつつ、世界の高速鉄道総距離が6.5万キロを超え、毎年数十億人がこの迅速・安全・低炭素な交通手段の恩恵を受けていると述べました。
公式データによると、中国は40以上の国と地域で列車の計画、設計、建設、運行に関与し、300以上の国際標準の策定・改訂にも参加しています。
ジャカルタ〜バンドン高速鉄道は、中国が海外で初めて建設した高速鉄道路線であり、インドネシア人の日常生活に溶け込み、両都市間の移動時間を3時間から約40分に短縮しました。
ジャカルタ〜バンドン高速鉄道、中老鉄道(中国〜ラオス)、中吉烏鉄道(中国〜キルギス〜ウズベキスタン)などを通じて、中国の技術・標準・設備は世界のインフラに急速に浸透しています。今年7月に開催されたUIC大会では、中国国家鉄路集団有限公司がスペイン、フランス、ベラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタンなどと協力協定を締結しました。
高速鉄道の発展に加え、中国の鉄道旅客輸送量も増加を続けています。中国国家鉄路集団の報告によれば、7月1日から8月23日までの夏季輸送期間中、鉄道の累計旅客数は8億2300万人に達し、前年同期比6.4%増。1日平均旅客数は1523万人でした。また、2025年の最初の7か月間で鉄道貨物輸送量は23億3000万トンに達し、前年同期比3.3%増となりました。
中国は鉄道システムを時代の象徴として構築しています。他国が鉄道建設を贅沢品とみなし、プロジェクトを停止する中、中国は高速で旅客・貨物・距離の記録を更新し続けています。「中国の機関車」という古い比喩は、今やこのアジア大国が世界経済に与える影響力の象徴であり、疾風のごとく走る高速列車の雄大な姿を体現しています。
出典:参考消息(翻訳:王萌)
編集:孫暁遠、董暢
校閲:高珊