強制連行・強制労働による中国人犠牲者追悼とドキュメンタリー映画「戦ふ兵隊」上映
緊急事態宣言中ですが予定通り開催します!
日時:2021年9月5日(日)13:30~16:00
場所:宝地院(神戸市兵庫区荒田町、神戸大学病院西へ二筋)
- 犠牲者追悼 13:30~ 2階本堂 10分前に着席します
- お供料:500円 マスク着用でご参加下さい!
- ドキュメンタリー映画「戦ふ兵隊」上映 14:00~地階集会室
戦争末期、日本国内の労働力不足を補うため、当時の日本政府は中国大陸から38,939人の中国人労働者を国内へ強制連行し、炭坑や港湾など135事業所で、劣悪な環境の下、苛酷な強制労働に使役し、全国で6,834人が犠牲となりました。
兵庫県内では、1943年7月~1944年12月に、神戸港へ996人、相生の播磨造船所へは1944年7月~9月に490人を連行し、港湾荷役や造船の雑役工として酷使し、神戸港で17人、相生で28人が栄養失調や過労衰弱で命を落としました。(写真は、1957年10月19日に開催された「殉難中国人慰霊祭」会場の関帝廟)
日中友好協会兵庫県連合会はこの歴史の事実を忘れることのないように、ゆかりある宝地院で震災後の1998年から「慰霊の集い」を開催しています。今回は、犠牲者追悼とドキュメンタリー映画「戦ふ兵隊」を上映します。
◆ドキュメンタリー映画「戦ふ兵隊」復刻版 66分
亀井文夫監督(1908~1987年)1939年東宝映画文化映画部制作
この映画は、日本軍の武漢作戦(1938年6月11日~10月27日)に約5か月間従軍し撮影されたドキュメンタリー映画です。内容が厭戦的であると問題となり、検閲で上映は不許可、公開禁止となりネガは処分されました。
亀井文夫監督は、1941年、治安維持法違反容疑で逮捕、投獄され監督免許をはく奪され、幻の映画とされていました。その後、1975年に1本のポジフィルムが発見され、日本映画史上重要な作品であると再認識されるに至った貴重な映画です。
◆緊急事態宣言が8月20日~9月12日の期間発出されますが「慰霊の集い」は予定通り開催します。(8月18日)