中国帰国者2世問題とこれからの日中友好の展望

基調報告とパネルディスカッションで考える

帰国者2世は日本語が不自由な中で、日本社会で仕事を得て生活していくのは困難で、極めて厳しい状況に置かれています。満足な年金を受け取ることもできません。2世の多くは生活保護に頼らざる得ないのが実情です。

日本社会の中で孤立するケースも少なくありません。今回のシンポジウムでは、日中国交正常化共同声明50周年の節目の年に、中国帰国者の残された課題である2世問題の解決方法とこれからの日中友好の展望を一緒に考えたいと思います。

日時:2022年9月25日(日)13:00~

会場:福岡県弁護士会館2F大ホール

「基調報告」

・中原昌孝(弁護士)

・浅野慎一 摂南大学特任教授、神戸大学名誉教授

・南 誠 長崎大学多文化社会学部准教授

「演 舞」

・中国帰国者によるモンゴル舞踊、ヤンコ(秧歌)踊り

「パネルディスカッション」

浅野慎一、南誠、後田ひろえ(読売新聞記者)、岩橋英世(弁護士)

オンライン参加 ZOOMウェビナー使用

https://onl.tw/EJMPSLN  2次元コードを読み取りご参加下さい。

ウェビナID:895 4609 0400

パスコード:583483

主催:九州弁護士会(☎092-741ー6416)

共催:日本弁護士連合会

日中国交正常化50周年記念「日中友好・夢コンサート」

多彩なメンバーによる歌・民族舞踊・楽器演奏 ♪♪

日中友好協会東神戸支部は今年、日中国交正常化50周年を迎えたことを記念し多彩なメンバーによる「日中友好・夢コンサート」を10月28日(金)、うはらホールで開催します。この3年余り、コロナ感染症の蔓延により行動制約を余儀なくされてきました。気持ちを明るく楽しくしてくれる日中友好の音楽、舞踊で大いに気晴らししましょう。

日時:2022年10月28日(金)午後2時開演(1:30開場)

会場:東灘区文化センター・うはらホール

JR・六甲ライナー住吉駅下車、改札を出て左へ表示に従い渡り回廊を東へ徒歩約3分。

劉 偉(プロデュース・歌、笛)久保比呂誌(三味線・ピアノ)李亜輝(二胡)星千尋(歌)郭 鋭(舞踊)アルドントヤ(舞踊)

入場料:一般前売り1,500円(当日は300円増)

◆前売券は協会事務所にあります。

◆チラシ持参の方は前売り扱いします。(3名まで)

※中国帰国者・留学生・高校生以下無料

主催:日本中国友好協会東神戸支部

協賛:日本中国友好協会兵庫県連合会

後援:中華人民共和国駐大阪総領事館・神戸市・神戸市教育委員会

連絡先:☎️078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

連絡先:Tel&Fax::078-412-2228(兵庫県連合会)

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net(兵庫県連合会)

E-mail: sps98kg9@gmail.com(東神戸支部)

「中国語講座」2022年度後期受講者募集 !

「中国語講座」2022年度後期10月12日~開講

初級~中級Ⅲの9クラスで新規受講申込み受付中 

日中友好協会兵庫県連合会主催の「中国語講座」は2022年度後期(10月~2023年3月)の新規受講者を募集しています。クラスは初級2クラス、中級7クラスで初級Ⅰクラス(金曜日午後)を除き午前・夜間クラスがあります。講師は全て中国人女性です。協会会員、学生は入会金不要の特典があります。

    クラス    曜日・時間       開講日       

・初級Ⅰ 金曜日 13:30~15:15           10月14日

・初級Ⅱ 火曜日 10:00~11:45   10月18日

・初級Ⅱ 火曜日 18:30~20:15    10 月18日

・中級Ⅰ 月曜日 10:15~12:00    10月17日

・中級Ⅰ 月曜日 18:30~20:15             10 月17日

・中級Ⅱ 水曜日    9:45 ~11:30    10月12日

・中級Ⅱ 水曜日 18:30~20:15              10  月12日

・中級Ⅲ 木曜日 10:15~12:00              10 月13日

・中級Ⅲ 木曜日 18:30~20:15              10 月13日

期間:2022年10月~2023年3月

教室:日中友好協会兵庫県連合会教室(JR摂津本山駅東1分)

・入会金 10,000円(初回のみ)協会員、学生は不要

・受講料 35,000円(6か月分前納) テキスト代実費

・少人数制(1クラス平均5人)

申込受付は下記協会事務所で行っています。

※教室見学出来ます。事前に電話・FAX・メールで下記へ見学曜日・午前か夜間かをお知らせ下さい。

事前見学は9月第2週まで可能です。(以後は後期開講まで休み)

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

〒658-0003 神戸市東灘区本山北町3丁目4-9 甲南ビラ201号

JR「摂津本山駅」北口を線路沿いに東へ徒歩約1分、「阪急岡本駅」を南へ徒歩約5~6分、山手幹線道路の南、JR線路の北側沿いです。

Tel&Fax::078-412-2228 (☎は月~金、10時~19時)

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

王希奇教授の「一九四六」神戸展始まる

主催者、来賓あいさつ、テープカットで一般公開始まる

9月4日(日)午後3時まで 原田の森ギャラリー2F

「一九四六」神戸展実行委員会は8月31日(水)午前10時から展示場入り口で開会式を行い9月4日(日)までの期間で一般公開が始まりました。開会式は、安斎育郎実行委員会代表が開会あいさつを行い、続いて中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剣総領事、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構特別顧問、前兵庫県知事・井戸敏三氏、福知山公立大学名誉学長で元京都府立大学学長・井口和起氏、元帝塚山短期大学学長・森一貫氏が来賓あいさつされました。会場入り口にはすでに大勢の人が集まり入場を待っていました。安斎代表・薛剣総領事・井戸敏三氏・井口和起氏・小松電機産業  人間自然科学研究所会長兼社長の小松昭夫氏の5氏がテープカットを行い「神戸展」が始まりました。(写真上:開会あいさつをする安斎育郎実行委員長、下:テープカット、左から2人目は薛剣中国駐大阪総領事)

上記5氏の他に、NPO法人国際音楽協会理事長・張文乃氏、移情閣(孫文記念館)友の会会長・林同福氏、神戸市市長室国際局長・檀特竜王̪氏が来賓として出席されました。開会式にはテレビ、新聞などマスコミ各社多数が取材に訪れていました。展示場には、王希奇教授の大作「一九四六」の他に「一九四六見守る海」、「一九四六帰路」、「記憶」、「一九四六下絵」など14点と浅野慎一摂南大学教授・中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会世話人代表作成の「一九四六」解説、「『満州国』と日中戦争」「日本人移民『満州農業移民』」「ソ連軍進攻と日本敗戦」「逃避行、難民流浪」「引揚げの遅延、難民収容所」「引揚げ事業とその中止」「引揚者のその後」「引揚船に乗れなかった人々のその後」が展示されており多くの参加者が立ち止まって読んでいました(写真上)。また会場には、神戸華僑総会舞獅隊と生田神社獅子頭保存会からお借りした中国と日本の獅子頭が展示されています。(写真上:あいさつする薛剣駐大阪総領事)

形から読み解く甲骨文字の面白さ

「甲骨文字=漢字を学ぶ」展示と講演会

甲骨文字は、中国の殷(商)時代の遺跡から出土した古代文字で、古代中国で行われた占卜を、当時の文字で亀の甲羅や牛の肩甲骨に刻みつけて記録したものです。漢字の原初形態であり、現在確認できる漢字の最古の祖型を伝えており、亀甲獣骨文字、甲骨文とも言われています。(Wikipedia)

日中友好協会加古川支部は、ものしり文字会主宰の藤田而響先生を迎え「形から読み解く甲骨文字の面白さ」と題し講演をして頂きます。同時に、漢字の発祥といわれる甲骨文字を題材にした書なども展示します。どなたでも参加頂けますのでお気軽にご参加下さい。

日時:2022年9月11日(土)午後2:00~4:30

会場:東播磨生活創造センター1階講座研修室

講演:藤田而響さん(ものしり文字会主宰)

テーマ:形から読み解く甲骨文字の面白さ

参加費:500円

主催:日本中国友好協会加古川支部(☎090-8753-5972) 

協力:印象工作室

王希奇教授の「一九四六」絵画展 8月31日から開催

「満州」からの引揚げ超大型絵画  鑑賞のポイント

中国人画家・王希奇魯迅美術学院教授が、「戦争では何時の時代も弱い立場の人が苦しむ、彼らも戦争の犠牲者だ」との思いに至り描いたという葫蘆島からの日本人難民引揚の超大型絵画(縦3m×横20m)を展示する「一九四六」神戸展が8月31日(水)から始まります。この超大型絵画鑑賞のポイントを紹介します。

(1)2011年に王希奇教授が偶然目にした写真集に掲載されていた「遺骨を抱いた男装の少女」が中心部に描かれています。

(2)大作「一九四六」では、暗黒の画面に浮かび上がる無数の白くて小さな灯火は、自ら光を放つ「蛍」を表しています。王教授がこの「蛍」を通して表現したかった事は、人間が発する喜びと希望と伺いました。敗戦による悲惨な難民生活を終え、日本帰還の喜びと期待を表現しているのです。また、初盆の頃まで生息する蛍は淡い灯を放ちます。日本人の私は、点滅する蛍の淡い光に、寧ろ日本に帰る事ができなかった50万人近い、残留日本人や集団自決した死者の無念さを感じざるを得ません。

(3)絵画には米国と日本船舶が4隻描かれており、安定した三角形の構図となっています。そしてその右の海は画面の広がりだけでなく、日中の歴史的繋がりを連想させる遇らいが施されています。また、画面上部や右奥の海を遇らうことにより、奥行きの広がりを感じることができます。手前の2隻の船舶へは乗り込みが終わり、これから出航するのでしょうか?尚、満州からの邦人引揚げのために、米国が提供したLST輸送船(戦車揚陸艦)は85隻、リバティ輸送船(戦時標準船)は100隻、病院船は6隻でした。(M)

展示会場には、超大型の「一九四六」の他に一九四六見守る海、一九四六帰路、記憶、一九四六下絵の10作品が展示されます。

「一九四六」神戸展  日程・会場

日時:2022年8月31日(水)~9月4日(日)10:00~18:00

(最終日は15:00まで)

入場料:1,000円(大学院生以下無料)

会場:兵庫県立原田の森ギャラリー(JR灘駅北、阪急王子公園駅西)

●受付の混雑を避けるためチケットをご持参下さい、チケットを入手出来ない方は、直接会場へお越し下さい。

●コロナ感染症予防のため、体温測定、マスク着用、手指消毒をお願いします。発熱や咳のある方は入館をお控え頂きますようお願い致します。

●チケット購入方法

チケットぴあ https://t.pia.jp (pコード686082)

ローソンチケット https://l-tike.com/(Lコード53821)

事前予約の方は展示場入口で入場券を現金と引換にお渡しします。

●「一九四六」神戸展HPをご覧下さい!

https://free.yokatsu.com/koube

9月の漢詩を読む会は「仲秋の名月」

連日の猛暑とコロナ感染症の爆発的な拡大が続き大へん厳しい夏となっています。9月の「漢詩を読む会」を開催する頃には何れも減少してほしいと願うばかりです。6月以降休講していた「漢詩を読む会」は下記の通り再開します。

今回は、白楽天が仲秋の名月の夜に、遠くへ左遷中の親友・元九(元稹)を思いやった友情の漢詩を講読します。(画像は白楽天と元稹、百度中国より)

日時:2022年9月17日(土)午後2時~4時

会場:神戸市立東灘区文化センター8階会議室3(旧東灘区民センター)

JR住吉駅下車、改札を出て、表示に従い渡り回廊を東へ徒歩約3分

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:「仲秋の名月」

資料代:1.000円   定員:20人

「白居易」 中唐 772~846

字は楽天。下邽(陝西省渭南)の人。自らは先祖の出身地を称して太原(山西省太原)の人という。その家は代々役人を出してはいるが、名望ある家柄ではなかった。父の白季庚は地方の役人で生涯を終わり、白居易が生まれたころは経済的にも恵まれない状態であった。十五歳のころから科挙の受験勉強に励み、そのため目を悪くし、頭に白髪がまじるほどであった。二十九歳の時、最初の受験で進士科に及第したが、十七人の及第者中、最年少であった。次いで三十二歳の時、試判抜萃科に及第した。この時の及第者八人の中に元稹がおり、共に校書郎を授けられ、終生の友情を交わすきっかけとなった。(石川忠久編 漢詩鑑賞事典より抜粋

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

連絡先:Tel&Fax:078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

辺野古新基地建設「遺骨土砂問題」を語る

ヤマトンチュとして沖縄に向き合う

今年は沖縄復帰50年になります。兵庫の「語りつごう戦争」展の会は8月15日(月)午後、神戸市兵庫区の妙法華院で「8・15平和の集い」を開催し市民43人が参加しました。集いは、米国イェール大学在籍中の西尾慧吾さん(1998年生れ)が「ヤマトンチュとして沖縄に向き合う」と題し、辺野古新基地建設の遺骨土砂問題について講演しました。

沖縄県民の「基地のない平和の島」の願いとは逆に名護市辺野古では米軍の新基地建設が強行されています。この新基地建設に沖縄戦戦没者の遺骨が染み込んだ沖縄島南部の土砂を使い埋め立てが行われようとしています、政府との交渉や毎月のように講演会などで基地建設中止を訴え、地方自治体の意見書採択は210を超えている。地方や国民が何を言おうと辺野古新基地建設は進めるというのが国の方針。

軟弱地盤に杭を打ち込み土砂で埋め立てようとしているが杭は70mまで、その下へは対応できず、建設は不可能です。軟弱地盤での埋め立てと環境破壊という点では大阪の夢洲と似ている。西尾さんは、遺骨の染み込んだ土砂は粉砕された遺骨が殆どでDNA鑑定出来る遺骨はほんの一部、人道上の問題として遺骨発掘作業を行い遺族に応えようとしている人たちが多くいると話しています。また沖縄の基地問題について、ヤマトメディアでの報道は貧弱で全国的な問題提起がされないから何時までもウチナンチュ(沖縄人)の人々に負担が押し付けられている。

必要なのはヤマトンチュの覚悟と想像力だと。自分たちの差別性を自覚し、自己批判する覚悟がないとウチナンチュ側は安心して問題提起できない。構造的な加害・被害の関係を直視する必要があります。ウチナンチュは「被害者ぶっている」のではなく、実際に構造的被害者のポジショナリティを持っている。差別・抑圧をやめる力を持っているのはマジョリティの側で「加害者」としての当事者意識を持ち、自己変革しようとしなければ現在の社会問題は解決しないと語りました。辺野古新基地建設問題の現状を皆さん方が出来る方法で紹介してほしいと訴えました。(U)

靖国神社への岸田首相の玉串料奉納と閣僚の参拝に強く抗議する

岸田首相と靖国神社参拝の3閣僚への抗議声明全文

 8月15日の終戦記念日の当日、岸田文雄首相は靖国神社に玉串料を奉納し、秋葉賢也復興相と高市早苗経済安全保障相の2閣僚が同神社を参拝したと報じられた。さらに13日には西村康稔経済産業相が参拝しており、閣僚の靖国神社参拝は3人にのぼった。

 靖国神社は中国をはじめとしたアジア諸国への侵略戦争に国民を動員した国家神道の中心的な神社であり、この戦争の責任者であるA級戦犯を合祀し、今もなお侵略戦争を美化・宣伝する施設となっている。首相の玉串料奉納と閣僚の参拝は政教分離を定めた憲法に違反する宗教行為であり、日本が歴史の真実に背を向けているとの国際的な疑念を招くものである。

 この首相と閣僚の一連の行為への中国と韓国の強い反発に対して、「いつまで謝罪を続けなければならないのか。過去にこだわらず未来志向で行くべきだ」との主張も聞こえてくるが、繰り返されている靖国神社への首相の供物の奉納と閣僚の参拝こそが、未来志向の道を閉ざし、日本の歴史認識を繰り返し問わざるを得なくしている原因であり、歴史を改ざんする行為と言わざるを得ない。

 日本中国友好協会は、岸田首相の靖国神社への玉串料の奉納と閣僚の同神社参拝に強く抗議するとともに、岸田首相をはじめとした閣僚が、侵略戦争の加害責任を明らかにし、国際社会が共有する歴史認識に立ち、アジアと世界の平和と安定のために力を注ぐことを、繰り返し強く求めるものである。

2022年8月17日  日本中国友好協会

協会本部は、上記の「抗議声明」を本日首相官邸へ送りました。

日中国交正常化50周年記念シンポジウム

9月17日、東京で開催・会場参加&Zoomライブ配信

日中国交正常化50周年を記念し、日本中国友好協会本部(東京)は記念シンポジウムを開催します。会場への参加とZoomでもライブ配信されます。

日時:2022年9月17日(土)午後1時開会

会場:KFC  Hal  l&Rooms(国際ファッションセンター)

東京都墨田区横網1丁目6番1号(JR両国駅から徒歩6分)

 

参加費:1,000円(Zoomで参加される方は1口500円以上の募金へのご協力をお願いします)

あいさつには、鳩山友紀夫元首相、中国大使館、中日友好協会などが予定されています。

「第一部」日中共同声明の精神に立ち返り、平和発展のために(各界からの発言)

「第二部」未来を担う青年トーク

太極拳の演舞なども披露されます。

会場参加:事前申込み 先着順100人

Zoom参加:下記へメールでお申込み下さい。

申込受付開始:8月25日〈木)~

記念シンポジウムの詳細は、日中友好新聞9月1日号でお知らせします。

申込先:日本中国友好協会本部

電話:03(5839)2140 Fax:03(5839)2141

E-mail: nicchu@jcfa-net.gr.jp