13面27線!大型高速鉄道ハブ駅、まもなく開業へ!

5月7日、西安東駅が駅舎および関連工事の静態検査(静的验收)を正式に開始しました。 これは、西北地域の特大型鉄道総合交通ハブが竣工検査の最終段階へ全面的に移行したことを示し、今後の開業に向けて重要な一歩となります。

■ 静態検査とは

静態検査は、新設鉄道の竣工検査における重要工程で、 工務・通信・信号・電力・牽引供電・建築・環境保全など、 多くの専門分野にわたる現地検査とシステム総合検査を含みます。

■ 西安東駅の概要

西安東駅は、陝西省西安市灞橋区の「高鉄東城」核心エリアに位置し、 東に白鹿原、西に浐河を望みます。 デザインコンセプトは「秦山渭水・シルクロード長安」。

  • 駅規模:13面27線

  • 交通結節点:高速鉄道・在来線・地下鉄・バスなどが一体化

  • 国家「八縦八横」高速鉄道網の重要ノード

■ 静態検査の実施期間と範囲

第一段階の静態検査は5月7日〜9日に実施。 対象は駅舎建築、「四電」設備(通信・信号・電力・牽引供電)、 および付帯する生産・生活施設など。 駅舎・駅構内・設備・付帯工事を全方位で確認します。

■ 周辺路線の進捗

同時に、

  • 西十高鉄(西安〜十堰)

  • 西延高鉄(西安〜延安)耿鎮〜西安東駅区間

  • 西安鉄道ハブ郭北連絡線

などの連調連試(試運転・総合試験)も順調に進行中。 これらは西安東駅と同時に開業予定です。

■ 開業後の所要時間(予定)

  • 西安 → 十堰:1時間で直達

  • 西安 → 武漢:3時間で到達

  • 西安 → 延安:1時間以内に短縮

地域間移動が大幅に効率化されます。

■ 西安東駅の意義

西安東駅が開業すれば、

  • 西安鉄道ハブの旅客流動を大幅に緩和

  • 全国鉄道網における西安の拠点性がさらに強化

  • 内陸部の改革開放の新たな高地づくりを支援

  • 西部大開発の新たな局面形成に寄与

  • 「一帯一路」高品質発展の重要な支点に

といった多方面で大きな効果が期待されます。

 

供稿:《人民鉄道》報業有限公司 陝西記者站(西安局グループ会社 融媒体センター) 文字:申琦・李弢・黄鹏・柯航・刘盼利・牛欣 写真:刘翔・黄鹏・郝凯航 編集:段星佚 校閲:高珊

青海湖駅の物語

🚉全国的に有名なのに、守るのはたった一人の駅——青海湖駅の物語

2月27日の早朝、標高3260メートルに位置する青海湖駅は気温マイナス9度。刺すような寒風が、がらんとしたホームを容赦なく吹き抜けていた。

夜明け前、51歳の駅値班員・趙磊(ジャオ・レイ)はすでに一日の仕事を始めている。コンピューター画面に向かい、構内の線路使用状況や刻々と変わる信号を注視しながら、通過列車の運転士とリアルタイムで連絡を取り合う。

青海湖駅は青海省の省都・西寧から約130キロ、最寄りの海北チベット族自治州・海晏県の中心部から39キロ離れた場所にある。青蔵鉄道の五等駅で、列車の行き違いや臨時停車の確保を担う。毎日160本以上の列車がここを通過する。

駅には待合室も旅客もいない。ぽつんと建つ駅舎を守るのは、趙磊と孟青雲(モン・チンユン)の2人だけ。1週間交代で、昼夜を問わず勤務にあたっている。

「普段は調度員が遠隔で駅を管理しますが、工事や“天窓”と呼ばれる保守作業の際には、駅での手動管理に切り替わり、値班員が列車運行の組織、設備監視、各部署との調整をすべて担当します」と趙磊は説明する。

高原の冬春は厳しい寒さと雪に見舞われ、ポイント(道岔)は雪や氷で固まりやすい。そのため、ポイントの状態を常に監視し、必要に応じて保線部門へ除雪・除氷を連絡することが、冬春の重要な業務となる。

駅は町から遠く離れているため、休勤日は上下それぞれ1日1本だけの通勤列車に乗るしかない。2本の列車が青海湖駅に停車する間隔は50分。この50分が、2人が顔を合わせられる最も長い時間だ。

交代時には、引き継ぎ事項を事前にノートへ書き込み、一つひとつ丁寧に確認する。引き継ぎが終わると、互いに家から持ってきた食べ物を分け合う。列車が去れば、またどちらか一人が静かな駅を守る。

暇な時間、趙磊は行車室で軽いストレッチをして体をほぐす。ひとりの時間、駅に響くのは連絡機器の音と、時折通過する列車の「ガタン」という音だけ。あとは、ただ静寂が広がる。

行車室の窓辺には数鉢の観葉植物が置かれ、外の枯れた景色と対照的な緑を添えている。「普段はあまりに静かなので、植物を育てていると気持ちが和むんです」と趙磊は笑う。

今年は趙磊が青海湖駅を守って4年目、鉄道員としては30年目の節目。そして青蔵鉄道全線開通から20周年でもある。見届けてきた年月を思い返し、感慨深いという。

「20年で青蔵鉄道は“通る”だけの路線から、“優れた”路線へと大きく進化しました。設備はどんどん良くなり、勤務環境も整ってきました。新しい年も、孟青雲と一緒にしっかり駅を守りたいですね」と語る。

駅名は「青海湖」だが、趙磊が実際に湖を見る機会はほとんどない。多くの友人は「毎日青海湖が見られるんでしょ」と言うが、駅から湖までは直線で10キロ。ほとんどの季節、彼の目に映るのは荒涼とした風景だけだ。

2025年の夏、休勤日に友人と二郎剣景区を訪れ、ようやく青海湖を間近に見ることができた。湖畔を走る列車を眺めながら、「自分はその旅を支える側にいるんだ」と実感し、仕事の意義を改めて感じたという。

日が沈み、月が昇る。遠く離れた青海湖駅には、今日もひとり、静かに駅を守り続ける人がいる——。

全国最小級?蒲城駅が話題に

全国で一番小さな駅に迷い込んだ?
「待合室が家より小さい。出口も家の玄関より小さい」
先日、
ある陝西省のネットユーザーが
春運(旧正月の帰省ラッシュ)で列車に乗った際の写真を投稿し、
その何気ない一言が大きな話題を呼びました。
コメント欄は一気に
“最小の鉄道駅”をめぐる投稿大会のような盛り上がりに。

■ 話題の「全国最小駅」はどこ?
投稿者が言う“全国最小の駅”とは、
陝西省渭南市蒲城(ほじょう)県にある 蒲城駅 のこと。
この駅は中国鉄路西安局集団有限公司・韓城車務段に属する
四等の客貨扱い駅で、
待合室の広さは わずか133.5平方メートル しかありません。

麻雀は小さくても、五臓六腑はそろっている
蒲城駅は決して広くはありませんが、
サービスは必要十分に整っています。
・安検(手荷物検査)エリア
・サービスカウンター
・待合スペース
・公共充電コーナー
といった設備がきちんと備わり、
乗降の動線もスムーズです。
待合室は 同時に100人が利用可能。
冬は暖房、夏は冷房がしっかり稼働し、
お湯も24時間利用できます。
老眼鏡、裁縫セット、充電器などが入った
「便利サービス箱」も用意され、
細やかな心配りが感じられます。

小さな駅でも、担う役目は重い
50年以上の歴史を持つ蒲城駅は、
甘鐘(かんしょう)鉄路の途中に位置し、
関中平原と陝北の黄土高原を結ぶ
重要な交通の結節点です。
駅では毎日、
公益性の“慢火車(スロートレイン)”
7005/7006列車 の旅客業務を担当。
さらに、
列車の行き違い、貨物列車の編成・解体など
多くの運行作業を担い、
路線の安全と円滑な運行を守っています。
駅の客運スタッフは わずか4名。
切符販売、安検などを分担しながら、
駅の日常運営をしっかり支えています。

小さな駅でも、地域の暮らしをつなぐ大きな存在
蒲城駅に停車する7005/7006次“慢火車”は、
西安と榆林を結び、
綏徳、延安、臨潼など 12駅に必ず停車。
料金も非常に良心的です。
・蒲城 → 西安:12.5元
・蒲城 → 延安:30.5元
沿線の住民からは
「家の前を走る便利なバス」
と親しみを込めて呼ばれています。
駅長の陳小虎さんはこう話します。
「周りのお年寄り、学生、果樹農家の方々は、
みんなこの列車が大好き。
気軽に街へ行けるんです。」
甘鐘鉄路には、蒲城駅のような四等駅がまだ多くあります。
大きな駅のような華やかさはなくても、
日々の変わらぬ支えが、
沿線住民にとって最も頼れる足となっています。

■ 旅客の声
「入ってみて驚きました。
こんなに小さい駅だとは思わなかったけれど、
設備はそろっていて、とても清潔でした。」
—— 旅客・韓さん
「駅は小さいけれど、
沿線に住む私たちにとっては欠かせない交通手段です。」
—— 旅客・安さん

小さな駅は、鉄道の“神経末梢”
列車は速くなくても、
そこには確かな生活の支えがある
あなたの知っている
“物語のある小さな駅”はありますか。
ぜひコメントで教えてください。

出典:
《人民鉄道》報業有限公司 陝西記者站(西安局集団公司 融媒体センター)
文章:申琦・柯航
写真/動画:王少華・孟浩・王晓剛
編集:謝琦
校閲:高珊

盲人マッサージ師・孫伍飛さん──「全国を旅したい」

福建省・寧徳市は三方を山に囲まれ、一方は海に面した土地。険しい自然環境は、地元の人々に外へ挑む気概を育んできました。
その地で生まれ育った盲人マッサージ師・孫伍飛(スン・ウーフェイ)さんは、鉄道開通をきっかけに故郷へ戻り、3台のベッドから始めた小さな店を、いまでは4店舗にまで拡大。30人以上の視覚障害者に働く場を提供しています。
「見えなくても、人生は輝ける」
孫さんは、サンダルと白杖、スマートフォンを頼りに、これまで29の省を鉄道で旅してきました。「世界は見えなくても、世界に自分を見てもらいたい」と語ります。

鉄道が変えた故郷と人生
かつての寧徳は、山が険しく交通が不便で、貧しい地域でした。福州へ行くにも半日、浙江省へ向かうにも山が壁となり、移動は困難でした。
2009年、温福鉄道が開通。人の流れが生まれ、経済が動き出しました。孫さんはそのタイミングで帰郷し、起業を決意します。
• 自宅の20㎡を改装し、3台のベッドで開業
• 障害者の起業支援制度により、手続きの優遇や所得税免除を受ける
• 技術が評判を呼び、2013年・2018年に新店舗をオープン
その後も鉄道網は拡大し、寧徳はリチウム電池やステンレス産業の一大拠点へと成長。地域の所得が上がり、健康志向の高まりとともに孫さんの店も繁盛しています。
孫さんはこれまでに20人以上の弟子を育て、「障害があっても社会に貢献できる」と胸を張ります。

「温かい世界だから、思い立ったら旅に出られる」
朝7時半、孫さんは白杖を頼りにバス停へ向かい、スマホの音声案内で路線を確認しながら福鼎駅へ。駅では、10年来の友人である駅員・葉耀君さんが必ず迎えてくれます。
葉さんは、豪雨の日に困っていた孫さんを助けて以来、「来る時は必ず連絡を」と約束し、10年間守り続けています。
鉄道沿線の駅員たちは「温福鉄道・愛心サービスグループ」を結成し、視覚障害者の移動を連携してサポート。孫さんは年間50回以上鉄道で移動し、「どこへ行っても温かい」と語ります。

旅と食を愛する人生
孫さんの趣味は旅とグルメ。
• 本場の蘭州牛肉麺を求めて30時間以上かけて蘭州へ
• 鍋包肉や鉄鍋炖大鹅を食べに黒竜江・ハルビンへ
• 2025年には浙江・台州の音楽フェスにも参加
これまで集めた乗車券は300枚以上。どの地でも、駅員やボランティアが自然に手を差し伸べてくれたといいます。
大連の海洋館では、職員が特別に海亀に触れさせてくれたことが忘れられない思い出だそうです。

「路は足元にある。全国を歩きたい」
孫さんのこれからの夢は、
• 子どもの日(6月1日)に杭州・西湖で舟を漕ぐこと
• 川藏鉄道が開通したら、布達拉宮を訪れること
そして何より、「障害があっても外の世界はどんどん良くなっている。勇気を出して外へ出て、人生を楽しんでほしい」と、仲間たちに伝えたいと語ります。

2月1日から鉄道部門が「静音車両」サービスを拡大

旅客の移動体験をさらに向上させ、文明的で温かく、静かな旅行環境を共に築くため、鉄道部門は「静音車両」サービスの導入を積極的に進めています。
2月1日からは、動寝台列車を除く「D」字頭・「G」字頭の動力分散式高速列車にもサービス対象を拡大し、全国で「静音車両」を提供する列車は8,000本を超える見込みです。これにより、より多くの旅客の快適な旅へのニーズに応えていきます。

■ 「静音車両」とは
「静音車両」は、車内放送や映像の音量調整、旅客への静粛行動の案内などを通じて、より静かな乗車環境を提供するための車両です。
統一された静音マークや案内カードが設置され、乗務員は声を抑えたサービスを行い、希望者には使い捨て耳栓も配布されます。
運用にあたっては
• 自主的な遵守
• みんなで維持
• 必要に応じた適度な声かけ
という方針が取られ、旅客は自由に静音車両を選択できます。

■ 購入方法と静音ルール
静音車両を提供する列車は、鉄道12306の購入画面に「静」のマークが表示されます。購入時には静音に関する約束事項への同意が必要です。
静音約束には次の内容が含まれます。
1. 車内では静かに過ごし、物音を立てないよう配慮する
2. 携帯電話などの電子機器はマナーモードまたは振動に設定する
3. 通話や会話をする際は静音車両の外へ移動する
4. 動画・音楽などはイヤホンを使用し、外部スピーカーは使わない
5. 子ども連れの場合は、騒ぎや泣き声が出ないよう見守る
もし静音ルールに反する行為があった場合、乗務員が適切な方法でやさしく注意し、静かな環境を維持します。

■ サービス拡大の背景
「静音車両」は2020年12月に京沪(北京〜上海)、成渝(成都〜重慶)高速鉄道で試験導入され、その後、京広、郑渝、京哈、沪昆、西成、贵南などの高速鉄道、さらに香港との跨境高速列車へと拡大され、多くの旅客から好評を得てきました。
今回の拡大では、動寝台列車を除く「D」「G」字頭の動力分散式高速列車が対象となり、
• 8両・16両編成の単独編成列車:1両を静音車両に設定
• 17両編成の長編成「復興号」:2両を静音車両に設定
• 連結運転(重連)の場合:前後それぞれの編成に1両ずつ設定
より多くの旅客が静かな車内環境を選べるようになります。

■ 利用方法
旅客は、鉄道12306(ウェブサイト・アプリ)や自動券売機で、
「静音車両を優先的に割り当てる」
という項目にチェックを入れることで、静音車両の座席を優先的に取得できます。
静音車両を利用する際は、静音ルールを守り、心地よく静かな旅行環境をみんなで作り上げていきましょう。

スーツケースに“身分証”をつける理由とは?

電車や高速鉄道で移動するとき、到着後に人の流れとともに荷物棚へ向かうと、
ずらりと並んだ似たようなスーツケースの中から自分の荷物を見つけるのは意外と大変です。
そんなとき役に立つのが、スーツケースにつけた “身分証” のような目印。
一目で自分の荷物だと分かり、取り違え防止にもなります。

個性豊かなタグやステッカーが大活躍
最近では、スーツケースに オリジナルのキーホルダーやステッカー をつける旅行者が増えています。
一見すると飾りのようですが、実はこれが“スーツケースの身分証”。
• 自分の荷物をすぐに識別できる
• 他の人が見ても「これは違う」と気づきやすい
• 混雑時の取り違え防止に効果的
旅の安心感を高める、小さな工夫です。

高速鉄道・列車利用時に気をつけたいポイント
タグやステッカー以外にも、荷物の紛失や取り違えを防ぐために
知っておきたい “乗車時の小さなコツ” をまとめました。
1. 安検(セキュリティチェック)では丁寧に確認
• 持ち込み荷物の 個数をしっかり把握
• 平らに置き、散乱しないようにする
• 小物や貴重品は 専用の小物ケース にまとめる
• すべての荷物が通過したら 一つずつ再確認
置き忘れ防止の基本です。

2. 貴重品は必ず手元に
車内で荷物を置く際は、
• 上着は座席横のフックへ
• 財布・スマホなどの貴重品は 常に手元か視界の届く場所 に
移動中は特に注意したいポイントです。

3. 荷物棚の使い方に注意
高速鉄道の車内では、
座席上の荷物棚は 中型・小型のスーツケースやリュック向け。
• 棚の端からはみ出さないように
• 接続部分を避けて置く
安全のための大切なマナーです。

4. 大型荷物は専用スペースへ
車両には 大型荷物置き場 が設置されています。
ただし、
• ドア付近に置かない(開閉の妨げになるため)
周囲の安全にも配慮しましょう。

5. 小テーブルの使い方
座席前のテーブルには、
スマホや軽い荷物を置くことができますが、
• 熱い飲み物は フタをしっかり閉める
• テーブルの耐荷重を超える物は置かない
揺れによる事故防止のためにも大切です。

無料で持ち込める荷物のルール
• 子ども(無料乗車の子ども含む):10kg
• 外交官:35kg
• その他の旅客:20kg
荷物のサイズは
• 外寸(縦+横+高さ)が 160cm以内
• 棒状の物は 200cm以内(高速鉄道は130cm以内)
• 重さは 20kg以内
折りたたみ式の車いすなど、
障がい者の移動補助具は無料で持ち込み可能で、上記の制限には含まれません。

“身分証のある荷物” は “安心できる旅” につながる
スーツケースに小さなタグをつけるだけで、
旅の安心感がぐっと高まります。
次の旅には、
お気に入りのキーホルダーと、この小さな心得 を一緒に連れていってください。
あなたの旅が、もっと軽やかで、もっと心地よいものになりますように。

中国鉄路、1月26日から新ダイヤを実施

旅客・貨物列車ともに本数増加、輸送能力が大幅向上
1月26日0時より、中国全土の鉄道で新しい列車運行図(ダイヤ)が実施されました。
今回のダイヤ改正では、旅客列車は12,130本(+243本)、貨物列車は**23,748本(+177本)**に増加。
これにより、鉄道の輸送能力と効率がさらに高まり、経済・社会の高品質な発展を支える体制が強化されます。

🔧 ダイヤ改正の背景
今回の改正は、鉄道部門が「人を中心とした発展」を掲げ、市場ニーズに合わせて輸送供給を最適化する取り組みの一環です。
新たに開通した路線や駅、車両を最大限に活用し、全国規模で運行計画を見直すことで、鉄道ネットワーク全体の効率が大きく向上しました。

🗺️ 1. 中西部の新線活用で地域連携を強化
包銀高鉄(包頭〜銀川)、西延高鉄(西安〜延安)、沿江高鉄(武漢〜宜昌)などの新線を活用し、中西部の交通利便性が大幅に向上。
• 銀川〜北京北:最速6時間22分(従来より1時間14分短縮)
• 延安〜北京西:最速5時間42分(従来より4時間37分短縮)
• 呼和浩特〜銀川/蘭州西/西寧:大幅短縮
• 宜昌北〜北京西・上海虹橋など:新たに16本運行
• 南寧〜憑祥、盤州〜興義などの新線でも多数の列車が新規運行
地域間の移動がよりスムーズになり、西部大開発や中部地域の発展を後押しします。

🌊 2. 華南沿海のダイヤ最適化で湾岸エリアを強化
広湛高鉄(広州〜湛江)、汕汕高鉄(汕頭〜汕頭南)などの開通により、粤東・粤西と広州・深圳のアクセスが大幅改善。
• 湛江北〜広州白雲:最速1時間32分
• 汕頭〜広州新塘:最速1時間26分
• 香港西九龍〜上海虹橋間の動卧列車(夜行高速)は毎日運行に拡大
• 香港から到達可能な内地の駅は100駅超え

🏙️ 3. 京津冀・長三角・東北の輸送力を強化
京津冀
• 北京西〜天津西の列車を増発
• 雄安新区〜北京の通勤利便性が向上
長三角
• 合肥西駅の開業に伴い、運行区間を最適化
• 杭州〜衢州高鉄の開通で、長三角と各地の連携がさらに密に
東北
• 長白山〜北京朝陽の高速列車を増発
• スキー需要に合わせ、亚布力西・横道河子東の停車本数を増加
• 普通列車の電化牽引化で所要時間を大幅短縮

🚄 4. 京沪・広深港など主要幹線の高速化
運行管理技術の高度化により、京沪高鉄・広深港高鉄の追い越し間隔を短縮。
これにより、運行本数が増え、所要時間も短縮。
• 京沪高鉄ではG列車18本増発
• 時速350kmの「標杆列車」は87本に増加
• 上海虹橋〜長春西:最速9時間03分(2時間短縮)
• 広深港高鉄では387本運行(+34本)

🛏️ 5. 夜行高速や普速列車の質向上
• 成都〜珠海・深圳間の夜行高速(動卧)を増発
• 52本の普速列車を高速化・格上げ(D/Z/T列車へ)
• 「慢火車」など公益性列車は継続運行

🎒 6. サービス品質の向上
• 需要に応じた柔軟な切符販売
• 学生・子ども・障害者などへの優待を継続
• 親子列車・紅色観光列車・シルバー向け列車など特色ある観光列車を運行
• 車内サービスの充実(静音車両、ネット注文、ペット輸送試行など)

🚛 7. 貨物輸送の強化
• 跨局貨物列車は473本(+20本)
• 石炭・穀物・鉄鉱石など重点物資の輸送力を強化
• 中欧班列は新たに7路線追加
• 中老鉄路経由の中亜班列も3路線新設

📢 きっぷ販売と情報確認
新ダイヤのきっぷはすでに発売中。
運行情報は 12306/95306 のウェブサイト・アプリ・微信(WeChat)などで確認できます。

鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています

没入型の感動体験!鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています
中国鉄道博物館・東郊展館では、近ごろ
没入型情景劇《紅色機車の世紀回響》
が上演され、来館者の間で話題になっています。
単なる展示見学では味わえない、
「歴史の中に入り込むような体験」
ができると評判です。

■ 百年鉄路の物語が“目の前で動き出す”
会場となるのは、蒸気機関車から最新の高速列車までが並ぶ、広々とした機関車車両ホール。
その中心に、ひときわ存在感を放つ 「毛沢東号」蒸気機関車 が静かに佇んでいます。
解説員が語り始めると、照明が落ち、俳優たちが登場。
観客はいつの間にか、
戦火の中を走り抜けた鉄路の時代へと引き込まれていきます。
・解放戦争の緊迫した空気
・社会主義建設の熱気
・蒸気から電気へ、そして高速鉄道へ――
中国鉄路の100年が、
音・光・語り・演技 を通して立体的に再現されます。
展示物を“見る”だけでなく、
歴史を“感じる”展示 へと進化しているのが、この劇の大きな魅力です。

■ 15分の短編劇に込められた、鉄道人の誇り
上演時間は約15分とコンパクトですが、内容は非常に濃密。
10名の出演者が次々と役を演じ分け、時代の移り変わりをテンポよく描きます。
興味深いのは、出演者の半数が博物館スタッフ、残り半数が大学生や社会ボランティアであること。
鉄道を愛する人々が世代を超えて協力し、
“鉄路の精神”を伝えようとしている姿 が印象的です。
大学生ボランティアの韓増煦さんは、準備期間を振り返りこう語ります。

若い世代が鉄道文化を受け継ごうとする姿は、観客の心にも強く響きます。

■ 「毛沢東号」五度の進化が象徴するもの
劇のクライマックスでは、出演者全員が「毛沢東号」の 五度にわたるモデルチェンジ を紹介します。
これは単なる機関車の変遷ではなく、
中国鉄道が世界の先頭へと駆け上がっていく歩みそのもの。
・追いつく
・並走する
・そして、世界をリードする
その過程を象徴する存在として、「毛沢東号」は今も多くの人に愛されています。
最後に「復興号」到着のアナウンスが流れると、
先輩鉄道人の努力と、新しい世代の情熱が重なり合い、
“赤い鉄道精神”が未来へと受け継がれていく瞬間 を感じられます。

■ 冬休みも公演予定、訪れるなら今がチャンス
博物館によると、冬休み期間も来館予約状況に応じて公演を随時実施予定。
展示と劇を同時に楽しめる貴重な機会です。
鉄道好きの方はもちろん、歴史に興味がある方、
そして「最近ちょっと刺激がほしい」という方にもおすすめです。

■ 観客の声から見える“新しい博物館の形”
● 劉さん(来館者)
「『毛沢東号』の役割を深く知ることができました。紹介方法がとても新鮮でした。」
● 陳さん(来館者)
「出演者の熱意が伝わってきて、胸が熱くなりました。」
● 姚望さん(博物館スタッフ)
「物語を伝えるだけでなく、鉄道文化を未来へつなぐ活動として続けていきたいです。」
観客の声からも、
“展示を見せるだけではない博物館”
へと進化していることがよく分かります。

■ 百年の時を旅し、鉄路の鼓動を感じる場所へ
中国鉄道博物館・東郊展館は、
ただの鉄道展示施設ではありません。
・歴史を知り
・人の思いに触れ
・未来への希望を感じる
そんな“物語のある場所”として、多くの人を魅了しています。
鉄道が好きな方も、そうでない方も、
一度足を運べばきっと何かを持ち帰れるはずです。

16.5万キロ!

2025年、鉄道「十四五」計画がついに完了

2025年、中国の鉄道「十四五(第14次五カ年計画)」が無事に最終年度を迎え、全国の鉄道営業距離は 16.5万キロ に到達しました。
そのうち 高速鉄道は5万キロを突破。世界最大規模で、かつ高度に発達した高速鉄道ネットワークが完成しました。

「十四五」期間の主な成果
• 鉄道営業距離:14.63万キロ → 16.5万キロ(12.8%増)
• 高速鉄道:3.79万キロ → 5.04万キロ(32.98%増)
• 企業の経営効率が大幅に向上
• 旅客・貨物輸送量が大きく伸長
• 旅客輸送:162億人(「十三五」比 8.7%増)
• 貨物輸送:196億トン(同 24.1%増)
→ 鉄道輸送は「ボトルネックからの脱却」を果たし、需要に応えられる体制へと歴史的に転換。
• 鉄道技術・イノベーションが飛躍的に進化
• 代表例:復興号高速列車などの革新的成果
• 高速鉄道技術は国際的な標準をリード
• 中国の鉄道技術全体が世界トップレベルに到達
• 国鉄企業の現代的な経営体制が整備
• 市場化・法治化の改革が着実に進展
• ガバナンス能力が現代化へ前進
• 党による国鉄企業への指導が強化され、鉄道の高品質な発展が安定的に推進

青と白のY999号、期間限定で運行開始!

青と白のY999号、期間限定で運行開始!
年越しを走る“氷雪の旅列車”が話題に**

12月28日、青と白の塗装が印象的な Y999次・氷雪観光列車 が、冬の名物「氷城」ハルビンを出発し、6日間の年越しツアーへと走り出しました。
SNSでは
「この列車に乗れば、新年の幸運が“久久(長く長く)”続きそう!」
と話題になっています。

■ 氷雪観光ブームに応える特別列車
中国鉄路ハルビン局は、冬の旅行需要の高まりに合わせ、
・漠河
・アブリ(亜布力)
・横道河子
など人気の雪景色スポットへ向かう列車を増発。
その中でも注目を集めているのが、今回の Y999次「悠享黒竜江・銀旅号」。
ハルビン、アブリ、アリ河、漠河という黒竜江省の代表的な雪の名所をぐるりと巡る、同省初の“氷雪環状観光列車”です。
全国各地から集まった約240名の旅客が、年末年始をまたぐ特別な旅を楽しんでいます。

■ シニアに優しい“適老化サービス”が充実
「銀旅号」は、シニア世代も安心して旅を楽しめるよう設計された観光列車です。
• 車内には滑りにくい手すりや注意表示
• 書籍コーナーや簡易KTVなどの憩いスペース
• 低糖・低塩の健康志向メニュー
• 荷物運搬サービス
• 健康相談、常備薬、AI健康チェック機器の搭載
乗客の平均年齢は60歳。
“安心して楽しめる旅”を支える工夫が随所に見られます。

■ 新年をまたぐ特別行程
―「Y999=悠久久(ゆうきゅうきゅう)」の縁起の良さも人気
列車は漠河に到着後、2026年元旦に折り返し、1月2日にハルビンへ戻る行程。
年越しを車内で迎えるという特別感が、旅の思い出をより深いものにしています。
列車番号の「999」は中国語で“久久(長く続く)”と同じ発音。
「幸せが長く続きますように」という願いが込められ、乗客からも好評です。

■ 旅を彩る多彩なイベント
車内では文化体験も盛りだくさん。
• 「我在黒竜江等你」など黒竜江ゆかりの名曲が流れる文芸車両
• 扇子踊り(秧歌)や切り絵などの民俗文化体験
• 凍梨、花紅果、凍柿子など東北名物のおやつ
移動時間そのものが“旅の楽しみ”になるよう工夫されています。

■ 氷雪の絶景を一気に巡る環状ルート
● アブリ(亜布力)
アジア冬季競技大会の会場にもなった本格スキーリゾート。
● 中国雪郷(スノータウン)
牡丹江市南西部に位置し、豪雪で知られる冬の人気観光地。
● アリ河(阿里河)
興安嶺の深い森に囲まれ、オロチョン族の文化や冬の森の風景が楽しめる地域。
● 漠河
中国最北端の都市。
北極沙洲、最北郵便局など“最北スポット”巡りが人気で、「水を撒くと一瞬で凍る」体験もできます。
そして旅の起点となるハルビンは、
・氷雪大世界
・中央大街
・巨大な“雪だるま”のフォトスポット
など、冬の観光地として国内外から注目を集めています。

■ 氷雪は“金山銀山”
シニア旅行は“温かい経済”
Y999号が運ぶのは、長く続く幸せの願い
冬の旅が盛り上がる中、シニア世代の旅行需要も大きな力になっています。
「悠久久」の名を持つこの列車が、乗客一人ひとりの“幸せな目的地”へ向かって走り続けます。
この冬、あなたはどこへ旅したいですか。