生誕150年記念事業「特別シンポジウム」
神戸の中華街「南京町」の誕生は、1867年の神戸港開港からと言われています。当時の清国は、日本と条約非締結国であったため、外国人居留地に住むことが出来ず、その西側に隣接する現在の「南京町」のあたりに居を構え、雑貨商、豚肉商、飲食店などを始めたことから、中国人が多く住む町として「南京町、南京街」と呼ばれるようになったのです。
昭和初期には「南京町に行けば何でもある」と評判になり、「関西の台所」として大いなる繁栄をみせました。しかし、1945年の神戸大空襲で元町一帯は全焼、戦後はバラックが立ち並ぶ闇市となり、やがて外国人バーが林立する裏通りに変貌してしまいました。
1975年以降に、南京町一帯が神戸市の区画整理事業の対象となったことから、商店主たちが「南京町を復活させよう」と南京町商店街振興組合を設立、かつての繁栄を取り戻すために中華街としての町づくりをスタート、名称を「南京町」に統一し整備を重ね現在の南京町を作りあげた歴史があります。現在生誕150年記念事業を展開中です。(南京町商店街振興組合HPより)
世界の華僑華人「歴史と展望 神戸を中心に」~老・新華僑共生への道を求めて~特別シンポジウム
2019年2月24日(日)13:30~16:15(開場13:00)
会場:凮月堂ホール(元町通り3丁目)
「急変する世界のチャイナタウン」
講演:山下清海(立正大学地球環境科学部教授)
「神戸華僑、してきたコト、これからするコト」
パネラー:辺清音・陳展・王維・曹英生の4氏
入場無料 当日先着200名
主催:南京町生誕150年記念事業実行委員会