中国音楽アンサンブル「百音帰郷」

天翔楽団第18回定期演奏会のお知らせ

「天翔楽団」による多彩な中国楽器、二胡をはじめ中胡・揚琴・柳琴・大阮・中阮・琵琶・笙などと打楽器の演奏会が大阪府・守口市で開催されます。ぜひ一度参加されては如何でしょうか。

日時:2022年11月13日(日)14:00~(開場は13:30)

会場:守口文化センター・エナジーホール

京阪電車守口市駅下車、東口から徒歩約2分・大阪メトロ谷町線守口駅下車3番出口から徒歩約8分

前売り1,000円 当日1,500円

主催:天翔楽団 後援:大阪府、守口市

「天翔楽団」:2003年1月、自由に中国音楽を楽しむ愛好者の演奏の場を作ろうと結成された市民楽団「天昇楽団」として発足。2008年、楽団名を「天翔楽団」に改名し、またシンボルマークも制定。現在、陳紹箕氏(国家国楽団・高雄市国楽団・中華国楽会顧問)と劉宏軍氏(オーケストラ天平楽府代表)を顧問に、また芸術総監督・指揮として井上康夫氏を迎え、中国音楽をより多くの人に親しんで頂けるよう活動中。団員も募集中です。

チケット申込みは、申込み書(添付チラシ裏面)にお名前・住所メールアドレス・などを記入の上、FAXで06-6310-2206(天翔楽団)へ送って下さい。

帰国者が丹波篠山へ黒豆狩り

初めての体験に帰国者大喜び!

中国帰国者への支援活動を続けている中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会(浅野慎一代表)は10月16日(日)、中国「残留孤児」や残留婦人2世とその家族46人と支援する会スタッフ、ボランティア16人の合わせて62人が大型バス2台に分乗し丹波篠山の黒豆畑へ向かいました。支援する会はこれまでも年1回各地を訪問し交流と社会体験を目的に「バスで行く交流会」を実施してきましたがコロナ拡大の影響で今回は3年ぶりの実施となりました。

この日は好天にも恵まれ、黒豆畑に到着した一行は地元農家の人から丹波地方特産の黒豆について話しを聞き、畑へ入り一ぱい実をつけた枝を引き抜き大喜び、黒豆狩りを体験しました。その後、篠山城跡へ向かい地元の土産物が並ぶ売店に立ち寄り買い物をして帰路につきました。(上:畑に入り黒豆を収穫する帰国者ら)

帰路の途中、神戸市垂水区にある舞子墓園の中国帰国者の墓とその隣に建つ記念碑を訪れました。帰国者が支援者の援助を受け協力し合って寄付金を募り、兵庫県と神戸市から助成を得て2019年3月に建立されました。帰国者の墓と記念碑は、完成後、兵庫県帰国者の会(植田恒陽会長)が当番を決めて清掃や管理を続けています。参加した帰国者は「黒豆狩りは初めての体験で楽しい一日を過ごすことが出来ました」と感想を語っていました。(写真:舞子墓園で帰国者の墓、記念碑前に集う)

「日中友好・夢コンサート」間もなく開催

久元神戸市長、中国駐大阪総領事からメッセージ

日中国交正常化50周年を記念し開催する「日中友好・夢コンサート」の開催が間近に迫っています。開催に際し、久元喜造神戸市長と中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剣総領事からメッセージが届きました。日中友好協会東神戸支部は、コロナにより中国旅行や中国一般市民の訪日が制限を受けている中で、多くの市民の方々にご参加頂き、日本と中国の楽器演奏、歌や舞踊により市民レベルの文化交流を楽しんで頂けるようコンサート成功に向け前売りチケットの普及や宣伝に努めています。

日時:2022年10月28日(金)午後2時開演(1:30開場)

会場:東灘区文化センター5F「うはらホール」

JR・六甲ライナー住吉駅下車、渡り回廊を南東へ3分

入場料:一般前売り1,500円、当日1,800円

中国帰国者・留学生・高校生以下無料

主催:日本中国友好協会東神戸支部

E-mail: sps98kg9@gmail.com

協賛:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax::078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

後援:中華人民共和国駐大阪総領事館/神戸市/神戸市教育委員会

神戸市長のメッセージ
中国駐大阪総領事のメッセージ

中国帰国者2世の生活支援等を求める第2次請願署名

帰国者2世の生活状況の改善は喫緊の課題

今年6月の通常国会への請願は審議未了となり、提出した第1次署名(3万1063筆)は前国会でリセット(終了)となりました。改めて、次期通常国会での請願の採択をめざして第2次請願署名に取り組みます。第1次署名に署名した人も再度署名することができます。署名へのご協力をお願い致します。全国で10万人を目標としています。

請願項目は以下の3点です。

1、国費帰国と私費帰国との区別をすることなく全ての帰国者2世に対し、帰国者1世ないしその配偶者への支援(新支援法)に準じる支援給付金と老齢年金支給が可能となる法改正を行うこと。

2、全ての帰国者2世が適正な医療・行政サービスが受けられるように利用施設への通訳人の派遣・常駐を行い、または、希望する帰国者2世に対して通訳機器の貸与を行うこと。

3、全ての中国帰国者(残留婦人、残留孤児、帰国者2世、それらの配偶者)の「人間の尊厳」を尊重し回復するため、国と自治体の各関係機関との連携を強化し、柔軟かつ実効的な「就労支援」「日本語学習・文化交流支援」「生活保護支給」を実現するための法改正または行政運用を行うこと。

帰国者2世の困窮は、帰国者1世と同様に、日本への帰国(入国)の遅延と制限、そして、自立支援に向けた就労支援の不備を原因とするものであり、新支援法による支援・救済を帰国者1世に限定して帰国者2世を除外する合理的理由はありません。また、帰国者2世は、帰国者1世の配偶者と同様に、中国においても日本においても、家族として帰国者1世を支えてきた人たちであり、帰国者1世の配偶者を支援・救済する立法趣旨は帰国者2世にも該当します。

帰国者2世の多くは日本語を上手く話せないため自分の実情や症状を上手く伝えることができず、適正な行政サービスや医療サービスを受けることができない危険に晒されています。

帰国者2世の6割以上が生活保護に頼らざるを得ない状況となっています。この生活を改善するため、例として以下のような具体的な対応を求めています。

・就労可能な者に対しては、低賃金で単純な肉体労働ではなく、年齢や語学能力に応じた適正な就労先の斡旋を行うこと。

・冠婚葬祭や墓参りなどの一時帰郷に際して生活保護支給の減額・停止しないこと。

・支援交流センターに限らず、中国帰国者が就労支援・日本語学習・文化交流できるシステムを構築すること。

・日中友好の公的機関ないし民間団体の人的スタッフとして雇用すること。

署名は最寄りの協会支部または兵庫県連合会へお届け(郵送)下さい。

日本中国友好協会兵庫県連合会

〒658-0003 神戸市東灘区本山北町3丁目4-9甲南ビラ201号

Tel&Fax::078-412-2228

E-mail : okmt50@nicchu-hyogokenren.net

岸田首相による靖国神社への真榊奉納と閣僚の参拝に抗議する

日本中国友好協会は10月18日、靖国神社への岸田首相の真榊奉納と閣僚の参拝に対する抗議声明を発表し、首相官邸に送付しました。

内閣総理大臣   岸田文雄殿

経済安全保障大臣 高市早苗殿

経済産業大臣   西村康稔殿

岸田首相による靖国神社への真榊奉納と閣僚の参拝に抗議する

靖国神社の秋季例大祭にあたり、岸田文雄首相は「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納し、高市早苗経済安全保障相と西村康稔経済産業相が参拝した。

靖国神社は侵略戦争に国民を動員する役割をはたし、侵略戦争を推し進めたA級戦犯を合祀し、今もなお侵略戦争を美化・正当化し宣伝する施設となっている。この靖国神社への供物の奉納や参拝は、政教分離を定めた憲法に違反する行為であるとともに、日本を代表する政治家の「本音」が侵略戦争の正当化・美化にあることを内外に示す結果となっている。

春秋の例大祭と終戦記念日の度に繰り返されている靖国神社への首相の供物の奉納と閣僚の参拝は、侵略戦争に対して反省の意を示した村山談話をはじめとした日本政府の見解を否定するものであり、日本の歴史認識が繰り返し問われる原因となっており、歴史を踏まえた未来を志向していこうとする多くの国民の願いを裏切る重大な行為と言わざるを得ない。

日本中国友好協会は、侵略戦争の美化・正当化と宣伝につながる靖国神社への真榊の奉納と参拝に強く抗議するとともに、国際社会が共有する歴史認識を重視し、50年前の日中国交正常化を実現した日中共同声明をはじめとした日中両政府間の公約の精神のもとに、アジアと世界の平和と安定のために平和国家としての役割を果たすことを日本政府に強く求めるものである。

2022年10月18日

日本中国友好協会

東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル5階

2023年カレンダー「中国悠久の旅」普及始めました

素晴らしい13枚の写真で楽しむ中国悠久の旅

日中友好協会オリジナルカレンダーが普及開始しました。表紙を含め13枚の写真、少数民族、歴史的建造物、素晴らしい自然の景色など見どころがいっぱいです。添付のチラシ申込み欄にお名前、ご住所を記入の上FAX、メールをして頂ければ郵便振替用紙を同封しお送りします。

FAX  No.078-412-2228

●B4判(縦257mm×横364mm)28ページ中綴じタイプ

●定価 1,200円(税込み・送料別)

●企画・制作 日本中国友好協会

お申込み先

日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax::078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

2022年度「中国残留邦人への理解を深める集い」

中国「残留日本人孤児」の歴史を語りつぐために

神戸市(委託団体:中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会)は「2022年度中国残留邦人への理解を深める集い」を下記日程で開催します。帰国後、日本で生活している中国残留邦人の現状を紹介し理解を深めて頂くための集いです。多くの人びとが参加されることを願っています。

(写真上:舞子墓園に建つ「兵庫県帰国者の会」の記念碑。隣には帰国者公墓が建っています。2019年3月建立)

日時:2022年11月23日(水・祝)13時開演(12:30開場)

会場:神戸市立長田区文化センター・別館ピフレホール

 JR/市営地下鉄新長田駅南側

プログラム

・体験発表:中国「残留孤児」と残留婦人2世の配偶者

・ドキュメンタリー映画「中国・日本  わたしの国」

 (映画内容はチラシを参照下さい)

入場無料

・会場内はマスク着用をお願いします。

・体調が悪い場合はご来場をご遠慮下さい。

・新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては中止する場合があります。

主催:神戸市(委託団体:中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会)

お問い合わせ先

中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会

〒658-0003神戸市東灘区本山北町3丁目4-9 甲南ビラ201号

Tel: 090-8539 -7021(水野) 

漢詩を読む会・11月は杜甫「登高」

七言律詩の傑作・杜甫「登高」を読みます

盛唐の詩人・杜甫(712~770)。字は子美、号は少陵野老、別号は杜陵野老とも呼ばれる。幼少の頃から詩文の才能があり、李白と並ぶ中国文学史上最高の詩人として、李白の「詩仙」に対し、「詩聖」と呼ばれています。11月の「漢詩を読む会」は杜甫の「登高」を丹羽先生の解説で読みます、ご参加下さい。

日時:2022年11月12日(土)午後2時~

会場:神戸市立東灘区文化センター8階会議室3

JR/六甲ライナー「住吉駅」下車、渡り回廊を東へ徒歩約3分

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

テーマ:杜甫「登高」

資料代:1000円   定員:20名

マスク着用でご参加お願いします。

予約申込み、お問合わせ

日本中国友好協会「漢詩を読む会」

Tel & Fax::078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

平和色紙展作品募集!

平和への熱い想いを色紙に表現してみませんか

毎年12月に開催している兵庫の「語りつごう戦争」展で展示する色紙を募集しています。募集作品は、画・文・メッセージ・俳句・短歌・詩・川柳・写真他。あなたの熱い想いを色紙に表現してみませんか。

「応募要項」次のことをお守り下さい。

①必ず色紙(横242mm×縦272mm)に自筆で(パソコンは不可)

②応募は一ジャンルにつき一人一点

③締切 2022年11月25日必着

出品料不要 参加資格不問 自作に限る 順位/賞なし

・応募作品は原則として返却しません

・版権は兵庫の「語りつごう戦争」展の会に所属します

・展示は2022年12月7日~11日の間、第45回兵庫の「語りつごう戦争」展で展示します

・展示は先着百点程度 但し、本展の趣旨にそぐわない作品は展示致しません

◆応募は出展表(原稿)を添えて11月25日(金)までに下記へ

送り先:〒652-0816神戸市兵庫区永沢町4丁目5-8 妙法華院 気付 兵庫の「語りつごう戦争」展の会

問い合せ・連絡先:090-5896-6048(上野さん)

今こそ日中共同声明の精神を生かすことが重要

軍事的対立ではなく外交による平和的な問題解決を!

今年は日中国交正常化から50年の歴史的な節目にあたります。これまで様々な文化交流をはじめとした努力を重ね発展してきた日中両国の関係はいま戦後最悪と言われる状況が続いています。

海洋進出を強める中国が日米の軍事行動に対抗し、その中国の動きを日本が利用して日米同盟を強化、軍事予算を増大させようとし、中国包囲網を構築するという、互いに軍事的な対抗措置と軍拡を進める負の連鎖に陥っています。日中共同声明の精神に逆行するかのように軍事的な対立が深まっているいま、改めて、戦争へと至った歴史的な教訓を生かして、平和的な外交努力による解決をはかることが強く求められています(協会声明の一部より

改めて1972年9月29日北京で日中両政府が交わした日中共同声明を紹介致します。

日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明

日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。また日本側は、中華人民共和国が提起した「復興三原則」を十分理解する立場に立って国交正常化の実現をはかるという見解を再確認する。中国側は、これを歓迎するものである。

日中両国には社会制度の相違があるにもかかわらず、両国は、平和友好関係を樹立すべきであり、また、樹立することが可能である。両国間の国交を正常化し、相互に善隣友好関係を発展させることは、両国国民の利益に合致するところであり、また、アジアにおける緊張緩和と世界の平和に貢献するものである。(前書きの一部)

一、日本国と中華人民共和国との間のこれまでの不正常な状態は、この共同声明が発出される日に終了する。

二、日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

三、中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

四、日本国政府及び中華人民共和国政府は、1972年9月29日から外交関係を樹立することを決定した。両政府は、国際法及び国際慣行に従い、それぞれの首都における他方の大使館の設置及びその任務遂行のために必要なすべての措置をとり、また、できるだけすみやかに大使を交換することを決定した。

五、中華人民共和国政府は、中日両国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する。

六、日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。両政府は、右(注・ここでは上)の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、日本国及び中国が、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。

七、日中両国間の国交正常化は、第三国に対するものではない。両国のいずれも、アジア・太平洋地域において覇権を求めるべきではなく、このような覇権を確立しょうとする他のいかなる国あるいは国の集団による試みにも反対する。

八、日本国政府及び中華人民共和国は、両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるため、平和友好条約の締結を目的として、交渉を行うことに合意した。

九、日本国政府及び中華人民共和国政府は、両国間の関係を一層発展させ、人的往来を拡大するため、必要に応じ、また、既存の民間取決めをも考慮しつつ、貿易、海運、航空、漁業等の事項に関する協定の締結を目的として、交渉を行うことに合意した。

1972年9月29日北京で

日本国内閣総理大臣     田中角栄(署名)

日本国外務大臣       大平正芳(署名)

中華人民共和国国務院総理  周恩来 (署名)

中華人民共和国 外交部長  姫鵬飛 (署名)

注:「復興三原則」とは

①中華人民共和国は中国を代表する唯一の合法政府である。

②台湾は中華人民共和国の領土の不可分の一部分である。

③日台条約(日華平和条約)は不法であり、無効であって、破棄されなければならない。(画像はyahoo ニュース)

「ポツダム宣言」第八項とは

「『カイロ』宣言ノ条項ハ履行セラルベク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定する諸小島ニ局限セラルベシ」と規定されている。

1943年、英、米、中華民国3國のカイロ宣言で、中国に関しては、「満州、台湾及澎湖島ノ如キ日本国ガ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民国ニ返還スルコト」と述べられている。(日中友好運動のあゆみより)