青と白のY999号、期間限定で運行開始!

青と白のY999号、期間限定で運行開始!
年越しを走る“氷雪の旅列車”が話題に**

12月28日、青と白の塗装が印象的な Y999次・氷雪観光列車 が、冬の名物「氷城」ハルビンを出発し、6日間の年越しツアーへと走り出しました。
SNSでは
「この列車に乗れば、新年の幸運が“久久(長く長く)”続きそう!」
と話題になっています。

■ 氷雪観光ブームに応える特別列車
中国鉄路ハルビン局は、冬の旅行需要の高まりに合わせ、
・漠河
・アブリ(亜布力)
・横道河子
など人気の雪景色スポットへ向かう列車を増発。
その中でも注目を集めているのが、今回の Y999次「悠享黒竜江・銀旅号」。
ハルビン、アブリ、アリ河、漠河という黒竜江省の代表的な雪の名所をぐるりと巡る、同省初の“氷雪環状観光列車”です。
全国各地から集まった約240名の旅客が、年末年始をまたぐ特別な旅を楽しんでいます。

■ シニアに優しい“適老化サービス”が充実
「銀旅号」は、シニア世代も安心して旅を楽しめるよう設計された観光列車です。
• 車内には滑りにくい手すりや注意表示
• 書籍コーナーや簡易KTVなどの憩いスペース
• 低糖・低塩の健康志向メニュー
• 荷物運搬サービス
• 健康相談、常備薬、AI健康チェック機器の搭載
乗客の平均年齢は60歳。
“安心して楽しめる旅”を支える工夫が随所に見られます。

■ 新年をまたぐ特別行程
―「Y999=悠久久(ゆうきゅうきゅう)」の縁起の良さも人気
列車は漠河に到着後、2026年元旦に折り返し、1月2日にハルビンへ戻る行程。
年越しを車内で迎えるという特別感が、旅の思い出をより深いものにしています。
列車番号の「999」は中国語で“久久(長く続く)”と同じ発音。
「幸せが長く続きますように」という願いが込められ、乗客からも好評です。

■ 旅を彩る多彩なイベント
車内では文化体験も盛りだくさん。
• 「我在黒竜江等你」など黒竜江ゆかりの名曲が流れる文芸車両
• 扇子踊り(秧歌)や切り絵などの民俗文化体験
• 凍梨、花紅果、凍柿子など東北名物のおやつ
移動時間そのものが“旅の楽しみ”になるよう工夫されています。

■ 氷雪の絶景を一気に巡る環状ルート
● アブリ(亜布力)
アジア冬季競技大会の会場にもなった本格スキーリゾート。
● 中国雪郷(スノータウン)
牡丹江市南西部に位置し、豪雪で知られる冬の人気観光地。
● アリ河(阿里河)
興安嶺の深い森に囲まれ、オロチョン族の文化や冬の森の風景が楽しめる地域。
● 漠河
中国最北端の都市。
北極沙洲、最北郵便局など“最北スポット”巡りが人気で、「水を撒くと一瞬で凍る」体験もできます。
そして旅の起点となるハルビンは、
・氷雪大世界
・中央大街
・巨大な“雪だるま”のフォトスポット
など、冬の観光地として国内外から注目を集めています。

■ 氷雪は“金山銀山”
シニア旅行は“温かい経済”
Y999号が運ぶのは、長く続く幸せの願い
冬の旅が盛り上がる中、シニア世代の旅行需要も大きな力になっています。
「悠久久」の名を持つこの列車が、乗客一人ひとりの“幸せな目的地”へ向かって走り続けます。
この冬、あなたはどこへ旅したいですか。

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破
──「高鉄がつくる豊かな暮らし」が現実に

2025年12月26日、西安〜延安間の高速鉄道が開業し、中国の高速鉄道(高鉄)の営業距離はついに5万キロを超えました。「高鉄が豊かな生活をつくる」「高鉄に乗って中国を旅する」という言葉が、いまや広く共有されるようになっています。
「十四五」期間(2021〜2025年)には、高鉄ネットワークの規模や品質、設備の近代化が大きく進み、技術力は世界の標準をリード。旅客サービスの向上や産業への波及効果も顕著で、中国式現代化を支える重要な基盤となりました。

1. 世界最大規模の高速鉄道網が完成
この5年間で、中国は1万2千キロの新線を開業し、全国の高鉄総延長は5万キロを突破。
2020年末と比べて約32%増加しました。
• 128の県が新たに「高鉄時代」へ
• 「八縦八横」ネットワークがさらに充実
• 500km圏は1〜2時間、1000km圏は4時間、2000km圏は8時間で移動可能に
都市間の人・モノ・情報の流れが加速し、地域経済の一体化が進んでいます。現在、高鉄は**人口50万以上の都市の97%**をカバーし、営業距離は世界1位です。

2. 輸送力とサービスが大幅に向上
高鉄は今や中国の旅客輸送の主力です。
• 動車組(高速列車)5233編成
• うち「復興号」2248.75編成(大幅増)
• 旅客の**80%**を高鉄が輸送
• 1日平均9346本運行、936万人が利用
• ピーク時は1日1600万人が移動
また、12306オンラインチケットシステムの強化、電子チケットの普及、定期券・回数券の導入、ネット注文の車内受け取り、ペット輸送、シニア向けサービスなど、利便性が大きく向上しました。
さらに、高鉄のネットワークを活かした高速宅配サービスも拡大し、最短4時間の「高鉄急送」は182都市に広がっています。

3. 高鉄技術は世界の新基準に
中国は産学研の連携を強化し、独自の高鉄技術体系を構築しました。
• 「復興号」をはじめとする多くの技術成果
• CR450試験車が登場(2024年)
• 走行性能・省エネ・静粛性などで世界トップ
• 試験で時速896kmの相対交会速度を記録
• 国際標準化にも積極参加(UIC・ISO・IECで300件以上)
これにより、中国の高鉄技術は世界的な影響力を高めています。

4. 国家戦略と地域発展を強力に後押し
高鉄は、国家の主要戦略を支える重要インフラとして機能しています。
• 京津冀、長三角、粤港澳大湾区などの一体化を促進
• 西部開発、東北振興、中部崛起などを支援
• 辺境・少数民族地域・旧革命区の交通改善
• 産業チェーンの拡大で経済を牽引
環境面でも効果は大きく、同距離の移動で
• エネルギー消費は飛行機の約18%
• CO₂排出は飛行機の6%、自動車の11%
「十四五」期間のCO₂削減効果は約1444万トンと試算されています。

5. 世界の高速鉄道発展に中国の知恵を提供
中国は「一帯一路」を通じて高鉄技術を海外にも展開しています。
• インドネシア・ジャカルタ〜バンドン高鉄
• 所要時間が3時間→46分
• 旅客1300万人超
• 匈塞鉄道(セルビア区間)
• EU規格と接続し、バルカンで初の高鉄に
• チケットシステムはインドネシア、ラオス、セルビア、スリランカでも活用
高鉄は国際協力の象徴となり、多くの国の移動を変えつつあります。

今後の展望
中国国家鉄路集団は、今後も世界一流の鉄道企業をめざし、
• より安全
• より高速
• よりスマート
• より快適
• より環境に優しい
高鉄ネットワークの構築を進める方針です。

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”
12月11日、北京駅第八待合室の「文化驛站」展示スペースで、
「中華の至宝——民族文化宮所蔵 文物・古籍 精選写真展」
が正式にスタートしました。
南北から訪れる旅客に、気軽に楽しめる文化のひとときを届けています。
今回の写真展は、北京駅と民族文化宮が共同で企画したもので、展示期間は半年。今後は旅客の声を参考にしながら、内容を随時更新していく予定です。
展示されているのは、民族文化宮が所蔵する貴重な文物の写真。民族衣装、工芸品、楽器など多彩なジャンルが並び、各写真には丁寧な解説が添えられています。待ち時間に、さまざまな民族文化の魅力に触れられるのが特徴です。
待合室は、教育的で文化的な雰囲気あふれる空間へと変身。
旅客からは
「これまではスマホを見るだけだったけれど、こんな展示があると楽しいし勉強にもなる」
「民族衣装の写真がとてもきれいで、つい撮影してしまった」
と好評の声が上がっています。
北京駅の担当者は、
「サービスに文化要素を取り入れ、駅を伝統文化発信の窓口にしたい」
と語り、従来の美術館という枠を超え、質の高い展示を旅客のすぐそばに届ける取り組みだと説明しています。

“文化駅”づくりの象徴として
北京駅は、駅舎そのものが国家級の重要文化財であり、都市文化を象徴する存在です。
建物の一つひとつに歴史が宿り、現代的な設備と調和しながら、旅客を魅了しています。
一階の待合ホールに入ると、まず目に入るのが水色の巨大なクラシック調ドーム天井。
12基のクリスタルシャンデリアが輝き、柱の壁灯は花のように、あるいは聖火のように光を放ちます。
どこを見ても優雅な雰囲気が漂います。
昨年からは「アートホール再生プロジェクト」が始まり、李苦禅《盛夏図》、王子武《春風着意》、王雪涛《松鶴図》、霍春陽《梅花》など、修復を終えた名家の作品複製25点を、待合室ごとにテーマを変えて展示。
駅の空間に自然に溶け込み、旅客が中国伝統美術の魅力を感じられるよう工夫されています。

第八待合室の新しい魅力
第八待合室は、花園風の座席や多様な観葉植物が配置され、落ち着きと活気が共存する空間に。
カフェの香りが漂い、商業スペースと駅舎の美学が調和しています。
さらに、待合室の奥からは明城壁遺跡を望むことができ、旅の質を一段と高めています。
また、「文化驛站」展に加え、「時光列車」展示スペースも設置。
毛沢東主席が書いた駅名の手稿写真をはじめ、貴重な写真資料や古い鉄道グッズが並びます。
古い切符、模型、写真などを通して、中国鉄道の歩みを間近に感じられるコーナーです。

文創グッズも人気
北京駅は「鉄道×北京文化」をテーマに、都市の記憶と鉄道の情緒を融合させた文創商品も展開。
旅客から高い人気を集めています。

北京駅に立ち寄る機会があれば
待ち時間を利用して
展示を眺め、名画に触れ、
旅の途中で文化の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送
~地域経済に新たな活力を注ぐ「黄金の大動脈」~

12月2日、中老鉄道は開通から4周年を迎えました。この4年間、安全運行を維持しながら、累計で旅客6,250万人以上、貨物7,250万トン以上を輸送。中国とラオスを結ぶ「黄金の大通道」としての効果は年々拡大し、地域の経済・社会発展に新しい活力をもたらしています。

旅客輸送の飛躍
• 開業当初は月60万人だった旅客数が、現在は最高220万人に。
• 中国区間では日平均8本から最大86本へ増便し、累計5,134万人を輸送。
• ラオス区間では日平均4本から最大18本へ増え、累計1,124万人を輸送。
• 昆明~ビエンチャン間の国際列車は4本に拡充、座席数も250から420へ増加。
• 泡水祭や守夏節などラオスの伝統行事に合わせた特別輸送も実施。
• ラオス区間では列車による宅配便サービスも展開し、累計126万件を「当日配達」。

貨物輸送の拡大
• 開業当初は1日2本だった貨物列車が、現在は最大23本に。
• 牽引能力も2,000トンから2,800トンへ強化。
• 累計1,600万トン以上の貨物を輸送し、19か国・地域へ拡大。
• 東南アジアの果物やビールなどが中国・欧州へ最短15日で到着。
• 通関時間は40時間から2~5時間へ短縮。
• 2025年11月までに中アジア向け列車は累計1.2万本以上運行。

経済・観光への波及効果
• 「鉄道+観光」の融合で、120か国以上から64万人が国際列車を利用。
• 沿線の観光地やホテル、飲食業が活性化。
• 昆明~ラオス~タイ間の貨物コストは30~50%削減。
• ラオス国内の輸送コストも20~40%低下。
• 沿線には40以上の産業物流園区が建設され、鉄鋼・ゴム・新エネルギーなどの産業が拡大。

安全と人材育成
• 衛星地図やドローン、検査ロボットなど最新技術を導入。
• 1,400日以上の無事故運行を達成。
• 中国から1,252人の技術者が派遣され、ラオス人1,475人が資格取得。
• 32人のラオス人機関士が独立運転を開始し、鉄道技術者の第一世代が誕生。

今後の展望
国鉄グループは、これまでの成功経験を活かし、ラオス鉄道部門との協力をさらに強化。安全管理やサービス品質を高め、中老鉄道を「一帯一路」や地域経済の発展に貢献する大動脈として、両国の人々にさらなる恩恵をもたらすことを目指しています。

私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!

「私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!」――ユニークな名前が生んだ裁判劇

インターネット時代、名前ひとつが世間の話題を呼ぶことがあります。中国・山東省臨沂市に住む61歳の男性は、その名も「支付宝(ジーフーバオ)」――日本語にすると「アリペイ」。この名前がきっかけで、世界的企業家・馬雲(ジャック・マー)との奇妙な縁が生まれました。

名前の由来と時代の変化
男性は1962年生まれ。姓は「支」、名前は「付宝」で、家族の伝統に従い「支付宝」と名付けられました。兄は「支付发」、妹は「支付花」と、家族全員が「支付」で始まる名前を持っています。
当時はごく普通の人名でしたが、時代が進み、馬雲が「支付宝(アリペイ)」という決済サービスを世に出すと、瞬く間に中国全土で大人気に。男性の名前は一躍、特別な意味を帯びるようになったのです。

法廷へ――100万元の訴え
2017年、この「支付宝」さんは馬雲とアリババを相手取り、100万元(約1,600万円)の損害賠償を求めて裁判を起こしました。
理由は「自分の名前と同じサービス名が広まり、生活の中でからかわれたり、名前の独自性を失った」と感じたからです。
一方、アリババ側は「サービス名は金融事業の必要から付けたもので、個人を侵害する意図はない」と説明しました。

判決とその後
裁判の結果、男性は敗訴。賠償金は得られませんでした。
しかしその後、アリババは大企業らしい柔軟さを見せます。男性と話し合いを重ね、「支付宝示範店」を共同で設立。サービスの知名度を活かした店舗は繁盛し、男性も次第に裁判のショックから立ち直っていきました。

名前が映す時代の物語
この裁判は一見すると珍妙な出来事ですが、実は「時代の変化が日常に新しい意味を与える」ことを示しています。
普通の人名が、インターネットの波により社会的な象徴へと変わり、そこから新しい物語が生まれる――そんな現象を私たちは目の当たりにしました。
最終的に、男性とアリババの協力関係は「人と企業の共存」を象徴するエピソードとなり、今も人々の語り草になっています。名前は単なる記号にすぎませんが、時代背景によっては思いもよらぬドラマを生み出すのです。

「渡り鳥列車」の旅

🚆 Z384次列車の乗務員は、なぜ3種類の制服を着替えるのか?
11月24日16時53分、682名の乗客を乗せた Z384次列車 が長春駅を出発し、4267キロに及ぶ「渡り鳥の旅」が始まりました。
この列車は、中国鉄路瀋陽局集団公司の管内で唯一の「渡海旅客列車」。11の省市、22の駅を経由し、全行程47時間37分を走破します。

🕊️ 「渡り鳥列車」と呼ばれる理由
冬になると、東北地方の多くの高齢者が海南島へ「避寒」に向かいます。Z384次列車は彼らに親しまれ、「渡り鳥列車」「シルバー列車」と呼ばれています。
長春の雪景色から南国の海辺まで、まるで四季を駆け抜けるような旅。乗務員が途中で 3回制服を着替える のも、この列車ならではの風景です。
• 長春出発時:厚手の防寒コートで厳寒に対応
• 聊城付近:軽快なジャケットに着替え
• 肇慶~海口区間:爽やかな半袖姿で椰子の木と海風に溶け込む

👵👴 高齢者に優しい「適老化」サービス
乗客の6割以上が高齢者。瀋陽局集団公司は列車を全面的に「適老化改造」しました。
• 各車両に「渡り鳥医薬箱」を設置
• 風邪薬、降圧薬、酔い止め、救心丸、血圧計などを常備
• 食堂車には20種類以上の炒め料理
• 土豆牛肉煮、羊雑湯、魚香肉絲、紅焼肉、回鍋肉、水煮肉片、酸菜粉炒肉、トマト卵炒め、青菜炒めなど
• 高齢者向けに「減糖・減塩・低油・低脂」メニューも用

🌊 陸海連運の特別体験
湛江駅を過ぎると、乗務員は「渡海の準備」を開始。安全マニュアルを配布し、救命胴衣の着用方法を丁寧に指導します。
そして琼州海峡に到達すると、列車の車両がそのまま渡船に乗り込みます。乗客は降りる必要がなく、「鉄道—海—鉄道」のシームレスな旅を体験できます。約2時間後、列車は再び編成され、終点の海口へ走り続けます。

💬 乗客の声
• 王さん(男性)
「体が弱く、子どもたちは一人旅を心配していました。でも乗務員が薬の時間まで気にかけてくれて、安心して旅ができました。まるで家にいるようでした。」
• 劉さん(女性)
「初めての“列車で渡海”。最初は不安でしたが、とても安定していて驚きました。救命胴衣の着方も丁寧に教えてもらい、一枚の切符で列車と船を両方楽しめるなんて、帰ったら友達に自慢します!」

🌸 四季を駆け抜ける旅
羽毛服から花柄シャツへ。
雪舞う北国から、椰子の木揺れる南国へ。
この「渡り鳥列車」、あなたも乗ってみたくなりませんか?

6Gの最新動向──中国が国際標準化をリード

2025年11月13日・14日、CCTVの『ニュース連播』や『朝聞天下』などの主要ニュース番組で、中国における6G技術の進展が大きく報道されました。次世代通信インフラとして注目される6G。その最新情報をわかりやすくご紹介します。

🔧 6G技術、第一段階の試験が完了
報道によると、中国はすでに6Gの第一段階技術試験を完了し、300項目以上の重要技術を蓄積しました。今年に入ってからは、以下の5つの技術分野で57件の試験を実施しています:
• 沉浸式通信(没入型通信)
• 無線の知能化
• その他3分野(詳細は未公表)
現在、6Gは国際標準の策定段階に入り、2030年前後の商用化が見込まれています。

🌐 6Gとは?──未来の情報インフラ
6Gは、今後10年で最も重要な次世代のデジタル情報ネットワーク基盤とされ、以下のような特徴を持ちます:
• 通信・センシング・計算・AIの融合
• 対象は「人・モノ・機械」から「知能体」へ拡大
• 地上から空・宇宙までをカバーする通信空間
• 「万物がつながる」「デジタルツイン」の実現を目指す

📘 国際的な影響力も拡大中
中国の6G推進グループは、これまでに80本以上の白書や研究報告を発表。中国が提案した5つの代表的な6G利用シナリオと14の主要能力指標は、すべて国際電気通信連合(ITU)に採用されました。これにより、中国は6G開発において世界の最前線に立っています。

📡 中国移動(チャイナモバイル)の取り組み
中国移動は、6G国際標準の立ち上げ件数で世界の通信事業者の中でトップ。主な実績は以下の通りです:
• 世界初の6Gアーキテクチャ検証衛星を打ち上げ
• 3GPPにおける6G標準プロジェクトの主導
• 6G関連特許を1200件以上申請
• 通信・センシング・計算・AIを統合した試験装置を構築
• 次世代モバイルネットワークの共同実験プラットフォームを整備

🔭 今後の展望
今後も中国移動は、全国各地で6Gのオープン実験施設を拡充し、より多様なシナリオや技術分野での検証を進める予定です。国有企業としての責任を果たしながら、「万物がつながる」「デジタルツイン社会」の実現に向けて、6Gのビジョンを着実に推進していくとしています。

📌 出典:中国移動(China Mobile)

高鉄で運ばれる“旅客”とは?生鮮食品が専用座席で全国へ!

2025年11月4日午前8時41分、G1525号高速鉄道が武漢駅を出発し、貴陽北駅へ向かいました。この列車には通常の乗客に加え、「もうひとつの旅客」が乗っていました。それは、三文魚(サーモン)、羊肉、牛乳などの生鮮食品や特産品、生活用品を詰めた“双11(ダブルイレブン)”の宅配便です。総重量はなんと500キロ以上!

🐟 生鮮食品が高鉄でスピード配送
毎朝、湖北省孝感市で水揚げされた新鮮なサーモンが冷蔵パックに詰められ、武漢駅へと運ばれます。そこから高速鉄道「復興号」に乗って、北京・上海・広州などの都市へ向かい、消費者の食卓に届けられます。
このように、内陸で養殖された水産物が高鉄によって当日中に全国へ配送される仕組みが整い、より多くの人が高品質な海産物を楽しめるようになりました。10月以降、毎日平均1200キロのサーモンが武漢から全国へ高鉄で運ばれているそうです。

📦 鮮度を守る工夫と専用ルート
中国鉄路武漢局グループと中鉄快運武漢支社は、真空冷蔵パックや保冷箱、断熱容器などの専用設備を活用し、長距離輸送でも鮮度を保つ工夫をしています。
さらに、武漢の主要駅では生鮮品専用の「グリーン通路」が設けられ、荷物は直接保安検査口へ運ばれ、30分以内に列車へ積み込まれるという効率的な流れが確立されています。
輸送中は温度管理も徹底されており、出荷から到着まで冷蔵状態が保たれる「コールドチェーン」が途切れることなく維持されているため、販売業者も消費者も安心です。

📈 “双11”の宅配ラッシュにも対応
11月1日から始まった“双11”のネット通販ピークに合わせて、高鉄による宅配サービスが本格始動。毎日160本以上の高速鉄道が、乗客用車両の空きスペースや専用の宅配ボックスを活用して、武漢から全国各地へ荷物を運んでいます。
さらに、宅配専用車両を備えた列車も毎日6本運行されており、昨年比で輸送能力は約10%増加。鉄道部門は、安全性・効率性・スピードを活かし、需要に応じた柔軟な運行体制を整えています。

💬 商店の声:「まるで移動する冷蔵庫」
「今年初めて高鉄宅配を利用しましたが、スピードも温度管理も素晴らしく、まるで海鮮専用の移動冷蔵庫のようです。注文もたくさん入り、高品質な海鮮を事前に準備して発送しています」と語るのは、商店を営む林さん。

📮 ちょっとしたお知らせ
あなたの荷物も、今まさに高速鉄道に乗って、あなたの元へ向かっています。どうぞ、受け取りの準備をお忘れなく!

第8回中国国際輸入博覧会が開幕

CR450高速鉄道技術革新プロジェクト、第8回中国国際輸入博覧会で注目の的に
2025年11月5日、上海国家会展中心にて第8回中国国際輸入博覧会が開幕しました。会場では、中国高速鉄道の最新技術成果を紹介する「CR450科技创新工程(技術革新プロジェクト)」が華々しく登場。革新的な展示手法と没入型の体験を通じて、多くの来場者の関心を集め、今回の博覧会の目玉となりました。

国家プロジェクトとしてのCR450の歩み
CR450技術革新プロジェクトは、習近平国家主席による「高速鉄道の自主技術革新」に関する重要指示を受け、国鉄グループが主導し、国内の研究機関・大学・企業が連携して推進している国家「第14次五カ年計画」の重点研究プロジェクトです。
2021年に始動し、時速400kmのCR450型車両の開発と、それに対応する鉄道インフラ技術の研究を中心に進められてきました。これまでに、永久磁石式駆動システム、振動・騒音低減、空気抵抗・エネルギー消費の抑制、制動制御、軽量化など、数々の重要技術を克服。基礎理論から安全性、装備開発に至るまで、多くの成果を挙げています。
2024年12月29日には北京でCR450の試作車が発表され、運行速度、エネルギー効率、車内騒音、制動距離などの主要指標で世界トップレベルを達成。すでに複数の高速鉄道路線(渝黔、武宜、沈白、沪渝蓉)で試験運用が行われ、単列で時速453km、交差時には896kmという新記録を樹立しました。これは、世界初となる時速400km級車両の設計体系と開発手法の確立を意味し、中国の高速鉄道が世界をリードする地位をさらに強化したことを示しています。

展示ブースの見どころ
CR450の展示は、中国館の「総合国力の向上」セクションに設置され、CR450車両の塗装を模した箱型ブースが目を引きます。内部にはCR450AF・CR450BFの模型が並び、背面には大型の湾曲スクリーンを設置。来場者はタッチパネルで操作し、CR450の3D映像を鑑賞したり、試験走行や運転席・車内のVR体験を楽しむことができます。
特に注目は、以下の3つの体験コンテンツです:
• 🎥 没入型映像:CR450の基礎研究から設計、技術開発、試験評価までの道のりを迫力ある映像で紹介。
• 🚄 試験走行シミュレーション:運転士の視点で、CR450が高速で走行・交差する様子をリアルに再現。
• 🕶️ VR全景ツアー:車両内部を仮想空間で歩き回り、次世代高速鉄道の技術と人間中心の設計を体感。

今後の展望
CR450プロジェクトの進博会での公開は、世界に向けて中国の技術力と開放性を示す重要な機会となりました。国鉄グループは今後も研究開発を継続し、2026年にはCR450車両を成渝中線でより実用に近い条件下での全面試験を予定。早期の商業運行を目指し、より快適で便利な鉄道旅行の実現に貢献していく方針です。

超長編成の貨物列車が再び登場!その迫力に圧倒される

一度見たら忘れられない――まるで鉄の巨龍が大地を駆け抜けるような映像が話題です。今回ご紹介するのは、中国の瓦日(がじつ)鉄道を走る「万吨重载列车(1万トン級の超重量貨物列車)」です。

どれだけ長い?車両数はなんと106両!
この列車は全長1600メートル。中国の高速鉄道「復興号」の標準編成の約8倍にもなります。積載量は約1.2万トン。まさに“動く鉱山”とも言える規模です。

瓦日鉄道とは?
瓦日鉄道は、山西省興県瓦塘鎮から山東省日照港までを結ぶ、全長1260キロの重要な石炭輸送ルート。山西・河南・山東の3省を横断し、中国のエネルギー供給を支える大動脈です。

列車の点検拠点「長子南駅」
この超長編成列車が停車・点検されるのが、山西省南東部にある「長子南駅」。中国鉄道鄭州局の管轄で、瓦日鉄道唯一の列車検査場です。駅構内の長さは3881メートル、線路は19本あり、最長のものは2030メートルにも及びます。
ここでは毎日約250本の貨物列車が発着し、平均して6分に1本のペース。中でも1万トン級の列車は、1日6〜8本が運行されています。

急勾配でも安全に走るための工夫
瓦日鉄道は山岳地帯を通るため、勾配やカーブが多く、運転には高度な技術が求められます。そこで使われるのが「双機重連」方式。2台の和諧D1型電気機関車が連携して牽引することで、十分なパワーを確保しています。
特に長子南〜湯陰東の区間は長い下り坂が続くため、運転士は2台の機関車を同時に操作。制動時の圧力誤差は1キロパスカル以内、操作レバーのズレは0.2ミリ以内という厳しい精度が求められます。
この難所を安全に通過するため、鉄道機関部門では「停車充風再起動」という独自の操作法を確立。過去の運行データをもとに試行錯誤を重ねた成果です。

巡回検査もロボットで効率化
列車が長子南駅に到着すると、制動機の性能を確認する「試風試験」が行われます。従来は検査員が2000メートルの線路を徒歩で確認し、20分以上かかっていました。
しかし2024年からは「車底スマート巡検ロボット」が導入され、検査時間は最大10分に短縮。2025年には障害物除去機能も追加され、巡回中に砕石などを自動で排除しながらデータを報告できるようになりました。

“背負う検査員”が守る安全
列車の最後尾には「列尾装置」と呼ばれる重要な機器が設置されており、運転士が列車の状態をリアルタイムで把握するために使われます。
この装置の取り付け・取り外し・点検を担うのが、長子南駅の「列尾作業班」。装置は1台10キロ以上あり、作業員は最大3台を背負って複数の線路を移動します。その姿から「背包哥(リュック兄さん)」と呼ばれることも。
繁忙期には、わずか10分で装置の交換作業を完了させる必要があり、列車の安全運行を支える縁の下の力持ちです。

寒さが増す季節、瓦日鉄道を駆ける鉄の巨龍は、石炭という“黒い金”を満載し、全国の家庭にぬくもりを届けています。


出典:人民鉄道報業有限公司 河南記者ステーション(鄭州局グループ融媒体センター)
文・写真:張佳媛、王玮、王钦弘、劉穎、翟斌、孟帥、蘇冠華、路莉、袁修航、于盛龍
動画:王玮
編集:齊美華
校正:李孝佺