中国決済アプリがクレジットカードに対応

中国社会では現金を使わないほど決済アプリが普及しています。特にコロナ禍で急速に進んでいったようです。

このアプリですが今までは中国の銀行口座しか紐づけできませんでしたが今年の7月から国際クレジットカードとも紐づけできることができ支払いにも使えるようになりました。

中国への渡航は現在ビザが必須の状態ですが観光ビザも発給されるようなので、観光目的で渡航した際に「決済難民」にならずに済みそうです。

「友和生活」さんのWeChatページのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。

中国遼寧省の大連湾海底トンネル開通

7年の工期を経て5月1日正式開通

遼寧省大連では、建設に7年を要した大連湾海底トンネルと光明路延長プロジェクトが5月1日正式に開通しました。プロジェクトの幹線の全長は12.1kmで、海底トンネル・山岳トンネル・水中インターチェンジ・陸路インターチェンジが含まれます。

その中で、北の大連のバラクーダ湾エリアから南の大連東港ビジネス地区まで走る5.1kmの海底トンネルは、中国北部で最初の大規模な海を越えた浸漬トンネルであり、中国で最小の曲線半径と最大の曲率を持つ湾曲した浸漬トンネルでもあります。開通後、大連湾の北岸と南岸から車で<>分もかからず、大連湾の交通圧力を緩和し、大連湾の両側の統合建設を促進し、渤海と黄海周辺の沿岸経済圏を構築するために非常に重要です。と紹介されています。(CCTVニュースより)

黄砂発生!農業や生活環境に重大な影響

黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風により数千メートルの高度まで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。風により大気中に舞い上げられた黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境にしばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。(環境省HPより)

この時期、柳絮(柳やポプラの綿毛)飛散も加わり特に北京や上海、杭州などの大都市で生活する中国国民にとっては大変厳しい環境となっています。中国のネットニュースからその一部画像を紹介します。(写真上は北京南駅、下は北京市内の様子、黄砂発生・飛来図は環境省HPより、写真下3枚は柳絮飛散・百度中国より)

上海と蘇州、地下鉄で繋がる

蘇州と上海を直接行き来できる

上海軌道交通11号線と蘇州軌道交通11号線(旧S1線)が繋がり2023年3月1日より試運転が始まります。(正式開業は6月の予定)

蘇州軌道交通11号線(旧S1線)は全長41.27㎞で、28の駅が設置されます。西は唯亭駅で東は昆山花橋駅でそこで上海軌道交通11号線に乗り換えできます。(上海11号線の終点は上海ディズニーリゾート)

上海蟹の産地で有名な陽澄湖にも駅が設置されますので、本場の上海蟹を堪能することもできます。

餅を使った中国南部地方の点心

日本の餅を使い作ってみました

お餅を食べる機会が多いこの季節、中国南部地方や東南アジアの華僑の人々の間で食べられているという餅を使ったお菓子の動画と日本の餅を使い再現した写真、簡単な作り方を紹介します。

まず餅をレンジで柔らかくしつぶして一つの塊にします。フライパンに油を敷き延ばしながらしばらく焼きます。火を止めて事前に作っておいた、ピーナッツを細かくつぶし砂糖やココナッツ、ゴマなどを加え混ぜあわせてふりかける。二つ折りや丸めて棒状にしたりします。さらに再度ピーナッツ粉をかけ折らずにピザ風にカットすれば出来上がり(写真)。栄養価も高くおいしい餅のお菓子が出来上がります。(作り方は動画を参照して下さい)

レシピ動画―伝統点心:甜薄撑(煎薄撑)

  1. ピーナッツ80gを細かくつぶし、(ゴマやココナツなどを加え)砂糖80gを入れてよく混ぜ合わせる。
  2. 餅粉100gに水100gを入れ柔らかい餅を作る。
  3. 油15gほどを入れフライパンを熱し一旦火を止め、団子状にした餅生地を入れ再度火を入れ焼きながら餅生地を薄く伸ばして広げる。
  4. 火を止め、粉状にしたピーナッツをふりかけ、包み込んで折りたたむ。
  5. 適当な大きさにカットすれば餅点心の出来上がり。

中国貴州省の黄果樹瀑布

アジアで一番の滝とも呼ばれている

黄果樹瀑布は中国国内、東アジアで最大の滝の一つです。中国貴州省安順市鎮寧プイ族ミャオ族自治県の六枝河にかかり、全体の高さは77.8m、幅は101mあり、本滝の高さは67m、幅83.3mあります。アジアで一番の滝とも呼ばれています。

この滝は、「裏見の滝」としても有名で、長さ134mの「水簾洞」と呼ばれる鍾乳洞の中数か所から滝の裏側を望むことができます。この一帯は黄果樹瀑布国立公園に指定され、2007年に中国国家観光局により国家5A級旅游景観区認定されています。(写真:中国旅游網)

中国初・海洋環境下の高速鉄道23年に開通

福建高鉄、全長277.42Km、設計速度350Km

中国鉄道によると、福建高速鉄道は福州から北へ、南は厦門と張州まで、全長277.42km、設計速度は350kmで、中国初の真の海洋環境下での高速鉄道であり、世界でも最も高速な沿岸/海横断鉄道です。

福建高速鉄道は85の橋と33のトンネルを有し、湄洲湾、泉州湾、安湾の3つの湾を横断しています。福建高速鉄道は2023年開通の目標に一歩近づき、「高速鉄道で海を渡る」という目標が現実のものになりつつあります。

福建日報は4月15日、福州ー厦門高速鉄道(以下「福建高速鉄道」)の新築が、湄洲湾の海を渡る橋の開通に成功したと報じました。湄洲湾横断橋は、全長14.7kmで、その内10.8kmの海域建設、350kmの設計速度、中国初の海横断高速鉄道低木塔斜張橋であり、福建高速鉄道の全線制御プロジェクトでもあります。(百度百科より)

中国江蘇省無錫市の「太湖隧道」が開通

昨年末に開通、全長10.79km、幅43.6m、湖底のトンネル

中国の鉄道、道路の交通網は年々新しく造設され大きく様変わりしています。「太湖隧道」は中国江蘇省無錫市の湖岸地区にあり、馬山街道と南泉地区の間に位置し、太湖の下を通る蘇錫常南高速道路の湖底トンネルです。2017年6月から事前の準備作業を始め、2018年1月9日、正式に着工し、4年の工期をかけて2021年12月30日に開通しました。「太湖隧道」は全長10.79km、道幅43.6m(各3車線)で通行料は昨年5月に決定され、50元(約900円)となっています。これは、中国の湖底を通るトンネルとしては長さ、道幅も最大だそうです。

上海地下鉄総延長800キロ超える

2021年12月30日、上海地下鉄14号線と18号線第1期北区間(御橋駅~長江南路駅)が開通し総延長距離が831キロとなりました。(うち14号線が38キロ、18号線第1期北区間が21キロ)これにより路線数が20、駅数は508となりました。

14号線には全自動運転システムを採用した8両連結の車両を運行しています。現在、上海地下鉄では5路線で全自動運転をしています。(10、14、15、18号線、浦江線)運営距離は167キロで規模では世界第一です。

14号線は運営距離38キロ、設置駅数は31(当面30駅、龍居路駅は未開業)の地下駅で、乗り換え可能駅は13駅です。前述しましたが、14号線は8両編成の全自動運転を行う路線となっており、西は嘉定区封浜駅、東は浦東新区桂橋路駅で嘉定区、普陀区、静安区、黄浦区、浦東新区の5つの行政区を通ります。

今回開通する18号線第1期北区間は昨年開通した南区間の延伸となり、運営距離約21キロ、設置駅数は18の地下駅です。南は御橋駅で北は長江南路駅で浦東、楊浦、宝山の3つの区を通ります。18号線も全自動運転区間です。

龍陽路駅は5路線の乗り換えが可能に

龍陽路駅では5路線(2号線、7号線、16号線、18号線ならびにリニア線)の乗り換えが可能になります。



上海地下鉄の微信(WeChat)ニュースより抜粋

中国憲法・「公民」の基本的権利と義務

「公民」と「人民」について

中国憲法は、第2章で「公民」の基本的権利と義務を定めている。2004年の改正までは「人権」という用語はなかった。ここにいう「公民」とは、中国という政治社会の一員であって、そのことにより憲法が定める権利の主体となるという考え方に基づいている。日本国憲法において国民の権利とされるものは、国籍が重要な要件となる場合を除いては、日本国籍を有する者に限られないと解されている。それは日本国憲法が人権という考え方を基礎としているからである。

中国憲法33条は中華人民共和国国籍を有する人を「公民」としているので国民と訳すこともできる。国家の一員であって初めて権利の主体となることが合意されているので、市民という訳も可能である。どう訳しても説明が必要な言葉である。

中華人民共和国国籍を有する人の集合を「公民」とすると、その大部分は「人民」であり、それ以外に少数ではあるが「人民の敵」となる人々がいるというのが中国の法や政治の発想である。憲法1条に言う人民民主独裁と言う時の「人民」や、憲法2条が「中華人民共和国の一切の権力は、人民に属する」と言う時の「人民」はこれである。

人民民主独裁とは、「工人階級」(労働者階級)が指導し、「工農同盟」(労農同盟)を基礎とする政治原理である。「人民」とは労働者階級や農民階級に属する人々からなる。農民は、人民の中の指導階級ではなく、指導階級たる労働者の同盟者であるという扱いであり、かつては農村部と都市部とでは1票の価値は、前者の方が低く設定されていた。現行の選挙法では1票の価値は同等に設定されている。今日では、知識人や企業家も労働者階級に準じて扱われるし、利子・配当・家賃収入がある人も含まれるので人民の範囲は広い。(中国百科及び同増補分新版より、図は百度図片)