12月の漢詩を読む会は~白楽天の新年~

白居易(772~846年、字は楽天)。白楽天は71歳を迎えた年に、自らの幸福な一生を省みて詩を詠んでいる。政府の高官となり、名誉も富も長寿も手に入れた喜びを素直に歌っている。年末にこの詩を読み、迎える新年が幸多き年であれかし、と受講者と予祝したい。(丹羽博之先生)画像は百度百科より

日時:2020年12月19日(土)午後2:30~4:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

テーマ:白楽天の新年

資料代:1,000円 事前にご予約下さい。

感染予防対策をして開催しますが、参加の際はマスク着用をお願いします。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

ミニ企画展示「中国人強制連行・強制労働と万人坑」

立命館大学国際平和ミュージアム第132回ミニ企画展示

「日中15年戦争」時に、主に日本の民間企業によって約4000万人が中国本土で強制労働に従事させられ、そのうち1000万人近くが死亡し、万人坑と呼ばれる人捨て場に捨てられたといわれます。

本展では、中国本土における強制労働の苛酷な実態と、今も数多く現存している万人坑について紹介します。

会期:2020年12月1日(火)~22日(火)休館日:日曜日

時間:10:00~12:00、13:00~15:00 閉館時間は変更することがありうます。HP等でご確認下さい。

会場:立命館大学国際平和ミュージアム2階 常設展示室内

*JR・近鉄京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車

見学資料費:大人400円、中高生300円、小学生200円

*先に1F受付もしくは地下受付で見学資料費をお支払い下さい。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、今後の展示・企画を急遽延期もしくは中止させて頂く可能性があります。詳細はHPやTwitterにてご確認下さい。

主催:平和を考え行動する会

共催:立命館大学国際平和ミュージアム

お問合せ:立命館大学国際平和ミュージアム

〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1

Tel:075-465-7899 FAX:075-465-7899

https://www.ritsumeikan-wp-museum.jp/

花茶の香りと茶外茶を学び楽しむ

花茶(ジャスミン茶)と茶外茶(健康茶)を味わう

中国茶六大分類では、製造方法の違いにより、「白茶・黄茶・緑茶・烏龍茶・紅茶・黒茶」の6つに分類しています。これら6つをまとめて基本茶類と呼びます。基本茶類に再度手を加え加工したお茶を「再加工茶」と呼び、六大茶類とは別のカテゴリーに分類しています。ジャスミン茶などの花茶や、茶葉を固めた緊圧茶、ティーバッグや粉末のお茶などが再加工茶にあたります。その他、茶樹以外の植物から作られるお茶も「茶外茶」として,広義の意味で中国茶に含まれています。

「講座」では、「花茶」の製造工程や特徴などについて詳しく説明を受け、茉莉花茶3種(茉莉茶王、茉莉小精針、茉莉龍珠)と桂花紅茶(桂花九曲紅梅)を味わいました。「茶外茶」では強い苦味が特徴の海南苦丁茶と漢方の生薬として使われているという胖大海を試飲しました。

※「中国茶講座」12月はお休みします。

新刊書「万人坑に向き合う日本人」出版

日本の侵略・加害が生み出した負の遺産、万人坑。中国全土に現存する万人坑に向き合う三人の日本人に迫る。

日中戦争時に日本の民間企業により強制労働させられた中国人は4000万人、そのうち1000万人が死亡したと推定される。犠牲者が捨てられた「人捨て場」は万人坑と呼ばれ、21世紀の今も中国各地に数え切れないほど現存している。現地に通い続け、さまざまな関わりを持ち続ける三人の日本人の半生を通して、万人坑が告発する日本の侵略責任を考える。(青木茂著、花伝社刊)

「主な目次」

第一部:大東仁さん、中国人強制連行・強制労働と大石橋マグネサイト鉱山万人坑など

第二部:舟山守夫さん、張鳳嶺さん・大石橋虎石溝万人坑をたった一人で守った四十年など

第三部:野津加代子さん・万人坑を知る旅 遼寧省の万人坑を訪ねる

定価:本体1,700円+税 

発行:花伝社  発売:共栄書房

※購入ご希望の方は、日中友好協会兵庫県連合会(下記)へご連絡下さい。

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

全国の書店でも購入できます。(11月25日発売)

記念講演会「東アジアの平和と発展を考える」

ASEANは、中国とどう付き合おうとしているか?

 新型コロナウイルス感染症拡大は、世界に大きな困難をもたらしています。最初に発症した中国は、徹底した検査と医療資源の投入で抑え込みに成功しました。日本を含め韓国、台湾、ベトナムなど東アジアの国々は、比較的安定した状況となっています。

 こうした状況下で中国は、東シナ海、南シナ海への海洋進出を強めています。日本が実効支配する尖閣諸島への領海侵犯も激しくなっていますが、南シナ海の島々への軍事基地化はベトナムやフィリピンとの領有権問題も絡み複雑化しています。

 こうした中国の動きに対し、ASEANの国々はどう対応し、どう解決の方向を目指しているのか。フィリピンを中心とした東アジア、東南アジアを研究している太田和宏神戸大学教授を迎え、お話しして頂きます。

日時:2020年12月13日(日)午後2時~4時

会場:神戸市立東灘区文化センター 8階第1会議室

講師:太田和宏神戸大学教授

プロフィ-ル:東南アジア政治、アジア安全保障研究。主要業績「貧困の社会構造分析」法律文化社2018年、論文「アジアの中の日米安保ー南シナ海問題に」関連して」(「法の科学」第47号2016年)など。

参加協力費:500円 マスク着用でご参加お願いします。

主催:日本中国友好協会東神戸支部

Tel&Fax(078)412-2228 

E-mail:sps98kg9@kobe.zaq.jp(兵頭)

兵庫県連合会が第66回大会を開く

11月8日(日)午後、日中友好協会兵庫県連合会は神戸市内で第66回大会を開催しました。コロナ禍の下、会場の人数制限を受けながらも県内各地からの代表が参加しました。

今年創立70周年を迎えた協会の歴史を振り返り、中国国内や日中間の問題、平和に関わる問題など激動する情勢の下で協会が果たすべき役割、課題について真剣な討議を行いました。

2019年度の活動の総括と2020年度活動方針では、「不再戦平和活動」「中国帰国者支援活動」「文化諸活動」「中国百科検定」「組織・財政活動」などについて提案があり、9人が発言しました。

「毎月定期的に役員会を開催し、仲間づくりや行事開催を議論をし活動を続けてる。4年間連続で増勢を迎えている」「中国帰国者支援では一緒に楽しむことを企画し交流したい」。「機関紙配付や会費の集金を手分けして行っている」「協会の広報、宣伝力の強化を望む」など幅広い分野にわたる発言が続きました。(写真は発言後フルスを演奏する参加者)

各地、各分野の報告を踏まえ、提案された議案を採択し、新役員が承認されました。最後に、協会組織の強化、拡大と運動の発展を誓い合い、大会宣言と大会決議を採択しました。

晩唐の詩人・杜牧「山行」を読む

10月31日に開催した第24回「漢詩を読む会」は晩唐の詩人・杜牧の「山行」を映像を見ながら、丹羽博之大手前大学総合文化学部教授の解説で読みました。

杜牧(803~852)

字は牧之、号は樊川(はんせん)。京兆万年(陝西省西安市)の人。憲宗朝の宰相で「通典」の著者として有名な杜佑の孫にあたる。太和二(828)年、進士に及第、さらに賢良方正科にも及第してエリート官僚として第一歩を踏み出す。弘文館校書郎、左武衛兵曹参軍を経て、広西観察̪使であった沈伝師に招かれ、部下として洪州(広西省南昌市)へ赴く。太和四(830)年、沈伝師の転任により宣州(安徽省宣城県)へ移り、その地で3年間を過ごす。その後揚州、洛陽を経て都に戻り、再び湖州(浙江省呉興県)の刺史となり、約一年後に孝功郎中、知制誥に任命されて長安に戻り、大中六(852)年、中書舎人に進み、同年11月に50歳で没した。

杜牧の詩は、軽妙洒脱が持ち味でセンスがよい。特に七言絶句にその才が遺憾なく発揮された。盛唐から中唐へと洗練されてきた詩の美しさ、うまさの感覚が、風流な貴公子・杜牧の才をまって花開いた、と考えられる。杜甫を「老杜」というのに対し、「小杜」と呼ばれる。(石川忠久 漢詩鑑賞事典より)

山 行 杜牧〈七言絶句〉

遠上寒山石徑斜  遠く寒山に上れば石径斜めなり

白雲生處有人家        白雲生ずる処人家有り  

停車坐愛楓林晩        車を停めて坐に愛す楓林の晩

霜葉紅於二月花        霜葉は二月の花よりも紅なり

この詩の最大の妙味は、霜にうたれて色づいた楓の葉を、二月の春の盛りの花よりもさらに赤いと言い放った奇想天外さにある。

次回の第25回「漢詩を読む会」は12月19日(土)です。

テーマは「白楽天の新年」

11月の「中国茶講座」~花茶と茶外茶

「花茶」と「茶外茶」を紹介します

前回の10月は「六大茶類」について学び定員を超えるほどの参加者で好評を頂きました。11月は花茶と茶外茶を紹介致します。どなたでも参加頂けますのでお気軽にお申込み下さい。

香りのよい福建省の高級ジャスミン茶数種と、茶以外の植物を原料にした「茶外茶」について神田貴子高級茶芸師・高級評茶員が紹介します。産地や製造法、香り、味、湯色、薬効など茶の特徴について解説を聞き、試飲で中国茶の素晴らしさをお楽しみ下さい。

日時:2020年11月18日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

※阪急「岡本」駅南口を西へ徒歩1分、鳥貴族さんが入るビルの3階

 JR摂津本山駅北口北へ徒歩約5分(光の園幼稚園・岡本教会東隣)

講師:神田貴子 高級茶芸師・高級評茶員

11月のテーマ:花茶と茶外茶

参加費:1,500(資料、茶菓子、茶のお土産

定員:15人 早めに下記へご予約下さい!

予約申し込み数:9人(11月17日現在)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net