盧溝橋事件82周年

ご存じですか、7月7日は盧溝橋事件勃発の日

1931年9月18日に中国・瀋陽郊外の鉄道線路を日本軍が爆破し、これを中国軍のしわざとした柳条湖事件をきっかけに日本は中国東北部を占領し、事実上自分たちが支配する「満州国」をつくりました。

そして1937年7月7日、中国・北京郊外の盧溝橋(ろこうきょう、写真上)付近で夜間演習中の日本軍が中国軍に攻撃されたとした盧溝橋事件をきっかけにして、日本は1945年の敗戦まで中国全土への侵略戦争をおしすすめ、南京事件、731細菌戦部隊、戦時性暴力事件、儘滅掃討作戦(三光作戦)、強制連行・強制労働事件、重慶などへの無差別爆撃、遺棄毒ガス事件をはじめとした加害行為を重ねて、言語に絶する苦しみを中国の民衆に与えました。(写真は百度百科より)

7月の「中国茶講座」は中国緑茶

中国緑茶の新茶を飲み比べます

今年の新茶が出揃いました。中国十大銘茶に含まれるお茶を中心に、今の時期しか味わえない緑茶の新茶を飲み比べます。初めての方もお気軽にご参加下さい。

日時:2019年7月17日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

(阪急岡本駅南口を西へ徒歩1分、鳥貴族が1Fに入るビルの3階)

講師:神田貴子 高級茶芸師 高級評茶員

今月のテーマ:中国緑茶

定員:15名 事前に参加ご予約お願いします

参加費:1,000円(お茶菓子、お土産付)

日中友好協会兵庫県連合会      Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

第7回「中国百科検定」県内会場決まる!

第7回は加古川市、第8回は神戸市で開催します

「中国百科検定」は昨年から年2回実施されています。兵庫県内では第5回、第6回に続き今回も加古川市と神戸市の2会場で実施することが決まりました。

◇第7回 2019年12月8日(日)会場:東播磨生活創造センター

申込期間:9月1日(日)~11月8日(金)

◇第8回 2020年3月20日(金・祝)会場:兵庫県民会館

申込期間:12月1日(日)~2020年2月20日(木)

◇受験コース 初級・3級・2級・1級・特級

全国の試験会場が決まり次第申込書付きリーフレットが作成され、「中国百科検定」ウェブサイト等で詳しくお知らせします。兵庫県内の試験会場は何れも昨年と同じです。

日本中国友好協会兵庫県連合会

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

6月の「中国茶講座」は八宝茶

自分だけのオリジナル八宝茶を作ろう!

八宝茶は、中国茶をベースにクコの実やナツメ、菊花や龍眼など漢方生薬やドライフルーツ等をブレンドした薬膳茶です。様々な材料を自由に組み合わせて、自分だけのオリジナル八宝茶を作りましょう。どなたでも参加頂けます、お気軽にご参加下さい。

日時:2019年6月19日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,500円(材料費500円を含む)

定員:15名(事前先着申込み順)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

☎078-412-2228   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

第17回「漢詩を読む会」

6月のテーマは蘇軾「雨も亦た奇なり」

うっとうしい梅雨の季節になりますが、発想を転換して雨の日の良さを詠った漢詩を読んでいきます。白楽天も雨の日の花の美しさを詠んでいますが、蘇軾が杭州の名勝西湖の雨の美しさを詠んだ詩を紹介し、なんとそれがあの松尾芭蕉の「奥の細道」にも利用されていることをお話しします。

日時:2019年6月8日(土)午後2時~

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

資料代:1,000円

お申し込み・お問い合わせ

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

「廠窖大虐殺」事件から76年

太平洋戦争期最大の虐殺事件

日本軍の侵略、占領に抵抗する中国軍を殲滅

1943年5月、当時、中国を侵略していた支那派遣軍第11軍(司令官・横山勇中将)は、揚子江(現・長江)の輸送力強化とこの地一帯で動きを活発化する中国国民党野戦軍を撃滅することを目的に江北殲滅作戦に続き、江南殲滅作戦(4月下旬~6月初旬)を開始。

避難住民、敗残兵虐殺事件は第1期作戦中に起こった

湖南省北部の洞庭湖北西に位置し、三方を水に囲まれた廠窖(現・南県廠窖鎮)の方向に向け、日本軍は敗走する国民党軍を追跡し独立混声第17旅団、第3師団、戸田・小柴・針谷の3支隊が南県へ侵攻。避難民や敗残兵が集中する廠窖(東京の山手線内側より少し狭い面積)へ約3000名の日本兵が入り空・陸・湖、河川の三方から無差別攻撃、5月9日~11日の3日間で3万人余が犠牲に、その殆どが避難してきた民間人であったと報じられている。

廠窖は内陸の辺鄙でのどかな農村地帯

廠窖は当時、漢壽県に属し正式な地名ではなく地元住民が言い伝えてきた呼び名であった。湖沼、河川が多く住民の多くは、淡水魚漁や米、野菜、綿花栽培などの農魚業で生計を立てていた。廠窖は南京、重慶、上海などと違い辺鄙な農村で、外国の駐在機関や報道機関もなく、住民の目撃証言か被害者の身体に残る傷跡と記憶、地中に埋まった犠牲者の遺骨が事件を証明する手段となっている。軍事裁判への提訴を計画したが、その後の国共内戦、新中国建国に伴う国情の変化が続き、裏付け調査、資料収集、被害証言の聞き取りなど提訴に必要な資料作成が間に合わなかったと言われている。日本はじめ世界、中国国内でも事件については殆んど知られていなかった。(写真上は遺骨発掘作業、廠窖惨案紀念館所蔵、下は千人坑に立つ事件目撃者の全伯安さん。この地は当時池があった所で、下に遺骨が埋葬されている。)

事件から1か月後、長沙の新聞記者が現地取材し惨状を報道

残虐な虐殺事件を長沙の新聞記者が1か月後に現地取材し報道している。省都長沙の陣中日報・国民日報・力報・国民党政府中央社などの記者が事件の惨状を克明に報道している。1943年6月初旬に取材した陣中日報の袁琴心記者は6月6日付紙面に「河の両岸に焼け焦げた舟が、まるで干し魚のように並んでいて見るに忍びなかった。河の中の死体は、船が通れないほどだった。少し動くだけで、前後左右から死体が出てくる。腐乱したどろっとした肉は、舟の周りに貼りつく。埋められた死体は、数十人或いは百人余りが一つの穴に埋められ、それは至る所にあった。通りかかると臭気が漂い、骨が雨水に流され外に表れている。本当に悲惨だ」と報道している。(写真は、日本軍部隊の南県侵攻を伝える民国32年5月11日付の中央日報、廠窖惨案紀念館所蔵、民国32年は西暦1943年)

被害者・郭鹿萍さんは語る「心の痛みは表現できない」

1943年5月9日、村にやって来た日本兵に他の避難者とともに避難先で捕まり数珠つなぎにされ銃剣で腹など数か所を刺されて意識を失った地元住民の郭鹿萍さん(1925年生まれ)は、翌日の夕方意識が戻り、近くの畑まで這って身を隠し、そら豆の葉に溜まった水滴を舐めて2日間じっと耐え助けられたという。「当時は、河・池・家の周辺はどこも目の向く所は惨状ばかりで、70年以上経った今も目の前に浮かんで、心の痛みは表現できません」と語ります。当時の惨状は多くの目撃者、被害者が証言しています。廠窖事件から今年5月で76年が経ちました。侵略戦争の実態を知り、二度とこのような悲惨なことを起こさせないために今やるべきことは「戦争へとつながる道」を阻止することではないだろうか。(写真中央:銃剣で刺された傷跡を見せて証言する郭鹿萍さん。2014年12月19日、廠窖惨案紀念館にて筆者撮影)

5月の中国茶は台湾茶飲み比べ

各種共通点ある台湾茶の飲み比べ

同じお茶でも春茶と冬茶、製法の違い、茶葉の品質により味わいも価格も大きく異なります。烏龍茶を中心に、各種共通点のある台湾茶を飲み比べます。初めての方にもお楽しみ頂ける内容です。お気軽にお申込み下さい。

日時:2019年5月15日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会「会議室」(阪急岡本駅西へ1分)

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,000円(茶菓子・お土産付)定員:15人(申込み順)

主催:日中友好協会兵庫県連「中国茶講座」

お問い合わせ、お申し込みは下記へ

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

首相の「真榊」奉納に協会本部が抗議文送る

安倍首相による靖国神社への真榊奉納に抗議する

 靖国神社の春季例大祭にあたる21日、安倍晋三首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納したと報道された。安倍首相の靖国神社への真榊の奉納は、昨年10月の秋季例大祭に続くもので、春秋の例大祭での真榊奉納と終戦記念日の玉串料奉納が毎年繰り返されている。

 靖国神社は、侵略戦争に国民を動員する精神的支柱となり、いまもまた、侵略戦争を全面的に美化し宣伝する施設となっている。この靖国神社への首相の供物の奉納が常態化していることに対し、強く抗議する。

 政教分離を定めた憲法にも違反する靖国神社への供物の奉納は、安倍首相が侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを、あらためて内外に示すものとなっている。

 日本中国友好協会は、安倍首相の靖国神社春季例大祭での真榊の奉納に強く抗議するとともに、侵略戦争の正当化をただちに改め、国際社会が共有する歴史認識のもとに、アジアの平和と安定のために力を注ぐことを強く求めるものである。

2019年4月22日

日本中国友好協会(会長 大村新一郎)

2019年の中国旅行は世界遺産「黄山」へ

兵庫県連企画の中国旅行―参加者募集!

  黄山の雄大な自然と歴史が残る古民居群&上海

日中友好協会兵庫県連合会が企画する中国ツアー、今年は安徽省の世界遺産「黄山」とタイムスリップしたような明・清時代の古民居群が残る屯渓老街、宏村を訪れ、最終日は超近代的な上海の街を散策。中国での移動は列車と専用車を利用、宿泊は1日目~3日目は同ホテル3連泊、見どころ一杯安心の旅、ご家族や友人をお誘いの上ご参加下さい。(写真上は、西逓村入り口の胡文光碑、明代の万歴6年1578年築造)

①関空~上海浦東空港~上海虹橋駅~黄山北駅~(黄山泊)②黄山日帰り観光~ロープウエーで山頂へ(ハイキング)~(黄山泊)③西逓~宏村~花山謎窟~屯渓老街散策~(黄山泊)⓸黄山北駅~上海虹橋駅~朱家角散策~古運河遊覧~(上海泊)⑤上海市内見学~上海淞滬抗戦記念館見学~上海浦東空港~関空(詳しくは添付の行程詳細をご覧下さい)

(写真上から・黄山の雲海、宏村の古民居群、上海の夜景)

お申込みは申込み用紙をダウンロードの上、必要事項を記入、パスポートコピーと一緒に下記へFAX又は郵送をお願いします。パスポートは残存期間6か月以上が必要です。(写真のページをコピーして下さい)

お申込み、お問い合わせ:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net

中国研究誌「研究中国」最新刊

特集「グローバリズムの中の中国ナショナリズム」

「研究中国」刊行委員会は、大きく変化する現在の中国をどのように理解するのか、そして中国を含む発展する東アジアと日本はどのようにして平和友好関係を強化するのか、最新号(第8号、通巻128号)を通じて読者の皆さまとともに考えたい、と購読を薦めています。今号の特集は、5人の研究者が執筆しています。

「研究中国」年2回発行 70ページ

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旬刊「日中友好新聞」月400円(送料123円/月)タブロイド版8ページ、中国の政治、経済、文化、歴史、国民生活、日中関係問題などを紹介しています。合わせて購読されると中国や日中問題の理解が深まります。              

購読申込み:日本中国友好協会兵庫県連合会

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