心揺り動かされた12月の南京

95歳の女性が82年前の被害を突然告白

昨年12月、30年間平和活動を続けている「銘心会南京」のスタディーツアーに参加し、南京から瀋陽まで移動して色々学びました。ここでは、南京での印象的なことを紹介します。

12月12日、南京で日本軍による性暴力を受け、長年苦しんできた生存者で、最後の被害者かと思われる女性(95歳)の自宅を訪問しました。銘心会が18年来行っている「心のケア」で、証言の聞き取り、贈り物の贈呈を行いました。この女性は、13歳のとき、日本兵に強姦されたことを突然告白しました。声にならない呻きを発し、泣きながらの証言で、「今も胸の奥が痛く、この痛みがなくなる事はない」と言われました。銘心会代表も世話をしている彼女の姪も始めて聞いたと驚いていました。

たとえ82年前であろうと、100年、150年前であろうと消えることのない想像を絶する苦しみだろうと察します。レイプが女性にとり、いかに重い犯罪で、心身への暴力であるかを深く学ばせて頂きました。

12月13日には、初めて南京大虐殺死難者国家公祭儀式に出席しました。式典は、非常に厳粛で慰霊の音楽の悲しさ、美しさ、また電光ボードに映し出された詩の内容の鮮烈さとその圧倒的な朗読に魂が揺さぶられる思いでした。きっと、全世界からの出席者の胸にも響いたであろうと感じました。

中国政府代表あいさつは、日本で南京大虐殺を否定する言動があることに対し、「歴史の動かぬ証拠に世界が驚愕した」と訴え、結びは「共に世界平和と人類進歩に貢献しよう」と締めくくりました。式典は最後に、平和の鐘と共に真白なハトが青空に飛び発ちました。(S)  写真上:儀式出席者に贈られた書籍と記念バッジ、下:南京大虐殺死難者国家公祭儀式(百度快照)

第15回「漢詩を読む会」

柳宗元の五言絶句「江雪」を読む

 今回は、晩唐の詩人・柳宗元の五言絶句「江雪」を読みます。「独り釣る寒江の雪」は古来日本人にも親しまれてきました。二十字の中に水墨画のような静寂な世界を詠んでいます。柳宗元の生涯を理解したうえでこの詩を味わいます。どなたでもご参加頂けますのでお気軽にお越し下さい。

  • 日時:2019年2月16日(土)午後2時~4時
  • 会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」
  • 講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授
  • テーマ:柳宗元 江雪

資料代:1,000円 事前に参加お申込み下さい

主催:日中友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

Tel&Fax:(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

2019年1月の「中国茶講座」

「白茶」の魅力を紹介します、参加申込み受付中!

 様々な効能がある白茶は、優しい味わいで大へん飲みやすいお茶です。「一年茶、三年茶、七年宝」と言われる白茶の魅力をご紹介いたします。

・日時:2019年1月16日(水)PM.1:30~3:00

・会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

    阪急岡本駅南口を西へ徒歩約1分、1Fが鳥貴族のビル3F

・講師:神田貴子さん 高級茶芸師 高級評茶員

・テーマ:白茶

・参加費:1,000円  定員:15人(先着順)

・申込先:日中友好協会「中国茶講座078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net 

「姫路海軍航空隊の全容展」

鶉野飛行場の歴史と姫路海軍航空隊の全容を展示ー加古川市

「姫路海軍航空隊の全容展」が加古川市で開かれています。展示で紹介されている鶉野(うずらの)飛行場は、戦況が悪化し始めた時期、優秀なパイロットを養成するために、1942年に建設が開始され、翌年完成しました。1943年10月には姫路海軍航空隊が開設され、航空隊には、17歳から25歳までの若者が全国から320名集められて、飛行訓練を受けて各航空隊へ配属されました。1945年、練習生による神風特攻隊「白鷺隊」が編成され、終戦までの間に63名の命が失われました。飛行場跡は、現在、兵庫県加西市が国から払い下げを受け管理しており、周辺に残る掩体壕や防空壕、弾薬庫跡などとともに戦跡として見学者が訪れる場となっています。(写真上・掩体壕跡、下・鶉野飛行場跡に残る滑走路、飛行場跡見学に関する問い合わせは、加西市観光案内所 0790-42-8775)

「姫路海軍航空隊の全容展」 入場無料

  • 日程:2019年1月4日(金)~15日(火)
  • 時間:午前9時45分~午後6時(最終日は午後4時まで)
  • 会場:加古川市民ギャラリー(加古川加古川町溝之口503-2 TEL:079-456-0222   JR加古川駅 ピエラ加古川内)

主催:加古川飛行場を記録する会

2019.1中国鉄路ダイヤ改正

中国鉄路総公司は2019年1月5日0時にダイヤ改正を行います。内容は下記の通りです。

2018年末に、京哈高鉄承徳至瀋陽段、新民至通遼高鉄、哈爾浜至牡丹江高鉄、済南至青島高鉄、青島至塩城鉄路、杭昌高鉄杭州至黄山段、南平至龍岩铁路、懐化至衡陽鉄路、銅仁至玉屏鉄路、成都至雅安鉄路の10路線が開業し、新たな高鉄営業距離は約2500キロ増加します。これにより阜新、朝陽、承德、通遼、牡丹江、日照、連運港、塩城、雅安、麗江等多くの都市が動車組(D・G列車)で結ばれます。新たに増加する動車組は276.5往復となり、中国高鉄の輸送能力は増え、より旅客のニーズに応えられるようになります。ダイヤ改正後、動車組列車は通常ダイヤ2847.5往復、週末ダイヤ3069往復、ピーク時ダイヤ3451.5往復となり、改正前に比べ約9%増加します。

所要時間も一部都市間で更なる短縮があります。哈爾浜至牡丹江間3時間、北京至牡丹江間8時間57分,牡丹江至北京间で6時間57分,通遼至瀋陽間2時間21分,瀋陽至承徳間8時間23分,北京南至青島間58分の短縮となります。(中国鉄路総公司サイトより抜粋)

正しい歴史認識に立ち民間交流を発展させよう!

 

干支きりえは張雨均さん作

2019年「新春の集い」を各地で企画

新年明けましておめでとうございます!

2019年は中華人民共和国建国70周年にあたります。日中平和友好条約が締結されて41年目になります。日中友好の根本は両国民同士の相互理解にあると思います。正しい歴史認識に立った真の日中友好関係を築き、東アジア全体の平和を願い、今年も不再戦平和・文化・友好交流諸活動に全力で取り組んで参ります。今年もどうぞよろしくお願い致します。


「手づくり新年会」― 東神戸支部主催

  • 日時:2019年1月6日(日)午後2時~
  • 会場:日中友好協会「岡本教室」(阪急岡本駅西へ1分)

会費:1,000円

手づくり料理、おつまみ、飲み物・かくし芸、ビンゴゲームなど

連絡先:080-6151-9700(兵頭)


「新春懇談会」― 加古川支部主催

  • 日時:2019年1月12日(土)午後5時~
  • 会場:赤坂飯店(中国料理・JR加古川駅南)

※中国近現代史研究会終了後開催、下記へお問い合わせ下さい。

連絡先:090-8753-5972(前田)


「手づくり餃子で祝う春節祭」― 姫路支部主催

  • 日時:2019年2月2日(土)午後1:30~4:30
  • 会場:姫路市民会館5階 料理教室

会費:1,000円 定員:40人(定員になり次第締切)

※手作り餃子の実習、試食と交流会

連絡先:090-3494-0247(澤野)

2019中国の休日

2019年の中国の休日をお知らせします。春節と国慶節の連休中は中国国内の交通機関が非常に混み合います。渡航の参考になればと思います。

  • 元旦(1/1)…12/30~1/1(3日間)
  • 春節(2/5)…2/4~2/10(7日間)
  • 清明節(4/5)…4/5~4/7(3日間)
  • 労働節(5/1)…5/1(1日間・連休なし)
  • 端午節(6/7)…6/7~6/9(3日間)
  • 中秋節(9/13)…9/13~9/15(3日間)
  • 国慶節(10/1)…10/1~10/7(7日間)

中国帰国者が生活講座で生け花を体験

真剣な眼差しで正月用の生け花を体験

神戸市の委託事業として中国帰国者に日本語教室や日本の文化、習慣などを紹介する「生活講座」を毎週開いている中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会は、12月25日午後、2018年最後の生活講座を「岡本教室」で開催しました。

講座には、帰国者28人と学習を支えるボランティアスタッフ13人が参加しました。生け花教室は、佳生流師範の石井敏子さんが、用意された正月用のめでたい花材、松・柳・千両・万年青・葉牡丹や水引について説明、生ける順序や枝ぶり、方向などをアドバイスしました。帰国者はボランティアの手助けを受けながら茎を切ったり、花の向きを考えたりしながら真剣な眼差しで取り組んでいました。生け花を体験した帰国者は自分が生けた生け花を手に、これでよいお正月が迎えられますと言って笑顔で教室を後にしていました。2019年は1月10日(木)から日本語教室が始まります。

西日本地区中国留学生学友会が忘年会

二胡、笛の演奏や歌、漢服の披露など賑やかに交流

西日本地区中国留学生学友会は、学友会発足10周年を記念し、12月22日、大阪・吹田市内のホテルで記念忘年会を開催、中国人留学生をはじめ、駐大阪総領事館関係者、友好団体代表、支援者、友人など約100人が参加して盛大に行われました。

西日本地区中国留学生学友会の張希西会長がこの10年間を振り返り開会あいさつ、続いて総領事館代表、来賓者あいさつ、紹介があり、お祝いのビデオメッセージ映像が映され10周年を祝って乾杯。舞台では支援者から贈られたケーキカットや二胡・笛の演奏、留学生による歌が披露され、色鮮やかな漢服衣裳の留学生が舞台に登場すると一斉にフラッシュを浴びていました。用意された料理や飲物を口にしながら交流、新しい年の更なる飛躍を祈念する賑やかで楽しい忘年会となりました。日中友好協会兵庫県連合会は、会長はじめ5人が出席し交流を楽しみました。

中国を知る最適のテキスト「中国百科」

中国のことどの程度知っていますか?

第6回中国百科検定が2019年3月21日(木・祝)、全国一斉に実施されます。兵庫県では、神戸市中央区の兵庫県民会館10F会議室「福」(JR/阪神元町駅北へ6~7分)が試験会場となります。申込み受付は18年12月1日~19年2月21日です。

検定に向け、兵庫県連合会は、これまで実施された検定試験問題を参考にして「検定模擬試験」と解答合わせ、学習会を計画しました。中国を知るには百科検定公式テキスト「中国百科」(2013年8月初版発行、株式会社めこん)とその後の増補版を合わせればとても役に立ちます。この1冊に「地理」「政治経済」「歴史」「文化・芸術・風俗習慣」の4分野、13項目が写真、図表入りで39人の執筆者が各項目毎に詳しく紹介、これはよくわかると好評です。

百科検定試験が体験できる「模擬試験」です。どなたでも受けられます。自分は中国についてどの程度知っているだろうか、模擬試験で試してみませんか。

中国百科検定「模擬試験」要項

●日時:2019年1月20日(日)午後2時~4時

●会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

●模擬試験コース:初級、3級、2級

参加費:500円

■初級・3級・2級から一つコースを選び、お名前・ご住所・電話番号またはメールアドレスを書いて下記へFAXまたはメールで前日までに届くようお申込み下さい。

日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228  

E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net