中国「民主主義」と少数民族問題の実際

大西広 慶応義塾大学教授がオンラインで講演

今年7月、「中国共産党100年」の記念式典で、習近平国家主席は2020年を目標と小康社会は達成できた。「中国の夢」である建国100年を目途に社会主義近代化強国を目指すと述べました。

一方、香港では「国家安全維持法」制定で、民主派が排除され「一国二制度」の形骸化が懸念されています。西側諸国のマスコミは、新疆ウイグル自治区での人権弾圧にも言及しています。こうした中国の実態はどうなのか?中国研究第一人者で、民族問題にも詳しい大西広慶応義塾大学教授に講演して頂きます。講演はオンラインで行われます。

日時:2021年12月12日(日)午後2時~4時

会場:神戸・東灘区文化センター8階第1・2会議室

(JR住吉駅下車、渡り回廊を東へ約3分、旧東灘区民センター)

講師:大西 広 慶応義塾大学経済学部教授

テーマ:中国「民主主義」と少数民族問題の実際

参加協力費:500円

主催:日本中国友好協会東神戸支部

神戸市東灘区本山北町3丁目4-9 201号室

Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「夢コンサート」二胡の音色が心に響く!

来日後の苦労が自作の曲に、参加者の胸に迫る!

日中友好協会東神戸支部は11月21日午後、神戸市東灘区で「日中友好夢コンサート」を開催し50人が参加しました。コンサートは、来日30周年を迎え各地で演奏活動や二胡教室を主宰し活躍されている王秀華さん、美華さんの母娘が二胡を演奏し、中国の曲、日本のヒット曲、秀華さんオリジナル曲など合間に語りを交えながら10曲を美華さんんと共に演奏しました。二胡の優しい音色に参加者は「想像していた以上に、とても胸に届く演奏でした」「ぐっと胸にせまるものがありホロリ・・とした」「娘さんとの共演で、かたくなくアットホームでよかった」「オリジナル曲の『道』に対する思いを感じました。ご苦労なさったのですね。私は引揚者で、共感しました」などの感想が寄せられています。

二胡とは、中国の弦楽器。中央に長い棒(さお)を立て二弦を張って弓で鳴らす胡弓の一種。胴は円筒または六角筒で蛇皮をはる。高音の胡琴よりは一オクターブ低く、低音の四胡(四弦)とほぼ同じ音域。京劇の文戯(世話物)の主要伴奏楽器。民間の合奏、歌や語り物の伴奏にも広く用いられる。(夢コンサートパンフより)

お茶どころ福建省の武夷岩茶を味わう

生産地や品種の分類などを学ぶ

11月17日(水)に開催された中国茶講座は、「武夷岩茶」をテーマに神田貴子高級茶芸師が岩茶について紹介。岩茶とは、福建省北部の武夷山で生産される烏龍茶を指します。露出した岩肌の谷間や窪みなどの場所に茶樹が植えられているため岩茶と呼ばれます。

岩茶の製茶では一般的に発酵度は高め、焙煎も強く複数回かけるため、茶葉は茶褐色、湯色はオレンジ色や茶色になります。焙煎による芳ばしい香りと濃厚で芳醇な味わい、後味の甘さ等が特徴です。品質の良い岩茶には「岩韻」と呼ばれる岩茶特有の風味や余韻が感じられます。。

本日の銘茶として、岩茶「武夷水仙」「武夷肉桂」「正岩果香肉桂」「大紅袍」「正岩雀舌」「百瑞香」と白茶「老寿眉」の特徴や産地など詳しく紹介され、五種の岩茶を試飲しました。

次回の「中国茶講座」:2021年12月15日(水)午後1:30~

丹羽博之教授の「漢詩を読む会」

12月は「蚕婦詩の世界」を読みます

6月19日に開催して以来コロナ感染症の拡大で休講となっていた「漢詩を読む会」は会場を変更して再開します。どなたでも参加できますのでお誘い合わせてご参加下さい。

日時:2021年12月4日(土)午後2時~4時

会場:神戸市立東灘区文化センター8F第3会議室

(JR住吉駅下車、表示に従って渡り回廊を東へ3分)

講師:丹羽博之  大手前大学総合文化学部教授

テーマ:蚕婦詩の世界

資料代:1,000円 定員:20人 マスク着用

事前に下記へご予約お願いします!

主催:日中友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

第19回「戦争遺跡めぐり」

~神戸市灘区の戦争遺跡を歩く~

兵庫の「語りつごう戦争」展の会主催の戦跡めぐりです。今回は神戸市灘区の戦跡を歩いてめぐります。参加される方は添付の申込書に「お名前・住所・所属・電話番号」を書いてFaxで下記へお申込み下さい。

  • 日時:2021年11月27日(土)雨天中止
  • 集合場所:阪神大石駅改札口 午前10時集合
  • 参加協力費:500円(資料代含む)

コース:阪神大石駅→船寺神社1945年の空襲で大きな被害を受けた)西灘公園(戦災復興記念碑)西郷小学校(紀元2600年記念台座)成徳小学校・成徳公園皇紀で書かれた学校創立記念碑、六甲飛行場仮設滑走路)東明八幡神社(空襲を受けた跡がある鳥居)石屋川公園(アニメ「火垂るの墓」のモニュメント)御影公会堂(地元酒造家の:寄付で建てられ1945年の空襲で残った、アニメ「火垂るの墓」に出てくる)解散(12:30頃)

申込先:兵庫の「語りつごう戦争」展の会

FAX:0798-43ー7138

問い合わせ先:090-8535ー7401(大木)

11月の中国茶講座は「岩茶」

福建省武夷山の烏龍茶「岩茶」を紹介

11月の「中国茶講座」は発酵度の高いお茶は身体を内側から温めます。福建省武夷山で作られる発酵度の高い烏龍茶「岩茶」を紹介します。数種を飲み比べてお好みの岩茶を見つけましょう。

日時:2021年11月17日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「教室」

JR摂津本山駅北口を線路沿いに東へ徒歩1分、甲南ビラ201号。阪急岡本駅を南へ徒歩約6分、山手幹線道路南へすぐ。

講師:神田貴子さん 高級茶芸師 高級評茶員

定員:12名 事前にご予約下さい!

参加費:1,500円

連絡先:日本中国友好協会兵庫県連合会

神戸市東灘区本山北町3丁目4-9 甲南ビラ201号

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日中友好・夢コンサート

晩秋のひと時を王秀華さん・美華さんの二胡でお楽しみ下さい!

日時:2021年11月21日(日)午後2時開演(1:30開場)

会場:神戸東灘区「魚崎西町会館」1Fホール

阪神電車・六甲ライナー魚崎駅北口を西へ3分、スーパーマックスバリュ北側

入場料:一般1,000円 帰国者・留学生・高校生以下無料

王秀華さんは、1986年来日、尼崎を拠点に二胡教室を開き、普及に努めています。コンサート活動に加え、伊丹、金沢、小松などでも教室を開いています。

娘の美華さんは、幼少期からピアノ、二胡を習い、14歳からタレント事務所の所属してモデル、タレント業を経験しています。2018年二胡奏者・王秀華さんのもとに正式に弟子入り、北海道から始まる「ストリート二胡」で全国行脚を続け、福祉施設などでのボランティア公演にも熱心に取り組んでいて、CD発売も果たしました。

二人は、今年7月に開催された日中友好協会西宮支部総会記念の「帰国者支援コンサート」に出演し素晴らしい演奏で参加者を魅了しました。

主催:日本中国友好協会東神戸支部

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:sps98kg9@kobe.zaq.jp

第10回百科検定に向け「中国を知る学習講座」

5回連続講座で中国を正しく知ろう!

第10回「中国百科検定」が11月27日(土)に全国22会場で一斉に実施されます。協会兵庫県連合会は、今年3月に続き今回も神戸市中央区の兵庫県民会館で検定を実施します。検定に向け連続5回の「中国を知る学習講座」を企画しました。中国を正しく知ることが日中両国民の友好へとつながる第1歩となります。検定受験の如何にかかわらずどなたでも参加できますので中国をもっと詳しく知りたいと思われる方はこの機会にぜひご参加下さい。

 ●10月16日(土)「中国の地理」

 ●10月30日(土)「中国の歴史」

 ●11月12日(金)「中国の政治・経済」

 ●11月23日(火・祝)「文化・芸術・風俗習慣」

・講師:前田清(協会兵庫県連会長)

・時間:毎回 14時~16時

・会場:日中友好協会教室(JR摂津本山駅北口を線路沿いに東へ徒歩約1  分、甲南ビラ2階201号室、阪急岡本駅を南へ徒歩約6分、山手幹線道路南)

・資料代:200円

連絡先:078-412-2228(月~金10時~19時)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

ドキュメンタリー映画「私たちが生まれた島」

分断を乗り越える―島で育った若者たちが見た「今の沖縄」と「これからの沖縄」

記録映画「私たちが生まれた島」会員限定無料上映会(141分)

日時:2021年9月19日(日)午後2時~(添付のチラシ日程は間違いで、9月19日が上映日程です)

●場所:日中友好協会兵庫県連合会新事務所(本山北町3丁目)

JR摂津本山駅北口から線路沿いに東へ徒歩約1分「甲南ビラ」201号

●定員:15名(会員限定)事前申込みが必要 マスク着用!

2019年に沖縄で行われた、辺野古新基地の賛否を問う「県民投票」で沖縄の人々が基地建設に明確に「NO」を突き付け、沖縄に希望を与えたことは記憶に新しい。

この映画ではその原動力となった元山仁士郎さんの活動や、村議会議員に立候補した3児の母・城間真弓さんの奮闘、戦争で激戦地となった伊江島で育った高校生の中川友希さんが沖縄の過去と向き合おうとする姿を通し、未来を担う沖縄の若者たちが自分たちの視点で基地問題の歴史を描き、好評を博した『OKINAWA1965』の都鳥拓也・都鳥伸也。

故郷・岩手県北上市を拠点に活動する双子の兄弟である。37歳の彼らは今作では徹底して沖縄の現在と未来の当事者である島の若者の視点に立ち、彼らの本音と若者らしい等身大の姿を描き出す。これは、戦後から脈々と基地問題を受け継いできた大人たちから、その想いを自分たちなりの感性で継承しようとする若者たちの記録である。

第28回「漢詩を読む会」

9月の「漢詩を読む会」は講師の丹羽先生がケガで入院されたため急遽中止します!

開催日間際の中止となり、参加を予定されている皆様には心よりお詫び申し上げます。講師の回復を待って、再開が可能となりましたら改めてご案内致します。

「漢詩を読む会」事務局 Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「蚕婦詩」の世界

軽くて光沢もあり上品な絹。それを作るには、桑を育て、葉を取り、蚕を育て蛹(さなぎ)にし、製糸工場で仕上げるという複雑な経過を経る。その苦労は並大抵なものではない。その辛苦を詠んだ詩に蚕婦詩があり、日中韓で数多く読まれている。その一斑を紹介し、当時の人々の苦労を偲びたい。その貧富の差の激しさの矛盾をついたものが蚕婦詩である。(丹羽博之教授)

日時:2021年9月18日(土)午後2時~4時

会場:神戸市立東灘区文化センター8F 第5会議室

(JR住吉駅改札を出て左へ案内表示に沿って渡り回廊を徒歩5分)

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

資料代:1,000円 マスク着用でご参加下さい!

定員:20人

絹を作る女性たちの辛苦を詠んだ一連の漢詩がある。その詩は、唐の杜甫にその萌芽が見られ、白楽天の作品にも受け継がれ、宋の張兪「蚕婦」、謝枋得「蚕婦吟」等に詠まれ、「古文真宝(前集)」(巻一)にも無名氏「蚕婦」が収められている。

中国の漢詩、特に社会批判の詩から強く影響を受けた韓国の漢詩にも蚕婦を詠んだ作品が残る。高麗末期の李穡の「蚕婦詩」や、李氏朝鮮時代の李孟専にも「蚕婦詩」があるとされてきた。一方日本では、かなり時代が遅れ、ようやく江戸末明治初期の詩僧、釈大俊に「蚕婦詩」の作が詠まれた。その後、明治維新を経て、殖産興業の一環として、製糸業が興り、養蚕業に従事する女性たちも漢詩に詠まれた。(大手前大学論集「蚕婦詩の系譜」丹羽博之著より)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」 

連絡先:Tel&Fax:078-412-2228 (月曜日~金曜日)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net