16.5万キロ!

2025年、鉄道「十四五」計画がついに完了

2025年、中国の鉄道「十四五(第14次五カ年計画)」が無事に最終年度を迎え、全国の鉄道営業距離は 16.5万キロ に到達しました。
そのうち 高速鉄道は5万キロを突破。世界最大規模で、かつ高度に発達した高速鉄道ネットワークが完成しました。

「十四五」期間の主な成果
• 鉄道営業距離:14.63万キロ → 16.5万キロ(12.8%増)
• 高速鉄道:3.79万キロ → 5.04万キロ(32.98%増)
• 企業の経営効率が大幅に向上
• 旅客・貨物輸送量が大きく伸長
• 旅客輸送:162億人(「十三五」比 8.7%増)
• 貨物輸送:196億トン(同 24.1%増)
→ 鉄道輸送は「ボトルネックからの脱却」を果たし、需要に応えられる体制へと歴史的に転換。
• 鉄道技術・イノベーションが飛躍的に進化
• 代表例:復興号高速列車などの革新的成果
• 高速鉄道技術は国際的な標準をリード
• 中国の鉄道技術全体が世界トップレベルに到達
• 国鉄企業の現代的な経営体制が整備
• 市場化・法治化の改革が着実に進展
• ガバナンス能力が現代化へ前進
• 党による国鉄企業への指導が強化され、鉄道の高品質な発展が安定的に推進

「日中友好家族の会」設立式が神戸で開催

「日中友好家族の会」設立式が神戸で開催
国際結婚家庭がつながり、未来への交流を誓う一日

12月13日、神戸ポートピアホテルにて「日中友好家族の会」の設立を祝うつどいが開かれ、日本と中国にルーツを持つ家族や子どもたちなど、約100名が集まりました。会場は、久しぶりの再会を喜ぶ声や、初めて出会う家族同士の笑顔であふれていました。

■ 民間から信頼の架け橋を
会の代表であり俳優の堀内正美さんは、現在の日中関係に触れながら、
「こういう時期だからこそ、民間の私たちが人と人との交流を通じて信頼を築き、協力し合うことが大切です」
と力強くあいさつ。参加者からは大きな拍手が送られました。

■ 多彩な来賓が祝福
式典には、中華同文学校副校長、神戸山手グローバル中高校校長、南京町・老祥記の社長、大阪天保山文化館副館長、国際音楽協会理事長など、多方面から来賓が出席。
日中友好協会兵庫県連の兵頭理事長も祝辞を述べ、協会の取り組みを紹介しました。

■ 子どもたちの輝くステージ
つどいの後半は、子どもたちが主役に。
ショパンピアノコンクールに出演経験のある女子小学生の演奏は、会場を圧倒するほどの迫力。
さらに、子どもたちによる合唱やダンス、獅子舞が披露され、会場は温かい拍手に包まれました。
大阪在住の女性による「変面」も華やかで、参加者を魅了しました。

■ シンボルマーク投票も実施
会の象徴となるシンボルマークを、6つの候補から選ぶ投票も行われ、家族連れで楽しむ姿が見られました。

■ 記念撮影で締めくくり
最後は参加者全員で記念撮影。
新しいつながりが生まれ、未来への期待が感じられる、温かい設立式となりました。

青と白のY999号、期間限定で運行開始!

青と白のY999号、期間限定で運行開始!
年越しを走る“氷雪の旅列車”が話題に**

12月28日、青と白の塗装が印象的な Y999次・氷雪観光列車 が、冬の名物「氷城」ハルビンを出発し、6日間の年越しツアーへと走り出しました。
SNSでは
「この列車に乗れば、新年の幸運が“久久(長く長く)”続きそう!」
と話題になっています。

■ 氷雪観光ブームに応える特別列車
中国鉄路ハルビン局は、冬の旅行需要の高まりに合わせ、
・漠河
・アブリ(亜布力)
・横道河子
など人気の雪景色スポットへ向かう列車を増発。
その中でも注目を集めているのが、今回の Y999次「悠享黒竜江・銀旅号」。
ハルビン、アブリ、アリ河、漠河という黒竜江省の代表的な雪の名所をぐるりと巡る、同省初の“氷雪環状観光列車”です。
全国各地から集まった約240名の旅客が、年末年始をまたぐ特別な旅を楽しんでいます。

■ シニアに優しい“適老化サービス”が充実
「銀旅号」は、シニア世代も安心して旅を楽しめるよう設計された観光列車です。
• 車内には滑りにくい手すりや注意表示
• 書籍コーナーや簡易KTVなどの憩いスペース
• 低糖・低塩の健康志向メニュー
• 荷物運搬サービス
• 健康相談、常備薬、AI健康チェック機器の搭載
乗客の平均年齢は60歳。
“安心して楽しめる旅”を支える工夫が随所に見られます。

■ 新年をまたぐ特別行程
―「Y999=悠久久(ゆうきゅうきゅう)」の縁起の良さも人気
列車は漠河に到着後、2026年元旦に折り返し、1月2日にハルビンへ戻る行程。
年越しを車内で迎えるという特別感が、旅の思い出をより深いものにしています。
列車番号の「999」は中国語で“久久(長く続く)”と同じ発音。
「幸せが長く続きますように」という願いが込められ、乗客からも好評です。

■ 旅を彩る多彩なイベント
車内では文化体験も盛りだくさん。
• 「我在黒竜江等你」など黒竜江ゆかりの名曲が流れる文芸車両
• 扇子踊り(秧歌)や切り絵などの民俗文化体験
• 凍梨、花紅果、凍柿子など東北名物のおやつ
移動時間そのものが“旅の楽しみ”になるよう工夫されています。

■ 氷雪の絶景を一気に巡る環状ルート
● アブリ(亜布力)
アジア冬季競技大会の会場にもなった本格スキーリゾート。
● 中国雪郷(スノータウン)
牡丹江市南西部に位置し、豪雪で知られる冬の人気観光地。
● アリ河(阿里河)
興安嶺の深い森に囲まれ、オロチョン族の文化や冬の森の風景が楽しめる地域。
● 漠河
中国最北端の都市。
北極沙洲、最北郵便局など“最北スポット”巡りが人気で、「水を撒くと一瞬で凍る」体験もできます。
そして旅の起点となるハルビンは、
・氷雪大世界
・中央大街
・巨大な“雪だるま”のフォトスポット
など、冬の観光地として国内外から注目を集めています。

■ 氷雪は“金山銀山”
シニア旅行は“温かい経済”
Y999号が運ぶのは、長く続く幸せの願い
冬の旅が盛り上がる中、シニア世代の旅行需要も大きな力になっています。
「悠久久」の名を持つこの列車が、乗客一人ひとりの“幸せな目的地”へ向かって走り続けます。
この冬、あなたはどこへ旅したいですか。

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破
──「高鉄がつくる豊かな暮らし」が現実に

2025年12月26日、西安〜延安間の高速鉄道が開業し、中国の高速鉄道(高鉄)の営業距離はついに5万キロを超えました。「高鉄が豊かな生活をつくる」「高鉄に乗って中国を旅する」という言葉が、いまや広く共有されるようになっています。
「十四五」期間(2021〜2025年)には、高鉄ネットワークの規模や品質、設備の近代化が大きく進み、技術力は世界の標準をリード。旅客サービスの向上や産業への波及効果も顕著で、中国式現代化を支える重要な基盤となりました。

1. 世界最大規模の高速鉄道網が完成
この5年間で、中国は1万2千キロの新線を開業し、全国の高鉄総延長は5万キロを突破。
2020年末と比べて約32%増加しました。
• 128の県が新たに「高鉄時代」へ
• 「八縦八横」ネットワークがさらに充実
• 500km圏は1〜2時間、1000km圏は4時間、2000km圏は8時間で移動可能に
都市間の人・モノ・情報の流れが加速し、地域経済の一体化が進んでいます。現在、高鉄は**人口50万以上の都市の97%**をカバーし、営業距離は世界1位です。

2. 輸送力とサービスが大幅に向上
高鉄は今や中国の旅客輸送の主力です。
• 動車組(高速列車)5233編成
• うち「復興号」2248.75編成(大幅増)
• 旅客の**80%**を高鉄が輸送
• 1日平均9346本運行、936万人が利用
• ピーク時は1日1600万人が移動
また、12306オンラインチケットシステムの強化、電子チケットの普及、定期券・回数券の導入、ネット注文の車内受け取り、ペット輸送、シニア向けサービスなど、利便性が大きく向上しました。
さらに、高鉄のネットワークを活かした高速宅配サービスも拡大し、最短4時間の「高鉄急送」は182都市に広がっています。

3. 高鉄技術は世界の新基準に
中国は産学研の連携を強化し、独自の高鉄技術体系を構築しました。
• 「復興号」をはじめとする多くの技術成果
• CR450試験車が登場(2024年)
• 走行性能・省エネ・静粛性などで世界トップ
• 試験で時速896kmの相対交会速度を記録
• 国際標準化にも積極参加(UIC・ISO・IECで300件以上)
これにより、中国の高鉄技術は世界的な影響力を高めています。

4. 国家戦略と地域発展を強力に後押し
高鉄は、国家の主要戦略を支える重要インフラとして機能しています。
• 京津冀、長三角、粤港澳大湾区などの一体化を促進
• 西部開発、東北振興、中部崛起などを支援
• 辺境・少数民族地域・旧革命区の交通改善
• 産業チェーンの拡大で経済を牽引
環境面でも効果は大きく、同距離の移動で
• エネルギー消費は飛行機の約18%
• CO₂排出は飛行機の6%、自動車の11%
「十四五」期間のCO₂削減効果は約1444万トンと試算されています。

5. 世界の高速鉄道発展に中国の知恵を提供
中国は「一帯一路」を通じて高鉄技術を海外にも展開しています。
• インドネシア・ジャカルタ〜バンドン高鉄
• 所要時間が3時間→46分
• 旅客1300万人超
• 匈塞鉄道(セルビア区間)
• EU規格と接続し、バルカンで初の高鉄に
• チケットシステムはインドネシア、ラオス、セルビア、スリランカでも活用
高鉄は国際協力の象徴となり、多くの国の移動を変えつつあります。

今後の展望
中国国家鉄路集団は、今後も世界一流の鉄道企業をめざし、
• より安全
• より高速
• よりスマート
• より快適
• より環境に優しい
高鉄ネットワークの構築を進める方針です。

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”

全国的に知られる北京駅、旅客に“文化の贈り物”
12月11日、北京駅第八待合室の「文化驛站」展示スペースで、
「中華の至宝——民族文化宮所蔵 文物・古籍 精選写真展」
が正式にスタートしました。
南北から訪れる旅客に、気軽に楽しめる文化のひとときを届けています。
今回の写真展は、北京駅と民族文化宮が共同で企画したもので、展示期間は半年。今後は旅客の声を参考にしながら、内容を随時更新していく予定です。
展示されているのは、民族文化宮が所蔵する貴重な文物の写真。民族衣装、工芸品、楽器など多彩なジャンルが並び、各写真には丁寧な解説が添えられています。待ち時間に、さまざまな民族文化の魅力に触れられるのが特徴です。
待合室は、教育的で文化的な雰囲気あふれる空間へと変身。
旅客からは
「これまではスマホを見るだけだったけれど、こんな展示があると楽しいし勉強にもなる」
「民族衣装の写真がとてもきれいで、つい撮影してしまった」
と好評の声が上がっています。
北京駅の担当者は、
「サービスに文化要素を取り入れ、駅を伝統文化発信の窓口にしたい」
と語り、従来の美術館という枠を超え、質の高い展示を旅客のすぐそばに届ける取り組みだと説明しています。

“文化駅”づくりの象徴として
北京駅は、駅舎そのものが国家級の重要文化財であり、都市文化を象徴する存在です。
建物の一つひとつに歴史が宿り、現代的な設備と調和しながら、旅客を魅了しています。
一階の待合ホールに入ると、まず目に入るのが水色の巨大なクラシック調ドーム天井。
12基のクリスタルシャンデリアが輝き、柱の壁灯は花のように、あるいは聖火のように光を放ちます。
どこを見ても優雅な雰囲気が漂います。
昨年からは「アートホール再生プロジェクト」が始まり、李苦禅《盛夏図》、王子武《春風着意》、王雪涛《松鶴図》、霍春陽《梅花》など、修復を終えた名家の作品複製25点を、待合室ごとにテーマを変えて展示。
駅の空間に自然に溶け込み、旅客が中国伝統美術の魅力を感じられるよう工夫されています。

第八待合室の新しい魅力
第八待合室は、花園風の座席や多様な観葉植物が配置され、落ち着きと活気が共存する空間に。
カフェの香りが漂い、商業スペースと駅舎の美学が調和しています。
さらに、待合室の奥からは明城壁遺跡を望むことができ、旅の質を一段と高めています。
また、「文化驛站」展に加え、「時光列車」展示スペースも設置。
毛沢東主席が書いた駅名の手稿写真をはじめ、貴重な写真資料や古い鉄道グッズが並びます。
古い切符、模型、写真などを通して、中国鉄道の歩みを間近に感じられるコーナーです。

文創グッズも人気
北京駅は「鉄道×北京文化」をテーマに、都市の記憶と鉄道の情緒を融合させた文創商品も展開。
旅客から高い人気を集めています。

北京駅に立ち寄る機会があれば
待ち時間を利用して
展示を眺め、名画に触れ、
旅の途中で文化の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

中国音楽界の泰斗・劉詩昆、日本で《我的祖国》を演奏へ

中国音楽界の泰斗・劉詩昆、日本で《我的祖国》を演奏へ
――2026年華人春節晩会予告
2026年の春節は例年より少し遅く訪れます。世界各地の華僑・華人はすでに待ちきれない様子で、自分たちの祝賀イベントの準備を進めています。1月31日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催される「全日本華僑華人春節晩会」には、特別なゲストが登場します。国際楽壇で高い評価を受ける著名ピアニスト、86歳の劉詩昆です。

劉詩昆とは
1939年天津生まれ。中国を代表するピアニスト、作曲家、音楽教育家であり、新中国初期から国際舞台で活躍してきました。1950年代から世界各地のコンクールや交流の場に登場し、2023年にはニューヨークで「アジア最杰出芸人終身成就賞」を受賞しました。

日本との縁
劉詩昆の日本での演奏歴はあまり知られていません。1979年、東京文化会館でリスト《ピアノ協奏曲第1番》を披露し、大きな反響を呼びました。そこで彼は日本を代表する指揮者・小澤征爾と親交を深めます。翌年にはボストン交響楽団の来日公演で共演し、その録音は世界的にヒットしました。
その後も全日本ピアノコンクールの審査員を務め、東京での音楽会に度々出演。近年では坂本龍一の名曲を東京タワーのそばで演奏するなど、中日音楽交流の証人であり続けています。

春節晩会での演奏曲目
今回の舞台で劉詩昆が披露するのは、《我的祖国》と《让我们荡起双桨》の二曲です。
• 《我的祖国》
1959年、新中国成立10周年記念の人民大会堂で初めて演奏して以来、60年以上にわたり彼の代表的な愛国曲となっています。近年モスクワでの演奏映像がネットで大きな話題となり、億単位の再生回数を記録しました。日本の舞台でこの曲を奏でることは、彼自身の祖国への思いを改めて示すものです。
• 《让我们荡起双桨》
在日華裔青少年との共演による映画音楽の名曲。多くの海外華人にとっては子どもの頃の記憶であり、郷愁を呼び起こす歌です。次世代が文化を受け継ぐ姿を象徴する演奏となるでしょう。

意義と期待
今回の春節晩会は、全日本華僑華人社団連合会が主催する日本最大級の華人イベントです。劉詩昆は「世界の舞台に立っても、私は常に中国人であることを忘れない」と語り、音楽を通じて祖国と海外華人をつなぐ役割を担っています。
彼の演奏は、在日華僑華人のみならず、世界中の華人にとって心温まる新年の贈り物となるでしょう。

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送
~地域経済に新たな活力を注ぐ「黄金の大動脈」~

12月2日、中老鉄道は開通から4周年を迎えました。この4年間、安全運行を維持しながら、累計で旅客6,250万人以上、貨物7,250万トン以上を輸送。中国とラオスを結ぶ「黄金の大通道」としての効果は年々拡大し、地域の経済・社会発展に新しい活力をもたらしています。

旅客輸送の飛躍
• 開業当初は月60万人だった旅客数が、現在は最高220万人に。
• 中国区間では日平均8本から最大86本へ増便し、累計5,134万人を輸送。
• ラオス区間では日平均4本から最大18本へ増え、累計1,124万人を輸送。
• 昆明~ビエンチャン間の国際列車は4本に拡充、座席数も250から420へ増加。
• 泡水祭や守夏節などラオスの伝統行事に合わせた特別輸送も実施。
• ラオス区間では列車による宅配便サービスも展開し、累計126万件を「当日配達」。

貨物輸送の拡大
• 開業当初は1日2本だった貨物列車が、現在は最大23本に。
• 牽引能力も2,000トンから2,800トンへ強化。
• 累計1,600万トン以上の貨物を輸送し、19か国・地域へ拡大。
• 東南アジアの果物やビールなどが中国・欧州へ最短15日で到着。
• 通関時間は40時間から2~5時間へ短縮。
• 2025年11月までに中アジア向け列車は累計1.2万本以上運行。

経済・観光への波及効果
• 「鉄道+観光」の融合で、120か国以上から64万人が国際列車を利用。
• 沿線の観光地やホテル、飲食業が活性化。
• 昆明~ラオス~タイ間の貨物コストは30~50%削減。
• ラオス国内の輸送コストも20~40%低下。
• 沿線には40以上の産業物流園区が建設され、鉄鋼・ゴム・新エネルギーなどの産業が拡大。

安全と人材育成
• 衛星地図やドローン、検査ロボットなど最新技術を導入。
• 1,400日以上の無事故運行を達成。
• 中国から1,252人の技術者が派遣され、ラオス人1,475人が資格取得。
• 32人のラオス人機関士が独立運転を開始し、鉄道技術者の第一世代が誕生。

今後の展望
国鉄グループは、これまでの成功経験を活かし、ラオス鉄道部門との協力をさらに強化。安全管理やサービス品質を高め、中老鉄道を「一帯一路」や地域経済の発展に貢献する大動脈として、両国の人々にさらなる恩恵をもたらすことを目指しています。

私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!

「私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!」――ユニークな名前が生んだ裁判劇

インターネット時代、名前ひとつが世間の話題を呼ぶことがあります。中国・山東省臨沂市に住む61歳の男性は、その名も「支付宝(ジーフーバオ)」――日本語にすると「アリペイ」。この名前がきっかけで、世界的企業家・馬雲(ジャック・マー)との奇妙な縁が生まれました。

名前の由来と時代の変化
男性は1962年生まれ。姓は「支」、名前は「付宝」で、家族の伝統に従い「支付宝」と名付けられました。兄は「支付发」、妹は「支付花」と、家族全員が「支付」で始まる名前を持っています。
当時はごく普通の人名でしたが、時代が進み、馬雲が「支付宝(アリペイ)」という決済サービスを世に出すと、瞬く間に中国全土で大人気に。男性の名前は一躍、特別な意味を帯びるようになったのです。

法廷へ――100万元の訴え
2017年、この「支付宝」さんは馬雲とアリババを相手取り、100万元(約1,600万円)の損害賠償を求めて裁判を起こしました。
理由は「自分の名前と同じサービス名が広まり、生活の中でからかわれたり、名前の独自性を失った」と感じたからです。
一方、アリババ側は「サービス名は金融事業の必要から付けたもので、個人を侵害する意図はない」と説明しました。

判決とその後
裁判の結果、男性は敗訴。賠償金は得られませんでした。
しかしその後、アリババは大企業らしい柔軟さを見せます。男性と話し合いを重ね、「支付宝示範店」を共同で設立。サービスの知名度を活かした店舗は繁盛し、男性も次第に裁判のショックから立ち直っていきました。

名前が映す時代の物語
この裁判は一見すると珍妙な出来事ですが、実は「時代の変化が日常に新しい意味を与える」ことを示しています。
普通の人名が、インターネットの波により社会的な象徴へと変わり、そこから新しい物語が生まれる――そんな現象を私たちは目の当たりにしました。
最終的に、男性とアリババの協力関係は「人と企業の共存」を象徴するエピソードとなり、今も人々の語り草になっています。名前は単なる記号にすぎませんが、時代背景によっては思いもよらぬドラマを生み出すのです。

「渡り鳥列車」の旅

🚆 Z384次列車の乗務員は、なぜ3種類の制服を着替えるのか?
11月24日16時53分、682名の乗客を乗せた Z384次列車 が長春駅を出発し、4267キロに及ぶ「渡り鳥の旅」が始まりました。
この列車は、中国鉄路瀋陽局集団公司の管内で唯一の「渡海旅客列車」。11の省市、22の駅を経由し、全行程47時間37分を走破します。

🕊️ 「渡り鳥列車」と呼ばれる理由
冬になると、東北地方の多くの高齢者が海南島へ「避寒」に向かいます。Z384次列車は彼らに親しまれ、「渡り鳥列車」「シルバー列車」と呼ばれています。
長春の雪景色から南国の海辺まで、まるで四季を駆け抜けるような旅。乗務員が途中で 3回制服を着替える のも、この列車ならではの風景です。
• 長春出発時:厚手の防寒コートで厳寒に対応
• 聊城付近:軽快なジャケットに着替え
• 肇慶~海口区間:爽やかな半袖姿で椰子の木と海風に溶け込む

👵👴 高齢者に優しい「適老化」サービス
乗客の6割以上が高齢者。瀋陽局集団公司は列車を全面的に「適老化改造」しました。
• 各車両に「渡り鳥医薬箱」を設置
• 風邪薬、降圧薬、酔い止め、救心丸、血圧計などを常備
• 食堂車には20種類以上の炒め料理
• 土豆牛肉煮、羊雑湯、魚香肉絲、紅焼肉、回鍋肉、水煮肉片、酸菜粉炒肉、トマト卵炒め、青菜炒めなど
• 高齢者向けに「減糖・減塩・低油・低脂」メニューも用

🌊 陸海連運の特別体験
湛江駅を過ぎると、乗務員は「渡海の準備」を開始。安全マニュアルを配布し、救命胴衣の着用方法を丁寧に指導します。
そして琼州海峡に到達すると、列車の車両がそのまま渡船に乗り込みます。乗客は降りる必要がなく、「鉄道—海—鉄道」のシームレスな旅を体験できます。約2時間後、列車は再び編成され、終点の海口へ走り続けます。

💬 乗客の声
• 王さん(男性)
「体が弱く、子どもたちは一人旅を心配していました。でも乗務員が薬の時間まで気にかけてくれて、安心して旅ができました。まるで家にいるようでした。」
• 劉さん(女性)
「初めての“列車で渡海”。最初は不安でしたが、とても安定していて驚きました。救命胴衣の着方も丁寧に教えてもらい、一枚の切符で列車と船を両方楽しめるなんて、帰ったら友達に自慢します!」

🌸 四季を駆け抜ける旅
羽毛服から花柄シャツへ。
雪舞う北国から、椰子の木揺れる南国へ。
この「渡り鳥列車」、あなたも乗ってみたくなりませんか?

6Gの最新動向──中国が国際標準化をリード

2025年11月13日・14日、CCTVの『ニュース連播』や『朝聞天下』などの主要ニュース番組で、中国における6G技術の進展が大きく報道されました。次世代通信インフラとして注目される6G。その最新情報をわかりやすくご紹介します。

🔧 6G技術、第一段階の試験が完了
報道によると、中国はすでに6Gの第一段階技術試験を完了し、300項目以上の重要技術を蓄積しました。今年に入ってからは、以下の5つの技術分野で57件の試験を実施しています:
• 沉浸式通信(没入型通信)
• 無線の知能化
• その他3分野(詳細は未公表)
現在、6Gは国際標準の策定段階に入り、2030年前後の商用化が見込まれています。

🌐 6Gとは?──未来の情報インフラ
6Gは、今後10年で最も重要な次世代のデジタル情報ネットワーク基盤とされ、以下のような特徴を持ちます:
• 通信・センシング・計算・AIの融合
• 対象は「人・モノ・機械」から「知能体」へ拡大
• 地上から空・宇宙までをカバーする通信空間
• 「万物がつながる」「デジタルツイン」の実現を目指す

📘 国際的な影響力も拡大中
中国の6G推進グループは、これまでに80本以上の白書や研究報告を発表。中国が提案した5つの代表的な6G利用シナリオと14の主要能力指標は、すべて国際電気通信連合(ITU)に採用されました。これにより、中国は6G開発において世界の最前線に立っています。

📡 中国移動(チャイナモバイル)の取り組み
中国移動は、6G国際標準の立ち上げ件数で世界の通信事業者の中でトップ。主な実績は以下の通りです:
• 世界初の6Gアーキテクチャ検証衛星を打ち上げ
• 3GPPにおける6G標準プロジェクトの主導
• 6G関連特許を1200件以上申請
• 通信・センシング・計算・AIを統合した試験装置を構築
• 次世代モバイルネットワークの共同実験プラットフォームを整備

🔭 今後の展望
今後も中国移動は、全国各地で6Gのオープン実験施設を拡充し、より多様なシナリオや技術分野での検証を進める予定です。国有企業としての責任を果たしながら、「万物がつながる」「デジタルツイン社会」の実現に向けて、6Gのビジョンを着実に推進していくとしています。

📌 出典:中国移動(China Mobile)