中国駐大阪総領事館を訪問

薛剣総領事と懇談
1月29日午前、兵頭理事長と光斎理事の2名で中国駐大阪総領事館を訪問し、薛剣総領事と1時間あまり懇談しました。
今回の訪問は、兵庫県連が4月に予定している「甘粛省平和ツアー」への協力をお願いしたところ、総領事側から「直接懇談したい」との申し入れがあり、実現したものです。

日中関係をめぐる率直な意見交換
高市早苗首相の台湾有事発言により、日中関係が難しい局面にある中での懇談となりました。
私が「高市首相は日中友好平和条約や両国間の約束事を十分理解していないのではないか」と話したところ、薛剣総領事は「理解した上で発言している」と述べ、日中間の緊張を利用して国民に大軍拡を容認させようとしているのではないかとの見方を示しました。
また、日本はアメリカ一辺倒ではなく、アジア諸国との関係構築にも力を入れるべきだとの指摘も受けました。

人的交流の重要性と若い世代への期待
中国訪問については大歓迎であり、「お互いの人的交流を通じて信頼関係を築くことが大切」と強調されました。特に若い世代の訪中を歓迎したいとのことでした。
私からは、昨年、沖縄の青年代表団が福建省を訪問したこと、また7月に北京で開催された「世界青年平和大会」に協会の青年が参加したことを紹介しました。

中国の地域実態を見てほしいという提案
総領事は、習近平政権が経済成長を国内の貧困対策に活かし、少数民族地域を含む貧困地域の底上げを進めていると説明。
そのうえで、「観光地だけでなく、現地の市民との交流を通じて地域の実態を見てほしい」と述べ、地域コミュニティとの懇談の機会を設けることになりました。
日本では「中国は自由がない」「言いたいことが言えない」といったイメージがあるが、実際の姿を体験してほしいとのことでした。

光斎理事の中国体験に総領事も驚き
光斎理事は、会社からの派遣で中国に滞在した経験や、現地労働者との交流について語り、共産党員労働者の優秀さに触れました。
また、中国滞在15年間で世界遺産を50カ所以上訪れたことを話すと、薛剣総領事も驚いた様子でした。

中国、太陽光と風力が主力電源へ

■ 広大な中国を走ると見えてくる“再エネの大地”
中国横断高速道路30号線を西へ向かうと、甘粛省酒泉あたりから景色が一変します。
車窓の右手、ゴビ砂漠の中に白い風車がぽつりぽつりと現れ、やがて視界いっぱいに広がる“風車の森”へと変わっていきます。
酒泉・玉門地区には7,000基以上の風車が並び、1,000万kW級という世界最大級の風力発電基地を形成しています。
さらに西へ進み新疆ウイグル自治区の達坂城に入ると、ここでも1,000基以上の風車が天山山脈の麓に立ち並び、660万kWの発電を行っています。
日本ではまず見られない、圧倒的スケールの風景です。

■ 太陽光発電も“地平線までパネル”
敦煌市北西部の「敦煌太陽光発電産業園」では、太陽光パネルと反射鏡が果てしなく続きます。
まるで“光の海”のような光景で、こちらも桁違いの規模です。
中国ではこのほかにも、
• チベット高原
• 山西省の高日照地帯
• 四川省の山岳地帯
• 山東省の渤海湾沿岸
など、全国各地に巨大な再エネ基地が広がっています。

■ 新規発電設備の8割が再エネに
中国電力企業連合会の発表によると、2025年の新規発電設備は次の通りです。
• 総設備容量:5.5億kW
• うち風力+太陽光:4.4億kW(80.2%)
つまり、新しく作られる発電所の8割が再エネという状況です。

■ 2026年、太陽光が石炭火力を初めて上回る見通し
同連合会は2026年について、次のように予測しています。
• 太陽光発電の設備容量が石炭火力を初めて上回る
• 風力+太陽光の合計が、全国の発電設備の半分に到達
これは中国のエネルギー政策における大きな節目であり、専門家は「歴史的転換」と評価しています。

■ なぜ“歴史的”なのか
● 世界最大の化石燃料消費国が方向転換
中国は世界最大の石炭・石油消費国ですが、その中国が非化石電源を主力に据え始めたという点が重要です。
● 産業構造の変化
再エネ設備の製造・建設・送電網整備など、新たな巨大産業が急成長しています。
● 気候変動対策へのインパクト
中国の排出削減は、世界全体のCO₂削減に直結します。

■ まとめ:再エネ大国・中国の姿が鮮明に
高速道路を走るだけで、風車や太陽光パネルが地平線まで続く光景に出会う中国。
その圧倒的なスケールは、単なる“景色”ではなく、エネルギー転換のスピードと本気度を物語っています。
2026年には、太陽光が石炭火力を上回る見通し。
中国は今、世界最大の再エネ大国へと大きく舵を切っています。

2月1日から鉄道部門が「静音車両」サービスを拡大

旅客の移動体験をさらに向上させ、文明的で温かく、静かな旅行環境を共に築くため、鉄道部門は「静音車両」サービスの導入を積極的に進めています。
2月1日からは、動寝台列車を除く「D」字頭・「G」字頭の動力分散式高速列車にもサービス対象を拡大し、全国で「静音車両」を提供する列車は8,000本を超える見込みです。これにより、より多くの旅客の快適な旅へのニーズに応えていきます。

■ 「静音車両」とは
「静音車両」は、車内放送や映像の音量調整、旅客への静粛行動の案内などを通じて、より静かな乗車環境を提供するための車両です。
統一された静音マークや案内カードが設置され、乗務員は声を抑えたサービスを行い、希望者には使い捨て耳栓も配布されます。
運用にあたっては
• 自主的な遵守
• みんなで維持
• 必要に応じた適度な声かけ
という方針が取られ、旅客は自由に静音車両を選択できます。

■ 購入方法と静音ルール
静音車両を提供する列車は、鉄道12306の購入画面に「静」のマークが表示されます。購入時には静音に関する約束事項への同意が必要です。
静音約束には次の内容が含まれます。
1. 車内では静かに過ごし、物音を立てないよう配慮する
2. 携帯電話などの電子機器はマナーモードまたは振動に設定する
3. 通話や会話をする際は静音車両の外へ移動する
4. 動画・音楽などはイヤホンを使用し、外部スピーカーは使わない
5. 子ども連れの場合は、騒ぎや泣き声が出ないよう見守る
もし静音ルールに反する行為があった場合、乗務員が適切な方法でやさしく注意し、静かな環境を維持します。

■ サービス拡大の背景
「静音車両」は2020年12月に京沪(北京〜上海)、成渝(成都〜重慶)高速鉄道で試験導入され、その後、京広、郑渝、京哈、沪昆、西成、贵南などの高速鉄道、さらに香港との跨境高速列車へと拡大され、多くの旅客から好評を得てきました。
今回の拡大では、動寝台列車を除く「D」「G」字頭の動力分散式高速列車が対象となり、
• 8両・16両編成の単独編成列車:1両を静音車両に設定
• 17両編成の長編成「復興号」:2両を静音車両に設定
• 連結運転(重連)の場合:前後それぞれの編成に1両ずつ設定
より多くの旅客が静かな車内環境を選べるようになります。

■ 利用方法
旅客は、鉄道12306(ウェブサイト・アプリ)や自動券売機で、
「静音車両を優先的に割り当てる」
という項目にチェックを入れることで、静音車両の座席を優先的に取得できます。
静音車両を利用する際は、静音ルールを守り、心地よく静かな旅行環境をみんなで作り上げていきましょう。

スーツケースに“身分証”をつける理由とは?

電車や高速鉄道で移動するとき、到着後に人の流れとともに荷物棚へ向かうと、
ずらりと並んだ似たようなスーツケースの中から自分の荷物を見つけるのは意外と大変です。
そんなとき役に立つのが、スーツケースにつけた “身分証” のような目印。
一目で自分の荷物だと分かり、取り違え防止にもなります。

個性豊かなタグやステッカーが大活躍
最近では、スーツケースに オリジナルのキーホルダーやステッカー をつける旅行者が増えています。
一見すると飾りのようですが、実はこれが“スーツケースの身分証”。
• 自分の荷物をすぐに識別できる
• 他の人が見ても「これは違う」と気づきやすい
• 混雑時の取り違え防止に効果的
旅の安心感を高める、小さな工夫です。

高速鉄道・列車利用時に気をつけたいポイント
タグやステッカー以外にも、荷物の紛失や取り違えを防ぐために
知っておきたい “乗車時の小さなコツ” をまとめました。
1. 安検(セキュリティチェック)では丁寧に確認
• 持ち込み荷物の 個数をしっかり把握
• 平らに置き、散乱しないようにする
• 小物や貴重品は 専用の小物ケース にまとめる
• すべての荷物が通過したら 一つずつ再確認
置き忘れ防止の基本です。

2. 貴重品は必ず手元に
車内で荷物を置く際は、
• 上着は座席横のフックへ
• 財布・スマホなどの貴重品は 常に手元か視界の届く場所 に
移動中は特に注意したいポイントです。

3. 荷物棚の使い方に注意
高速鉄道の車内では、
座席上の荷物棚は 中型・小型のスーツケースやリュック向け。
• 棚の端からはみ出さないように
• 接続部分を避けて置く
安全のための大切なマナーです。

4. 大型荷物は専用スペースへ
車両には 大型荷物置き場 が設置されています。
ただし、
• ドア付近に置かない(開閉の妨げになるため)
周囲の安全にも配慮しましょう。

5. 小テーブルの使い方
座席前のテーブルには、
スマホや軽い荷物を置くことができますが、
• 熱い飲み物は フタをしっかり閉める
• テーブルの耐荷重を超える物は置かない
揺れによる事故防止のためにも大切です。

無料で持ち込める荷物のルール
• 子ども(無料乗車の子ども含む):10kg
• 外交官:35kg
• その他の旅客:20kg
荷物のサイズは
• 外寸(縦+横+高さ)が 160cm以内
• 棒状の物は 200cm以内(高速鉄道は130cm以内)
• 重さは 20kg以内
折りたたみ式の車いすなど、
障がい者の移動補助具は無料で持ち込み可能で、上記の制限には含まれません。

“身分証のある荷物” は “安心できる旅” につながる
スーツケースに小さなタグをつけるだけで、
旅の安心感がぐっと高まります。
次の旅には、
お気に入りのキーホルダーと、この小さな心得 を一緒に連れていってください。
あなたの旅が、もっと軽やかで、もっと心地よいものになりますように。

中国鉄路、1月26日から新ダイヤを実施

旅客・貨物列車ともに本数増加、輸送能力が大幅向上
1月26日0時より、中国全土の鉄道で新しい列車運行図(ダイヤ)が実施されました。
今回のダイヤ改正では、旅客列車は12,130本(+243本)、貨物列車は**23,748本(+177本)**に増加。
これにより、鉄道の輸送能力と効率がさらに高まり、経済・社会の高品質な発展を支える体制が強化されます。

🔧 ダイヤ改正の背景
今回の改正は、鉄道部門が「人を中心とした発展」を掲げ、市場ニーズに合わせて輸送供給を最適化する取り組みの一環です。
新たに開通した路線や駅、車両を最大限に活用し、全国規模で運行計画を見直すことで、鉄道ネットワーク全体の効率が大きく向上しました。

🗺️ 1. 中西部の新線活用で地域連携を強化
包銀高鉄(包頭〜銀川)、西延高鉄(西安〜延安)、沿江高鉄(武漢〜宜昌)などの新線を活用し、中西部の交通利便性が大幅に向上。
• 銀川〜北京北:最速6時間22分(従来より1時間14分短縮)
• 延安〜北京西:最速5時間42分(従来より4時間37分短縮)
• 呼和浩特〜銀川/蘭州西/西寧:大幅短縮
• 宜昌北〜北京西・上海虹橋など:新たに16本運行
• 南寧〜憑祥、盤州〜興義などの新線でも多数の列車が新規運行
地域間の移動がよりスムーズになり、西部大開発や中部地域の発展を後押しします。

🌊 2. 華南沿海のダイヤ最適化で湾岸エリアを強化
広湛高鉄(広州〜湛江)、汕汕高鉄(汕頭〜汕頭南)などの開通により、粤東・粤西と広州・深圳のアクセスが大幅改善。
• 湛江北〜広州白雲:最速1時間32分
• 汕頭〜広州新塘:最速1時間26分
• 香港西九龍〜上海虹橋間の動卧列車(夜行高速)は毎日運行に拡大
• 香港から到達可能な内地の駅は100駅超え

🏙️ 3. 京津冀・長三角・東北の輸送力を強化
京津冀
• 北京西〜天津西の列車を増発
• 雄安新区〜北京の通勤利便性が向上
長三角
• 合肥西駅の開業に伴い、運行区間を最適化
• 杭州〜衢州高鉄の開通で、長三角と各地の連携がさらに密に
東北
• 長白山〜北京朝陽の高速列車を増発
• スキー需要に合わせ、亚布力西・横道河子東の停車本数を増加
• 普通列車の電化牽引化で所要時間を大幅短縮

🚄 4. 京沪・広深港など主要幹線の高速化
運行管理技術の高度化により、京沪高鉄・広深港高鉄の追い越し間隔を短縮。
これにより、運行本数が増え、所要時間も短縮。
• 京沪高鉄ではG列車18本増発
• 時速350kmの「標杆列車」は87本に増加
• 上海虹橋〜長春西:最速9時間03分(2時間短縮)
• 広深港高鉄では387本運行(+34本)

🛏️ 5. 夜行高速や普速列車の質向上
• 成都〜珠海・深圳間の夜行高速(動卧)を増発
• 52本の普速列車を高速化・格上げ(D/Z/T列車へ)
• 「慢火車」など公益性列車は継続運行

🎒 6. サービス品質の向上
• 需要に応じた柔軟な切符販売
• 学生・子ども・障害者などへの優待を継続
• 親子列車・紅色観光列車・シルバー向け列車など特色ある観光列車を運行
• 車内サービスの充実(静音車両、ネット注文、ペット輸送試行など)

🚛 7. 貨物輸送の強化
• 跨局貨物列車は473本(+20本)
• 石炭・穀物・鉄鉱石など重点物資の輸送力を強化
• 中欧班列は新たに7路線追加
• 中老鉄路経由の中亜班列も3路線新設

📢 きっぷ販売と情報確認
新ダイヤのきっぷはすでに発売中。
運行情報は 12306/95306 のウェブサイト・アプリ・微信(WeChat)などで確認できます。

鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています

没入型の感動体験!鉄道博物館に行けば、思わぬ“発見”が待っています
中国鉄道博物館・東郊展館では、近ごろ
没入型情景劇《紅色機車の世紀回響》
が上演され、来館者の間で話題になっています。
単なる展示見学では味わえない、
「歴史の中に入り込むような体験」
ができると評判です。

■ 百年鉄路の物語が“目の前で動き出す”
会場となるのは、蒸気機関車から最新の高速列車までが並ぶ、広々とした機関車車両ホール。
その中心に、ひときわ存在感を放つ 「毛沢東号」蒸気機関車 が静かに佇んでいます。
解説員が語り始めると、照明が落ち、俳優たちが登場。
観客はいつの間にか、
戦火の中を走り抜けた鉄路の時代へと引き込まれていきます。
・解放戦争の緊迫した空気
・社会主義建設の熱気
・蒸気から電気へ、そして高速鉄道へ――
中国鉄路の100年が、
音・光・語り・演技 を通して立体的に再現されます。
展示物を“見る”だけでなく、
歴史を“感じる”展示 へと進化しているのが、この劇の大きな魅力です。

■ 15分の短編劇に込められた、鉄道人の誇り
上演時間は約15分とコンパクトですが、内容は非常に濃密。
10名の出演者が次々と役を演じ分け、時代の移り変わりをテンポよく描きます。
興味深いのは、出演者の半数が博物館スタッフ、残り半数が大学生や社会ボランティアであること。
鉄道を愛する人々が世代を超えて協力し、
“鉄路の精神”を伝えようとしている姿 が印象的です。
大学生ボランティアの韓増煦さんは、準備期間を振り返りこう語ります。

若い世代が鉄道文化を受け継ごうとする姿は、観客の心にも強く響きます。

■ 「毛沢東号」五度の進化が象徴するもの
劇のクライマックスでは、出演者全員が「毛沢東号」の 五度にわたるモデルチェンジ を紹介します。
これは単なる機関車の変遷ではなく、
中国鉄道が世界の先頭へと駆け上がっていく歩みそのもの。
・追いつく
・並走する
・そして、世界をリードする
その過程を象徴する存在として、「毛沢東号」は今も多くの人に愛されています。
最後に「復興号」到着のアナウンスが流れると、
先輩鉄道人の努力と、新しい世代の情熱が重なり合い、
“赤い鉄道精神”が未来へと受け継がれていく瞬間 を感じられます。

■ 冬休みも公演予定、訪れるなら今がチャンス
博物館によると、冬休み期間も来館予約状況に応じて公演を随時実施予定。
展示と劇を同時に楽しめる貴重な機会です。
鉄道好きの方はもちろん、歴史に興味がある方、
そして「最近ちょっと刺激がほしい」という方にもおすすめです。

■ 観客の声から見える“新しい博物館の形”
● 劉さん(来館者)
「『毛沢東号』の役割を深く知ることができました。紹介方法がとても新鮮でした。」
● 陳さん(来館者)
「出演者の熱意が伝わってきて、胸が熱くなりました。」
● 姚望さん(博物館スタッフ)
「物語を伝えるだけでなく、鉄道文化を未来へつなぐ活動として続けていきたいです。」
観客の声からも、
“展示を見せるだけではない博物館”
へと進化していることがよく分かります。

■ 百年の時を旅し、鉄路の鼓動を感じる場所へ
中国鉄道博物館・東郊展館は、
ただの鉄道展示施設ではありません。
・歴史を知り
・人の思いに触れ
・未来への希望を感じる
そんな“物語のある場所”として、多くの人を魅了しています。
鉄道が好きな方も、そうでない方も、
一度足を運べばきっと何かを持ち帰れるはずです。

16.5万キロ!

2025年、鉄道「十四五」計画がついに完了

2025年、中国の鉄道「十四五(第14次五カ年計画)」が無事に最終年度を迎え、全国の鉄道営業距離は 16.5万キロ に到達しました。
そのうち 高速鉄道は5万キロを突破。世界最大規模で、かつ高度に発達した高速鉄道ネットワークが完成しました。

「十四五」期間の主な成果
• 鉄道営業距離:14.63万キロ → 16.5万キロ(12.8%増)
• 高速鉄道:3.79万キロ → 5.04万キロ(32.98%増)
• 企業の経営効率が大幅に向上
• 旅客・貨物輸送量が大きく伸長
• 旅客輸送:162億人(「十三五」比 8.7%増)
• 貨物輸送:196億トン(同 24.1%増)
→ 鉄道輸送は「ボトルネックからの脱却」を果たし、需要に応えられる体制へと歴史的に転換。
• 鉄道技術・イノベーションが飛躍的に進化
• 代表例:復興号高速列車などの革新的成果
• 高速鉄道技術は国際的な標準をリード
• 中国の鉄道技術全体が世界トップレベルに到達
• 国鉄企業の現代的な経営体制が整備
• 市場化・法治化の改革が着実に進展
• ガバナンス能力が現代化へ前進
• 党による国鉄企業への指導が強化され、鉄道の高品質な発展が安定的に推進

「日中友好家族の会」設立式が神戸で開催

「日中友好家族の会」設立式が神戸で開催
国際結婚家庭がつながり、未来への交流を誓う一日

12月13日、神戸ポートピアホテルにて「日中友好家族の会」の設立を祝うつどいが開かれ、日本と中国にルーツを持つ家族や子どもたちなど、約100名が集まりました。会場は、久しぶりの再会を喜ぶ声や、初めて出会う家族同士の笑顔であふれていました。

■ 民間から信頼の架け橋を
会の代表であり俳優の堀内正美さんは、現在の日中関係に触れながら、
「こういう時期だからこそ、民間の私たちが人と人との交流を通じて信頼を築き、協力し合うことが大切です」
と力強くあいさつ。参加者からは大きな拍手が送られました。

■ 多彩な来賓が祝福
式典には、中華同文学校副校長、神戸山手グローバル中高校校長、南京町・老祥記の社長、大阪天保山文化館副館長、国際音楽協会理事長など、多方面から来賓が出席。
日中友好協会兵庫県連の兵頭理事長も祝辞を述べ、協会の取り組みを紹介しました。

■ 子どもたちの輝くステージ
つどいの後半は、子どもたちが主役に。
ショパンピアノコンクールに出演経験のある女子小学生の演奏は、会場を圧倒するほどの迫力。
さらに、子どもたちによる合唱やダンス、獅子舞が披露され、会場は温かい拍手に包まれました。
大阪在住の女性による「変面」も華やかで、参加者を魅了しました。

■ シンボルマーク投票も実施
会の象徴となるシンボルマークを、6つの候補から選ぶ投票も行われ、家族連れで楽しむ姿が見られました。

■ 記念撮影で締めくくり
最後は参加者全員で記念撮影。
新しいつながりが生まれ、未来への期待が感じられる、温かい設立式となりました。

青と白のY999号、期間限定で運行開始!

青と白のY999号、期間限定で運行開始!
年越しを走る“氷雪の旅列車”が話題に**

12月28日、青と白の塗装が印象的な Y999次・氷雪観光列車 が、冬の名物「氷城」ハルビンを出発し、6日間の年越しツアーへと走り出しました。
SNSでは
「この列車に乗れば、新年の幸運が“久久(長く長く)”続きそう!」
と話題になっています。

■ 氷雪観光ブームに応える特別列車
中国鉄路ハルビン局は、冬の旅行需要の高まりに合わせ、
・漠河
・アブリ(亜布力)
・横道河子
など人気の雪景色スポットへ向かう列車を増発。
その中でも注目を集めているのが、今回の Y999次「悠享黒竜江・銀旅号」。
ハルビン、アブリ、アリ河、漠河という黒竜江省の代表的な雪の名所をぐるりと巡る、同省初の“氷雪環状観光列車”です。
全国各地から集まった約240名の旅客が、年末年始をまたぐ特別な旅を楽しんでいます。

■ シニアに優しい“適老化サービス”が充実
「銀旅号」は、シニア世代も安心して旅を楽しめるよう設計された観光列車です。
• 車内には滑りにくい手すりや注意表示
• 書籍コーナーや簡易KTVなどの憩いスペース
• 低糖・低塩の健康志向メニュー
• 荷物運搬サービス
• 健康相談、常備薬、AI健康チェック機器の搭載
乗客の平均年齢は60歳。
“安心して楽しめる旅”を支える工夫が随所に見られます。

■ 新年をまたぐ特別行程
―「Y999=悠久久(ゆうきゅうきゅう)」の縁起の良さも人気
列車は漠河に到着後、2026年元旦に折り返し、1月2日にハルビンへ戻る行程。
年越しを車内で迎えるという特別感が、旅の思い出をより深いものにしています。
列車番号の「999」は中国語で“久久(長く続く)”と同じ発音。
「幸せが長く続きますように」という願いが込められ、乗客からも好評です。

■ 旅を彩る多彩なイベント
車内では文化体験も盛りだくさん。
• 「我在黒竜江等你」など黒竜江ゆかりの名曲が流れる文芸車両
• 扇子踊り(秧歌)や切り絵などの民俗文化体験
• 凍梨、花紅果、凍柿子など東北名物のおやつ
移動時間そのものが“旅の楽しみ”になるよう工夫されています。

■ 氷雪の絶景を一気に巡る環状ルート
● アブリ(亜布力)
アジア冬季競技大会の会場にもなった本格スキーリゾート。
● 中国雪郷(スノータウン)
牡丹江市南西部に位置し、豪雪で知られる冬の人気観光地。
● アリ河(阿里河)
興安嶺の深い森に囲まれ、オロチョン族の文化や冬の森の風景が楽しめる地域。
● 漠河
中国最北端の都市。
北極沙洲、最北郵便局など“最北スポット”巡りが人気で、「水を撒くと一瞬で凍る」体験もできます。
そして旅の起点となるハルビンは、
・氷雪大世界
・中央大街
・巨大な“雪だるま”のフォトスポット
など、冬の観光地として国内外から注目を集めています。

■ 氷雪は“金山銀山”
シニア旅行は“温かい経済”
Y999号が運ぶのは、長く続く幸せの願い
冬の旅が盛り上がる中、シニア世代の旅行需要も大きな力になっています。
「悠久久」の名を持つこの列車が、乗客一人ひとりの“幸せな目的地”へ向かって走り続けます。
この冬、あなたはどこへ旅したいですか。

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破

中国の高速鉄道、営業距離5万キロを突破
──「高鉄がつくる豊かな暮らし」が現実に

2025年12月26日、西安〜延安間の高速鉄道が開業し、中国の高速鉄道(高鉄)の営業距離はついに5万キロを超えました。「高鉄が豊かな生活をつくる」「高鉄に乗って中国を旅する」という言葉が、いまや広く共有されるようになっています。
「十四五」期間(2021〜2025年)には、高鉄ネットワークの規模や品質、設備の近代化が大きく進み、技術力は世界の標準をリード。旅客サービスの向上や産業への波及効果も顕著で、中国式現代化を支える重要な基盤となりました。

1. 世界最大規模の高速鉄道網が完成
この5年間で、中国は1万2千キロの新線を開業し、全国の高鉄総延長は5万キロを突破。
2020年末と比べて約32%増加しました。
• 128の県が新たに「高鉄時代」へ
• 「八縦八横」ネットワークがさらに充実
• 500km圏は1〜2時間、1000km圏は4時間、2000km圏は8時間で移動可能に
都市間の人・モノ・情報の流れが加速し、地域経済の一体化が進んでいます。現在、高鉄は**人口50万以上の都市の97%**をカバーし、営業距離は世界1位です。

2. 輸送力とサービスが大幅に向上
高鉄は今や中国の旅客輸送の主力です。
• 動車組(高速列車)5233編成
• うち「復興号」2248.75編成(大幅増)
• 旅客の**80%**を高鉄が輸送
• 1日平均9346本運行、936万人が利用
• ピーク時は1日1600万人が移動
また、12306オンラインチケットシステムの強化、電子チケットの普及、定期券・回数券の導入、ネット注文の車内受け取り、ペット輸送、シニア向けサービスなど、利便性が大きく向上しました。
さらに、高鉄のネットワークを活かした高速宅配サービスも拡大し、最短4時間の「高鉄急送」は182都市に広がっています。

3. 高鉄技術は世界の新基準に
中国は産学研の連携を強化し、独自の高鉄技術体系を構築しました。
• 「復興号」をはじめとする多くの技術成果
• CR450試験車が登場(2024年)
• 走行性能・省エネ・静粛性などで世界トップ
• 試験で時速896kmの相対交会速度を記録
• 国際標準化にも積極参加(UIC・ISO・IECで300件以上)
これにより、中国の高鉄技術は世界的な影響力を高めています。

4. 国家戦略と地域発展を強力に後押し
高鉄は、国家の主要戦略を支える重要インフラとして機能しています。
• 京津冀、長三角、粤港澳大湾区などの一体化を促進
• 西部開発、東北振興、中部崛起などを支援
• 辺境・少数民族地域・旧革命区の交通改善
• 産業チェーンの拡大で経済を牽引
環境面でも効果は大きく、同距離の移動で
• エネルギー消費は飛行機の約18%
• CO₂排出は飛行機の6%、自動車の11%
「十四五」期間のCO₂削減効果は約1444万トンと試算されています。

5. 世界の高速鉄道発展に中国の知恵を提供
中国は「一帯一路」を通じて高鉄技術を海外にも展開しています。
• インドネシア・ジャカルタ〜バンドン高鉄
• 所要時間が3時間→46分
• 旅客1300万人超
• 匈塞鉄道(セルビア区間)
• EU規格と接続し、バルカンで初の高鉄に
• チケットシステムはインドネシア、ラオス、セルビア、スリランカでも活用
高鉄は国際協力の象徴となり、多くの国の移動を変えつつあります。

今後の展望
中国国家鉄路集団は、今後も世界一流の鉄道企業をめざし、
• より安全
• より高速
• よりスマート
• より快適
• より環境に優しい
高鉄ネットワークの構築を進める方針です。