盧溝橋事件82周年

ご存じですか、7月7日は盧溝橋事件勃発の日

1931年9月18日に中国・瀋陽郊外の鉄道線路を日本軍が爆破し、これを中国軍のしわざとした柳条湖事件をきっかけに日本は中国東北部を占領し、事実上自分たちが支配する「満州国」をつくりました。

そして1937年7月7日、中国・北京郊外の盧溝橋(ろこうきょう、写真上)付近で夜間演習中の日本軍が中国軍に攻撃されたとした盧溝橋事件をきっかけにして、日本は1945年の敗戦まで中国全土への侵略戦争をおしすすめ、南京事件、731細菌戦部隊、戦時性暴力事件、儘滅掃討作戦(三光作戦)、強制連行・強制労働事件、重慶などへの無差別爆撃、遺棄毒ガス事件をはじめとした加害行為を重ねて、言語に絶する苦しみを中国の民衆に与えました。(写真は百度百科より)

2019年中国北京世界園芸博覧会開幕

「緑色生活  美麗家園」―EXPO  2019  BEIJING

2019年4月29日、北京国際園芸博覧会が北京市延慶区で開幕しました。中国政府は、28日に開幕式を開催し習近平国家主席が開会あいさつしました。博覧会のテーマは「緑色生活 美麗家園」(緑の生活、より良い生活)。

開催期間は、2019年4月29日~10月7日までの162日間。会場は、北京市の中心部から北西に74Kmの延慶区、会場面積は960ha、期間中内外合わせて1,600万人の入場者を目標としています。参加国は日本を含む110の国、国際組織。中国での国際園芸博覧会は雲南省昆明で1999年に開催以来20年目となります。

「北京首都新空港」9月開港めざす

首都国際空港の飽和状態解消図る新空港建設

北京首都国際空港の飽和状態解消を図るため、2014年11月に中国政府が承認し、北京市の中心から南へ46Kmの北京市大興区・廊坊で新空港の建設工事が進められています。首都第2空港となる北京大興国際空港が今年6月30日までに空港本体、付帯設備工事が終了し、引き取り検査後、建国70周年を迎える9月30日までに空港運営開始が予定されています。新空港は滑走路4本と268駐機スポットを有し当面は年間7,200万人程度の利用者を想定していると言われています。

新空港開業と同時に北京地下鉄新空港線や空港専用の高速道路が開通する予定となっています。2025年頃の最終完成時には、ヒトデ形ターミナルと7本の滑走路を有し、1億人以上の収容能力を備える世界最大の空港となり、北京首都国際空港・北京大興国際空港の2空港体制で急増する航空需要に対応することになります。総事業費は140億ドルを見込んでいるという。(完成図、地図は百度百科より)

天安門改修工事始まる

天安門地区管理委員会は、天安門の城楼・城台の改修工事を6月15日から始めることを発表しました。安全上の問題を回避するためとしています。工事開始にともない天安門の一般公開は一時中止されます。(北京日報)

天安門城楼・城台は、この数年、全体として安全な状態を維持しているが、城台に水が浸み込み、漆喰壁の一部に穴が開き、城楼の採色画にヒビが入るなど一部の施設・設備の老朽化が生じているとしています。2019年4月に一般公開を再開し、5月末には改修工事は全て完成する見通しとなっています。(人民網日本語版)

北京でもキャッシュレス乗車

北京市軌道交通(地下鉄)は2018年4月29日より西郊線を除く全線で二次元バーコードによるキャッシュレス乗車が始まりました。利用の方法は専用アプリ「易通行」をインストールし、中国の携帯電話番号とIDカードで会員(実名)登録を行います。キャッシュレス乗車をする場合は中国工商銀行、京東支付、支付宝などのモバイル決済サービスにて実名認証と紐づけを行います。

使用方法は上海と同じで、バーコード読み取り口(北京は黄色の枠の中)に二次元バーコードを読み取らせて改札機の入場、出場・支払を行います。

当面乗車割引サービスがあり月ごとの利用累計金額が100元に達すると次回乗車より2割引、150元に達すると次回乗車より半額となります。(累計400元に達すると割引は終了)

北京市軌道交通ではスムーズな改札機通過のため「改札機5m前で二次元バーコードを表示させてほしい」と呼びかけています。(北京地鉄サイトより)※残念ながら今のところ外国人は利用できません

中国・春の風物詩「柳の綿毛」

楊柳(枝垂れ柳)や柳樹(ポプラ)の綿毛が飛散

春になると様々な花が咲き始めます。その一つに柳があります。中国では古来より枝垂れ柳は文学作品にも登場するなど多くの人々に親しまれてきました。

この柳に花が咲き、花が終わると白い綿毛が町中を飛び始め一面雪が積もったように白くなります。これが柳の綿毛「柳絮」(りゅうじょ)です。中国ではこの柳を楊柳と呼び、特に1990年代以降、生育が早く植林から12年程でベニヤ板や家具などの加工用として使用出来るので注目され中国各地に植えられました。

綿毛は大へん軽いので風に吹かれ町中を飛散するため人々にとっては厄介なものです。特にアレルギー疾患の原因ともなり、外出時には帽子にメガネ、マスクを着用し防がなければなりません。中国の人々とって、日本の花粉同様この間、楊柳(枝垂れ柳)や柳樹(ポプラ)の綿毛に悩まれることになります(写真は、道路や庭の緑に薄っすら積もった綿毛、北京市郊外で4月26日撮影・飛散前の写真はchinese.comより)