ドキュメンタリー映画と講演で「南京事件」を考える
ロバート・O・ウイルソン(1904-1967)南京国際赤十字委員会委員。金陵大学付属病院(鼓楼病院)医師。日本軍の南京占領時、唯一の外科医師として鼓楼病院で医療活動に従事し続々と病院へ運び込まれる負傷者の治療にあたった。上映されるドキュメンタリー映像は、日本軍占領下で南京に残ったただ一人の外科医―ロバート・O・ウイルソンの記録で史上初めての映像です(上映時間50分)。
ドキュメンタリー映画「ウイルソン医師―南京孤独のたたかい」
講演:高文軍(元桜花学園大学教授)
「私と南京―歴史、大虐殺の事実調査、戦争中の父」
高文軍さんプロフィール
1954年生まれ、1982年中国南京師範大学(当時は「師範学院」)を卒業。1991年に来日し、名古屋大学大学院で博士課程を終え、2020年3月まで桜花学園大学の教授。父は、1942年冬、日本軍下の「偽軍」が新四軍の根拠地への攻撃を行い、父の部隊は阻止の戦闘に出た。弾が尽きて捕縛され投獄された。雪の山野で服、靴と帽子を奪われ、素足で血だらけのシャツ一枚で拷問を受けている。
日時:2023年12月9日(土)14時開演
会場:エルおおさか・南館5Fホール(地下鉄京阪「天満橋」)
資料代:1,000円
主催:南京の記憶をつなぐ2023