「核兵器のない世界へ」

2026年 3・1ビキニデー集会が静岡・焼津で開催
ビキニ水爆実験による被災から72年となる3月1日、静岡県焼津市で「2026年 3・1ビキニデー集会」が開かれ、会場とオンライン合わせて約1700人が参加しました。世界情勢が緊迫する中、核兵器廃絶への思いを共有する場となりました。

🎶 開会は合唱から
静岡のうたごえと焼津中央高校生による合唱で幕を開け、
• 静岡県原水爆被害者の会・松本副会長
• 中野焼津市長
• 日本被団協・濱住事務局長
があいさつを行いました。
主催者報告では、日本原水協の高草木博氏が、アメリカとイスラエルによるイランへの武力攻撃を強く批判し、即時停止を訴えました。

🕊 ビキニ事件の証言と報告
ビキニ事件に関わるさまざまな立場から、当時の体験や現在の課題が語られました。
• 杉村さん(当時・焼津中学2年)
原水爆禁止署名を集めた経験を紹介
• マーシャル諸島からのオンライン報告
今も続く核汚染の苦しみを証言
• 高知・太平洋核被害支援センター 濱田氏
被災船員への聞き取り調査を報告

🌐 日米韓による鼎談
国際的な視点から核問題と市民運動の現状が語られました。
• アン・ライト氏(米国退役軍人の会)
トランプ政権への市民抗議の広がりを紹介
• イ・テファン氏(韓国・民主労組副委員長)
米国依存に諦めていた韓国市民の意識変化を報告
• 吉良よし子参議院議員
「抑止力」依存を批判し、核兵器禁止条約への参加を呼びかけ

🕯 久保山愛吉さんの墓前祭
午前中には、日本宗教者平和協議会主催で、
ビキニ被災半年後に亡くなった**久保山愛吉さん(第五福竜丸無線長)**の墓前祭が弘徳院で行われました。
焼津駅前から弘徳院までの墓参行進も実施され、多くの参加者が平和への思いを新たにしました。

🌍 国際交流会議も開催
2月27日には静岡市で「核兵器のない平和な世界に転換を!」をテーマに国際交流会議が開かれました。
オンラインを含め、
• アメリカ:ジョセフ・ガーソン氏
• フランス:レティシア・プランシュ氏
• コスタリカ:カルロス・ウマーニャ氏
• 韓国:イ・ジュンキュ氏
• 日本原水協:土田弥生氏
らが報告し、世界の核問題と平和運動について活発な討論が行われました。

✨ まとめ
今年のビキニデーは、核兵器廃絶を願う国内外の声が集まり、
「核兵器のない世界へ」という共通の願いを再確認する場となりました。
緊迫する国際情勢の中で、平和を求める市民の連帯が一層重要になっています。

神戸南京町・春節祭にぎわう

2月17日の春節当日と、続く21〜23日の連休にかけて、神戸・南京町で恒例の春節祭が開催されました。今年は天候にも恵まれ、会場は連日あふれるほどの人でにぎわい、街全体が華やかな祝祭ムードに包まれました。

多彩な演目が観客を魅了
春節祭では、変面、雑技、獅子舞、太極拳、舞踊など、中国文化を体感できる多彩な演目が披露されました。東京中国歌舞団、神戸中華同文学校、神戸華僑総会など多くの団体が参加し、華やかで迫力あるステージが続きました。どの演目も満員で、観客の拍手と歓声が絶えませんでした。

伝統の「魂入れの儀」に立ち会う
今回の獅子舞では、獅子に命を吹き込む「魂入れの儀」を見学することができました。古くから受け継がれてきた儀式を間近で見る機会は貴重で、伝統文化を大切に守り続ける人々の思いが伝わり、心に残る場面となりました。

春節がつなぐ地域の交流
南京町の春節祭は、華やかな舞台だけでなく、地域に根付いた文化交流の場として多くの人に親しまれています。古き良き風習を大切にしながら、次の世代へと受け継いでいく姿勢が、訪れた人々の心に温かい印象を残しました。

第10回 大阪春節祭のご案内

開催日
• 2月21日(土)
• 2月22日(日)
• 2月23日(月・祝)
会場
大阪文化館・天保山
〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1丁目5-10

春節とは
春節は、中国で一年の中でも最も大切とされるお祭りです。
先祖を祭る清明節、日本でも馴染みのある端午の節句・中秋節と並ぶ大きな節句で、4000年以上前(紀元前2000年ごろ)にはすでに祝われていたとも言われています。
もともとの春節は、中国暦の12月8日または12月23日から始まり、1月15日の元宵節まで続く長いお祝い期間でした。
その中で「1月1日」は、始まりを意味する「元」と、日の出を表す「旦」を合わせて「元旦」と呼ばれています。
中国が新暦(グレゴリオ暦)を採用した後、元旦は新暦の1月1日となり、旧暦の1月1日が「春節」として定められました。

会場の楽しみ方
会場には、さまざまな飲食ブースが並び、本場の味を楽しむことができます。
また、ステージでは次のような多彩なパフォーマンスが披露されます。
• 歌
• 踊り
• 音楽演奏
• 龍踊(ドラゴンダンス)
• 手品
• そのほか中国文化を感じられる演目
家族連れでも楽しめる、にぎやかで華やかな春節祭です。

京都で出版記念会を開催

府連会員4名がこの秋に3冊を出版
9月20日、日中友好協会京都府連の主催で、この秋に府連会員4名が出版した3冊の本を祝う「出版記念会」が開かれました。
今回出版されたのは次の3冊です。
• 『長谷川テル著作集』
西田千津さんが参加する長谷川テル研究会による刊行。9月に出版。
• 『「対話」から「相互理解」へ』
宇野木洋府連会長が、41年にわたる立命館大学での教員生活の締めくくりと、立命館孔子学院開設20周年を機にまとめたエッセイ集。現代中国や中国語に関する考察を収録。
• 『対話と歴史』
この夏、中国大阪総領事館主催の「記憶・平和友好の旅」に参加した石田あきらさんと本庄豊さんによる共著。11月に出版。
記念会はベトナム料理店で行われ、第1部では著者の皆さんが出版に込めた思いや本の内容を紹介。乾杯の後は、料理を囲みながら和やかな懇談が続きました。

日本のうたごえ祭典 in 神戸・ひょうご

日本のうたごえ祭典 in 神戸・ひょうご
音楽と舞が響き合う3日間 ― 日本満開・万響祭

11月22日から24日まで、神戸の地で「日本のうたごえ祭典」が開催されました。全国から集まった出演者と観客が、音楽と舞を通じて心をひとつにし、感動に包まれる3日間となりました。

🎵 第1日目(11月22日) ― 万響祭
初日は「全国・兵庫県和太鼓と民舞のまつり―万響祭」。
• 力強い和太鼓の響きに笛や鐘が重なり、会場全体が大きなうねりに包まれました。
• 兵庫をはじめ全国各地からの出演者が舞台に立ち、地域ごとの特色ある演奏と舞が披露されました。
• クライマックスは石見神楽「大蛇舞」。6匹の大蛇が舞台狭しと暴れ回り、スサノオノミコトとの対決は迫力満点。観客は息をのむように見守り、最後に大蛇の頭が切り落とされる場面では大きな拍手が湧き起こりました。
この日の舞台は、まさに「日本文化の力強さ」を体感する時間となりました。

🎶 第2日目(11月23日) ― 特別音楽会「夜明けだ」
二日目は合唱を中心とした音楽会。
• 兵庫のうたごえ合同が「波よひろがれ」を披露し、平和を願う歌声が会場に広がりました。
• 日本のうたごえ合唱団は夢のある4曲を演奏。新曲「朝の空気を吸い込んで」は、この曲を歌う合唱団が結成されるほどの注目を集めました。
• 荒木栄のニューアレンジ3曲も披露され、世代を超えて歌い継がれる音楽の力を感じさせました。
さらに、舞台を彩ったゲストや演出も印象的でした。
• ギタリスト松野迅さんの演奏は、繊細で力強く観客を魅了。
• 桂春蝶さんの軽妙なトークで会場は笑いに包まれ、音楽と笑いが一体となった空間に。
• リピート山中さん作詞・作曲「兵庫五国アレソレ音頭」は花柳流の振り付けで紹介され、観客の手拍子が会場いっぱいに響き渡りました。
• 「桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ」や女性アカペラグループ「クィンズ・ティアーズ・ハニー」の演奏も加わり、バラエティ豊かなプログラムで観客を楽しませました。
この日は「歌声の力」が存分に発揮され、観客の心を温める一日となりました。

🎼 第3日目(11月24日) ― 大音楽会
最終日は新装の「ジーライオンアリーナ神戸」で開催。
• 広々とした会場に大勢のゲストが集まり、壮大な音楽会が繰り広げられました。
• フィナーレにふさわしい舞台は、出演者と観客が一体となり、祭典の締めくくりを華やかに飾りました。

✨ 祭典の意義
この「日本のうたごえ祭典」は、単なる音楽イベントではなく、地域と世代をつなぐ文化交流の場でもあります。
• 和太鼓や神楽といった伝統芸能から、合唱やアカペラといった現代的な音楽まで、多彩なプログラムが融合。
• 全国から集まった人々が、音楽を通じて平和や希望を共有しました。
• 神戸という港町で開催されたことも象徴的で、開かれた文化交流の場としての役割を果たしました。

🌸 まとめ
3日間にわたる祭典は、伝統と現代、笑いと感動が交錯する「日本文化の祝祭」でした。和太鼓の響き、合唱の歌声、神楽の迫力、そしてゲストの演奏やトークが一体となり、観客に忘れられない時間を届けました。
次回の開催が待ち遠しくなるような、心に残る祭典でした。

戦後80年を日中戦争から考える——講演と芝居のつどい(大阪府連主催)

 9月15日午後、協会大阪府連主催による「戦後80年を日中戦争から考える」つどいが大阪市内で開催され、約150名が参加しました。

第1部:朗読劇「りゅうりぇんれんの物語」
 最初の部では、劇団ENによる二人芝居「りゅうりぇんれんの物語」が上演されました。朗読劇の形式で演じられたこの作品は、詩人・茨木のりこさんが書き下ろした物語です。
 モデルとなったのは、日中戦争末期に中国から北海道石狩の炭鉱へ強制連行され、昭和20年7月に脱走。その後、14年間にわたり北海道の山野で生き抜いた一人の男性です。過酷な時代を生きた人々の姿が、静かな語りと力強い演技によって浮かび上がりました。

第2部:原田敬一氏による講演「日中戦争」と「中日戦争」から考える
 続いて、佛教大学名誉教授・原田敬一氏による講演が行われました。テーマは「日中戦争」と「中日戦争」から考える歴史認識の違いです。
 日本では、日中戦争を1937年の盧溝橋事件から始まったとする見方が一般的ですが、中国では1894年の日清戦争から始まったと捉えられています。原田氏は、下関条約によって日本が中国山東地域の権益と台湾を得たこと、日露戦争後に南満州鉄道を手に入れたことなどを振り返りながら、日本の軍部がどのように出兵を拡大していったかを丁寧に解説されました。
 張作霖爆殺事件、柳条湖事件、満州国樹立、そして中国との全面戦争から太平洋戦争へと続く流れの中で、日本は広島・長崎への原爆投下を経て敗戦を迎えました。
 戦後、日本は連合国の統治を受け、新しい憲法を手にしました。その憲法は、日本が再び戦争を起こさないよう、軍隊を持たないことを明記しています。原田氏は、この憲法の意義を今改めて考えることの重要性を強調されました。

3・1ビキニデー集会

3・1ビキニデー集会―被爆80年、ビキニ被災71年
2025年を核兵器のない世界、非核平和の日本への転換の年に!

2月27日午後静岡市内で「国際交流会議」が開かれ、アメリカ、韓国からの代表が参加、またオンラインでフランス、スペインの代表が発言、全国から140名の参加がありました。

28日午後、日本原水協主催全国集会が開かれ、会場とオンラインを合わせ約100名の参加がありました。

主催者あいさつで秋山全労連議長は、被爆80年の今年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことを力に核兵器廃絶に向けた「非核日本キャンペーン」の大運動を呼びかけました。被爆者からの訴え、原水協安井事務局長の基調報告、海外代表のジョセフ・ガーソン氏(アメリカ)ハム・ジェキュ氏(韓国)の連帯あいさつ、スペインとフランスからのビデオメッセージに続き、日本各地・分野から活動報告があり、草の根の運動交流が行われました。

その後7つの分科会が開かれ、さらなる活動交流が行われ、この日は午後6時半に終了しました。

3月1日はビキニデー本番の日です。朝9時過ぎJR焼津駅前に集合。9時30分から久保山愛吉さんが眠る弘徳院に向け墓参行進が行われました。当院では、日本宗教者平和委員会主催の法要と献花が行われました。

午後からは会場を焼津文化会館に移し、3・1ビキニデー集会が行われました。第1部は、主催者あいさつ、中野焼津市長、金本日本被団協代表理事のあいさつに続き高草木博さんが主催者報告を行いました。集会に参加の被爆者10名が一人ひとり紹介され、ノーベル平和賞受賞をお祝いし花束が贈られました。

第2部は、静岡の高校生と市民合唱団による合唱がありました。久保山愛吉さんをモチーフにした「海に生きたあなたよ」70年前に作られた「原爆許すまじ」の合唱に感動しました。

特別企画では、長崎・黒い雨訴訟問題、高知からビキニ被災のマグロ漁船問題の報告がありました。海外代表との交流ではジョセフ・ガーソンさん(アメリカ)ハム・ジェキュさん(韓国)が登壇、それぞれの国の政治情勢、平和の取り組みの報告がありました。「非核日本キャンペーン」日本の草の根からの発言は、福島に続き兵庫から非核「神戸方式決議」50周年の意義と活動報告、静岡からは若者グループの反核平和の取り組み報告がありました。最後に「焼津アピール」の提案、採択があり集会を終えました。

葫芦島から瀋陽へ ー引き揚げの足跡を訪ねる旅ー

日中友好協会東京都連合会企画

葫芦島から瀋陽へ – 引き揚げの足跡を訪ねる旅-

~ 大連 • 葫芦島 • 錦州 • 瀋陽 • 撫順 ~

旅のお誘い
1946 年、旧満州からの日本人引き揚げは、敗戦という厳しい環境の中で行われました。
中国の奥地から徒歩で、あるいは汽車で、長春や瀋陽などを経由して、命からがら葫蘆島港にたどり着きました。
葫蘆島港からの引き揚げ者は105 万人にものぼり、当時貧しかった中国人から食事の提供を受けました。葫蘆島が「戦後日中友好の原点」と言われるゆえんです。今回の旅行は父祖のたどった道をこの目で見、さまざまな中国と日本の歴史に触れる旅になります。
瀋陽では王希奇「一九四六」東京展でお世話になりました王希奇・王秋菊夫妻と再会する予定です。皆様のご参加をお待ちしています。

日中友好協会東京都連合会 理事長 前山 加奈子/事務局長 北中 一永


旅行期間:2024年10月13日㈰~18日㈮ 5泊6日間

旅行代金:260,000円 (お二人部屋を2名様でご利用の場合)

募集人員:30名 (最少催行人員20名)

申込締切:2024年8月5日㈪ *定員になり次第締切

[お食事] 朝5回・昼4回・夕5回

[ご利用予定航空機] 中国南方航空(CZ)

[添乗員] 日本から同行いたします 

[ご利用予定ホテル] 大連:ホテルニッコー大連 5★クラス/葫芦島:華泰国際酒店 5★クラス/瀋陽:鳳凰飯店 5★クラス

*別途、航空諸税(28,690円)、8月5日時点で中国査証が必要な場合は中国査証費用(29,750円)がかかります。

第45回兵庫の「語りつごう戦争」展に市民250人参観

「戦争する国」日本から「戦争しない国へ」テーマに5日間開催、連日、戦争体験を語りつぐ会や平和色紙展も

兵庫の「語りつごう戦争」展の会は1978年の開催以来、毎年12月8日(太平洋戦争開戦日)にちなんで「再び戦争をおこさせない、世界から戦争をなくそう」という目標を掲げて戦争展開催を続けています。

12月7日~11日、神戸市兵庫区の妙法華院を会場に、「『戦争する国』日本から『戦争しない国』へ」をテーマに第45回兵庫の「語りつごう戦争」展が開催され市民約250人が参観しました。会場には学童疎開の写真や当時を記録した資料、戦時下の国民の暮しを紹介する資料など多数が展示されました。燈下管制の下、市民が暮す部屋の模型も再現され戦時下の国民が如何に厳しい生活を強いられていたかを示しています。原爆で被爆した衣類や額に入った絵画なども展示され核兵器の恐ろしさを伝えていました。平和色紙展コーナーでは、市民が応募した平和を願う色紙が46点展示され訪れた人はじっと見つめていました。

戦争体験を聞く集いは期間中毎日午後、同寺院会議室で開催され「元集団疎開児が戦争を想う」「77年前の私に出会って」「父の徴兵と国民のくらし」「8月6日の空襲で家消滅」のテーマでそれぞれ体験者が語りのべ80人の市民が参加しました。「12・8のつどい」は「いのちの足音」と題し、介護のすばる所長・小林リオさんが特別養護老人ホームに入所する人達から聞き取った体験談を本にまとめた「『きらくえん』の人々が語る戦中体験」をヘルパーの人達に読んでもらった感想文を紹介しました。小林さんは、今の社会は国民が安心して高齢を迎えられるだろうか、私たちが望む世界になるのだろうか、今の社会がこのままでよいのだろうかと自問する日々が続いていると自身の心境を語りました、集いには40人が参加しました。

講演「もっと知ろう台湾」に会場満席

安井三吉氏が「台湾の人と歴史そして今」を語る

兵庫県アジア・アフリカ・ラテンアメリカ(AALA)連帯委員会は12月4日(日)午後、神戸市内で安井三吉神戸大学名誉教授を招き、「もっと知ろう、台湾~人と歴史そして今」をテーマに講演会を開催し会場いっぱいの60人が参加しました。

安井氏は、資料映像を映し、台湾の人、土地、歴史、本土、郷土などについて説明した後、日中共同声明と台湾の問題について、1972年9月に日本国と中華人民共和国が「日中共同声明」を発表し関係を正常化、日本が台湾と結んでいた日華平和条約を終了させ関係を断絶したこと。日中共同声明は、中国側が「中華人民共和国は中国の唯一の合法政府で、台湾は中国の領土の不可分の一部」と表明、日本政府は「中国の立場を十分理解し、尊重する」と表明し調印している。また「尖閣問題」について当時の田中角栄首相が周恩来首相に「尖閣問題をどう思うか」と尋ね、周恩来首相は「今回は話したくない」と返答し、以来この問題は棚上げとなったと説明。

1895年~1945年、日本の植民地統治となった台湾について、日本化(皇民化)と近代化の両面について解説しました。皇民化を強行したことで、霧社事件(1930年10月)が起こり、教育面では日本史を国史に、日本語教育や神社崇拝、改姓名、徴兵制による戦争動員(1940年~45年)などを進めた。近代化政策では公衆衛生、鉄道、水利、風俗習慣、断髪、解纏足などを行っている。日本敗戦後の蒋介石政権下では二二八事件〔1947年2月28日)が起こり戒厳令が敷かれ軍、警察が出動し弾圧、犠牲者は推定18000人とも推定されている。1945年~1991年国民党統治時期、1991年~2022年の民主化時期の台湾について年表で説明しました。

現在の台湾について2011年~2021年の台湾の貿易の推移や台湾と国交を持つ国々が2021年現在14ゕ国へと減少していること、台湾の民意について、独立や統一は少数で現状維持が全体の53.5%となっていること、アイデンティティは「中国人」が2.4%、「台湾人」が63.7%となっていることを紹介。台湾人の支持政党は民主進歩党31.1%、中国国民党14%、その他54.9%(2022年、台湾政治大学選挙研究センター)となっている。最後に、安井氏の「三つの『夢想』」について、〔1〕中国の民主化、(2)沖縄を「万国津梁」の地に―尖閣一帯を住民の「生活圏」へ―、(3)両岸の「領導人」の会談を孫文ゆかりの地神戸で開催、との自身の思いを語りました。