第18回「中国を知る会」学習会を開催

秦王朝の魅力と中国茶のおもてなし

中国の歴史・地理・政治・経済・文化・芸術など、多角的に中国を学べる「中国を知る会」は、毎月1回開催されています。

7月23日には、第18回目の学習会を尼崎教育会館1階会議室にて開催しました。今回のテーマは、誰もが関心を寄せる「秦王朝」。

紀元前230年に韓を滅ぼしたことを皮切りに、趙・魏・楚・燕・斉といった戦国七雄を次々に征服していきます。「政」と名付けられた人物は、後に「秦の始皇帝」として知られるようになりました。

秦の国章には、一見すると読めないような文字が使われていますが、これは当時地域ごとに異なっていた文字を統一した「小篆体」と呼ばれる書体です。

また、度量衡の統一を実施し、書物の焼却(焚書)も行われ、多くの文献が失われました。

中国茶とお菓子でひとときの癒し

当日は、学習の合間に中国茶とお菓子でひと息。

お茶には、中国緑茶の中でも特に有名な杭州産の「龍井茶(ろんじんちゃ)」をご用意しました。また、ドリアンとココナッツの風味が楽しめる「榴莲椰脆饼」、ゼリーのような食感で甘みがある「爆浆麻薯」もお出しし、参加者の皆様に好評でした。

次回のご案内

次回の学習会は、8月27日(水)13時30分から、尼崎教育会館1階会議室にて開催予定です。テーマは「前漢・新・後漢」について。もちろん中国茶とお菓子もご用意いたします。

中国の奥深さを楽しく学べるひとときを、ぜひご一緒に過ごしましょう。

第17回中国百科検定試験が開催されました!

7月5日(日)午後、第17回中国百科検定試験が全国各地で実施されました。今回は全国で約150名が受験し、神戸会場では4名が挑戦しました。

神戸会場では、3級に1名、2級に3名が受験。うち2名は今回が初めての受験で、緊張感の中にも意欲的な姿勢が印象的でした。

🗣️試験後には、受験者同士の交流会も開催され、意見交換が行われました。参加者は受験者3名に加え、小学6年生の保護者、そして世話係の兵頭さんと光斎さん。和やかな雰囲気の中、それぞれの受験動機や学習方法について語り合いました。

初めて2級を受験した方は、「インターネットで検定を知り、興味を持ったので挑戦しました」と話してくれました。一方、過去に受験経験のある2名は、「過去問題をプリントして徹底的に学習しました」と、準備の様子を共有。学習への熱意が伝わるひとときでした。

📅次回、第18回試験は12月6日(土)に開催予定です。今回は初級・3級・2級に加え、1級・特級(4分野)も実施される予定です。申し込み受付は9月1日からスタートしますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

第71回県連総会を開催しました

📝 第74回全国大会を受けて兵庫県連総会を開催しました

7月6日午後、第74回全国大会に関連して兵庫県連総会を開催し、14名が参加しました。参議院選挙期間中のため来賓の出席はありませんでしたが、協会本部、大阪府連、中国大阪総領事館 薛剣総領事、兵庫県議会議長をはじめ、芦屋市・明石市・赤穂市・宝塚市の各市長、兵商連、神戸・長田民商、神戸合同・姫路総合各法律事務所、日ベト友好協会、国賠同盟など、多くの団体や個人から祝電やメッセージが寄せられました。

🗣 会長挨拶と活動報告

開会の挨拶では前田会長が、歴史修正主義の勢力が拡大する中、協会が力を入れている「中国近代史学習会」が果たす重要な役割について強調されました。各支部での学習活動のさらなる展開に期待を寄せました。

兵頭理事長からは、2024年度の活動まとめと2025年度の活動方針、財政報告、新役員の提案が行われました。

✍️ 最近の取り組みと今後の方針

7月5日には中国百科検定試験が実施され、全国で約150名が受験。神戸会場では4名が参加し、そのうち2名は初めての受験者でした。中国に関心を持つ市民が着実に増えていると感じられる結果でした。

5月には「ASEANから学ぶ学習会」、6月28日には姫路支部で総会記念講演会を開催し、市民の学びの場づくりに力を入れています。今後は中国語講座の受講者回復、会員・準会員の増加に向けた取り組みをさらに強化。また、戦争展を中心とした平和活動や、太極拳、中国茶の会、音楽祭など、楽しい催しも企画していく予定です。

🧠 討論と新役員の承認

討論では、ホームページやブログ活用の提案があり、情報発信力向上のための学習会を企画することが決定しました。

西宮支部からは、アンケートに基づいて開いた太極拳教室や中国茶講座、餃子作り体験、中国東北料理教室などの取り組みが報告され、会員から好評を得ています。
その後、活動報告、方針、財政報告の採択、新役員案の承認が、満場一致の拍手で確認されました。

最後に、新しく事務局長に選出された光斎直樹さんが挨拶。「21年に神戸に来て協会に入会したばかりの新米ですが、皆さんと一緒に頑張っていきたい」と意気込みを語ってくださいました。

姫路支部総会講演会

去る6月28日、姫路支部は姫路労働会館にて支部総会を開催しました。総会終了後には、神戸大学大学院教授・太田和宏先生をお招きし、「世界とアジアをリードするASEAN」と題したご講演をいただきました。以下は、その講演の概要です。

ASEAN(東南アジア諸国連合)は1967年に設立され、現在は東南アジアの10カ国が加盟していますが、近く東ティモールの加盟が承認され、11カ国体制となる見込みです。

世界にはさまざまな軍事的・経済的同盟がありますが、太田先生は「ASEANは、先進国主導の同盟には加わりたくないという国々の集まりであり、決議や決定は全会一致を原則とする」と紹介されました。「加盟国の独自性を尊重し、話し合いによる全会一致を原則とする」という姿勢は、非常にユニークで新鮮な印象を与えます。

もっとも、域内の大国や先進国を完全に無視しているわけではありません。平和や経済発展の実現には、そうした国々との協力も不可欠です。そのため、ASEANは「ASEAN+3」という枠組みを設け、中国・日本・韓国を加えた首脳会議や外相会議を開催しています。

ASEAN加盟国の国内情勢や、ASEANを取り巻く国際環境は決して安定しているとは言えません。ミャンマーでは軍事クーデターにより軍政が敷かれ、少数民族への武力攻撃も続いています。タイもつい最近まで軍政下にありました。インドネシアでは軍人出身の大統領が就任し、報道の自由の制限や警察権限の強化など、民主主義の後退が懸念されています。

このように、東南アジアの多くの国では「人権」や「民主主義」が軽視され、少数民族の生活や安全が武力によって脅かされている現状があります。

また、各国の国際的な立場も多様です。インドネシアは自主独立を重視し、ベトナムやフィリピンはアメリカと友好関係にあり、中国とは対立しています。シンガポールやタイもアメリカとの関係が深い一方で、ラオス・カンボジア・ミャンマーは親中国的です。マレーシアも親中国ではありますが、一定の距離を保っています。

注目すべきは、中国が1970年代後半から積極的に海洋進出を進め、南シナ海のほぼ全域をカバーする「九段線」を提示し、その内側を自国の領域と主張している点です。中国は島嶼や岩礁を次々と埋め立てて開発を進め、周辺諸国との間で武力衝突を含む紛争を引き起こしています。

もちろん、周辺国の同意を得ずに埋め立てや開発を行っているのは中国だけではありませんが、中国の手法は特に強引かつ大規模であり、時には武力を用いて反対を抑え込もうとします。フィリピンはこの領有権争いを国際仲裁裁判に提訴し、中国の主張は全面的に否定される判決が下されました。

アメリカも黙って見ているわけではありません。オバマ政権以降、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」戦略を展開し、インド・日本とともにQUAD、オーストラリア・イギリスとともにAUKUSといった枠組みを構築し、中国包囲網を形成しています。これにより、南シナ海の緊張は一層高まっています。

中国にとって南シナ海は軍事的に重要な地域であり、「一帯一路」構想の海上ルート確保も“核心的利益”と位置づけられています。そのため、同地域の開発を急ぎ、フィリピンやベトナムなどとの間で紛争が頻発しています。

ASEANは紛争解決のため、中国との間で「南シナ海行動宣言」および「行動規範」の締結を目指すことで2011年に合意しましたが、いまだに正式な締結には至っていません。

今後のASEAN

ASEANが目指すのは、「政治・安全保障」「経済」「社会・文化」の三本柱からなる統合体、すなわち「ASEAN共同体」の構築です。加盟国がより緊密に連携し、地域全体の平和と繁栄を追求することを目的としています。

  • 政治・安全保障共同体
  • 経済共同体
  • 社会・文化共同体

このASEAN共同体の構築は、東南アジア地域の安定と発展に大きく寄与することが期待されています。

ただし、EUのような完全な統合を目指すのではなく、加盟国の主権を尊重しつつ、緩やかな統合を進めていく方針です。

また、EUはキリスト教を共通の文化的基盤としていますが、ASEAN諸国はイスラム教・キリスト教・仏教など宗教的背景が多様です。宗教の違いは価値観の違いにもつながり、それを乗り越えて統一的な体制や組織を築くのは容易ではないと、太田先生は指摘されました。

春爛漫、初夏の陽気の「杭州・紹興ツアー」に大満足

六和塔

4月7日正午過ぎ関西国際空港を飛び立ち、2時間半で2年前に開港した杭州国際空港に降り立ちました。中国ガイドの湯さん、杭州ガイドの謝さんの出迎えを受け、観光バスで「六和塔」見学に行きました。杭州市を流れる銭塘江の北側に建つ八角7層の塔で高さ60mあります。現在の塔は1163年に再建され、階段しかありませんが、3分の2の人が上りました。

3連泊した杭州市のホテルは西湖に近く、元気な人は夕食後や朝の散歩に出かけました。ホテルには出前を運ぶロボットがいて、同乗することもありました。電気自動車の普及が進んでいて、公共の路線バスの殆んど、乗用車の半数以上が電気自動車でした。ナンバープレートが緑色になっていて一目で分かります。

2日目午前中は、西湖の湖畔に建つ世界遺産「雷峰塔」を見学、ここはエスカレーター、エレベーターも有り、楽に上ることができました。最上階からは西湖全体を見渡すことができました。

お昼は浙江省対外友好協会との昼食懇談会で、大変なおもてなしを受けました。先方は協会副会長、秘書長と通訳2人の4名、こちらは参加者18名とガイドの宋敏さんが通訳を務めました。初めのあいさつで副会長は「浙江省は小さな省ですがIT産業をはじめとして経済は大きく発展していて、若者人口も増えている。民間交流を重視していて、特に若い人の来訪を歓迎したい」と述べました。訪中団を代表して兵頭理事長が、日中友好協会の簡単な歴史と目的、活動内容の紹介をし「私たちも若い人の獲得を目指し中国百科検定試験を行っている」と述べました。その後食前酒で乾杯、次々と出される料理、ビール、紹興酒を頂きながら、お互いへの質問も交えながら約2時間の懇談が続きました。

最後にこちらが持参した日中友好新聞、百科検定テキスト、ブックレットと神戸名物「瓦せんべい」を先方からのお土産と交換、記念撮影をして懇談会を終えました。午後は、西湖を遊覧船で約1時間回遊する船旅を楽しみました。

3日目午前中はこの地の有名な龍井茶畑、茶葉博物館を見学し、摘みたての龍井茶の試飲もありました。午後は抗日戦争勝利受降記念館を訪ね、近くにある「千人抗」碑に花を手向け、黙とうを捧げました。

4日目は杭州から紹興に移動し、世界遺産の「八字橋」見学では、日本語を学ぶ女子大学生と仲良く話すことができました。その後、「魯迅故宮」と「周恩来祖居」を見学し、夕方には歩行者天国となる街を訪ね、近くのレストランでの夕食となりました。

5日目午前は宋代詩人陸游関係の庭園「沈園」を訪ね、午後は紹興酒工場の見学を行いました。敷地内には100万個の壷があるとのこと、空の壷と中身の詰まった壷が所狭しと並んでいました。3年物と10年物の紹興酒を試飲し、それぞれがお土産の紹興酒も手にしました。最後に王義之が書いた蘭亭序のある公園を見学し、この夜は朝一番の便での帰国となるので、空港に隣接するホテルに宿泊しました。

非核「神戸」方式決議50周年記念のつどい開催

3月16日午後、長田区文化センター大会議室を会場に、オンラインを含め550人が参加する「記念のつどい」が開かれました。被爆者代表の来賓あいさつ、神戸市長をはじめ、アメリカ、フィリピン、韓国からはビデオメッセージが紹介されました。

基調報告で、梶本修史県原水協事務局長は、非核「神戸方式」は、日本の国是である「非核3原則」を確実に実践する自治体の役割を示したものです。50年間もアメリカ艦船の入港を許さない処置は、戦争国家づくりが進められる今、改めて決議の持つ意味を確認したいと述べました。

パネルディスカッションには、日本共産党平和運動局長の川田忠明さん、韓国フォーラム平和共感研究員のイ・ジュンキュさん、県原水協筆頭理事の津川知久さんが登壇、コーディネーターは、原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏冶関学大教授が務めました。討論では、トランプ政権の一方的な振る舞いに対し、欧州では同盟見直し議論があり、中国は是々非々の対応を行っている。日本も独自の外交努力をするべきではないか?被爆80年を前にした日本被団協がノーベル平和賞を受賞したこと、核兵器禁止条約第3回締約国会議で示された核兵器廃絶の展望を力に平和構築の努力を進めていきたいとの表明がありました。討論には、フランスの平和活動家のロラン・ニベさんからのメッセージも紹介されました。

最後に「記念のつどいアピール」を採択、非核神戸のテーマソング「波よひろがれ」を兵庫の合唱団合同が会場と一緒に歌い上げ、集会を終えました。

「中国茶講座」半年ぶりに開く

昨年9月以来半年ぶりとなる講座が開かれました。講師の神田先生は、以前のように「ビザなし」で入国できるようになり、昨年12月訪中し、新しいお茶を仕入れてきました。

今回は、香港、マカオで仕入れてきた、安渓鉄観音茶他です。鉄観音茶王、高級鉄観音、極品鉄観音を清香、濃香に入れ分けたお茶を飲み比べながら説明を聴きました。その他福建省武夷山で作られる岩茶「大紅袍」もいただきました。今回の参加者は11名で、初めて参加の方が2名でした。

「中国餃子を作り楽しむ会」を開きましたー西宮支部

2月24日(月)、今津公民館にて中国の最も伝統的な行事である「春節」(旧正月)の期間中に各家庭にて作られている「水餃子」を作り、楽しむ会を開催しました。

調理指導は宋敏(SONG Min)さん。今回は皮作りから豚ミンチ・小エビ・ニラの餡作りと皮包み、そして茹で上げまでを体験しました。中でも、形良い皮包みには四苦八苦。そして出来立ての「水餃子」をポン酢と宋敏さん自家製のラー油にて堪能しました。

集りには尼崎支部のOさんによる中国の歌のフルート生演奏、チラシを見て参加したという帰国二世の方の自己紹介もあり和やかで温かい集りとなりました。

学習講演会「台湾有事を起こさせないために」を開催

4月14日午後、阪神間3支部が合同して、尼崎市内で「台湾問題」学習講演会を開きました。講師は日中友好協会大阪府連副会長で、大阪経済大学名誉教授の山本恒人氏。日本政府はいま、台湾有事に対応するとして、沖縄、南西諸島への自衛隊基地強化、ミサイル配備、軍事訓練強化を行っています。それでいいのかの疑問に対するお話を伺いました。

山本先生は、トランプ政権以降対中国政策が変更された。それは、中国の経済発展がアメリカを凌駕する進状況になって、アメリカ一国で対応できないとして、同盟国を巻き込み対中国包囲網をつくる口実として台湾有事を利用していると解説しました。日本はアメリカの意向に応じて、軍事力拡大強化に突き進んでいるが、それはより一層危険な道となる。台湾の民意は、1月の総統選挙でも示されたように圧倒的に現状維持を求めている。中国政府も台湾の民意を無視して武力を使用することはあり得ない。中国本土と台湾は、経済関係に於いても緊密になってきており、特に福建省アモイと金門島間では自由往来も進んでいると話されました。危機をあおり軍事力強化に突き進む岸田政権に対し、私たちは平和への取り組みを強めていこうと訴えられました。

意見交換で、中国国内での言論統制が強化されていることへの疑問に対し、山本先生は、それは私も気になるが、日本でも同じような状況が進行している事にも注目してほしいと語られました。

孫文「大アジア主義」講演100年を前に学習講演会

2024年は二つの100年が重なる記念すべき年です。神戸生まれの著名な作家・陳舜臣さん(1924~2015年)生誕100年と孫文が神戸で「大アジア主義」講演(1924年11月28日)を行って今年で100年となります。これを記念し、日中友好協会兵庫県連合会は学習講演会を3月23日午後、神戸市内で開催し40人が参加しました。安井三吉神戸大学名誉教授が「陳舜臣さん(生誕100年)の孫文像―『大アジア主義』講演100年を前に―」と題し講演しました。

安井教授は、陳さんがなぜ孫文に関心を高めていったのか、「近代を書くに至って、つねに孫文という大きなテーマに邂逅した。その周りを手さぐりで行きつ戻りつしたものである」と『青山一髪』あとがきに記しています。安井教授は、自身の仮説ではあるがと前置きし、「ある時期から陳舜臣さんは、孫文を非常に重視し、自らの理想を孫文に仮託して語るようになった。民族主義から世界主義へ、と」。そして、孫文の三民主義や神戸中華同文学校と梁啓超についても紹介しました。 陳舜臣さんは1924年2月18日神戸生まれ、国籍は日本(台湾)→中華民国→中華人民共和国→日本、と情勢の劇的な変化により国籍を変更したと思われます。大陸中国について陳さんは、「 『西行漫記』(「中国の赤い星」中国版)を読み中国共産党と毛主席のことをかなりくわしく知った。興奮をおさえることが出来ず、幾晩も眠れなかった」(「詩人教師毛主席」)と記している。台湾の2・28事件、台湾の民主化については年表を示し解説、1989年の天安門事件について陳さんは、一般商業紙や雑誌、華僑報で痛烈に批判している。

安井教授は最後に、陳舜臣さんが孫文への思いを表した言葉を紹介、「1924年に、孫文は北京に帰る途中、神戸に立ち寄って県立高等女学校で演説しているんです。ちょうど私が生まれた年、それも同じ神戸です。それで私には、孫文とは何か見えない縁で結ばれているような感じがあるんです。その時の演題は「大アジア主義」でした」。

「20世紀前半の話で、国家はそんなになかった時代に、『大同主義』『世界国家』を論じているのは理想論に感じる」「陳さんは天安門事件後、国籍を中華人民共和国から日本に移籍しているが、その後大陸へは行かれているのか」「孫文の『大アジア主義』は『大東亜共栄圏』と似ているように感じるがどうか」などの質問が会場からありました。