2026年9月23日午前、秋の気配が深まりつつある京都・嵐山。渡月橋のほど近く、中之島公園の一角に静かに佇む「日中不再戦碑」前で、今年も建立記念のつどいが開かれました。 川面を渡る風が心地よく、観光客のざわめきから少し離れたこの場所には、約80名の参加者が集まり、穏やかな雰囲気の中で式典が始まりました。
■ 主催者あいさつ
開会にあたり、日中友好協会京都府連の宇野木会長があいさつを述べました。
会長はまず、この碑が建立された1968年当時の状況に触れました。中国では文化大革命のさなかで、日中交流は極めて難しい時期でした。そのような中、「平和友好の象徴となる碑を京都に建てたい」という思いが政財界、宗教者、市民の間で広がり、多くの協力によってこの碑が完成したことを紹介されました。
そして現在、再び日中関係が厳しい局面を迎えていることに触れ、「今こそ歴史を振り返り、平和について考える機会としたい」と語られました。参加者は深くうなずきながら、静かに耳を傾けていました。
■ 来賓の言葉
続いて来賓あいさつが行われました。
大阪総領事館の方偉副総領事は、穏やかな口調で「皆さんがこうして集い、平和の尊さをかみしめ、その思いを次の世代へ繋げていかれることを期待します」と述べられました。国境を越えた平和への願いが、会場に柔らかく広がっていくようでした。
さらに、記念碑の揮毫者である清水寺・大西良慶住職の孫にあたる大西牿久住職が登壇。宗教者としての視点から、平和への祈りと願いを語られました。祖父が揮毫した碑を前に語られる言葉には、時代を超えた重みが感じられました。
その後、日本ユーラシア協会、日本ベトナム友好協会、京都大学留学生学友会の代表が、それぞれの立場から平和と国際交流への思いを述べました。異なる国や文化を背景に持つ人々が同じ場で語り合う姿は、まさに「不再戦」の理念を体現しているようでした。
■ 昼食交流会
碑前での集いを終えた後、参加者は料理旅館「花のいえ」へ移動しました。 落ち着いた和の空間で、季節の料理をいただきながら懇談が進みました。初めて顔を合わせる人同士も、平和を願う気持ちを共有することで自然と会話が弾み、和やかな交流のひとときとなりました。
庭の緑を眺めながら語り合う参加者の姿は、嵐山の静かな風景と相まって、心温まる時間をつくり出していました。
■ おわりに
「日中不再戦碑建立記念のつどい」は、半世紀以上にわたり続けられてきた京都の大切な平和行事です。 歴史を振り返り、平和の意味を確かめ合うこの集いは、参加者一人ひとりの胸に静かな灯をともすような、そんな時間となりました。

9月13日の午後、西宮支部では恒例となった「中国茶を楽しむ会」が開かれました。 この日は8名が参加し、会議室にはゆったりとした空気が流れ、湯気とともに立ちのぼるお茶の香りが心地よく広がっていました。
例年9月に行われている「追悼のつどい」が、今年は9月6日、兵庫区の宝地院にて開かれました。 午後1時30分より中川住職の読経があり、参加者全員が焼香を行い、強制連行によって命を落とした中国人犠牲者の冥福を静かに祈りました。
初日の朝一番には、近くの保育園の子どもたちが先生に連れられて見学に訪れました。 小さな手をつないで展示を見て回る姿はとても微笑ましく、戦争展が地域の教育の一環としても活用されていることが伝わってきます。
参加者は3組に分かれて調理を開始。 手際よく包丁を進める人、調味料の分量や順番を丁寧にメモする人、それぞれのスタイルで和気あいあいと作業が進みます。気がつけば1時間ほどで全品が完成し、テーブルには色鮮やかな料理が並びました。
7月26日、西宮支部主催の「茉莉花(まつりか)の会」が、西宮市立勤労会館で開かれました。 夏の陽ざしが少し和らいだ午後、会場にはふんわりとお茶の香りが漂い、参加者の皆さんがゆったりとした時間を楽しむ姿が見られました。
6月6日・7日の両日、「第75回全国大会」が初夏の陽光まぶしい沖縄・那覇市で開催されました。全国から代議員、評議員、役員など120名を超える参加があり、会場は久しぶりの再会を喜ぶ笑顔と、これからの活動を語り合う熱気に包まれました。兵庫県からは5名の代表が参加し、各地の仲間との交流を深めました。
5月17日、兵庫県原水協の理事会(総会)が開かれ、午前中には4月27日~5月22日に国連本部で行われた「NPT(核不拡散条約)再検討会議」へ兵庫県から参加した4名による報告が行われました。
1966年の文化大革命の影響で日中交流が途絶えたことを受け、「二度と戦争をしない」という思いを形にしようと全国で記念碑建立の機運が高まり、1968年に多くの市民の協力でこの碑が完成しました。 壊れたままになっていた説明板も、2019年に再び多くの人々の力で新しく設置されたとのことです。行政との調整は難航したものの、平和への願いが実を結んだエピソードに、参加者は深く耳を傾けていました。
その後、会場を料理旅館「花のいえ」へ移し、昼食交流会が行われました。 食事の前には、宇治市議会議員・佐々木まゆみさんから、市民の声をどう議会に届け、実現していくのか――市民運動と議会活動の両面から語られる実体験に、参加者は熱心に聞き入りました。