第20回加印平和のための戦争展

戦争の悲惨さや平和の力を広げようと、日中友好協会加古川支部が加盟する第20回「加印平和のための戦争展」が加古川の東播磨生活創造センター「かこむ」で開催されました。

第1日目の8月15日はあいにくの台風で中止となりましたが、16日と17日には、20回記念の連続講演と、DVD「はだしのゲン」連続上映、加古川地域の戦争遺跡などの資料展示が共に実施され多くの市民が参観しました。

16日午後には日中友好協会加古川支部の前田清支部長が「日中戦争を考える―二つの事件から」と題し、「台湾出兵・牡丹社事件と和解」、「湖南省厰窖虐殺事件」について講演、17日は版画家の岩田健三郎氏が「平和と人権」と題して講演しました。(写真:加古川支部の廠窖事件に関わる写真の展示)

第7回「中国百科検定」9月1日より申込開始

第7回検定は12月8日(日)加古川市で実施

中国百科検定とは、中国語の能力ではなく、歴史・政治・経済・文化・教育・スポーツなど多方面の知識を問う日本でもユニークな検定です。どなたでも受験可能です。年齢、国籍の制限はありません。日本語での設問となります。

試験日・時間:2019年12月8日(日)15:00~15:50

試験会場:「東播磨生活創造センター」1F講座研修室

JR加古川駅より南東へ徒歩約6~7分(加古川総合庁舎)

申込期間:2019年9月1日(日)~11月8日(金)

◇受験コース・受験料(税込み)

  • 初級 2,200円  学生1,000円
  • 3級 3,200円  学生2,000円
  • 2級 4,200円  学生3,000円
  • 1級 5,200円  学生4,000円
  • 特級 5,200円  学生4,000円

※1級の受験は2級合格が、特級の受験は1級の合格が条件となります。2級・3級・初級はどなたでも受験できます。併願は不可。

受験申込票(払込取扱票)及び受験要項を記したリーフレットを下記へご請求下さい。インターネットからの申込みも可能です。

第8回「中国百科検定」:2020年3月20日 神戸市で開催

神戸会場の申込みは12月1日(日)からとなります。

お問い合わせ

日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

 E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

日本中国友好協会事務局 ☎03-5839-2140

 E-mail:nicchu@jcfa-net.gr.jp

中国百科検定公式サイト

 http://www.jcfa-net.gr.jp/kentei/

第19回「漢詩を読む会」

王維「秋夜独坐」詩と白楽天・『枕草子』・藤原定家

王維が年老いて山中の別荘で秋の感慨を詠んだ「秋夜独坐」詩を読みます。この詩が左遷時の白楽天の廬山の草堂の詩に利用され、俳句として日本にも伝わり、『枕草子』やあの藤原定家の和歌にも影響を及ぼしていることをお話しいただきます。

日時:2019年10月19日(土)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本駅西すぐ)

講師:丹羽博之 大手前大学総合文化学部教授

資料代:1,000円  事前に参加ご予約お願いします

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会「漢詩を読む会」

☎078-412-2228   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

相生・赤穂の戦跡を訪ねて

マイクロバスで「戦争遺跡めぐり」参加者募集!

写真:赤穂民族資料館

兵庫の「語りつごう戦争」展の会は今年18回目の「戦争遺跡めぐり」を開催します。現在参加者を募っています、お早目にお申込み下さい。

日時:2019年10月14日(月)

集合場所:湊川神社正門前 集合AM8:50   出発AM9:00

参加費:4,500円(資料代・昼食代)昼食は事前申込み必要

    3,000円(弁当持参者

「訪問先」

午前:韓国朝鮮人無縁仏の碑

昼食:かんぽの宿赤穂

午後:永応寺(コンクリート製の梵鐘を掲げていた)

   松根油搾取地・・赤穂民族資料館

17:00頃、湊川神社前、解散予定

写真:韓国朝鮮人無縁仏之碑、相生

申込みはFAXで、お名前・所属(住所)・電話番号・昼食申込みの要不要をお知らせ下さい。

申込締切 2019年10月4日)定員27人になり次第締切

お申込みは:FAX 078-577-7651

兵庫の「語りつごう戦争」展の会

お問い合わせ:090-5896-6048(上野)

中国語2019年度後期受講者募集!

10月7日(月)~11日(金)全クラス順次開講

日中友好協会兵庫県連合会が主催する中国語講座2019年度(第64期)後期が10月7日(月)から全10クラス順次開講します。前期は9月第2週(9月13日)まで、その後は後期開講までの3週間休講となります。クラス見学は前期開講中がチャンスです。

「クラス別後期開講日程」

初級Ⅰ 10月11日(金)18:30~

初級Ⅱ 10月8日(火)午前10:00~、夜間18:30~

中級Ⅰ 10月7日(月)午前10:15~、夜間18:30~

中級Ⅱ 10月9日(水)午前10:00~、夜間18:30~

中級Ⅲ 10月10日(木)午前10:15~、夜間18:30~

上 級 10月11日(金)午後13:30~

※初級Ⅱ~中級Ⅲの8クラスは午前、夜間クラスがあります。講師、教材は異なります。1クラス5名に満たない場合は開講しないことがあります。

教室:日中友好協会教室(阪急岡本駅南を西へ徒歩1分)

講師は全て中国人。全クラス105分レッスン

受講料:35,000円(6ヵ月分前納です)教科書代は実費

入会金:10,000円(初めての方のみ、但し協会員、学生は不要)

「入講・見学のお申込みは下記へ」

日本中国友好協会兵庫県連合会「中国語を学ぶ会」

Tel&Fax(078)412-2228平日の午前10時~午後7時)

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

「中国茶講座」9月は工芸茶・花茶

午後のひと時を中国茶でリラックス

お花の咲く工芸茶と、上質なジャスミンで香り付けした花茶をご紹介致します。いずれも緑茶ベースの涼性のお茶です。暑さが残るこの時期飲むのに適しています。どなたでもご参加頂けますのでお気軽にお越し下さい。

日時:2019年9月18日(水)PM1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」(阪急岡本駅西すぐ)

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

定員:15名(先着順)事前にご予約下さい

参加費:1,000円(茶菓子・お土産付)

☎078-412-2228  日中友好協会兵庫県連合会

E-mail;okmt50@nicchu-hyogokenren.net

強制連行・強制労働による中国人犠牲者を慰霊する集い

犠牲者追悼と戦争の実態学ぶ学習講演会

戦争末期、日本国内の労働力不足を補うため、当時の日本政府、大企業、軍は一体となり中国大陸から38,939人の中国人労働者を強制連行し国内135事業所で劣悪な環境の下、強制労働に使役しました。その結果、全国で6,834人が亡くなりました。兵庫県内では、神戸港と相生市の造船所で合わせて45人が亡くなっています。この事実を語り伝えるために私たちは、中国人犠牲者を追悼する慰霊の集いを毎年「宝地院」で開催しています。

慰霊の集いでは毎回、戦争の実態を知り、学ぶ学習会も行っています。今回は、中国を侵略する日本軍に対し、非道な戦争は即刻止めろと訴え、祖国日本の侵略責任を追及し、ラジオ放送を通じ、日本及び日本軍兵士に対し、「戦争止めろ!」と叫んだ日本人女性・長谷川テルについて、今年4月の加古川での講演に続き神戸でも学習講演会を開催します。どなたでもご参加頂けますので多数ご来場下さい。(写真は長谷川テルと夫・劉仁 Wikipediaより)

日時:2019年9月8日(日)13:30~16:00

会場:宝地院(神戸市兵庫区荒田町3丁目、神大病院を西へ二筋目角)

◇犠牲者追悼 13:30開始 2階本堂 読経・焼香・住職講和

◇学習講演会 14:00~ 地階集会室

  テーマ:「長谷川テルの生涯から学ぶ」

  お話し:平松悦雄さん 協会大阪府連合会常任理事

参加協力費:500円(高校生以下無料)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会 ☎078-412-2228

張芸謀(チャン・イーモウ)監督最新作

新境地に挑んだ、世界絶賛の傑作・SHADOW(影武者)

9月6日(金)全国公開!

カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大国際映画祭で数々の賞に輝き、「HERO」と「LOVERS」で、武侠アクションの一時代を築いたチャン・イーモウ監督。円熟期にして絶頂期を迎えたアジアを代表する巨匠が、「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と高らかに宣言した最新作が、ついに完成した。「三国志」の《荊州争奪戦》をダイナミックにアレンジし、ほとんどCGを使わない迫真のアクションシーンを水墨画をイメージしたグラデーションが美しい映像で描く。「第75回ベネチア国際映画祭」などで絶賛された本作は、映画レビューサイト  <Rotten  Tomatoes>で支持率95%を記録するなど世界中で称賛を受けている。(5月31日現在) 2018年/中国/カラー/5.1ch/スコープ/中国語/116分/原題:SHADOW/配給:showgate

安倍首相による靖国神社への玉串料奉納に抗議する

日本中国友好協会は安倍首相による靖国神社への玉串料奉納と国会議員の同神社への参拝に強く抗議!

終戦記念日の15日、安倍晋三首相が稲田朋美総裁特別補佐を代理人として靖国神社に玉串料を奉納したと報道された。同記念日の玉串料の奉納は第2次安倍内閣発足以来7年連続であり、同神社の春秋の例大祭と終戦記念日の供物の奉納が常態化していることに強く抗議する。

靖国神社は侵略戦争に国民を駆り立てる中心的な役割を担い、いまもなお、侵略戦争を美化し宣伝する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、首相をはじめとした国会議員が、侵略戦争を美化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを内外に示すとともに、日本が侵略戦争に対する反省もないままに戦前回帰の動きを強め、再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な懸念を生じさせるものである。

日本中国友好協会は、安倍首相の靖国神社への玉串料の奉納、国会議員の同神社参拝に強く抗議するとともに、安倍首相が侵略戦争の反省から不戦を誓った平和憲法の理念を踏まえ、国際社会が共有する歴史認識に立ち、アジアと世界の平和と安定のために力を注ぐことを強く求めるものである。

2019年8月15日     日本中国友好協会(会長 井上久士)

華南と華中の万人坑

万人坑=人捨て場を知る旅を通じて現地で確認する侵略と加害の実態―いま問われる私たちの歴史認識

2019年8月10日、青木茂著「華南と華中の万人坑」―中国人強制連行・強制労働を知る旅(花伝社)が出版されました。自ら引き起こした侵略戦争において日本が中国本土に残した傷跡、万人坑が中国各地の至る所に今も数えきれないほど現存しています。華南と華中の万人坑を訪れた著者が、その背景にある中国人強制連行・強制労働の惨状などをルポ形式で紹介しています。膨大な犠牲者が埋められた現場と、当時を知る人たちの証言を前に、私たちの歴史認識がいま問われています。

犠牲者の多くは、炭鉱や鉄鉱などの鉱山や軍事要塞、巨大ダムなどの土建工事現場などで強制労働させられ、主に過労と飢えにより衰弱死(過労死)させられた中国人であり、主要な「犯人」(加害者)は日本の民間営利企業です。日本で話題にされる中国人強制連行・強制労働のほとんどは、日本国内に連行されてきて花岡鉱山鹿島事業所などで強制労働させられた約四万人の被害者のことであり、中国本土(大陸)における強制連行・強制労働が日本で話題にされることはほとんどありません。

その中国本土における強制労働の被害者数は、傀儡国家「満州国」をでっちあげ日本が占領支配した東北で1640万人、「満州国」の南側に位置し、アジア太平洋戦争の「戦力培養補給」の基地だと日本が位置付けた華北では2000万人にもなる。さらに華中と華南でも最低10万人単位、おそらく100万人単位の強制労働が行われていることを考えれば、15年戦争の期間中に中国本土(大陸)で日本により強制労働させられた中国人被害者は4000万人(概略)にもなるというのが「万人坑を知る旅」訪中団の一員として7回にわたり中国本土を歩き回り強制労働と万人坑の現場を確認してきた私の結論です。「華南と華中の万人坑」著者・青木茂)

「華南と華中の万人坑」中国人強制連行・強制労働を知る旅(青木茂著 発行・花伝社 A5判並製256頁・本体1700円+税)