第52回兵庫県平和美術展

平和を願う人ならどなたでも出品できる展覧会

兵庫県平和美術展は、異人館画家といわれた小松益喜さんらが発足させました。流派、会派を超え「平和の壁に花一輪を」を合言葉に活動しています。表現の自由は、世界の平和と生活の安全や安定が守られてこそ保障されます。平和を願い、毎年夏に展覧会を開催してきました。毎回、多彩なジャンルの優れた作品が多数展示されます。暑い時期ではありますが、ぜひお越しください。

期間:2019年7月17日(水)~21日(日)10時~18時

会場:兵庫県民アートギャラリー(県民会館2F)

入場無料  21日は午後5時まで

出品募集中 1点2,000円 30歳未満は無料

絵画・書・写真・漫画・きり絵・版画・工芸・絵手紙・ちぎり絵など(グループ出品も可)。出品される方(18歳以上)は、ハガキかメールで氏名・年齢・住所(〒番号)・電話・作品名(12文字以内)・ジャンル(例:油彩、書、写真など)、サイズ(額縁含め縦・横)を記載し、7月5日(金)までに下記連絡先までお申込み下さい。

主催:兵庫県平和美術展 後援:神戸市・神戸市教育委員会

連絡先:〒657-0011 神戸市灘区鶴甲4丁目4-14-508

Tel:070-1749-0112(宇山さん)

E-mail:Yari58hotaka53@song.ocn.ne.jp

「日中戦争全史」著者・笠原十九司氏迎え講演会

 南京事件研究・日中戦争全史著者が語る

「日本は中国で何をしたか」

日中友好協会大阪府連合会は、2019年度「日中不再戦月間」(7月7日~9月18日)企画として、南京事件研究で名高い、笠原十九司氏を迎え、日本の侵略と加害の歴史を学ぶ講演会を企画しています。

従来の歴史書ではあまり紹介されてきなかった史実や、近著「増補  南京事件論争史」にも触れて講演されます。当時の状況が、現在の安倍政権の戦争への道と似ているかを知り、中国への加害行為を反省し、日中不再戦、平和運動をすすめていく上で絶好の機会です。フロアからの質疑応答なども予定しています。

日時:2019年8月25日(日)14:00~(受付開始13:30)

講演後、パネルディスカッション予定、フロアからの質疑応答

会場:エルおおさか南館 5階ホール

京阪・地下鉄「天満橋」西へ300m、「北浜」東へ500m

講師:笠原十九司 都留文科大学名誉教授

参加費:1000円

主催:日中友好協会大阪府連合会 ☎06-6372-8131

来村多加史先生の中国歴史講座

中国外交史のなかの日本「唐時代」前編を学ぶ

中国では隋が滅び、唐王朝が樹立され、第2代皇帝の太宗・李世民は英明の君主で知られます。その「貞観の治」に唐王朝は、西へ東へと支配地を拡大。日本の推古朝もこうした情勢に対応するため、犬上御田鍬を派遣して、唐との関係を構築します。

この「日中交渉史」を来村先生の手づくり「テキスト」で「唐書」や「日本書紀」を読みながら、わかりやすく解説して頂きます。

日時:2019年7月27日(土)午後2時~4時30分

会場:東播磨生活創造センター1階講座研修室

講演:来村多加史 阪南大学国際観光学部教授

参加費(資料代):1,000円(高校生以下無料)

主催:日中友好協会加古川支部

お問い合わせ:☎090-8753-5972(前田)

白楽天を慕う蘇軾は西湖に蘇堤を築く

白楽天により西湖の美しさが世に知られる

白楽天(772~846)は江州司馬(副知事)へ移動を命じられた。地方勤めは降格だが、俸給は大幅に増えた。西湖の美しさに魅せられ、詩を詠んでいる。白楽天により西湖の美しさが世に知られることとなる。善政を敷き、湖の改修を行い「白堤」と呼ばれている。

「春宵一刻直千金」で有名な蘇軾(1036~1101)は、西湖の地に二度赴任している。白楽天を敬慕していた蘇軾は、白楽天に倣い、朝廷に稟議書を提出し、朝廷から予算を取り付け西湖に「蘇堤」と呼ばれる大規模な堤を築いた。西湖は晴れて好し、雨もまた好し、中国4大美人の一人・西施に例え、薄化粧も好し、濃い化粧も好しと西湖の美しさを詠っている。湖畔には蘇軾記念館が建っている。

飲湖上初晴後雨 二首 其二 蘇軾(蘇東坡)

水光澰灔晴方好 水光瀲灔として晴れて方に好し

山色空濛雨亦奇 山色空濛として雨も亦奇なり

欲把西湖此西子 西湖を把って西子の比せんと欲すれば

淡粧濃抹總相宜 淡粧濃抹總べて相宜し

次回「漢詩を読む会」は8月10日(土)午後2時~

新支援法を改正し、帰国者2世にも適用を!

14年働いて年金月2万6千円、とても生活できない!

2002年を皮切りに「残留孤児」の約9割にあたる2211名が原告となり、国家賠償訴訟を起こし、その結果2007年に、議員立法により「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び帰国後の自立支援に関する法律の一部を改正する法律」(新支援法)が成立、国民年金の満額支給と支援給付金の支給などを内容とした新たな支援策が採られることとなりました。2013年には、新支援法が改正され、「残留孤児・婦人」と共に苦難を分かち合い、中国の父母、兄弟と別れて日本に来た配偶者に対し、「残留孤児・婦人」が死亡した場合でも支援給付以外に国民年金の満額の3分の2相当額を支給する改善が図られました。(写真上:院内集会、衆院第二議員会館)

しかし、新支援法による生活保障から中国「残留孤児・婦人」2世は除外されたことから、30歳~50歳で帰国した2世は、日本語も話せず、低賃金・苛酷な労働を余儀なくされ、高齢化を迎えた今日、かつての1世同様に、生活保護に頼らざるを得ない人も多くいます。45歳だった1998年、残留婦人の母親が住む近くへ私費で帰国した福岡市の日高秀子さんは、1か月間、福岡県の自立研修センターで日本語を学びましたが、私費帰国のため国の支援は全くありません。交通費も生活費も自分で支払わなくてはならず、勉強を止めきつい仕事に就きました。60歳の頃、腰が悪くなり仕事をやめざるを得ませんでした。14年間働き、年金2万6千円と支援金で生活しています。老後を考えるととても不安になります。どうか2世の生活支援等を求める請願署名にご協力下さい、と訴えています。

院内集会開き、署名8,867筆を紹介国会議員に渡す

6月3日(月)午後、衆議院第二議員会館で「署名提出・院内集会」が開かれ、福岡、広島、東京の帰国者二世5人、紹介議員・自民1、公明2、立民1、国民2、共産2からこの日は田村貴昭衆議院議員が出席、厚生労働省から関係職員2人が出席、日中友好協会からは本部、東京、千葉、兵庫、福岡、長崎から10人が参加。5月末までに集まった署名約8,867筆の目録を九州地区帰国者二世連絡会事務局長の日高秀子さんが田村議員に手渡しました。その後、二世の方々と懇談し、生活の現状や署名活動について意見交換し目標の10万筆を集め帰国者二世に新支援法の適用を実現しようと決意を語り合いました。(写真下:田村議員に署名目録を手渡す日高秀子さん。6月3日、衆議院第二議員会館)

憲法9条改悪を阻止し、東アジアの平和と安定を促進

日中友好協会が第68回大会を開催

日本中国友好協会は6月1日、2日の両日、東京都内で第68回大会を開催し、全国から260人の代表が参加しました。大会は、朝鮮半島の非核化と平和構築に向け、関係各国の粘り強い努力と、日本国内の立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻す闘い、消費税増税阻止などの闘いが展開される中開催されました。

大会は、現在、安倍首相らの侵略戦争を正当化する歴史認識及び軍備拡大と真正面から対峙し、侵略戦争の事実と教訓を語り伝える不再戦平和活動や、相互理解を促進し、友好の心情を高める文化活動、友好交流活動をはじめとする日中友好運動の役割が増々大きくなっていることを確認しました。

2日間にわたる各地の活動経験交流を通し、活動の主体である協会を強化するため、来年の協会創立70周年に向け組織と運動の拡大強化に全力で取り組むことを再確認しました。大会は提案された諸議案を可決し、2019年度の新役員を選出、大会宣言を拍手で採択しました。(写真上:大会風景、下:新会長に選出された井上久士氏)

上海事変を展示する「淞滬抗戦紀念館」

上海市民と中国軍の抗日・抗戦記録を資料展示で紹介

9月の「世界遺産・黄山と上海」の旅は最終日に、上海郊外の上海淞滬抗戦紀念館を見学します。この紀念館は上海市宝山区の宝山臨江公園内に2000年1月28日に開館、11階建(53m)の塔と一体の建築で、建築面積は3490㎡、展示面積は1500㎡あります。塔の上からは長江を臨み、当時日本軍部隊が上陸した地点や呉淞砲台跡、黄浦江などを見渡すことができます。

1、2階の展示室には、主に「1・28淞滬会戦」(第1次上海事変・1932年1月28~や「8・13淞滬会戦」(第2次上海事変・1937年8月13日~)に関わる資料が展示されています。紀念館は、中国共産党抗日民族統一戦線の号令により日本軍に抵抗した上海市民と抗戦した中国軍を記念して建設されたもので、上海市愛国主義者教育基地、上海党史教育基地となっていて、2018年1月から全国中小学生研学実践教育基地となっています。(写真上:淞滬抗戦紀念館、中:展示室の様子、下:空爆により破壊された上海南駅で泣き叫ぶ中国人幼児・1937年10月4日)

中国高鉄累計輸送人員100億人を突破

2019年第1四半期で高鉄の輸送人員が100億人を超えました。キロあたりの累計輸送人員は3.34億人にのぼります。

近年中国高速鉄路は急速に発展し、中国独自の高速鉄路発展の道を歩み始めました。〝四縦四横〟ネットワークが完成後、〝八縦八横〟ネットワーク形成を目指し進んでいます。2008年に北京-天津の高速鉄路が開業してから10年の2018年末で高鉄営業キロ数は2.9万キロに達し世界第1位となりました。他国の高鉄運営キロ総数の約2倍となります。2018年末で高速動車組列車(G)が2872往復、標準動車組列車(D)が3250往復が営業しています。2018年の高鉄輸送数は20.05億人で前年比16.8%の増加で中国鉄路総旅客数の60.4%となり、高鉄が移動の主力となってきています。

〝復興号〟列車は現在38路線で運行されており、23の省都以上の都市と香港特別行政区で運行されています。2017年6月26日の復興号運行開始後、2019年3月末で累計輸送量1.93億人、平均着座率74.9%で他の高鉄列車(和諧号)の平均着座率より1.3%高いデータとなっています。

6月の「中国茶講座」は八宝茶

自分だけのオリジナル八宝茶を作ろう!

八宝茶は、中国茶をベースにクコの実やナツメ、菊花や龍眼など漢方生薬やドライフルーツ等をブレンドした薬膳茶です。様々な材料を自由に組み合わせて、自分だけのオリジナル八宝茶を作りましょう。どなたでも参加頂けます、お気軽にご参加下さい。

日時:2019年6月19日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

講師:高級茶芸師 高級評茶員 神田貴子さん

参加費:1,500円(材料費500円を含む)

定員:15名(事前先着申込み順)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

☎078-412-2228   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

上海西部の水郷古鎮「朱家角」

「朱家角」は上海四大歴史名鎮のひとつ

歴史ある水郷の町として知られる「朱家角」は上海の中心から西へ約40Km、上海市青浦区の中南部に位置し、地域の面積は138平方Km(水域を含む)あります。地下鉄でも行ける便利さから多くの観光客が訪れ古運河遊覧や古い町並み散策を楽しんでいます。

今から1700年以上前の三国時代(220年~280年)に集落が形作られた長い歴史のある地域です。宋(960年~1271年)から元(1271年~1368年)の時代に自由市場が形成されると「朱家村」と呼ばれるようになり、明の時代に正式に鎮(町)となります。明末から清初にかけて米産業の好景気に沸き周辺から人や物が集まり、交易拠点としてより大きな規模となったそうです。