澳門政府新型コロナ経済対策第2弾発表

中国本土、香港、台湾からの入境規制強化

澳門政府新型コロナウイルス感染症対策センターは3月24日、感染拡大防止のため、過去14日間に海外渡航歴のある中国本土、香港、台湾からの入境を禁止すると発表。これまでは外国人、海外出稼ぎ労働者の入境を禁止していたが、中国本土、香港、台湾からは規制の対象から除外していた。3月中旬以降、それまで40日連続で新規感染者を確認しなかったが、中国以外(ポルトガル・スペイン・インドネシア・フィリピンなど)からの入境者の感染者が相次ぎ発生、3月27日発表の累計感染者数は33人となっています。世界遺産の名所も観光客の姿はなく閑散としています。

居民IDカード保有の給与所得者、企業に現金や電子商品券配る

李偉農経済財政長官は4月8日、定例記者会見でマカオ居民IDカード保有の給与所得者に1万5千パタカ(日本円換算約20.4万円)、企業に対し従業員数に応じて1万5千~20万パタカ(日本円換算約20.4万円~272.6万円)を支給、マカオ居民IDカード保有者に5千パタカ(約6.8万円)分がチャージされた電子商品券を配付するなどの6項目からなる新型コロナ経済対策第2弾の概要を発表しました。対策では、年収72万パタカ(約981万円)以上の高額所得者と公務員は対象外となるが、就労人口の約7割が恩恵を受けるとのこと。5月から毎月3か月にわたって支給される予定です。〈マカオ新聞より)

聖ポール天主堂跡、2月中旬撮影。人の姿は見られない。
セナド広場、3月25日撮影。観光客の姿は見られない。
街の様子、3月25日撮影。街を歩く人は非常に少ない。
マカオタワー、3月27日撮影。タワーは赤、ピンク、青と色を変え美しく聳え立っている!

澳門でゴールデンモンキー(金絲猴)赤ちゃん誕生

孫悟空のモデルとして知られる希少動物

澳門市政署(IAM)は2月22日、コロアン島の石排湾郊野公園にある希少動物園で飼育、展示しているゴールデンモンキー(金絲猴)のつがいに14日、オスの赤ちゃんが誕生したと発表。2017年に湖北省の野生動物保護センターから貸し出しを受けて以来初めてのこと。IAMによると、母子とも健康状態は良好とのこと。

ゴールデンモンキーは、霊長目オナガザル科シシバナザル属に分類される霊長類で、金色の体毛と淡い青色の顔面が特徴的で、中国では西遊記に登場する孫悟空のモデルとして知られ、中国の国家第一級保護動物に指定されている。

新型コロナウイルスによる肺炎が流行している下で、防疫対策の一環として、希少動物館を含む石排湾郊野公園内の施設は今年1月25日から一時休館中で、ゴールデンモンキー親子と対面できるのはしばらく先になりそうです。(2月23日、マカオ新聞より)

マカオLRTタイパ線12月10日開業

年内は運賃無料、日本製車両が走る現地初の鉄道

マカオ(澳門)の鉄道事業者、マカオLRT社は12月6日、同社が運営するマカオLRT(新交通システム)タイパ線について12月10日に開業すると発表。2012年末の本格着工から丸7年で開業にこぎつけた。マカオではこれが初めての本格的な軌道系大量輸送機関となる。

タイパ線はマカオLRT第1期プロジェクトの一部。今回開業するのはタイパフェリーターミナル駅と海洋駅間の9.3Km、11駅。沿線には香港や広東省の深圳市などとの間を結ぶ高速船が発着するタイパフェリーターミナル、マカオ国際空港、広東省珠海市の横琴新区と陸路のボーダーにあたるコタイ・イミグレーションといった複数の玄関口のほか、大型カジノIR(総合型リゾート)が密集するコタイ地区、著名観光地のタイパビレッジ、高層マンションが建ち並ぶ新興住宅街が存在する。

運転時間は月~木曜日が午前6時30分から午後11時15分まで、金~日曜日及びパブリックホリデーが午前6時30分から午後11時59分までで運転間隔は5~10分に1本とのこと。LRTシステム一式は日本製、東京の「ゆりかもめ」と同じタイプのクリスタルムーバー型の日本製列車(ゴムタイヤ、自動運転)がマカオの街を走ることになっている。(2019年12月6日マカオ新聞ニュースより)

「中国が生んだ毛沢東」大型写真展が澳門で開幕

中国建国70周年・澳門特区政府成立20周年を祝い

「毛沢東展」がマカオ回帰賀礼陳列館で9月1日から開幕しています。激しいデモで揺れている香港とは対照的に、マカオでは中国建国70周年の国慶節に向けたムードが盛り上げられています。

開幕式で崔世安長官は「毛沢東は偉大な革命家であり、戦略家であり理論家であった。その偉大な歴史的功績は永遠に全国人民の心の中に銘記される。水を飲むとき井戸を掘った人のことは忘れない。

中国建国70周年及びマカオ返還20周年に際し、我々は開国の領袖への十分な崇敬の心をもって、この展示によって、マカオ住民が、新中国の創建者の業績と非凡な人生遍歴を知り、愛国の情熱を発揚し、愛国愛マカオの基礎をしっかりと固めることは、大変意義深い」とあいさつしました。(東方新報より)

同展は、100枚以上の貴重な歴史的写真や図版、関連文物の実物が展示されている。写真展は無料で一般公開中。(c)東方新報/AFPBB News)

中秋節を前にランタンの設置作業進む

マカオ・世界遺産「セナド広場」にランタントンネル

マカオ市政署(IAM)は8月30日、中秋節(9月13日)を前に、季節の風物詩となる中国伝統のランタンや装飾の設置作業を市内各所で進めていると発表しました。

今年のランタンの設置場所は主要観光名所、公園、幹線道路を中心に66か所を予定しているとのこと。中秋節のすぐ後には中国の建国記念日にあたる国慶節(10月1日)があり、今年は建国70周年にあたることから、ランタンや装飾に祝賀メッセージなどを盛り込むなど、デザインも多元化されるという。点灯期間は9月上旬から10月上旬までの予定。(マカオ新聞より/世界遺産・セナド広場に設置されるランタントンネルのイメージ/写真:IAM)

国慶節休暇・観光客で賑わう澳門(Macau)

中国本土から大勢の観光客が訪れている

10月1日から始まった国慶節休暇を利用し、広東省珠海市の南に接し、数多くの世界遺産がある特別行政区「澳門」には大勢の中国人観光客が訪れています。

街の中心に位置するユネスコ世界遺産「セナド広場」や「聖ドミニコ教会」周辺は観光客でいっぱい、商店街は道いっぱいの人で賑わっています。近年交通網が発達し、近くて欧風情緒漂う澳門は魅力あふれる観光地となっています。

ユネスコ世界遺産「セナド広場」

16世紀~18世紀にかけて、中国人とポルトガル人が会したレアル・セナド(ポルトガル語で「忠順なる議会」の意)がこの場に面して置かれていたことに由来する。現在、レアル・セナドがあった場所には民政総署大楼がある。石畳の素敵な広場は世界中から観光客が訪れている。

ユネスコ世界遺産「聖ドミニコ教会」

「聖ドミニコ教会」は1587年にスペイン人ドミノコ会聖職者3人によりバロック様式で設立されたと言われている。ヨーロッパと澳門の文化が融合していて、中国風の屋根が使用されている。教会内の祭壇中央には聖母子像があり、左右に木や象牙で彫られた数人の聖人像がある。(何れもWikipediaより)

世界遺産「セナド広場」(9月30日撮影)
同じ「セナド広場」を10月1日の同時刻に撮影(観光客が非常に増えている)
世界遺産「聖ドミ二コ教会」にも大勢の観光客
商店街は人でいっぱい

澳門国際空港に新ゲート6ゕ所増設

新搭乗ゲート8月22日から運用開始

澳門国際空港の運用会社にあたるCAMは、8月22日から6ヵ所の新しい搭乗ゲートの運用を開始すると発表しました。新搭乗ゲートの増設はターミナルビル北側拡張に伴うもので、これまで搭乗ゲートは1F(日本の2Fにあたる)のみであったが新たにG階(1F)にも設置されました。ただ、G階のゲートにボーディングブリッジ(搭乗橋)はない。

澳門国際空港は、ポルトガル統治時代の1995年に開設され、近年、旅客数の増加が続いており、昨年の年間旅客数は対前年比8%増の716万人で開港以来最多となっている。CAMは、今年の年間旅客数の見通しについて800万人を上回ると予想している。

澳門国際空港では、需要増に対応するための拡張工事が進められており、今年に入って段階的にターミナル北側拡張部の運用を開始しているほか、南側への拡張についても準備が進められている

(澳門新聞より、写真はCAMより)

変化著しい澳門(Macau)タイパ・コタイ地区

海を埋め立てたコタイ地区には総合型リゾート

澳門(Macau)半島を南へ2.5km、広東省珠海市の横黄島の東に位置するタイパ(Taipa)島。その南にはコロアン(Coloane)島があり、間の海を埋め立てコタイ(Cotai)地区が造成された。島と半島は3本の橋で繋がり、総合型リゾートが多くつくられ現在も建設中、島内では近くLRTが開通予定です。澳門はヨーロッパと中国の文化が交じり合い歴史的建造物が数多くあって世界的な観光地となっています。昨年12月末に半島とコタイ地区を訪れた際の写真を少し紹介しましょう。

澳門(MACAU)国際空港、規模の小さい海上空港です、関空からも直行便がでています。
タイパ島コタイ地区のホテル・パリジャンの夜景(前にはライトアップされたエッフェル塔が聳え建ち、ホテル内にはブランドショップやカジノがある)
ホテル内にカジノ(24時間営業している)
マカオタワーを望む夜景(半島側で撮影)
聖ポール天主堂跡近くの商店街、若者の姿が非常に多い(半島側)
香辛料のきいたマカオ料理の数々(家族連れやグループ客で満席)
拱北ボーダーから入境し、バスで30分程度北へ進むと海が見えてきました。珠海の海岸通り風景