🚆 Z384次列車の乗務員は、なぜ3種類の制服を着替えるのか?
11月24日16時53分、682名の乗客を乗せた Z384次列車 が長春駅を出発し、4267キロに及ぶ「渡り鳥の旅」が始まりました。
この列車は、中国鉄路瀋陽局集団公司の管内で唯一の「渡海旅客列車」。11の省市、22の駅を経由し、全行程47時間37分を走破します。
🕊️ 「渡り鳥列車」と呼ばれる理由
冬になると、東北地方の多くの高齢者が海南島へ「避寒」に向かいます。Z384次列車は彼らに親しまれ、「渡り鳥列車」「シルバー列車」と呼ばれています。
長春の雪景色から南国の海辺まで、まるで四季を駆け抜けるような旅。乗務員が途中で 3回制服を着替える のも、この列車ならではの風景です。
• 長春出発時:厚手の防寒コートで厳寒に対応
• 聊城付近:軽快なジャケットに着替え
• 肇慶~海口区間:爽やかな半袖姿で椰子の木と海風に溶け込む
👵👴 高齢者に優しい「適老化」サービス
乗客の6割以上が高齢者。瀋陽局集団公司は列車を全面的に「適老化改造」しました。
• 各車両に「渡り鳥医薬箱」を設置
• 風邪薬、降圧薬、酔い止め、救心丸、血圧計などを常備
• 食堂車には20種類以上の炒め料理
• 土豆牛肉煮、羊雑湯、魚香肉絲、紅焼肉、回鍋肉、水煮肉片、酸菜粉炒肉、トマト卵炒め、青菜炒めなど
• 高齢者向けに「減糖・減塩・低油・低脂」メニューも用
🌊 陸海連運の特別体験
湛江駅を過ぎると、乗務員は「渡海の準備」を開始。安全マニュアルを配布し、救命胴衣の着用方法を丁寧に指導します。
そして琼州海峡に到達すると、列車の車両がそのまま渡船に乗り込みます。乗客は降りる必要がなく、「鉄道—海—鉄道」のシームレスな旅を体験できます。約2時間後、列車は再び編成され、終点の海口へ走り続けます。
💬 乗客の声
• 王さん(男性)
「体が弱く、子どもたちは一人旅を心配していました。でも乗務員が薬の時間まで気にかけてくれて、安心して旅ができました。まるで家にいるようでした。」
• 劉さん(女性)
「初めての“列車で渡海”。最初は不安でしたが、とても安定していて驚きました。救命胴衣の着方も丁寧に教えてもらい、一枚の切符で列車と船を両方楽しめるなんて、帰ったら友達に自慢します!」
🌸 四季を駆け抜ける旅
羽毛服から花柄シャツへ。
雪舞う北国から、椰子の木揺れる南国へ。
この「渡り鳥列車」、あなたも乗ってみたくなりませんか?





CR450技術革新プロジェクトは、習近平国家主席による「高速鉄道の自主技術革新」に関する重要指示を受け、国鉄グループが主導し、国内の研究機関・大学・企業が連携して推進している国家「第14次五カ年計画」の重点研究プロジェクトです。
2025年9月26日、兵庫県にて「第2回関西ブロック女性交流会」が開催されました。昨年7月に大阪で行われた第1回交流会で「次回は神戸・南京町で」との声が上がり、1年越しの願いが叶った形です。
館内では、元館長である安井三吉・神戸大学名誉教授より、神戸華僑の歴史について詳しい解説をいただきました。神戸港の開港は1868年1月1日(慶応3年12月7日)で、華僑は1870年代から日本で活躍してきたとのこと。155年にわたる中国とアジアとの深い関係に触れながら、日本における外国人への差別意識や制度の課題についても考えさせられる時間となりました。
次に訪れたのは、南京町のレストラン「雅苑酒家」。兵庫県連・前田清会長のあいさつと乾杯で、豪華な中華料理がスタートしました。
食事の後は、大阪府連・浅田美奈子副会長の提案で意見交流タイムが設けられました。
2025年10月26日(日)、姫路市・姫路市文化国際交流財団・ひめじ国際フェスティバル実行委員会の共催による「ひめじ国際交流フェスティバル」が、姫路城大手前公園で開催されました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、姫路支部のブースには約200人の方々が訪れ、中国ミニ検定には約150人が挑戦されました。
中国について熱心に話してくださる来場者も多く、中でも2人の女子高生が中国に強い興味を持たれ、受付担当者とじっくり話し込んだうえ、後片付けまで手伝ってくださいました。
一度見たら忘れられない――まるで鉄の巨龍が大地を駆け抜けるような映像が話題です。今回ご紹介するのは、中国の瓦日(がじつ)鉄道を走る「万吨重载列车(1万トン級の超重量貨物列車)」です。




最初の部では、劇団ENによる二人芝居「りゅうりぇんれんの物語」が上演されました。朗読劇の形式で演じられたこの作品は、詩人・茨木のりこさんが書き下ろした物語です。