中国近代史学習会を開催

蒋介石と毛沢東の生涯に迫る
11月22日、西宮で月例の「中国近代史学習会」が開かれ、3名が参加しました。今回のテーマは、中国近代史に大きな足跡を残した 蒋介石 と 毛沢東。二人の生い立ちや家族について学び、歴史の人物像をより身近に感じる時間となりました。

📖 学習内容
• 蒋介石と毛沢東、それぞれの幼少期や家庭環境を紹介。
• 二人とも生涯で4度の結婚を経験しているという興味深い事実に、参加者から驚きの声も。
• 家族や結婚の背景を通じて、彼らの人間的側面に触れることができました。

👥 学習会の雰囲気
少人数ながら、参加者同士で意見を交わしながら進められ、和やかな雰囲気の中で学びが深まりました。歴史の大人物を「政治家」としてだけでなく「一人の人間」として捉えることで、理解が一層広がったとの声もありました。

🔜 次回予告
次回は、いよいよ 蒋介石と毛沢東の政治闘争 に焦点を当てます。
• 二人が歩んだ激動の歴史
• 国共内戦や中華人民共和国成立に至るまでの道のり
• 政治的な対立が中国社会に与えた影響
これらを学びながら、中国近代史の核心に迫ります。

📅 開催予定:12月26日(金)14時~16時

✨ まとめ
今回の学習会では、蒋介石と毛沢東の「人となり」に触れることで、歴史をより立体的に理解することができました。次回は政治闘争という大きなテーマに挑み、さらに深い学びの場となることでしょう。

中国音楽界の泰斗・劉詩昆、日本で《我的祖国》を演奏へ

中国音楽界の泰斗・劉詩昆、日本で《我的祖国》を演奏へ
――2026年華人春節晩会予告
2026年の春節は例年より少し遅く訪れます。世界各地の華僑・華人はすでに待ちきれない様子で、自分たちの祝賀イベントの準備を進めています。1月31日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催される「全日本華僑華人春節晩会」には、特別なゲストが登場します。国際楽壇で高い評価を受ける著名ピアニスト、86歳の劉詩昆です。

劉詩昆とは
1939年天津生まれ。中国を代表するピアニスト、作曲家、音楽教育家であり、新中国初期から国際舞台で活躍してきました。1950年代から世界各地のコンクールや交流の場に登場し、2023年にはニューヨークで「アジア最杰出芸人終身成就賞」を受賞しました。

日本との縁
劉詩昆の日本での演奏歴はあまり知られていません。1979年、東京文化会館でリスト《ピアノ協奏曲第1番》を披露し、大きな反響を呼びました。そこで彼は日本を代表する指揮者・小澤征爾と親交を深めます。翌年にはボストン交響楽団の来日公演で共演し、その録音は世界的にヒットしました。
その後も全日本ピアノコンクールの審査員を務め、東京での音楽会に度々出演。近年では坂本龍一の名曲を東京タワーのそばで演奏するなど、中日音楽交流の証人であり続けています。

春節晩会での演奏曲目
今回の舞台で劉詩昆が披露するのは、《我的祖国》と《让我们荡起双桨》の二曲です。
• 《我的祖国》
1959年、新中国成立10周年記念の人民大会堂で初めて演奏して以来、60年以上にわたり彼の代表的な愛国曲となっています。近年モスクワでの演奏映像がネットで大きな話題となり、億単位の再生回数を記録しました。日本の舞台でこの曲を奏でることは、彼自身の祖国への思いを改めて示すものです。
• 《让我们荡起双桨》
在日華裔青少年との共演による映画音楽の名曲。多くの海外華人にとっては子どもの頃の記憶であり、郷愁を呼び起こす歌です。次世代が文化を受け継ぐ姿を象徴する演奏となるでしょう。

意義と期待
今回の春節晩会は、全日本華僑華人社団連合会が主催する日本最大級の華人イベントです。劉詩昆は「世界の舞台に立っても、私は常に中国人であることを忘れない」と語り、音楽を通じて祖国と海外華人をつなぐ役割を担っています。
彼の演奏は、在日華僑華人のみならず、世界中の華人にとって心温まる新年の贈り物となるでしょう。

日本のうたごえ祭典 in 神戸・ひょうご

日本のうたごえ祭典 in 神戸・ひょうご
音楽と舞が響き合う3日間 ― 日本満開・万響祭

11月22日から24日まで、神戸の地で「日本のうたごえ祭典」が開催されました。全国から集まった出演者と観客が、音楽と舞を通じて心をひとつにし、感動に包まれる3日間となりました。

🎵 第1日目(11月22日) ― 万響祭
初日は「全国・兵庫県和太鼓と民舞のまつり―万響祭」。
• 力強い和太鼓の響きに笛や鐘が重なり、会場全体が大きなうねりに包まれました。
• 兵庫をはじめ全国各地からの出演者が舞台に立ち、地域ごとの特色ある演奏と舞が披露されました。
• クライマックスは石見神楽「大蛇舞」。6匹の大蛇が舞台狭しと暴れ回り、スサノオノミコトとの対決は迫力満点。観客は息をのむように見守り、最後に大蛇の頭が切り落とされる場面では大きな拍手が湧き起こりました。
この日の舞台は、まさに「日本文化の力強さ」を体感する時間となりました。

🎶 第2日目(11月23日) ― 特別音楽会「夜明けだ」
二日目は合唱を中心とした音楽会。
• 兵庫のうたごえ合同が「波よひろがれ」を披露し、平和を願う歌声が会場に広がりました。
• 日本のうたごえ合唱団は夢のある4曲を演奏。新曲「朝の空気を吸い込んで」は、この曲を歌う合唱団が結成されるほどの注目を集めました。
• 荒木栄のニューアレンジ3曲も披露され、世代を超えて歌い継がれる音楽の力を感じさせました。
さらに、舞台を彩ったゲストや演出も印象的でした。
• ギタリスト松野迅さんの演奏は、繊細で力強く観客を魅了。
• 桂春蝶さんの軽妙なトークで会場は笑いに包まれ、音楽と笑いが一体となった空間に。
• リピート山中さん作詞・作曲「兵庫五国アレソレ音頭」は花柳流の振り付けで紹介され、観客の手拍子が会場いっぱいに響き渡りました。
• 「桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ」や女性アカペラグループ「クィンズ・ティアーズ・ハニー」の演奏も加わり、バラエティ豊かなプログラムで観客を楽しませました。
この日は「歌声の力」が存分に発揮され、観客の心を温める一日となりました。

🎼 第3日目(11月24日) ― 大音楽会
最終日は新装の「ジーライオンアリーナ神戸」で開催。
• 広々とした会場に大勢のゲストが集まり、壮大な音楽会が繰り広げられました。
• フィナーレにふさわしい舞台は、出演者と観客が一体となり、祭典の締めくくりを華やかに飾りました。

✨ 祭典の意義
この「日本のうたごえ祭典」は、単なる音楽イベントではなく、地域と世代をつなぐ文化交流の場でもあります。
• 和太鼓や神楽といった伝統芸能から、合唱やアカペラといった現代的な音楽まで、多彩なプログラムが融合。
• 全国から集まった人々が、音楽を通じて平和や希望を共有しました。
• 神戸という港町で開催されたことも象徴的で、開かれた文化交流の場としての役割を果たしました。

🌸 まとめ
3日間にわたる祭典は、伝統と現代、笑いと感動が交錯する「日本文化の祝祭」でした。和太鼓の響き、合唱の歌声、神楽の迫力、そしてゲストの演奏やトークが一体となり、観客に忘れられない時間を届けました。
次回の開催が待ち遠しくなるような、心に残る祭典でした。

茉莉花茶の会例会(西宮支部)報告

茉莉花茶の会例会(西宮支部)報告
11月9日開催 ― 中国茶を楽しむひととき

🍵 11月9日、西宮支部の「茉莉花茶の会」例会が開かれ、講師の宋敏さんを含め7名が参加しました。今回は バラ茶・ジャスミン茶・プーアル茶 の3種類を味わい、中国茶の奥深さを体験しました。

🌹 バラ茶
• バラの花びらを使った香り豊かな中国茶。
• 今回は乾燥ナツメを加え、香りと味わいが一段と引き立ちました。

🌼 ジャスミン茶
• 日本でも親しまれるようになってきたお茶。
• 中国では最もポピュラーで、日常的に飲まれているそうです。

🍂 プーアル茶
• 今回初めて登場した後発酵茶。黒茶に分類され、雲南省プーアル県が原産。
• 便秘や冷え性の改善、免疫力アップ、ダイエット効果などが期待されるとのこと。
• 熟成させるほど価値が高まり、数十年ものは非常に高価になるそうです。
• 宋敏さんが専用ナイフで固形茶葉を崩す様子も印象的でした。

🎤 宋敏さんのお話
中国でのお茶文化や日常のエピソードも交えながら、楽しい時間となりました。参加者同士の交流も深まり、毎回「お茶を通じて心が温まる会」となっています。

✨まとめ
今回の例会では、香り高いバラ茶、親しみやすいジャスミン茶、そして奥深いプーアル茶を通じて、中国茶の魅力を存分に味わうことができました。次回もまた、新しい発見と交流の場になることでしょう。

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送

中老鉄道、開通から4年で旅客6,250万人以上を輸送
~地域経済に新たな活力を注ぐ「黄金の大動脈」~

12月2日、中老鉄道は開通から4周年を迎えました。この4年間、安全運行を維持しながら、累計で旅客6,250万人以上、貨物7,250万トン以上を輸送。中国とラオスを結ぶ「黄金の大通道」としての効果は年々拡大し、地域の経済・社会発展に新しい活力をもたらしています。

旅客輸送の飛躍
• 開業当初は月60万人だった旅客数が、現在は最高220万人に。
• 中国区間では日平均8本から最大86本へ増便し、累計5,134万人を輸送。
• ラオス区間では日平均4本から最大18本へ増え、累計1,124万人を輸送。
• 昆明~ビエンチャン間の国際列車は4本に拡充、座席数も250から420へ増加。
• 泡水祭や守夏節などラオスの伝統行事に合わせた特別輸送も実施。
• ラオス区間では列車による宅配便サービスも展開し、累計126万件を「当日配達」。

貨物輸送の拡大
• 開業当初は1日2本だった貨物列車が、現在は最大23本に。
• 牽引能力も2,000トンから2,800トンへ強化。
• 累計1,600万トン以上の貨物を輸送し、19か国・地域へ拡大。
• 東南アジアの果物やビールなどが中国・欧州へ最短15日で到着。
• 通関時間は40時間から2~5時間へ短縮。
• 2025年11月までに中アジア向け列車は累計1.2万本以上運行。

経済・観光への波及効果
• 「鉄道+観光」の融合で、120か国以上から64万人が国際列車を利用。
• 沿線の観光地やホテル、飲食業が活性化。
• 昆明~ラオス~タイ間の貨物コストは30~50%削減。
• ラオス国内の輸送コストも20~40%低下。
• 沿線には40以上の産業物流園区が建設され、鉄鋼・ゴム・新エネルギーなどの産業が拡大。

安全と人材育成
• 衛星地図やドローン、検査ロボットなど最新技術を導入。
• 1,400日以上の無事故運行を達成。
• 中国から1,252人の技術者が派遣され、ラオス人1,475人が資格取得。
• 32人のラオス人機関士が独立運転を開始し、鉄道技術者の第一世代が誕生。

今後の展望
国鉄グループは、これまでの成功経験を活かし、ラオス鉄道部門との協力をさらに強化。安全管理やサービス品質を高め、中老鉄道を「一帯一路」や地域経済の発展に貢献する大動脈として、両国の人々にさらなる恩恵をもたらすことを目指しています。

中国残留邦人への理解を深める集い~二世問題をテーマに神戸で開催~

中国残留邦人への理解を深める集い
~二世問題をテーマに神戸で開催~

📍 開催概要
中国「残留日本人孤児」を支援する兵庫の会は、神戸市の委託を受け、
**『中国残留邦人への理解を深める集い』**を11月9日、新長田のピフレホールで開催しました。
今回のメインテーマは「残留邦人帰国者の二世問題」。
二世の方々の体験談と専門家による講演を通じて、課題への理解を深める場となりました。

🕐 プログラムの流れ
• 13時開演
神戸市福祉局くらし支援課・松下雅子課長のご挨拶に続き、
支援の会世話人代表・浅野慎一氏が開会の言葉を述べました。
🎶 第一部:合唱団の演奏
• 神戸男声合唱団44名による7曲の演奏
• 力強くも温かい歌声に、会場は大きな感動に包まれました。
🎥 第二部:映像と体験談
• 映像「満蒙開拓の真実」で歴史的背景を確認
• 帰国者二世3名
• 安江静子さん
• 郭振鐸さん
• 吉村徳雄さん
がそれぞれの実体験を語り、二世が抱える問題を訴えました。
🎓 講演:浅野慎一教授
摂南大学現代社会学部長・浅野慎一教授が、
「中国残留日本人・中国帰国者の人生が問いかけること」と題して講演。
3名のスピーチを踏まえ、わかりやすく二世問題を解説し、聴衆の理解を深めました。

👥 参加者の声と閉会
当日は雨天にもかかわらず、約160名が参加。
アンケートからは「二世問題への理解が深まった」との声が多く寄せられました。
16時20分閉会。
参加者にとって、心に残る学びと交流のひとときとなりました。

私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!

「私は“支付宝”、だからマーク・ユンを訴える!」――ユニークな名前が生んだ裁判劇

インターネット時代、名前ひとつが世間の話題を呼ぶことがあります。中国・山東省臨沂市に住む61歳の男性は、その名も「支付宝(ジーフーバオ)」――日本語にすると「アリペイ」。この名前がきっかけで、世界的企業家・馬雲(ジャック・マー)との奇妙な縁が生まれました。

名前の由来と時代の変化
男性は1962年生まれ。姓は「支」、名前は「付宝」で、家族の伝統に従い「支付宝」と名付けられました。兄は「支付发」、妹は「支付花」と、家族全員が「支付」で始まる名前を持っています。
当時はごく普通の人名でしたが、時代が進み、馬雲が「支付宝(アリペイ)」という決済サービスを世に出すと、瞬く間に中国全土で大人気に。男性の名前は一躍、特別な意味を帯びるようになったのです。

法廷へ――100万元の訴え
2017年、この「支付宝」さんは馬雲とアリババを相手取り、100万元(約1,600万円)の損害賠償を求めて裁判を起こしました。
理由は「自分の名前と同じサービス名が広まり、生活の中でからかわれたり、名前の独自性を失った」と感じたからです。
一方、アリババ側は「サービス名は金融事業の必要から付けたもので、個人を侵害する意図はない」と説明しました。

判決とその後
裁判の結果、男性は敗訴。賠償金は得られませんでした。
しかしその後、アリババは大企業らしい柔軟さを見せます。男性と話し合いを重ね、「支付宝示範店」を共同で設立。サービスの知名度を活かした店舗は繁盛し、男性も次第に裁判のショックから立ち直っていきました。

名前が映す時代の物語
この裁判は一見すると珍妙な出来事ですが、実は「時代の変化が日常に新しい意味を与える」ことを示しています。
普通の人名が、インターネットの波により社会的な象徴へと変わり、そこから新しい物語が生まれる――そんな現象を私たちは目の当たりにしました。
最終的に、男性とアリババの協力関係は「人と企業の共存」を象徴するエピソードとなり、今も人々の語り草になっています。名前は単なる記号にすぎませんが、時代背景によっては思いもよらぬドラマを生み出すのです。

「渡り鳥列車」の旅

🚆 Z384次列車の乗務員は、なぜ3種類の制服を着替えるのか?
11月24日16時53分、682名の乗客を乗せた Z384次列車 が長春駅を出発し、4267キロに及ぶ「渡り鳥の旅」が始まりました。
この列車は、中国鉄路瀋陽局集団公司の管内で唯一の「渡海旅客列車」。11の省市、22の駅を経由し、全行程47時間37分を走破します。

🕊️ 「渡り鳥列車」と呼ばれる理由
冬になると、東北地方の多くの高齢者が海南島へ「避寒」に向かいます。Z384次列車は彼らに親しまれ、「渡り鳥列車」「シルバー列車」と呼ばれています。
長春の雪景色から南国の海辺まで、まるで四季を駆け抜けるような旅。乗務員が途中で 3回制服を着替える のも、この列車ならではの風景です。
• 長春出発時:厚手の防寒コートで厳寒に対応
• 聊城付近:軽快なジャケットに着替え
• 肇慶~海口区間:爽やかな半袖姿で椰子の木と海風に溶け込む

👵👴 高齢者に優しい「適老化」サービス
乗客の6割以上が高齢者。瀋陽局集団公司は列車を全面的に「適老化改造」しました。
• 各車両に「渡り鳥医薬箱」を設置
• 風邪薬、降圧薬、酔い止め、救心丸、血圧計などを常備
• 食堂車には20種類以上の炒め料理
• 土豆牛肉煮、羊雑湯、魚香肉絲、紅焼肉、回鍋肉、水煮肉片、酸菜粉炒肉、トマト卵炒め、青菜炒めなど
• 高齢者向けに「減糖・減塩・低油・低脂」メニューも用

🌊 陸海連運の特別体験
湛江駅を過ぎると、乗務員は「渡海の準備」を開始。安全マニュアルを配布し、救命胴衣の着用方法を丁寧に指導します。
そして琼州海峡に到達すると、列車の車両がそのまま渡船に乗り込みます。乗客は降りる必要がなく、「鉄道—海—鉄道」のシームレスな旅を体験できます。約2時間後、列車は再び編成され、終点の海口へ走り続けます。

💬 乗客の声
• 王さん(男性)
「体が弱く、子どもたちは一人旅を心配していました。でも乗務員が薬の時間まで気にかけてくれて、安心して旅ができました。まるで家にいるようでした。」
• 劉さん(女性)
「初めての“列車で渡海”。最初は不安でしたが、とても安定していて驚きました。救命胴衣の着方も丁寧に教えてもらい、一枚の切符で列車と船を両方楽しめるなんて、帰ったら友達に自慢します!」

🌸 四季を駆け抜ける旅
羽毛服から花柄シャツへ。
雪舞う北国から、椰子の木揺れる南国へ。
この「渡り鳥列車」、あなたも乗ってみたくなりませんか?

6Gの最新動向──中国が国際標準化をリード

2025年11月13日・14日、CCTVの『ニュース連播』や『朝聞天下』などの主要ニュース番組で、中国における6G技術の進展が大きく報道されました。次世代通信インフラとして注目される6G。その最新情報をわかりやすくご紹介します。

🔧 6G技術、第一段階の試験が完了
報道によると、中国はすでに6Gの第一段階技術試験を完了し、300項目以上の重要技術を蓄積しました。今年に入ってからは、以下の5つの技術分野で57件の試験を実施しています:
• 沉浸式通信(没入型通信)
• 無線の知能化
• その他3分野(詳細は未公表)
現在、6Gは国際標準の策定段階に入り、2030年前後の商用化が見込まれています。

🌐 6Gとは?──未来の情報インフラ
6Gは、今後10年で最も重要な次世代のデジタル情報ネットワーク基盤とされ、以下のような特徴を持ちます:
• 通信・センシング・計算・AIの融合
• 対象は「人・モノ・機械」から「知能体」へ拡大
• 地上から空・宇宙までをカバーする通信空間
• 「万物がつながる」「デジタルツイン」の実現を目指す

📘 国際的な影響力も拡大中
中国の6G推進グループは、これまでに80本以上の白書や研究報告を発表。中国が提案した5つの代表的な6G利用シナリオと14の主要能力指標は、すべて国際電気通信連合(ITU)に採用されました。これにより、中国は6G開発において世界の最前線に立っています。

📡 中国移動(チャイナモバイル)の取り組み
中国移動は、6G国際標準の立ち上げ件数で世界の通信事業者の中でトップ。主な実績は以下の通りです:
• 世界初の6Gアーキテクチャ検証衛星を打ち上げ
• 3GPPにおける6G標準プロジェクトの主導
• 6G関連特許を1200件以上申請
• 通信・センシング・計算・AIを統合した試験装置を構築
• 次世代モバイルネットワークの共同実験プラットフォームを整備

🔭 今後の展望
今後も中国移動は、全国各地で6Gのオープン実験施設を拡充し、より多様なシナリオや技術分野での検証を進める予定です。国有企業としての責任を果たしながら、「万物がつながる」「デジタルツイン社会」の実現に向けて、6Gのビジョンを着実に推進していくとしています。

📌 出典:中国移動(China Mobile)

みんなで学ぶ中国近現代史

📚 みんなで学ぶ中国近現代史
基本テキスト:『中国史(下)』(山川出版社)

🏯 特別テーマ:「蒋介石と毛沢東」
11月から全4回程度を予定し、中国近現代史の中でも重要な人物である蒋介石と毛沢東を取り上げ、じっくり学びます。
※このテーマに関する「要項」および「資料」は別途プリントで配布いたします。

🗓 第1回のご案内
• 日時:11月22日(土)午後2時〜4時
• 会場:日中友好協会 兵庫県連事務所
• 参加費:1回 500円

📞 お問い合わせ
• 県連事務所:078-412-2228
• 前田(携帯):090-8753-5972

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。歴史を通して、現代をより深く理解するきっかけになるはずです。