中国三大石窟の一つ世界遺産「龍門石窟」

断崖絶壁1kmにわたり10万体余りの仏像

世界遺産「龍門石窟」は、河南省洛陽市の南13Kmにあります。北魏の孝文帝時代(471~499)に掘削が始められ、400年以上かけて完成した。甘粛省の敦煌莫高窟、山西省の雲崗石窟とともに中国三大石造芸術の宝庫に数えられています。伊水のほとり、東西を山に挟まれた断崖絶壁に南北1kmにわたり、高さ17mからわずか2cmの像まで、10万体余りの仏像が保存されています。

特に、賓陽中洞、奉先寺、万仏洞、古陽洞などが代表的です。「賓陽中洞」は賓陽三洞の一つで、北魏の石造芸術の代表作、24年かけて完成しています。洞内には11体の仏像があるが、鼻筋が通り大きな目をした本尊の釈迦や、洞内の天井部分に彫られた彫刻などは、中央アジアの芸術の香りが残っている。「奉先寺」の石窟は長さ、幅ともに30m以上、中の盧舎那仏像は龍門石窟で最も大きく、高さ17.14m、耳だけでも1.9mもあり、ふくよかで生き生きとしている。(中国国家観光局)

日中友好協会兵庫県連企画の中国ツアー3日目の9月19日にこの龍門石窟を見学します。「旅行説明会」日時:7月22日(日)午後2時~  会場:日中友好協会兵庫県連合会会議室(阪急岡本駅南を西へ徒歩約1分、1Fに「鳥貴族」があるビルの3F ☎078-412-2228)

第51回「兵庫県平和美術展」

兵庫県平和美術展は、無審査制を採用し、流派・会派を超え、自主的な運営で「平和の壁に花一輪を」を合言葉に開催しています。表現の自由は、世界の平和と生活の安全・安定が守られてこそ保障されます。

再び戦争の惨禍を繰り返さないよう、毎年夏に展覧会を開催し、昨年は50回の特別展を実施しました。今回から、新たな出発点に立って、多彩なジャンルの優れた作品が多数展示されます。

  • 2018年7月18日(水)~22日(日)10時~18時(最終日は17時まで)
  • 会場:兵庫県民アートギャラリー(県民会館2F)JR元町駅北へ

入場無料

絵画・書・写真・漫画・きり絵・版画・彫刻・工芸・絵手紙・ちぎり絵などの作品が展示されます。

主催:兵庫県平和美術協会 後援:神戸市・神戸市教育委員会

詩人杜甫の生誕地は一大遊覧地

河南省鞏義市・杜甫の故郷「杜甫故里」

日中友好協会兵庫県連合会企画の「河南省の歴史と世界遺産の旅」(9月17日~22日)で訪れる場所の一つに「杜甫故里」があります。杜甫は盛唐の詩人で詩聖と呼ばれ日本ではよく知られています。

杜甫が生まれ、少年時代を過ごした地は河南省の鄭州と洛陽の中程、鞏義市站街鎮南瑶湾村で、背後には筆架山があります。2007年、鞏義市政府は国家の遊覧景勝区の基準により1.5億 元を投じ杜甫故里を建設。現在、河南省重点文物保護単位となっています。

景区内には、長さ120m、幅2.5mの廊下があり、俗称百米長廊と呼ばれています。杜甫が生まれたと言われるヤオトンも復元されています。杜甫故里は面積が248,116㎡、建築面積21,606㎡で景区内の緑化率は68%と言われています。

2018夏の鉄路大輸送始まる

7月1日、2018年夏の鉄路大輸送(暑運、以下暑運と略す)期間が始まりました。8月31日の終了までの62日間に、旅客輸送数は6.47億人と昨期より4590万人増加し、増加率は7.6%、1日平均1043万人の輸送となります。

今年の暑運は旅客の輸送量が増加し、とりわけ家族旅行の割合が多く占めるようになります。鉄路各部門は様々な措置を施し、輸送力増加、サービスの向上、拡大する旅客の移動需要を満たすように努力しています。

1つめは、高輸送供給量。7月1日0時よりダイヤ改正を行い、その夏の輸送計画では、中長距離旅客列車を37往復増やしました。7月1日に開通した江門~湛江、広通~大理の新輸送力も一役買っています。既存線での動車組重連運転(8両×2編成同時運転)や在来線列車の増結など様々な対策を講じ、輸送力アップに努めています。同時に南京~武漢、栁州~南寧高鉄では時速250キロ運転を始めました。

2つめは「復興号」の運転拡大。暑運期間の復興号は従来の114.5往復を170.5往復に増発し、23の直轄市・省都・自治区首府を繋いでいます。北京-上海間に最初に投入された16両編成復興号3編成に続き、北京-広州高鉄、上海-昆明高鉄にも続々と投入されています。

3つめは旅行体験の向上。駅での防暑などを基本的なサービスとして、食事のネット予約ポイントの増加、二代身分証(ICチップ付きIDカード)での改札機通過設備の増加、きっぷ購入、列車待ち合い、乗降、駅構内での動線の改善。便利にきっぷを買い優先乗客(老人、傷病人、障がい者、妊婦など)へのフォローを高め、暑運期間のサービスの質を高め、旅客の乗車経験を改善します。

旅客輸送の向上だけでなく、貨物輸送も鉄路部門は重視し、科学的な列車配置を行い、発電用石炭、石油製品、鉱石、食糧などの重点物資の輸送を強め、経済社会発展と環境保全に貢献できるよう努力します。

鉄路部門は旅客に対し、学生の夏期休暇で旅客数は集中するが、事前に行程を確認してきっぷを購入し暑さに注意し、楽しい旅行を送って欲しい、との事です。(中国鉄路総公司サイト)

中国外交史の中の日本

テレビでお馴染みの来村多加史阪南大学教授が―隋王朝時代をテーマに講演します!

東アジアを視点に古代中国と日本の歴史を学ぶ講座です。隋王朝は、科挙制度など急激な変革、大運河、外征などで、30年で倒れたが、続く唐王朝に続く歴史を開いた。日本との関係では「遣隋使」で知られます。どなたでも参加できる講座です、お気軽にご参加下さい。

  • 日時 2018年7月28日(土)午後2時~
  • 会場 東播磨生活創造センター「かこむ」1F講座研修室 (JR加古川駅を南東へ徒歩約6分)

講演 来村多加史 阪南大学教授

資料代1,000円 大学生800円 高校生以下無料

主催 日中友好協会加古川支部 ☎079-427-2225