働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう!
日時:5月1日(月)9:30~文化行事、10:00開会 雨天決行
場所:みなとのもり公園(三宮駅から南へ徒歩約15分)
・コロナの感染状況により、中止・変更する場合があります。
・感染防止対策にご協力お願いします。
・当日体調不良の方は参加をお控え下さい。
主催:第94回兵庫県中央メーデー実行委員会
◇中国では、5月1日を「労働節」と言い国民の休日となっています。2023年は4月29日~5月3日まで連休となります。
内閣総理大臣 岸田文雄殿
経済安全保障担当大臣 高市早苗殿
靖国神社の春季例大祭にあたる21日、岸田文雄首相は「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納した。
靖国神社は侵略戦争に国民を動員する精神的な支柱であっただけでなく、侵略戦争を計画・推進したA級戦犯を合祀し、侵略戦争を美化し、正当化する施設となっている。この靖国神社への供物の奉納は政教分離を定めた憲法に違反する行為であり、国を代表する首相が侵略戦争を正当化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを表明するものと言わざるを得ない。この誤った歴史認識は、防衛費のGDP比2%への倍増などの軍拡とあわせて、日本の軍事大国化への疑念を生じさせ、軍拡の連鎖を招くことを強く危惧する。
さらに、この春季例大祭にあたり、高市早苗経済安全保障担当大臣の他、約90人の超党派の国会議員が参拝したことも、日本を代表する政治家の「本音」が侵略戦争正当化・美化にあることを明らかにし、日本の歴史認識に対する強い疑念を国際社会の中に広げたと言わざるを得ない。
日本中国友好協会は、侵略戦争を美化・正当化する靖国神社への真榊の奉納と参拝に強く抗議する。あわせて、日本政府に対して、侵略戦争の深い反省からすべての紛争を平和的手段で解決することを誓った日中共同声明と日中平和友好条約の精神に立ち返り、アジアと世界の平和と安定のために平和国家としての役割を果たすことを強く求めるものである。
2023年4月22日 日本中国友好協会
(写真はNHKより)
展示と講演会、映画上映会も開催
日本の侵略戦争・植民地支配の展示と、現在進行中の戦争準備について、沢山の展示をしています。過去の戦争、そして今起こりつつある戦争のことについて、一緒に思いを馳せて下さい。
日程:5月5日(金・祝)~6日(土) 午前10時~午後7時
会場:エル・おおさか ◇入場無料
プレイベント 5月4日(木)午後6時~
◇シンガーソングライター 川口真由美コンサート
「すべての武器を楽器に」
プチ・エル(エル・おおさか地階)
限定 80人
前売:2500円(学生・障がい者1500円)
当日:3000円(学生・障がい者2000円)
前売お申込み https://qr.paps.jp/rHtHW
◇伊波洋一(参議院議員)講演会
「岸田軍拡・安保3文書で日本全国が戦場になるってホンマなん?」
日時:5月5日(金・祝)午後2時~(午後1:30開場)
会場:エル・おおさか6F大会議室
資料代:500円(学生・障がい者無料)
◇映画上映会 5F視聴覚室
10:30~ はだしのゲン2
13:00~ ナナイの涙
15:00~ 南京!南京!
17:40~シー・オブ・ミラクルス
※戦争展への協力金として1日500円
主催:「アジアから問われる日本の戦争」2023実行委員会
「冷戦脱却、対話を」中国の立ち位置
習近平主席が3月21日、ロシアを訪問、プーチン大統領と会談した。経済協力を中心に共同声明を出した。はっきりした「和平」のプロセスは見えなかったが、訪問前に発表した「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」は、中国外交の現在を正面から明らかにしたものだった。
岸田首相は、習近平主席訪ロに合わせるように、ウクライナを訪問。「米国としては日本を中国のライバルとして外交戦をさせるために、習近平の訪ロと重なる日程で岸田をウクライナに行かせた観がある」(田中宇「国際ニュース解説3月23日版」)との見方もあるほど。日本外交の主体性が改めて問われていると言えそうだ。
ポジションペーパーでは、①各国の主権尊重②冷戦思考の排除③停戦・戦闘の終了④和平対話の始動⑤人道危機の解決⑥民間人と捕虜の保護⑦原子力発電所の安全確保⑧戦力的リスクの減少⑨食糧の国外輸送の保障⑩一方的制裁の停止⑪産業チェーン・サプライチェーンの安定確保⑫戦後復興―をあげている。「停戦・戦闘の終了」「和平対話の始動」では、「可能な限り早期に直接対話を再開」させ「国際社会」に、交渉再開の「プラットフォームの提供」を求め、中国は「建設的な役割」を果たすとしている。
しかし、例えば米国は「ロシアが報復を開始する前に再編成する方法を提供するだけ」と冷ややかで「ウクライナ支援」名目の戦争参加を続ける構えだ。ロシアのウクライナ侵略に何の正当性もないことが確かにしてもこれが即「ウクライナ軍事支援」であってはならないのは当然だ。
日本国憲法9条は、「戦争」と「武力による威嚇」「武力の行使」を「永久に放棄」し、「前文」は「全世界の国民」に「平和的生存権」を認めている。日本外交はその線に沿って展開されなければならない。しかし、米国と共同歩調の岸田内閣は、その逆で、昨年来、日米印豪の「クワッド」首脳会議、オーストラリアとの共同宣言、NATO首脳会議への出席などを通じて「対中包囲網」の強化、拡大に努めてきた。発想はまさに「米国・NATO VS ロシア」の「冷戦思考」そのもので、世界平和には背を向けている。(丸山重威・ジャーナリズム研究者、日中友好新聞4月15日号「中国レーダー」より、写真はCRI)
神戸東灘区本山の伝統文化「だんじり」パレード
本山連合青年会会長のあいさつ
鳴り物の音色が爽やかな風と共に響き渡り、春の訪れを感じるだんじりの季節がやってきました。これまで新型コロナウイルス感染症により、多くのイベントが制約を余儀なくされてきました。本山だんじりパレードも3年間中止となりましたが、その中でも試行錯誤した経験や新しい挑戦がだんじりという本山の伝統文化の発展に繋がることを期待しております。
本山連合青年会に所属しております各団体は、夏には盆踊り、冬には年末特別警戒、他にも防災訓練、清掃活動など地域の活動に積極的に取り組んでおります。普段から年配の方や子供たちが様々な活動を共にすることで、子供を育てる環境や大切な伝統文化を引き継いで参りました。そういった地域としての一体感もこの本山だんじりパレードで感じて頂けますと幸いです。
この本山だんじりパレードでは10台のだんじりが集結します。だんじりの壮麗さもさることながら、それぞれの地区によってだんじりの形や大きさ、掛け声など様々な個性はありますので、その違いもご覧頂ければと思います。企画:本山連合青年会、協力:岡本商店街振興組合、後援:東灘区役所。(本山連合青年会会長・今上大輔さん、あいさつ文より、一部省略させて頂きました)
理解は絆を強くする 「百科検定」を受験しましょう!
中国百科検定とは、中国の歴史・地理・政治・経済・社会・文化・教育・スポーツなど多方面の知識、関心を試すユニークな検定です。検定は7月と12月の年2回全国の都道府県で一斉に実施されます。
●第13回検定日時:2023年7月15日(土)15:00~15:50
兵庫県会場:兵庫県民会館(JR/阪神元町駅を北へ約6分)
検定コース:初級・3級・2級 4者択一のマークシート方式
申込期間:2023年4月1日(土)~6月15日(木)
●第14回検定日時:2023年12月2日(土)15:00~15~:50
兵庫県会場:兵庫県民会館(JR/阪神元町駅を北へ約6分)
検定コース:初級・3級・2級・1級・特級の全コース
(初級~1級はマークシート方式、特級は記述式)
申込期間:2023年9月1日(金)~11月2日(木)
申込みは指定の払込取扱票(郵便振替用紙)に所定の項目を記入し受験料を振り込めば手続き完了です。
◇リーフレット、払込取扱票はメール、Fax、電話などで下記へ請求して下さい郵送します。受験料など詳しくはリーフレットをご覧下さい。
主催:日本中国友好協会 ☎03-5839-2140、Fax:03-5839-2141 E-mail: nicchu@jcfa-net.gr.jp
後援:(公社)日本ユネスコ協会連盟、(公財)日中友好会館、(一財)日本中国文化交流協会、中国文化センター
協賛:中国駐東京観光代表処、中国日本友好協会、中国国際航空公司、日本華人教授会議
連絡先(請求先):日本中国友好協会兵庫県連合会
Tel&Fax: 078-412ー2228
E-mail: okmt50@nicchu-hyogokenren.net
日中の研究者が歴史や今日の日中関係などを分析!
日中友好協会が年2回発行する「研究中国」誌第16号(中国研究から通巻136号)が到着しました。今号の内容目次を紹介します。ぜひお役だて下さい、ご連絡頂ければ郵送します。
●日中国交50年に寄せて「知命」の「日中共同声明」
安井三吉 神戸大学名誉教授
●特集「中国と変容する世界秩序」
・中国文化世界における秩序形成
茂木敏夫 東京女子大学教授
・現代中国をどう考えるか
西村成雄 前孫文記念館副館長
・21世紀の戦争と平和:戦争の世紀をあとに
木畑洋一 東京大学・成城大学名誉教授
・習近平外交の世界戦略と日中関係
趙宏偉 一般社団法人 中国研究所理事
・ミサイル防衛破綻から核共有へ
林 亮 創価大学大学院教授
●論文
・新疆ウイグル自治区民族問題の実際と背景
大西 広 慶応義塾大学名誉教授
・即時停戦・ロシア軍撤退こそ
平井潤一 協会本部参与
●書評
・笠原十九司著「通州事件ー憎しみの連鎖を断つ」
小林元裕 東海大学文化社会学部教授
発行:日本中友好協会「研究中国」刊行委員会
定価:600円+税(送料別)
連絡先:日本中国友好協会兵庫県連合会
Tel&Fax: 078-412-2228
E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net
憲法はあなたの命と未来のサポーター
日時:2023年5月3日(水・祝)14:00開会
場所:みなとのもり公園(フラワーロード南へ、阪神高速下)
13:30~オープニング ミニコンサート カオリンズ
14:30~メインスピーカー 松尾貴史さん(俳優・エッセイスト)
主催:戦争させない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会
「敵基地攻撃と集団的自衛権」
日本政府はこれまで、憲法9条の下では集団的自衛権の行使は出来ないと言ってきましたが安倍政権が2014年に政策を大転換し集団的自衛権行使は可能としました。2015年に強行成立した安保法制は、日本が他国から武力攻撃を受けていなくても日本が「存立危機事態」だと政府が認定すれば自衛隊が米軍と一体で戦うことが出来るとしています。
集団的自衛権の行使として日本が敵基地攻撃を行った場合、自衛隊の武力行使が際限なく拡大します。「個別的自衛権」では「必要最小限度の実力」の定義は明瞭です。日本を侵略している他国軍を日本の領土、領海、領空外へ排除する。そのために必要最小限度と定義できますが、集団的自衛権の行使として敵基地攻撃を行った場合、必要最小限の実力行使を一体どう定義するのか。
つまりは、米軍が勝利するまで自衛隊が米軍と一体となり戦争を続けることとなり武力行使は際限なく拡大します、これが集団的自衛権の下での敵基地攻撃で憲法違反となるのは明らかです。侵略戦争、原爆・空襲被害を体験し憲法9条を守ってきた日本国民として「戦争は絶対させない!」と大声をあげよう。
清明(清明節)は、春分の日から十五日目
清明は花の季節であり、人々は郊外に遊び、またピクニックをかねて墓参りをした。晩唐の詩人杜牧(803~53)に「清明」と題する七言絶句がある。
清明時節雨紛紛 清明の時節 雨紛紛
路上行人欲断魂 路上の行人 魂を断たんと欲す
借問酒家何処有 借問す 酒家 何れの処にか有る
牧童遥指杏花村 牧童 遥かに指す 杏花の村
花の季節は雨が多い。「常年 春日 春晴すくなし」、あるいは「一春 略ね十日の晴なし」などといわれるように、春は雨の日が多い。清明の時節に、しきりに降る雨。雨の降りしきる道を、ひとりの旅人がゆく。楽しかるべきこの季節、ただひとり旅ゆく人の胸は、かえってさみしさにしめつけられる。せめてこのさみしさを酒にまぎらわそうと、借問す、ちょっとたずねてみる。居酒屋はどのあたりにあるのかね。たずねられたのは、牛の背にまたがった少年、牧童である。少年は黙ったままゆっくりと指さした。それは杏の花咲くかなたの村だった。
一幅の画を見るようなこの詩を、ベトナムの故ホー・チ・ミン大統領は、次のように詠みかえている。
清明時節雨紛紛 清明時節 雨紛紛
籠裏囚人欲断魂 籠裏の囚人 魂を断たんと欲す
借問自由何処有 借問す 自由 何れの処にか有る
衛兵遥指弁公門 衛兵 遥かに指す 弁公門
「籠裏」牢獄の中。ホー・チ・ミンは、1942年、ベトナム独立同盟から使命を託されて中国に入り、蒋介石の軍隊にとらえられて牢獄につながれた。その時の、いわば戯作である。「弁公門」は役所の門。ここでは刑務所の門をさす。この詩、あまりにも原詩につきすぎているが、ホー氏のユーモアは、その楽天性にうらうちされている。(一海知義著・漢詩一日一首より)