ミニ企画展示「中国人強制連行・強制労働と万人坑」

立命館大学国際平和ミュージアム第132回ミニ企画展示

「日中15年戦争」時に、主に日本の民間企業によって約4000万人が中国本土で強制労働に従事させられ、そのうち1000万人近くが死亡し、万人坑と呼ばれる人捨て場に捨てられたといわれます。

本展では、中国本土における強制労働の苛酷な実態と、今も数多く現存している万人坑について紹介します。

会期:2020年12月1日(火)~22日(火)休館日:日曜日

時間:10:00~12:00、13:00~15:00 閉館時間は変更することがありうます。HP等でご確認下さい。

会場:立命館大学国際平和ミュージアム2階 常設展示室内

*JR・近鉄京都駅より市バス50にて「立命館大学前」下車

見学資料費:大人400円、中高生300円、小学生200円

*先に1F受付もしくは地下受付で見学資料費をお支払い下さい。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、今後の展示・企画を急遽延期もしくは中止させて頂く可能性があります。詳細はHPやTwitterにてご確認下さい。

主催:平和を考え行動する会

共催:立命館大学国際平和ミュージアム

お問合せ:立命館大学国際平和ミュージアム

〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1

Tel:075-465-7899 FAX:075-465-7899

https://www.ritsumeikan-wp-museum.jp/

新刊書「万人坑に向き合う日本人」出版

日本の侵略・加害が生み出した負の遺産、万人坑。中国全土に現存する万人坑に向き合う三人の日本人に迫る。

日中戦争時に日本の民間企業により強制労働させられた中国人は4000万人、そのうち1000万人が死亡したと推定される。犠牲者が捨てられた「人捨て場」は万人坑と呼ばれ、21世紀の今も中国各地に数え切れないほど現存している。現地に通い続け、さまざまな関わりを持ち続ける三人の日本人の半生を通して、万人坑が告発する日本の侵略責任を考える。(青木茂著、花伝社刊)

「主な目次」

第一部:大東仁さん、中国人強制連行・強制労働と大石橋マグネサイト鉱山万人坑など

第二部:舟山守夫さん、張鳳嶺さん・大石橋虎石溝万人坑をたった一人で守った四十年など

第三部:野津加代子さん・万人坑を知る旅 遼寧省の万人坑を訪ねる

定価:本体1,700円+税 

発行:花伝社  発売:共栄書房

※購入ご希望の方は、日中友好協会兵庫県連合会(下記)へご連絡下さい。

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

全国の書店でも購入できます。(11月25日発売)

記念講演会「東アジアの平和と発展を考える」

ASEANは、中国とどう付き合おうとしているか?

 新型コロナウイルス感染症拡大は、世界に大きな困難をもたらしています。最初に発症した中国は、徹底した検査と医療資源の投入で抑え込みに成功しました。日本を含め韓国、台湾、ベトナムなど東アジアの国々は、比較的安定した状況となっています。

 こうした状況下で中国は、東シナ海、南シナ海への海洋進出を強めています。日本が実効支配する尖閣諸島への領海侵犯も激しくなっていますが、南シナ海の島々への軍事基地化はベトナムやフィリピンとの領有権問題も絡み複雑化しています。

 こうした中国の動きに対し、ASEANの国々はどう対応し、どう解決の方向を目指しているのか。フィリピンを中心とした東アジア、東南アジアを研究している太田和宏神戸大学教授を迎え、お話しして頂きます。

日時:2020年12月13日(日)午後2時~4時

会場:神戸市立東灘区文化センター 8階第1会議室

講師:太田和宏神戸大学教授

プロフィ-ル:東南アジア政治、アジア安全保障研究。主要業績「貧困の社会構造分析」法律文化社2018年、論文「アジアの中の日米安保ー南シナ海問題に」関連して」(「法の科学」第47号2016年)など。

参加協力費:500円 マスク着用でご参加お願いします。

主催:日本中国友好協会東神戸支部

Tel&Fax(078)412-2228 

E-mail:sps98kg9@kobe.zaq.jp(兵頭)

11月の「中国茶講座」~花茶と茶外茶

「花茶」と「茶外茶」を紹介します

前回の10月は「六大茶類」について学び定員を超えるほどの参加者で好評を頂きました。11月は花茶と茶外茶を紹介致します。どなたでも参加頂けますのでお気軽にお申込み下さい。

香りのよい福建省の高級ジャスミン茶数種と、茶以外の植物を原料にした「茶外茶」について神田貴子高級茶芸師・高級評茶員が紹介します。産地や製造法、香り、味、湯色、薬効など茶の特徴について解説を聞き、試飲で中国茶の素晴らしさをお楽しみ下さい。

日時:2020年11月18日(水)午後1:30~3:00

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

※阪急「岡本」駅南口を西へ徒歩1分、鳥貴族さんが入るビルの3階

 JR摂津本山駅北口北へ徒歩約5分(光の園幼稚園・岡本教会東隣)

講師:神田貴子 高級茶芸師・高級評茶員

11月のテーマ:花茶と茶外茶

参加費:1,500(資料、茶菓子、茶のお土産

定員:15人 早めに下記へご予約下さい!

予約申し込み数:9人(11月17日現在)

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax:078-412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

中国を知る講座~文化・芸術・風俗習慣~

第5回「中国を知る講座」~文化・芸術・風俗習慣

9月から始めた「中国を知る講座」は今回で最終を迎えます。第8回中国百科検定は10月29日に申込みを締切り、11月29日(日)に加古川市で実施されます。第9回中国百科検定の申込期間は12月1日~2021年2月20日で、3月20日(土・祝)に神戸市中央区の兵庫県民会館で実施されます。

兵庫県連合会は、検定に向け9月8日から全5回の「中国を知る講座」を開催してきました。これまで、中国の地理・民族・世界遺産、政治・経済、歴史を学んできましたが最終回の今回は、文化・芸術・風俗習慣を学び、これまで百科検定に出題された初級~上級の試験問題活用し、参加者の希望レベルで学習の成果を試す機会を設けます。初めての方の参加も歓迎します。

第5回「中国を知る講座」開催日程

日時:2020年11月11日(水)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会「会議室」

テーマ:文化・芸術・風俗習慣

講師:前田 清 協会兵庫県連合会会長

資料代:200円 ※マスク着用でご参加下さい。

主催:日本中国友好協会兵庫県連合会

   Tel&Fax:(078)412-2228

   E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net

11・3兵庫憲法集会

戦争させない、9条壊すな!ネット配信

コロナ禍のもと、働き収入を得て生活していくこと、人と人の出会いや移動が制限され、子どもたちは学ぶことさえ制限されています。感染の収束が見通せない中で「感染リスクを避けることが全てに優先する訳ではないこと」「普通の暮らしを取り戻すために何が必要なのか」を考えます。

  • 日程:2020年11月3日(火・祝)13:30~16:00
  • 会場:神戸芸術センター(定員500名 先着順)
  • 司会:小山乃理子さん(ラジオパーソナリティー、フリーアナウンサー)

■プログラム

新井深絵ミニコンサート

■パネルディスカッション「コロナ禍での憲法、平和、民主主義を問う」

寺脇 研さん 映画プロデュ―サー、評論家

上脇博之さん 神戸学院大学法学部教授

コーディネーター 津久井幸寿さん(弁護士)

※YouTubeのライブ配信を基本とします。視聴困難な方は神戸芸術センター会場へお越し下さい。

主催:戦争させない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会 連絡先:078-341-3332(中神戸法律事務所)

菅首相の靖国神社への真榊奉納と安倍前首相の参拝に抗議

日本中国友好協会本部は10月21日、菅首相による靖国神社への真榊奉納と安倍前首相の靖国参拝に対する抗議声明を発表し、首相官邸に送付しました。以下はその全文です。

内閣総理大臣 菅義偉殿

菅首相による靖国神社への真榊奉納と安倍前首相の参拝に抗議する

 首相退任直後の9月に続き、安倍晋三前首相は10月19日に2か月連続となる靖国神社参拝を行った。この前首相参拝に先立ち、靖国神社の秋季例大祭にあたる17日、菅義偉首相が「内閣総理大臣」の肩書で靖国神社に真榊を奉納した。菅首相の靖国神社への供物の奉納は、安倍前首相の在任中の行為を踏襲するもので、首相による春秋の例大祭での真榊奉納と終戦記念日の玉串料奉納が毎年繰り返されている。

 靖国神社は侵略戦争に国民を動員する精神的な支柱であっただけでなく、A級戦犯を合祀し、侵略戦争を美化・正当化し宣伝する施設となっている。政教分離を定めた憲法に違反する行為は、国を代表する首相が侵略戦争を正当化し、「大東亜戦争聖戦論」の立場に立つことを示すとともに、憲法9条改悪の動きと相まって、日本が再び軍国主義の道を歩むのではないかとの国際的な疑念を生じさせるものである。

 日本中国友好協会は、侵略戦争の美化・正当化と宣伝につながる靖国神社への真榊の奉納と参拝に強く抗議するとともに、国際社会が共有する歴史認識を重視し、アジアと世界の平和と安定のために平和国家としての役割を果たすことを日本政府に強く求めるものである。

2020年10月21日  日本中国友好協会(会長 井上久士)

中国残留日本人の歩んできた道

理解を深める集いで中国「残留孤児」の手記を朗読

2008年4月に発足し、同年10月に尼崎市の委託を受け、支援法に基づく支援事業として日本語教室を開設しているコスモスの会尼崎日本語教室(宗景正代表)は毎年1回「中国残留日本人への理解を深める集い」を開催しています。今年は、中国「残留日本人孤児」の手記朗読、2世・3世の対談、写真展「ソ満国境に入植した開拓団」を開催します。新型コロナウイルス感染症対策として、会場内の三密を避けるための座席配置で開催されます。また参加の際はマスク着用を呼びかけています。

日時:2020年11月28日(土)午後1時~4時30分

会場:尼崎市立中央北生涯学習プラザ1階大ホール

入場無料

・宮島満子さんの手記「朗読」~八人の家族を満州で失って~

 朗読グループ「ま・どんな」の皆さん

・音楽のひととき

・対談「親たちの人生を語る」2世、3世のみなさん

・写真展「ソ満国境に入植した開拓団」(撮影:宗景正)

 同会場1階ロビー 期間:11月25日(水)~28日(土)

 午前9時~午後9時、28日は午後5時まで

主催:尼崎市(委託事業団体:コスモスの会尼崎日本語教室)

後援:尼崎教育委員会

協賛:近畿中国帰国者支援・交流センター、大阪中国帰国者センター

お問合せ:コスモスの会 石打謹也(090-7489-7091)

HP:kosumosunokai.sakura.ne.jp/kosumosu.html

日本学術会議会員任命拒否に協会本部が抗議声明

日本学術会議会員任命拒否に抗議し105名全員の任命を求める

菅義偉総理大臣は、日本学術会議が推薦した次期会員のうち6名の任命を拒否するという、これまでにない暴挙を行なった。

日本学術会議は、戦争に科学者が協力したことへの反省から、政府から独立した立場で学術の進歩に寄与する組織として発足した。便宜的に内閣府に設置されているが、独立して職務を行う機関と定められており、その時の政府の判断によって干渉を行うべきではない。

日本中国友好協会も、日本学術会議と同じ1950年に日本の侵略戦争が中国をはじめアジアと日本の国民に多大な犠牲を強いたことを深く反省して設立された。そして、自律的で多様な学術活動が互いの理解を深め、平和友好の基礎を築くとの考えから、学問研究を重視してきた。学術活動を平和友好運動に位置づけて70年間の歩みを刻んできた本協会として、菅首相の暴挙を見過ごすことはできない。

「日本学術会議が中国の軍事研究に参加する」等の根拠のない誤った噂が政府与党内に流され、一部の与党議員からは「反日研究に補助金を交付すべきでない」といった発言もなされている。こうした学問・研究の自由を脅かす動きは、2015年に安保法制が成立し、日本学術会議が軍事研究への協力拒否声明を出して以降、顕著になってきている。さらに今、日本学術会議への干渉が容認されれば、憲法23条が保障する学問の自由が脅かされる事態を招きかねない。学問の独立、自立を尊重しない社会に平和はないと本協会は考える。

6名を拒否した理由も説明せず、政府は「決定を変えるつもりはない」と述べている。それに対して、日本学術会議は、6名を拒否した理由を説明することと、任命権者である菅首相が日本学術会議の推薦した105名全員を会員として速やかに承認することを求めている。

日本中国友好協会は、日本学術会議の要望を全面的に支持し、政府に対して、直ちに105名全員を会員として任命するよう、強く要求する。

2020年10月12日 日本中国友好協会(会長 井上久士)

中国の歴史を知る講座

中国の大地を生きてきた人々の歴史を学ぼう

日中友好協会兵庫県連合会は中国百科検定実施を機に、「中国を正しく知る講座」を9月から連続開催しています。これまで、地理・政治、経済を学びました。10月14日は中国の歴史について学びます。講座は検定の受験に関係なくどなたでも参加できます。

かつて中国文明とは、黄河流域の文明「黄河文明」と同義語に理解されてきましたが、中国考古学の目覚ましい発展により、今や長江下流域の東南部や四川盆地を中心とする西南部、長城地帯の北方など多元的に文明の起源はとらえられています。

夏・殷(商)・周の三代、そして秦・漢は同一線上にあるのではなく、それぞれのルーツをもっています。春秋時代末期の孔子もまた自分たちの世界の多様性を認識していたし、前漢中期の司馬遷も『史記』の中で匈奴や朝鮮、東・南越などに列伝を立て、さまざまな人々の歩みを叙述しています。

新石器文化以来の文明の展開は秦漢統一国家の成立にひとつ結実するが、魏晋南北朝時代に入り、中国の歴史は再び400年の大きな分裂を経験します。しかし、この時代は漢族と非漢族、胡漢入り交じる新たな胎動が見られた時代です。仏教や道教などが盛んになり、文学・書画も花開き、国際色豊かな隋唐を準備した時期でもあります。(中国百科検定問題集、古代文明~唐代より)

「学習会日程」

日時:2020年10月14日(水)午後2時~4時

会場:日中友好協会兵庫県連合会会議室

テーマ:中国の歴史

資料代:200円  ※マスク着用でご参加下さい!

連絡先:日中友好協会兵庫県連合会

Tel&Fax(078)412-2228

E-mail:okmt50@nicchu-hyogokenren.net